「ガーシュウィン」分析研究
2013年07月14日 23:18
2013年07月13日 23:58
2013年06月26日 23:50
最近、ジャズの歴史を勉強しながら、
ガーシュインの伝記も3冊読んだ。
すでに絶版になっている3冊だけれど
以前手に入れておいてよかった。
そんなこともあって、
「ラプソディ・イン・ブルー」
の楽譜を見ながら、
CDを久しぶりに聞いたりしていた。
ガーシュウィン
ラプソディインブルー
(zen-on piano library)
[楽譜]
廻 由美子 (編さん)


ガーシュウィン ラプソディインブルー (zen-on piano library)
楽譜をほんの少し分析したけれど、
いつかじっくり分析してみたいと思った。
ガーシュインの伝記も3冊読んだ。
すでに絶版になっている3冊だけれど
以前手に入れておいてよかった。
そんなこともあって、
「ラプソディ・イン・ブルー」
の楽譜を見ながら、
CDを久しぶりに聞いたりしていた。
ガーシュウィン
ラプソディインブルー
(zen-on piano library)
[楽譜]
廻 由美子 (編さん)
ガーシュウィン ラプソディインブルー (zen-on piano library)
楽譜をほんの少し分析したけれど、
いつかじっくり分析してみたいと思った。
2013年01月25日 19:43
ガーシュウィンのピアノ・ソロ用楽譜
のキンドル版(電子書籍)です。
Music By Gershwin [Kindle版]
¥1,544


Music By Gershwin
紙の楽譜で日本版もあるようだ。
(もちろん輸入版もある)
ガーシュイン
ピアノで弾くガーシュイン
ワーナー・ブラザーズ社 [楽譜]
<曲名>
スワニー
ス・ワンダフル
ストライク・アップ・ザ・バンド
アイ・ゴット・リズム
前奏曲 第1番-第3番
2つのハ調のワルツ
2つのキーによる即興曲
ラプソディ・イン・ブルー
バビット・アンド・ザ・ブロマイド
誰かが私を愛してる
レディ・ビー・グッド
エンブランサブル・ユー
私が愛した男
バイディン・マイ・タイム
ファッシネイティング・リズム
メイビー
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
アイヴ・ゴット・ア・クラッシュ・オン・ユー
君がために歌わん
ラヴ・イズ・スウィーピング・ザ・カントリー
レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ
ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
フォギー・デイ
(ピアノ・ソロ)
のキンドル版(電子書籍)です。
Music By Gershwin [Kindle版]
¥1,544
Music By Gershwin
紙の楽譜で日本版もあるようだ。
(もちろん輸入版もある)
ガーシュイン
ピアノで弾くガーシュイン
ワーナー・ブラザーズ社 [楽譜]
<曲名>
スワニー
ス・ワンダフル
ストライク・アップ・ザ・バンド
アイ・ゴット・リズム
前奏曲 第1番-第3番
2つのハ調のワルツ
2つのキーによる即興曲
ラプソディ・イン・ブルー
バビット・アンド・ザ・ブロマイド
誰かが私を愛してる
レディ・ビー・グッド
エンブランサブル・ユー
私が愛した男
バイディン・マイ・タイム
ファッシネイティング・リズム
メイビー
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
アイヴ・ゴット・ア・クラッシュ・オン・ユー
君がために歌わん
ラヴ・イズ・スウィーピング・ザ・カントリー
レッツ・コール・ザ・ホール・シング・オフ
ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット
フォギー・デイ
(ピアノ・ソロ)
2010年07月03日 23:54
今回は「'S Wonderful」コード進行の続きです。
ガーシュインが原曲(ボーカル譜)に付けた
コード進行ではなく,
ソロ・ピアノ用に考えた特別な進行ですので、
とても勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、
この先を読まないで下さい。
まず自分で分析しないと
あなたの実力が向上しませんからね。
答を先に知ってしまうと
「謎解き」の楽しさがなくなり
まったく面白くありません。
それでは、
分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
今回は
「A2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A2] 9〜16
|E♭|E♭|Edim7 |Edim7|
|Fm7 Gm7|A♭M7 B♭7|
|E♭ |Cm Am7(♭5)|
<解説>
<9〜12>
この4小節は<1〜4>と同じですね。
|E♭|E♭|Edim7 |Edim7|
<13〜14>
|Fm7 Gm |A♭6 B♭7|
この楽譜のコードを忠実に書くと
「Gm」(3和音)と「A♭6」になっていますが、
現代なら以下のようになります。
|Fm7 Gm7|A♭M7 B♭7|
ダイアトニック・コード進行ですね。
<5〜6小節目>との違いを調べて下さい。
<14>
3〜4拍目「B♭7」に注目。
3拍目は「B♭7」でいいのですが、
4拍目は「B♭7(♯5)」ですね。
4拍目、右手の2つの音。
1番上の音は何でしょう?
