効果的なジャズ・ピアノ指導法

2011年06月12日 02:02

アドリブが出来ない人でも
私のレッスンを1回受けると
次回から簡単なアドリブが出来るようになる。

あくまでも「簡単な〜」内容のアドリブだ。

しかし
「本当に自分にもアドリブが弾けるのかな?」
と不安に思っていた人に
「自分にも出来るんだ」と実感してもらうことが
目的なので、最初は下手でも何でもいい。

楽譜を弾くのではなく、
自分のアドリブをすることが大切。

「ジャズはフィーリングだ」
「好きなように弾けばいい」
という無責任なアドバイスではなく、
具体的に
「何を、どのようにすればいいのか」
を教えるので、必ず弾ける。

1度弾いてくれれば、どこが欠点で、
どうすれば改良出来るか教える。

その繰り返しで、確実に上達していく。

最初から素晴らしいアドリブは出来ない。

しかし、毎回
少しずつ新たなアドリブ技法を教わって
進歩していけばいいし、実際に上手くなる。

最初からアドリブが出来る人の場合でも
必ず<不完全なところ>があるので、
そこを指摘して、
「どうすれば、もっと良くなるか」
練習方法を<具体的に教えて>改良していく。

そのようなレッスンをしていくと、
まったく弾けなかった人も、弾ける人も
その人なりのレベルで確実に進歩向上していく。

教室に来る前と、来てからの自分を比べて、
明らかに成長している自分に気付くはずだ。

私の指導法は、
アドリブ上達の具体的な方法を教えること。

その人のレベルで、何をどうすればいいか。

そして、その技法を使うと
どの様な演奏になるのか
目の前で実際に弾いて聞かせる。

詳しく解説しながら弾くので、
その場で理解出来るはず。(と思うけれど?)

しかし、個人差もあり、
すぐに理解出来ない場合もあると思うので、
生徒各自が持って来た録音機器
(ICレコーダー、アイ・タッチなど)に課題を
録音または録画して、
自宅で何回も再生して学べるようにしている。

各自のレベルにピッタリ合った教材になる。

症状に合わせて出す医者の処方箋みたいに、
その生徒だけの上達秘訣教材だ。

ここまで徹底して教えると、
どのレベルの人も必ず進歩する。

プロの人も来ているけれど、
どんな人でも学ぶことはまだまだ沢山ある。

やる気はあるのに
長年上達しなくて悩んでいる人は
ぜひ教室に来るといい。必ず上達する。

今のままでは10年経っても上達しない。

それは自分でも分かっていると思う。

向上心がある人ほど、
「このままでいけない」と自覚しているはず。

思い切って第一歩を踏み出そう!

プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集