シューベルト「アヴェ・マリア」

2014年08月15日 23:56

シューベルトの「アヴェ・マリア」
を知っているよね?
この曲のコード進行を聞くと
私は関心してしまうんだ。

特に最初のメロディーの進行。
「ア〜ヴェマリーイア〜」
普通なら
|B♭|F7|B♭|という基本コード。
(注、小節を原曲の倍で書いている)
クラシックでは
以下のようにすることも多い。
|B♭|B♭(ベースF) F7|B♭|
さらに偽終止にして、
|B♭|B♭(ベースF) F7|Gm|
ここまでは、よくある進行だよね。

ところがシューベルトは
以下のようなコード進行にしている。

|B♭ Gm6|B♭(ベースF) F7|Gm|

2つ目のコードに注目。

「Gm7」ではなくて「Gm6」なんだ。

つまり
「キーB♭」にはない「E音」が出てくる。
このコードは
「Em7(♭5)」で「ベースG」では?
と思う。

「F7」に行くための
「C7」の「3,5,♭7,9」では?

とにかく、このコード進行を聴くたびに、
私はしびれてしまう?んだよね。

何とも言えない快感というか?

あなたは何も感じないかな?






プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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