「♭9=♭ド」の異名同音でしょうか?
ここは、もう1つの音(♯5)のように
次の小節の音に半音上行で解決していますね。
ですから「♭9」と言うより
「♯1?」のような使い方をしていますね。
そんなことは理論書には書いていませんが…。
<15〜16>
|E♭ |Cm Am7(♭5)|
<15>
右手だけ見ると「Cm」みたいですが、
これは「E♭6」です。
<16>
[B](17)から「キーG」に転調しますので
その前の小節(16)は
「ドミナント=D7」が一般的です。
しかし、
ここでは「Cm6」
または「Am7(♭5)=F7」
が来ていますね。
「サブドミナント・マイナー」からの転調です。
ガーシュインが原曲(ボーカル譜)に付けた
コード進行ではなく,
ソロ・ピアノ用に考えた特別な進行ですので、
とても勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、
この先を読まないで下さい。
まず自分で分析しないと
あなたの実力が向上しませんからね。
答を先に知ってしまうと
「謎解き」の楽しさがなくなり
まったく面白くありません。
それでは、
分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
今回は
「A2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A2] 9〜16
|E♭|E♭|Edim7 |Edim7|
|Fm7 Gm7|A♭M7 B♭7|
|E♭ |Cm Am7(♭5)|
<解説>
<9〜12>
この4小節は<1〜4>と同じですね。
|E♭|E♭|Edim7 |Edim7|
<13〜14>
|Fm7 Gm |A♭6 B♭7|
この楽譜のコードを忠実に書くと
「Gm」(3和音)と「A♭6」になっていますが、
現代なら以下のようになります。
|Fm7 Gm7|A♭M7 B♭7|
ダイアトニック・コード進行ですね。
<5〜6小節目>との違いを調べて下さい。
<14>
3〜4拍目「B♭7」に注目。
3拍目は「B♭7」でいいのですが、
4拍目は「B♭7(♯5)」ですね。
4拍目、右手の2つの音。
1番上の音は何でしょう?
「♭9=♭ド」の異名同音でしょうか?
ここは、もう1つの音(♯5)のように
次の小節の音に半音上行で解決していますね。
ですから「♭9」と言うより
「♯1?」のような使い方をしていますね。
そんなことは理論書には書いていませんが…。
<15〜16>
|E♭ |Cm Am7(♭5)|
<15>
右手だけ見ると「Cm」みたいですが、
これは「E♭6」です。
<16>
[B](17)から「キーG」に転調しますので
その前の小節(16)は
「ドミナント=D7」が一般的です。
しかし、
ここでは「Cm6」
または「Am7(♭5)=F7」
が来ていますね。
「サブドミナント・マイナー」からの転調です。
2010年07月02日 23:59
2010年06月29日 12:02
今回から「'S Wonderful」のコード進行を学びます。
ガーシュインがソロピアノ用に付けた特別な進行。
とても(メチャクチャ)勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、この先を読まないで下さい。
まずは自分で分析しないと実力が付きませんからね。
答を先に知ってしまうと面白くありません。
では、分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 1〜8
|E♭|E♭|E dim7 |E dim7|
*|Fm7 |B♭7|
|E♭ D♭|C♭ B♭♭|
*<5〜6>を細かく書くと〜
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
(以下の解説を参照)
<解説>
<1〜2小節>
ここは、2小節「E♭」(トニック)ですね。
1小節3拍目から「Cm」に見えますが
これは「E♭」の「6」です。
左手の伴奏型は、そのまま他の曲でも
使えますの覚えておいて下さい。
2〜3拍目「5−6」のラインを覚えること。
<3〜4小節>
ここは、2小節「E dim7」ですね。
次(5小節)の「Fm7」に行くための
「C7」ルート省略型です。
4小節目、左手4拍目「C音」は
「Fm7」第5音の先取りですが、
その結果、
この時のコードは「C7(♭9)」になります。
「E dim7(Bass C)」ですから…。
<5〜6小節>
ここは、スゴイです。
|Fm7|B♭7|を発展させる時、
普通なら
13〜14小節のコード進行になります。
ところが…
5小節2拍目まで「Fm7」で
3拍目「Gm(7)」になり、
4拍目はベース「F音」になってますね。
この「F音」は「Fm7」のルートみたいですが
次(6小節)の「B♭7」第5音の先取りです。
6小節、1拍目「B♭7」になっていますよね。
と思ったら、2拍目から、
「左手」に「Am7(♭5)」ですが
これは「F7」のルート省略型ですね。
「B♭7」に行く「ファイブ・オブ・ファイブ」です。
(和声学では、ドッペル・ドミナント)
4拍目は「B♭7」。
ここは譜を見ないと
何を言っているのか、わかりませんよね。
簡単にまとめると
|Fm7|B♭7|の時に
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
このようなことをやっているのだけれど、
ベース音だけを見ると、ごく普通に
|Fm7|B♭7|のように見える?
