ポートレイト・イン・ジャズ

2012年12月19日

ビル・エヴァンス分析(続き)

前回は、
ビル・エヴァンス分析で使う
教材(コピー譜)を紹介したが、
今回は
同じ演奏(テイク)を採譜した
別のコピー譜も紹介しておく。

まず1冊目は輸入版で、
(以前紹介したけれど)
「The Artistry of Bill Evans」





このコピー譜は全2巻で、
第1巻は表紙が黒で
第2巻は表紙が白い。

第2巻にある「枯葉」がCD
「ポートレイト・イン・ジャズ」
のモノラル演奏のコピー譜だ。

他の収録されている曲目は〜

The Artistry of Bill Evans Vol.2

<曲目>
Autumn Leaves
Here's That Rainy Day
I Should Care
Make Someone Happy
Spring is Here
The Touch of Your Lips
What Is This Thing Called Love?
What Kind of Fool Am I?

     ☆

もう1冊紹介しておく。

日本国内エヴァンス・コピー譜は
別テイク(ステレオの方)が多いが、
以下のものはモノラルのコピー譜だ。

ただし省略されているコーラスもあり。

「ビル・エヴァンスが弾きたくて」
 林 知行





テーマ後のベース・ソロ2コーラスと、
ラスト・テーマに入る前の1コーラスで、
エヴァンスがベースと対話的に弾いている
フレーズやコードなどが省略されている。

     ☆

前回紹介したコピー譜は
ピアノ・トリオ・スコアでしたが、
今回の2冊はピアノ・パートのみ。

同じ演奏のコピー譜でも
採譜した人によって違うので
私は、この3冊を見比べながら
分析していく予定ですが、
あなたは自由にして下さいね。


terusannoyume at 01:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年12月16日

ビル・エヴァンス・アドリブ分析(準備)

以前このブログで言いましたように、
「ビル・エヴァンス分析」を
近い内に開始する予定です。

エヴァンス代表作(CD)の
「ポートレイト・イン・ジャズ」
に収録されている曲から分析する予定です。

「ポートレイト・イン・ジャズ+1」
[Limited Edition]
ビル・エヴァンス





ジャズ・ピアノ学習者なら、
いやジャズ・ファンの人でも、
このCDは持っていますよね。

名盤中の名盤ですから…。

久し振りに取り出して
聞いておいて下さいね。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

<曲目リスト>
1. 降っても晴れても
2. 枯葉 (テイク1)
3. 枯葉 (テイク2) (MONO)
4. ウィッチクラフト
5. ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ
6. ペリズ・スコープ
7. 恋とは何でしょう?
8. スプリング・イズ・ヒア
9. いつか王子様が
10. ブルー・イン・グリーン (テイク3)
11. ブルー・イン・グリーン (テイク2)
   (MONO) (ボーナス・トラック)


terusannoyume at 22:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集