リズム訓練

2014年03月06日 23:59

メトロノームを裏拍で聞いて弾く、
という話はかなり前に話しました。

でもね、念のために確認しておくけれど、
その訓練は、普通に聞いて(表拍)
出来る人を対象にした話ですよ。

「そんなこと当たり前じゃないか」
と、あなたは思うでしょうが、
当たり前ではない実例があったので
ここで言っておくことにしました。

それから小節の頭が分かるように
必ず1拍目に「チーン」などと鳴るように
設定して下さいね。(表拍の場合です)

その合図がないと途中で1拍多くなっても、
または少なくなっても分かりませんからね。

そして、もうひとつ、
メトロノーム音を最初から最後まで
すべて聴くこと。

例えば、4拍子で電子メトロノームだったら、
「カッ、コ、コ、コ」の音を1拍1拍すべて
曲の最初から最後まで聴いて演奏する。

演奏中、アドリブのことなどを考えているので
メトロノーム音を聞いていないのですね。

だから
途中でリズムがずれていても気付かない。

以上すべて当たり前の話ですが、
特例があったので(念のために)
注意しておくことにしました。

以上のことが確実に出来る人が
裏拍に聞く訓練をして下さいね。

初心者または普通の人は表拍で十分ですよ。

裏拍よりも表拍で
演奏中ずっと聞いていられるか?
まずは、ここから始めて下さい。


2013年03月05日 23:47

今日はピアノの練習をした。
(少しだけれど…)

刀で切られちゃイヤだもんね。
(前回の話の続き)

〜〜〜〜 ☆ 〜〜〜〜〜

生徒に質問された時に話すけれど、
一人で練習する時は
メトロノームを使うといい。

リズムが狂っても
自分一人では気が付かない。

初心者は
自分の弾くことで精一杯なので
アンサンブルでは他人を聞けない。

普段からメトロノームを聞ければ
他人の演奏も聞けるようになる。

中級〜上級者は
メトロノーム音を裏拍で聞くといい。

かなり前の過去記事で書いたけれど、
裏拍といっても、いろいろあるよね。

自分で考えて工夫してみよう。

たった1つの約束事は
1拍目の頭では音が鳴らないように
工夫することだ。

では、
どこで鳴らせば(聞けば)いいか。

考え出すと、いろいろあるよね。


2011年05月17日 10:12

どのようにすれば
スウィングするようになるのか?

ジャズのノリ、リズム感の訓練、
ジャズ演奏者には大切な課題だね。

今回は、3回シリーズの第2回目。

How to Swing -- Part Two





教材は、前回と同じ
チャーリー・パーカーの
「ANTHROPOLOGY」で、
楽譜は「ザ・リアルブック」
第1巻29ページを参照。
(楽譜によって多少の違いがある)

「ザ・リアルブック」第1巻
THE REAL BOOK - VOLUME 1 Sixth Edition For All C Instruments


プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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