面白いですね。
<7〜8小節>
ここも、スゴイです!
このコード進行、普通なら
30ページ、7〜8小節のようになります。
(キーは、違いますが…)
ところが、ところが…!
ここでは「B♭♭=A(異名同音)」に!
これは「裏トニック?」と言うべきもの。
「ドミナント」なら、わかりますよね?
「E♭7」の代理は、減5度上の「B♭♭7」。
異名同音で「A7」ですね。
ところが、これは「トニック?」。
上級理論ですから説明が長くなるので
ここでやめます。
でもね、この考えが、後年の
コルトレーン「ジャイアント・ステップス」や、
「マルチ・トニック・システム」に発展した?
いや、この時代から、すでにあったんだね。
「ビックリ!」
いや、当たり前か。
クラシックの方が理論は進んでいるからね。
(続く)
ガーシュインがソロピアノ用に付けた特別な進行。
とても(メチャクチャ)勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、この先を読まないで下さい。
まずは自分で分析しないと実力が付きませんからね。
答を先に知ってしまうと面白くありません。
では、分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 1〜8
|E♭|E♭|E dim7 |E dim7|
*|Fm7 |B♭7|
|E♭ D♭|C♭ B♭♭|
*<5〜6>を細かく書くと〜
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
(以下の解説を参照)
<解説>
<1〜2小節>
ここは、2小節「E♭」(トニック)ですね。
1小節3拍目から「Cm」に見えますが
これは「E♭」の「6」です。
左手の伴奏型は、そのまま他の曲でも
使えますの覚えておいて下さい。
2〜3拍目「5−6」のラインを覚えること。
<3〜4小節>
ここは、2小節「E dim7」ですね。
次(5小節)の「Fm7」に行くための
「C7」ルート省略型です。
4小節目、左手4拍目「C音」は
「Fm7」第5音の先取りですが、
その結果、
この時のコードは「C7(♭9)」になります。
「E dim7(Bass C)」ですから…。
<5〜6小節>
ここは、スゴイです。
|Fm7|B♭7|を発展させる時、
普通なら
13〜14小節のコード進行になります。
ところが…
5小節2拍目まで「Fm7」で
3拍目「Gm(7)」になり、
4拍目はベース「F音」になってますね。
この「F音」は「Fm7」のルートみたいですが
次(6小節)の「B♭7」第5音の先取りです。
6小節、1拍目「B♭7」になっていますよね。
と思ったら、2拍目から、
「左手」に「Am7(♭5)」ですが
これは「F7」のルート省略型ですね。
「B♭7」に行く「ファイブ・オブ・ファイブ」です。
(和声学では、ドッペル・ドミナント)
4拍目は「B♭7」。
ここは譜を見ないと
何を言っているのか、わかりませんよね。
簡単にまとめると
|Fm7|B♭7|の時に
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
このようなことをやっているのだけれど、
ベース音だけを見ると、ごく普通に
|Fm7|B♭7|のように見える?
面白いですね。
<7〜8小節>
ここも、スゴイです!
このコード進行、普通なら
30ページ、7〜8小節のようになります。
(キーは、違いますが…)
ところが、ところが…!
