ジャズ上達の秘訣

2014年02月06日 19:41

「管楽器+ピアノ・トリオを聴こう」
という話に前回からなりましたね。

今回は、その続きです。

今回は、
管楽器のフレーズを追い掛けて
口の中で歌って下さい。

テーマのメロディーと
特にアドリブ・フレーズです。

家では声を出してもいいですが
外(電車の中など)では頭の中で
歌って下さい。(当たり前か?)

これはとても効果的な訓練です。

ピアノのフレーズとは別に
どんな効果的があるのか?

知らなくてもいいのですが、
次回(近い内に)説明しましょう。

きっと目からウロコの効果ですよ。

今日から早速やってみて下さい。


2014年02月03日 21:19

久し振りに
ジャズ上達のための
効果的なCD鑑賞法、
今回で第7回目ですね。

今まではピアノ・トリオを聴こう
と言ってきましたが、
それも続けながら、さらに次は、
ピアノ・トリオ+管楽器のCDを
じっくり聴きましょう。

どこを重点的に聴くか?

管楽器が
テーマとアドリブをしている時の
ピアノを聴いて下さい。

どのように伴奏しているか?

コードを弾くタイミング、リズム。

バンドのメンバーになったつもりで
他のメンバーの音を聴きながら、
あなたの弾くピアノで伴奏している。

そんなイメージでやって下さい。

ジャズのノリを身に付ける練習ですが
将来(または今)バンドに参加した時、
コードを弾くタイミングが自然に分かる。

管楽器のアドリブが終ったら、その後は
ピアノ・トリオの聴き方と同じです。

では、楽しんでチャレンジして下さい。

気分は、もう一流ジャズ・ピアニストです。

でもね、その気になるのが上達の秘訣!


2014年01月21日 23:57

毎日CDを聞いて
ジャズ上達の訓練を続けていると思いますが、
とにかく聴いていればいろいろなことが
耳に入って来ますよね。

例えば、イントロやエンディングなどもです。

ジャズのバンドでは
ピアノがイントロを弾く場合が多いですね。

どんなイントロがあるのか?

いつも聴いていれば知らない間に覚えてしまう。

とにかく鑑賞を続けていれば意識しなくても
いろいろなことが潜在意識の中に入っていく。

最初から終わりまで、何でも
頭(または口)の中で歌ってしまいましょう。

もちろんピアノ練習も大切ですよ。

バランスよく楽しんで続けてね。


2014年01月12日 21:25

生徒たちのアドリブを聞いていると、
足りないことがいくつかあるんです。

でも、仕方ないのです。

左手は難しいジャズのコード、
右手は各コードに対応したスケール
を教わって、それを必死に弾いている。

だから、その他のことなど、
まったく考えられません。

私も最初は注意しません。

だって、そんなことまで注意したら、
アドリブなど弾けなくなってしまいます。

ですから
ある程度まで弾けるようになった時に
こっそり秘訣を教えます。

「フレーズのリズム(譜割)が
8分音符ばかりだよ」と…。

つまりフレーズのリズムが単調なのですね。

8分音符と4分音符を組み合わせる。
これぐらいは無意識にやっている時もある。

しかし部分的に3連符や16分音符を入れる。

そんなことまで考えて弾く人など、
ほとんどいません。

それで単調なので
カッコよくないのです。
ジャズっぽくないのです。

これは注意されないと絶対に気が付きません。

しかし、
ここであなたは勘違いしないで下さい。

「そうか!いいことを教わった。
いろんな音符を入れればいいんだ」と…。

やめて下さいね。勝手に考えて弾くのは…。

<カッコいい組合せ>と、
<野暮ったい組合せ>があるんです。

ほとんどの場合は
<カッコ悪い例>になりますよ。

「じゃあ、どうすればいいのさ?」

そこで
例のテル式CD鑑賞法を実行するのです。

そうすると
自然にカッコいい譜割が身に付きます。

ぜひ毎日楽しんで実践して下さい。

ピアノのフレーズを追い掛けて歌う。

これが誰も教えなかった
<上達の秘訣>だったのです。


2014年01月07日 23:48

今日は7日ですね。

お正月気分も終って仕事も始まり、
普通の生活に戻ったのでは…?

         ☆

この4日間、ジャズ上達のCD鑑賞法
について話が続きましたが、まだまだ
言うべきことが沢山ありますので、
この後も続きます。

楽しみにしていて下さい。

ジャズピアノ上達のためには
ただ練習していればいいのではなく、
またはジャズ理論を勉強すればいい、
という訳ではありません。

もちろん練習も理論も大切ですし、
絶対に必要ですよね。

ほとんどの人は、そう思って
練習や勉強を今まで続けて来たでしょう。

「でも、何か足りないよな?」

「練習しているのに何で上手くならないの?」

「やっぱり私には才能がないのかな?」
(家族の者も、そう言うし…)

「余計なこと言うな!」
(思い当たる人のセリフ)

なんて思っていた人、全国に沢山いますよね?

あなたは才能がなかった訳ではありません。

あきらめるのは、まだ早い。

今回の話、ぜひ実行してみて下さい。


プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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