CD
2011年09月30日 23:55
「神様のカルテ」(作曲・辻井伸行)を分析研究しよう。
楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。
ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」
今回は、<イントロ(前奏)>について考えてみたい。
普通、セッションなどで<イントロ>を弾く場合、
4小節、または8小節だ。
ところが、この曲集の楽譜(6ページ)を見ると
何と!9小節+2拍になっている。
これは、作曲者自身がこのように作った訳ではない。
本人は8小節の感覚で弾いていると思う。
なぜか?その根拠、理由を説明しよう。
テーマ「A1」と、
<イントロ>のコード進行を比べてほしい。
特に「A1」の8小節目(7ページ上段4小節目)。
この小節のコード「Bm7onE E7」を
<イントロ>8小節目で弾いている。
つまり「A1」8小節のコード進行を基にして
<イントロ>を作った。(少し簡略化してあるが)
だから<イントロ>のコード進行は、8小節。
そして、8小節目を自由に
<フリー・テンポ>でゆったりと弾いた。
その結果を
<イン・テンポ>で記譜すると、この楽譜になった。
ということで、この<イントロ>を
あなたが弾く時は、8小節のつもりで弾こう。
<イントロ>8小節目は、一定のテンポがなくなり、
自由な感じで弾くこと。
「A1」から<イン・テンポ>だ。
楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。
ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」
今回は、<イントロ(前奏)>について考えてみたい。
普通、セッションなどで<イントロ>を弾く場合、
4小節、または8小節だ。
ところが、この曲集の楽譜(6ページ)を見ると
何と!9小節+2拍になっている。
これは、作曲者自身がこのように作った訳ではない。
本人は8小節の感覚で弾いていると思う。
なぜか?その根拠、理由を説明しよう。
テーマ「A1」と、
<イントロ>のコード進行を比べてほしい。
特に「A1」の8小節目(7ページ上段4小節目)。
この小節のコード「Bm7onE E7」を
<イントロ>8小節目で弾いている。
つまり「A1」8小節のコード進行を基にして
<イントロ>を作った。(少し簡略化してあるが)
だから<イントロ>のコード進行は、8小節。
そして、8小節目を自由に
<フリー・テンポ>でゆったりと弾いた。
その結果を
<イン・テンポ>で記譜すると、この楽譜になった。
ということで、この<イントロ>を
あなたが弾く時は、8小節のつもりで弾こう。
<イントロ>8小節目は、一定のテンポがなくなり、
自由な感じで弾くこと。
「A1」から<イン・テンポ>だ。
2011年09月21日 02:08
「神様のカルテ」(作曲・辻井伸行)を分析研究しよう。
楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。
前ページの解説を読んでみよう。
この曲は、即興演奏で作られたことがわかるね。
楽曲分析は
「形式」を理解することから始まるんだ。
ジャズでもクラシックでも
曲を弾く前に「形式」を理解することが大切。
それでは始めよう。
ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」
第1小節目の上に
<イントロ>または<前奏>と書き込む。
<イントロ>
次に、テーマのメロディーは3段目、最後の小節、
8分音符3つの音から始まる。(弱起)
この楽譜は、
(A)から(N)までリハーサル記号が書かれているけれど
それらに(カッコ)を付けて、その上に形式を書き込んでいく。
4段目にある(A)を(カッコ)で囲み、その上に「A1」と書く。
私はパソコンの都合で「←これ→」だけれど、
あなたは「四角(□)」で囲ってほしい。
(この楽譜、「A」から「N」のように)
さらに、
この小節のどこかに<1コーラス目>と書き込む。
それでは以下を参考にして、形式を書き込んでいこう。
<1コーラス目>
(A)=「A1」
(B)=「A2」
(C)=「B」
(D)=「A3」
(E)=「A4」
これで8ページの最後まで来たね。
9ページからは、<2コーラス目>になる。
<2コーラス目>
(F)=「A1」
(G)=「A2」
(H)=「B」
(I)=「A3」
10ページ、
下から2段目、3小節目から<3コーラス目>だね。
<3コーラス目>
(J)=「A1」
(K)=「A2」
(L)=「B」
(M)=「A3」
(N)=「A4」
以上で「形式」の書き込みは終了。
次回から詳しく分析研究していこう。
☆
以下は、CDです。
1曲目「神様のカルテ」で楽譜の演奏が聴けます。
神様のカルテ 〜辻井伸行 自作集
楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。
前ページの解説を読んでみよう。
この曲は、即興演奏で作られたことがわかるね。