ここでは「B♭♭=A(異名同音)」に!
これは「裏トニック?」と言うべきもの。
「ドミナント」なら、わかりますよね?
「E♭7」の代理は、減5度上の「B♭♭7」。
異名同音で「A7」ですね。
ところが、これは「トニック?」。
上級理論ですから説明が長くなるので
ここでやめます。
でもね、この考えが、後年の
コルトレーン「ジャイアント・ステップス」や、
「マルチ・トニック・システム」に発展した?
いや、この時代から、すでにあったんだね。
「ビックリ!」
いや、当たり前か。
クラシックの方が理論は進んでいるからね。
(続く)
2010年06月28日 23:53
前回の課題「'S Wonderful」分析(1)を、
まず自分で分析すると実力が付きますよ。
<分析のポイント>の読んで挑戦して下さい。
楽譜は、書店や楽器店で、すぐ手に入ります。
バッハ、ベートーヴェン、ショパンなどの楽譜で
ブルーの表紙の全音版を知っていますよね。
そのシリーズですので
クラシック楽譜のコーナーにあります。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
私は今までガーシュインを
特別に好きだったわけではありませんが
分析してみると面白くて勉強になります。
あなたも楽譜をどこかで手に入れて
まず自分なりに分析してみて下さい。
このブログで一緒に学んで行きましょう。
まず自分で分析すると実力が付きますよ。
<分析のポイント>の読んで挑戦して下さい。
楽譜は、書店や楽器店で、すぐ手に入ります。
バッハ、ベートーヴェン、ショパンなどの楽譜で
ブルーの表紙の全音版を知っていますよね。
そのシリーズですので
クラシック楽譜のコーナーにあります。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
私は今までガーシュインを
特別に好きだったわけではありませんが
分析してみると面白くて勉強になります。
あなたも楽譜をどこかで手に入れて
まず自分なりに分析してみて下さい。
このブログで一緒に学んで行きましょう。
2010年06月26日 23:59
今回から「'S Wonderful」を学ぼう。
またまた勉強になることが沢山ありますよ。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)は、
<形式>を書き込みましょう。
[イントロ]なし。
いきなりテーマです。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
では、予習をしておきましょう。
まず自分で分析すると実力が付きます。
<分析のポイント>
[A1] 1〜8
<5〜6>
コード進行は?
特に6小節目、最初のコードネームは?
<7〜8>
このコード進行は何だ!
特に最後のコードは要注意人物だ!
こんなコードからトニックに戻れるの?
[A2] 9〜16
<13〜14>
この小節と
<5〜6>との違いは、どこだ?
<16>のコードは?
[B] 17〜24
<17>からのキーは?すぐにわかるよね。
でも、その前<16>の転調の仕方に注目。
<21〜24>
各小節に1つのコードネームだけれど、
内声部が細かい動きをしているよね。
[A3] 25〜32
<27〜28>
この小節と
<3〜4><11〜12>との違いは?
<29>
3拍目のコードネームは?
<31>
ここは一体何をやっているんだろう。
☆
<注意>
この曲集のアレンジは
原曲のコード進行とは違い、
ソロ・ピアノ用に作曲者が付けたコードです。
だから、とても勉強になりますね。
またまた勉強になることが沢山ありますよ。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)は、
<形式>を書き込みましょう。
[イントロ]なし。
いきなりテーマです。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
では、予習をしておきましょう。
まず自分で分析すると実力が付きます。
<分析のポイント>
[A1] 1〜8
<5〜6>
コード進行は?
特に6小節目、最初のコードネームは?
<7〜8>
このコード進行は何だ!
特に最後のコードは要注意人物だ!
こんなコードからトニックに戻れるの?
[A2] 9〜16
<13〜14>
この小節と
<5〜6>との違いは、どこだ?
<16>のコードは?
[B] 17〜24
<17>からのキーは?すぐにわかるよね。
でも、その前<16>の転調の仕方に注目。
<21〜24>
各小節に1つのコードネームだけれど、
内声部が細かい動きをしているよね。
[A3] 25〜32
<27〜28>
この小節と
<3〜4><11〜12>との違いは?
<29>
3拍目のコードネームは?
