ジャズ・アドリブ上達法

2019年02月01日 23:15

ジャズ・ピアノを上手くなりたい人は
このブログに書いた最近の記事を、
じっくり読んで練習に取り入れるといい。

「自分は上級者だから関係ない」
と思わない方がいい。

私が50年教えてきた経験から言うと
ある程度弾ける人でも基本的なことを
弾かせると完璧ではない。

例えば、
オルタード・スケールを
12キーで弾かせると、
必ずどこかで間違える。
(他のスケールでも…)

途中で間違えたのを注意せずに
黙っていると、次のキーに行ってしまう。

間違えたことを
まったく気付いていない。

「ちょっと待って、今間違っていたよ」
と言うと「え?」という顔をする。

家で練習していても
誰も注意してくれないので
自分では気が付かないで弾いている。

基本課題などつまらないと思って
やらない人もいるだろうけれど、
じっくりやりたい人は
1音ずつ確認しながら
慎重に練習することだね。


2018年12月20日 19:53

ジャズ・ピアノは
決して左右バラバラのことを
弾いているわけではない。

前回は、ここまで話したよね。

左手はコードで、
右手はアドリブ。

別々に思えるけれど、
頭の中でコードネームは一致している。

     ☆

ある曲を練習する場合、
その曲に出て来る
すべてのコードの
押さえ方を確認する。

コード・トーンと
テンションの組み合わせは
どうなっているのか?

どれがコード・トーンで、
どの音がテンションなのか、
確認しておこう。

次に右手のアドリブで使うスケール。

左手コードのテンションと
右手スケールのテンションが
一致していることを確認しよう。

このような作業は下準備なんだね。

いきなりアドリブしようとしても
曲の隅々まで理解していないと、
途中で止まったり、行き詰まる。

この段階が不完全ではないか、
しっかり確認しないといけない。

後で悪影響が出て来るからね。

    ☆

さて、次の段階は、
ここまで準備出来た人の話になる。

(続く)

2018年12月18日 23:58

前回の話に当てはまる人は、
ショックを受けることはないよ。
「自分には
ジャズの才能がないんじゃないか?」
とかね。
大丈夫、大丈夫。
自分ひとりだけじゃない。
同じような仲間は沢山いるんだ。
(変な励まし方?)

「今後どうすればいいか」
という話に進んでいくのだから…。

       ☆

ジャズ以外の音楽は丸暗記で成り立つ。
一生懸命に練習して、覚えて、
曲を完成させていく。

でもね、ジャズ(即興演奏)は、
丸暗記では成り立たないよね。

丸暗記のジャズ(即興演奏)なんて
不可能でしょう?

だって全部覚えていることを弾くなら
それはジャズ(即興)じゃないものね。

いくらジャズの曲でも
最後まで楽譜のとおりに弾いているなら
それはジャズ(即興演奏)ではない。
入門として、
ジャズの雰囲気を楽しむ段階なら
いいかもしれないけれどね。

ビッグバンドでも
大部分のアレンジが決まっていても、
途中に必ずアドリブのパートがあるよね。

だから今アドリブ出来ない人も
ジャズをやりたいなら必ずアドリブの
勉強(理論)をしなくてはいけない。

そこでね、勉強&練習を始めるのだけれど、
いろいろな落とし穴が待っているんだね。

最近ここで話していたのは、
よくある落とし穴のごく一部の話だったんだ。

これからどうすればいいか?
少しずつ話していくつもりだ。

とにかくあきらめないことだね。

勉強を続けていればいいことあるよ。

ある時「あ、そうなのか!」という
瞬間が来るから、それを楽しみに
練習&勉強を続けることだね。


プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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