楽曲分析は
「形式」を理解することから始まるんだ。
ジャズでもクラシックでも
曲を弾く前に「形式」を理解することが大切。
それでは始めよう。
ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」
第1小節目の上に
<イントロ>または<前奏>と書き込む。
<イントロ>
次に、テーマのメロディーは3段目、最後の小節、
8分音符3つの音から始まる。(弱起)
この楽譜は、
(A)から(N)までリハーサル記号が書かれているけれど
それらに(カッコ)を付けて、その上に形式を書き込んでいく。
4段目にある(A)を(カッコ)で囲み、その上に「A1」と書く。
私はパソコンの都合で「←これ→」だけれど、
あなたは「四角(□)」で囲ってほしい。
(この楽譜、「A」から「N」のように)
さらに、
この小節のどこかに<1コーラス目>と書き込む。
それでは以下を参考にして、形式を書き込んでいこう。
<1コーラス目>
(A)=「A1」
(B)=「A2」
(C)=「B」
(D)=「A3」
(E)=「A4」
これで8ページの最後まで来たね。
9ページからは、<2コーラス目>になる。
<2コーラス目>
(F)=「A1」
(G)=「A2」
(H)=「B」
(I)=「A3」
10ページ、
下から2段目、3小節目から<3コーラス目>だね。
<3コーラス目>
(J)=「A1」
(K)=「A2」
(L)=「B」
(M)=「A3」
(N)=「A4」
以上で「形式」の書き込みは終了。
次回から詳しく分析研究していこう。
☆
以下は、CDです。
1曲目「神様のカルテ」で楽譜の演奏が聴けます。
神様のカルテ 〜辻井伸行 自作集
2011年06月13日 02:17
日本のジャズ・レコード名盤を紹介した
「和ジャズ・ディスク・ガイド」は、
このブログでも以前紹介しました。
その時にも書いたのですが、
実は、この本の第1ページ目に
「海を見ていたジョニー」坂元輝トリオ
のジャケットが載っているのです。
「和ジャズ・ディスク・ガイド」
Japanese Jazz 1950s-1980s [単行本]
塙 耕記 (著), 尾川 雄介 (著)
<内容紹介> amazon より
我が国で生まれた至高のジャズを一挙紹介!
近年、続々とCD化が進み、
注目を集めている我が国のジャズ作品。
そのレア度ゆえ
今まで聴かれる機会の少なかった作品が
知れわたるごとに、
日本ならではの独特の味わいと
欧米モノに劣らぬクオリティが、
コレクターやDJのみならず、
一般のリスナーにも衝撃を与えています。
本書は
それら“和ジャズ”として
再評価著しい作品を網羅した初のガイド・ブック。
約400枚におよぶディスク・レヴューに加え、
アーティスト・インタヴュー、
当時の熱気を伝える貴重な写真、
そして
マニア垂涎の巻頭
“帯付レコード・ギャラリー”など、
和ジャズの魅力をあますことなく伝える
決定的な1冊です!
和ジャズ・ディスク・ガイド Japanese Jazz 1950s-1980s
さらに驚いたのは、
この本の裏表紙にも「海ジョニ」の写真が…!
☆
最近、再発売された「海ジョニ」(CD)です。
音が良くなっているので、ぜひ聴いて下さい。
海を見ていたジョニー (紙ジャケ / HQCD)
注、
ジャケット裏の写真(ヒゲの人)は
坂元輝さんではありませんよ。
当時のジャズ喫茶「ジョニー」(陸前高田)
のマスター照井 顕(てるい・けん)さんです。
「和ジャズ・ディスク・ガイド」は、
このブログでも以前紹介しました。
その時にも書いたのですが、
実は、この本の第1ページ目に
「海を見ていたジョニー」坂元輝トリオ
のジャケットが載っているのです。
「和ジャズ・ディスク・ガイド」
Japanese Jazz 1950s-1980s [単行本]
塙 耕記 (著), 尾川 雄介 (著)
<内容紹介> amazon より
我が国で生まれた至高のジャズを一挙紹介!
近年、続々とCD化が進み、
注目を集めている我が国のジャズ作品。
そのレア度ゆえ
今まで聴かれる機会の少なかった作品が
知れわたるごとに、
日本ならではの独特の味わいと
欧米モノに劣らぬクオリティが、
コレクターやDJのみならず、
一般のリスナーにも衝撃を与えています。
本書は
それら“和ジャズ”として
再評価著しい作品を網羅した初のガイド・ブック。
約400枚におよぶディスク・レヴューに加え、
アーティスト・インタヴュー、
当時の熱気を伝える貴重な写真、
そして
マニア垂涎の巻頭
“帯付レコード・ギャラリー”など、
和ジャズの魅力をあますことなく伝える
決定的な1冊です!
和ジャズ・ディスク・ガイド Japanese Jazz 1950s-1980s
さらに驚いたのは、
この本の裏表紙にも「海ジョニ」の写真が…!
☆
最近、再発売された「海ジョニ」(CD)です。
音が良くなっているので、ぜひ聴いて下さい。
海を見ていたジョニー (紙ジャケ / HQCD)
注、
ジャケット裏の写真(ヒゲの人)は
坂元輝さんではありませんよ。
当時のジャズ喫茶「ジョニー」(陸前高田)
のマスター照井 顕(てるい・けん)さんです。