<31>
ここは一体何をやっているんだろう。
☆
<注意>
この曲集のアレンジは
原曲のコード進行とは違い、
ソロ・ピアノ用に作曲者が付けたコードです。
だから、とても勉強になりますね。
- ブログネタ:
- 本物の音楽家になるために に参加中!
2010年06月25日 23:58
ガーシュインのことをもっと知りたいと思い、
伝記本を集めてみた。
<ジョージ・ガーシュインの伝記本>
私の手元にあるものは全部で5冊。
現在、書店で手に入る本は、次の1冊のみ。
☆「ラプソディ・イン・ブルー
〜ガーシュインとジャズ精神の行方」
末延芳晴 著
(2003.7.9発行)
この本のみ日本人の著者で、
伝記ではないけれど参考になった。
内容(「BOOK」データベースより)
ラグタイムという視点から
「ジャズ・エイジ」を捉え直し、
新しいガーシュインへ。
ガーシュインが切り拓いた
クロスオーヴァーの地平を聴け。
内容(「MARC」データベースより)
ジョージ・ガーシュインは
20世紀の音楽に決定的な何をもたらし、
何を変えたのか?
ラグタイムというフォーカスから、
新しいガーシュインを語る。
『音楽芸術』掲載の
池宮正信へのインタヴューも収録。
以下の翻訳伝記本(4冊)は
中古でしか手に入らない。
(発行が新しい順に並べた)
☆「ガーシュイン
〜我、君を歌う」
イーアン・ウッド 別宮貞徳 訳
(1998.7.20発行)
☆「もうひとつのラプソディ
〜ガーシュインの光と影」
ジョーン・ペイザー 小藤隆志 訳
(1994.11.10発行)
☆「ガーシュイン」
(大作曲家シリーズ)
ハンスペーター・クレルマン 渋谷和邦 訳
(1993.11.25発行)
☆「アメリカン・ラプソディ
〜ガーシュインの生涯」
ポール・クレシュ 鈴木晶 訳
(1989.12.10発行)
みなさんは集める必要ありませんが
ガーシュインを徹底的に分析研究したい人、
熱烈なファンだ、と言う人のみ、
アマゾンの中古本などで探しましょう。
伝記本を集めてみた。
<ジョージ・ガーシュインの伝記本>
私の手元にあるものは全部で5冊。
現在、書店で手に入る本は、次の1冊のみ。
☆「ラプソディ・イン・ブルー
〜ガーシュインとジャズ精神の行方」
末延芳晴 著
(2003.7.9発行)
この本のみ日本人の著者で、
伝記ではないけれど参考になった。
内容(「BOOK」データベースより)
ラグタイムという視点から
「ジャズ・エイジ」を捉え直し、
新しいガーシュインへ。
ガーシュインが切り拓いた
クロスオーヴァーの地平を聴け。
内容(「MARC」データベースより)
ジョージ・ガーシュインは
20世紀の音楽に決定的な何をもたらし、
何を変えたのか?
ラグタイムというフォーカスから、
新しいガーシュインを語る。
『音楽芸術』掲載の
池宮正信へのインタヴューも収録。
以下の翻訳伝記本(4冊)は
中古でしか手に入らない。
(発行が新しい順に並べた)
☆「ガーシュイン
〜我、君を歌う」
イーアン・ウッド 別宮貞徳 訳
(1998.7.20発行)
☆「もうひとつのラプソディ
〜ガーシュインの光と影」
ジョーン・ペイザー 小藤隆志 訳
(1994.11.10発行)
☆「ガーシュイン」
(大作曲家シリーズ)
ハンスペーター・クレルマン 渋谷和邦 訳
(1993.11.25発行)
☆「アメリカン・ラプソディ
〜ガーシュインの生涯」
ポール・クレシュ 鈴木晶 訳
(1989.12.10発行)
みなさんは集める必要ありませんが
ガーシュインを徹底的に分析研究したい人、
熱烈なファンだ、と言う人のみ、
アマゾンの中古本などで探しましょう。
- ブログネタ:
- 本物の音楽家になるために に参加中!
2010年06月21日 23:59
「巴里のアメリカ人」を知っているかな?
え?「パリに知り合いはいない」だって!
違うよ。違う。ガーシュウィンの曲だよ。
今日紹介するのは同名の映画(DVD)だ。
この題名でわかると思うけれど、
全編ガーシュウィンの曲が使われている。
ぜひ観てみよう。(¥500コーナーにあるよ)
巴里のアメリカ人 [DVD] FRT-080
<内容紹介>
パリに住むアメリカ人ジェリー・ミュリガンは、
気ままな感じ易い青年だ。
パリに留まって1人前の絵描きになることが宿望だが、
絵の勉強は一向に進まない。
だが友達はたくさんできた。
米国人のピアニスト、アダム・クックや
フランス人の歌手アンリ・ボウレルたちである。
ジェリーの絵はさっぱりパリジャンにうけなかったが、
モンマルトルで開いた個展を訪れた金持ちの米国婦人
ミロ・ロバーツは、彼の才能を認め保証人になってくれた。
どうやらミロは絵よりもジェリーに思し召しがあるようだ。
ミロと一緒にキャバレーにいったジェリーは、
愛くるしい清楚なパリ娘リズを見染めて一目惚れ、
強引に彼女の電話番号を聞き出した。
あくる日から、ジェリーとリズは逢いびきを重ね、
お互いに愛し合う仲となった。
だがリズはアンリと内々に婚約していることを
ジェリーにかくしていたのだった。
上記のDVD(¥500)でも安いと思ったけれど、
よく調べたら以下のDVDは
「雨に唄えば」と2枚セットで何と¥500だ。
つまり、1枚¥250で楽しめるなんて…!
え?「パリに知り合いはいない」だって!
違うよ。違う。ガーシュウィンの曲だよ。
今日紹介するのは同名の映画(DVD)だ。
この題名でわかると思うけれど、
全編ガーシュウィンの曲が使われている。
ぜひ観てみよう。(¥500コーナーにあるよ)
巴里のアメリカ人 [DVD] FRT-080
<内容紹介>
パリに住むアメリカ人ジェリー・ミュリガンは、
気ままな感じ易い青年だ。
パリに留まって1人前の絵描きになることが宿望だが、
絵の勉強は一向に進まない。
だが友達はたくさんできた。
米国人のピアニスト、アダム・クックや
フランス人の歌手アンリ・ボウレルたちである。
ジェリーの絵はさっぱりパリジャンにうけなかったが、
モンマルトルで開いた個展を訪れた金持ちの米国婦人
ミロ・ロバーツは、彼の才能を認め保証人になってくれた。
どうやらミロは絵よりもジェリーに思し召しがあるようだ。
ミロと一緒にキャバレーにいったジェリーは、
愛くるしい清楚なパリ娘リズを見染めて一目惚れ、
強引に彼女の電話番号を聞き出した。
あくる日から、ジェリーとリズは逢いびきを重ね、
お互いに愛し合う仲となった。
だがリズはアンリと内々に婚約していることを
ジェリーにかくしていたのだった。
上記のDVD(¥500)でも安いと思ったけれど、
よく調べたら以下のDVDは
「雨に唄えば」と2枚セットで何と¥500だ。
つまり、1枚¥250で楽しめるなんて…!
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2010年06月20日 23:58
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第6回)は、
テーマ「B2」のコード進行を書き込みましょう。
毎回、楽譜をよく見て細部まで分析して下さい。
このブログだけ読んでいてもわかりませんから。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「B2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[B2] 27〜34
|A♭ Fm7|Dm7(♭5) A♭7 G7|
|Cm CmM7 Cm7|F7|
|B♭7|B♭7 F7 B♭7|
|E♭7|E♭7|
<解説>
[B1] と [B2] の違いをよく調べよう。
<27小節>
3拍目のベース音が<11小節)とは違う。
次の小節のコードが違うからですね。
<28小節>
「Cm」へ行くための「ツゥーファイブ」ですが
その間に「A♭7=D7の裏コード)があります。
「ジャズでよく使う技法だね」
<29小節>
左手のラインに「クリシェ」あり。
<30小節>
右手のフレーズが面白い(使える)。
アドリブに応用してもいいかも。
<31小節>
テーマ[A]の再現。
<32小節>
右手1〜2拍目。[A]のモチーフ拡大。
<33小節>
左手1〜2拍は、
[A1] 5小節目(全体では7小節目)のモチーフ。
右手2拍目裏からは、
[A1]1小節目(全体では3小節目)のモチーフ。
<34小節>
終止。
両手での分散、どこでも応用して使えるね。
☆
全体的に勉強になるところは沢山あるね。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第6回)は、
テーマ「B2」のコード進行を書き込みましょう。
毎回、楽譜をよく見て細部まで分析して下さい。
このブログだけ読んでいてもわかりませんから。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「B2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[B2] 27〜34
|A♭ Fm7|Dm7(♭5) A♭7 G7|
|Cm CmM7 Cm7|F7|
|B♭7|B♭7 F7 B♭7|
|E♭7|E♭7|
<解説>
[B1] と [B2] の違いをよく調べよう。
<27小節>
3拍目のベース音が<11小節)とは違う。
次の小節のコードが違うからですね。
<28小節>
「Cm」へ行くための「ツゥーファイブ」ですが
その間に「A♭7=D7の裏コード)があります。
「ジャズでよく使う技法だね」
<29小節>
左手のラインに「クリシェ」あり。
<30小節>
右手のフレーズが面白い(使える)。
アドリブに応用してもいいかも。
<31小節>
テーマ[A]の再現。
<32小節>
右手1〜2拍目。[A]のモチーフ拡大。
<33小節>
左手1〜2拍は、
[A1] 5小節目(全体では7小節目)のモチーフ。
右手2拍目裏からは、
[A1]1小節目(全体では3小節目)のモチーフ。
<34小節>
終止。
両手での分散、どこでも応用して使えるね。
☆
全体的に勉強になるところは沢山あるね。
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2010年06月19日 23:59
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第5回)は、
テーマ「A2」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「A2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A2] 19〜26
(19〜22=ペダルB♭音)
|D♭7 C7|C♭7 B♭7|
|D♭7 C7|C♭7 B♭7|
(23〜26=ペダルE♭音)
|G♭7 F7|F♭7 E♭7|
|G♭7 F7|F♭7 E♭7|
<解説>
[A1] と [A2] を比べて下さい。
本来なら同じメロディーとコード進行のはず。
ところがこのアレンジはメロディーを少し変えて
コード進行もまったく別のコードを付けていますね。
このコードの押さえ方を学んで下さい。
これが現代でも
ジャズ・ピアニストに使われているコードです。
(続く)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第5回)は、
テーマ「A2」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「A2」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A2] 19〜26
(19〜22=ペダルB♭音)
|D♭7 C7|C♭7 B♭7|
|D♭7 C7|C♭7 B♭7|
(23〜26=ペダルE♭音)
|G♭7 F7|F♭7 E♭7|
|G♭7 F7|F♭7 E♭7|
<解説>
[A1] と [A2] を比べて下さい。
本来なら同じメロディーとコード進行のはず。
ところがこのアレンジはメロディーを少し変えて
コード進行もまったく別のコードを付けていますね。
このコードの押さえ方を学んで下さい。
これが現代でも
ジャズ・ピアニストに使われているコードです。
(続く)
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2010年06月18日 23:50
ガーシュウィンの音楽が好きな人、
そして分析、研究する者にとって
この伝記映画(DVD)は必見ですぞ!
伝記映画だから当然だけれど
ガーシュウィン作品が沢山聞けるので
勉強になるし、楽しめる。
しかも、2時間以上も楽しめて、
何と、たったの<¥500>だよ!
<¥5,000>じゃないよ。
よく見てね。
たったの<¥500>だ!
この映画(DVD)を観れば
ガーシュイン作品を弾きたくなって、
分析、研究もしたくなると思うよ。
ぜひ、観てね!
「アメリカ交響楽」(DVD)
アルバート・バッサマン (俳優),
チャールズ・コバーン (俳優),
アービング・ラパー (監督)
アメリカ交響楽 [DVD] FRT-030
<内容紹介> Amazon
ニューヨークのレミック楽譜出版社に
ある日ジョージ・ガーシュインという若者が
ピアノ弾きとして雇われてきた。
彼の仕事は朝から晩までこの店の楽譜を
お客に弾いてきかせることだった。
まもなく彼の作曲した「スワニー」は
ブロードウェイの人気者アル・ジョルソンに認められ、
ジョルソンの「シンバッド」で唄われたこの曲は
作曲家ガーシュインの名とともにたちまち全米を風靡した。
レミックの店で知り合った歌手ジュリイも
彼の「本当に素晴らしい」を唄って人気をたかめ
二人の間は急速に親しさを増していった。
やがて彼に注目したボール・ホワイトマンは、
ジャズ交響楽の作曲を依頼した。
彼は3週間を費やしてひとつの曲を作り上げた。
ついに
アメリカ音楽史に1頁を画する記念すべき日が訪れた。
1924年2月12日、
不朽の傑作「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏が終わったとき
エオリアン・ホールを埋めつくした聴衆の拍手と歓呼は
場内をゆるがせた。
音楽を愛し、命の限り情熱を注いだ
ジョージ・ガーシュインの生涯を描いた傑作。
大型書店に行くと
古い映画(DVD)¥500コーナーがあるよね。
その中にあるよ。
このジャケット写真のものと、
別の写真(別会社)のDVDもあるけれど
中身は同じ映画だ。
(収録時間の表記が少し違うけれど…?)
そして分析、研究する者にとって
この伝記映画(DVD)は必見ですぞ!
伝記映画だから当然だけれど
ガーシュウィン作品が沢山聞けるので
勉強になるし、楽しめる。
しかも、2時間以上も楽しめて、
何と、たったの<¥500>だよ!
<¥5,000>じゃないよ。
よく見てね。
たったの<¥500>だ!
この映画(DVD)を観れば
ガーシュイン作品を弾きたくなって、
分析、研究もしたくなると思うよ。
ぜひ、観てね!
「アメリカ交響楽」(DVD)
アルバート・バッサマン (俳優),
チャールズ・コバーン (俳優),
アービング・ラパー (監督)
アメリカ交響楽 [DVD] FRT-030
<内容紹介> Amazon
ニューヨークのレミック楽譜出版社に
ある日ジョージ・ガーシュインという若者が
ピアノ弾きとして雇われてきた。
彼の仕事は朝から晩までこの店の楽譜を
お客に弾いてきかせることだった。
まもなく彼の作曲した「スワニー」は
ブロードウェイの人気者アル・ジョルソンに認められ、
ジョルソンの「シンバッド」で唄われたこの曲は
作曲家ガーシュインの名とともにたちまち全米を風靡した。
レミックの店で知り合った歌手ジュリイも
彼の「本当に素晴らしい」を唄って人気をたかめ
二人の間は急速に親しさを増していった。
やがて彼に注目したボール・ホワイトマンは、
ジャズ交響楽の作曲を依頼した。
彼は3週間を費やしてひとつの曲を作り上げた。
ついに
アメリカ音楽史に1頁を画する記念すべき日が訪れた。
1924年2月12日、
不朽の傑作「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏が終わったとき
エオリアン・ホールを埋めつくした聴衆の拍手と歓呼は
場内をゆるがせた。
音楽を愛し、命の限り情熱を注いだ
ジョージ・ガーシュインの生涯を描いた傑作。
大型書店に行くと
古い映画(DVD)¥500コーナーがあるよね。
その中にあるよ。
このジャケット写真のものと、
別の写真(別会社)のDVDもあるけれど
中身は同じ映画だ。
(収録時間の表記が少し違うけれど…?)
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2010年06月17日 23:52
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第4回)は、
テーマ「B1」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「B1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[B1] 11〜18
|A♭ A♭/G|Fm7 B♭7|
|E♭ A7(♭5)|D E♭|
|Cm Cm(M7)|Cm7 F7|
|B♭7|D♭dim(ここは不明?)|
<解説>
<11小節>
コードは「A♭」だけですが
3拍目ベースに「G」を使っていますね。
次の「Fm7」に行くための経過音です。
このような状況で必ず使う技法です。
<12小節>
「E♭」へ行くための「ツゥー・ファイブ」です。
<13小節>
13〜14小節は「E♭」が本来のコード。
しかし、この小節の4拍目で
「A7(♭5)」のようなコードにしていますね。
<14小節>
「E♭」の小節ですが、
半音下から「D→E♭」として遊んでいますね。
右手は、それぞれの「Mペンタ」です。
<15小節>
4拍目に「CmM7」があります。
ガーシュインは「♭1」と書くのですね。
現代では、いやコードネームでは(かな?)、
「M7」で書く場合の方が多いのでは?
<ガーシュイン>(楽典的?)
「1−♭1−♭7−6」(6→「F7」の「3」ですが)
<現代のジャズ理論では、これが一般的>
「1−7−♭7−6」
<16小節>
右手、2拍目コードと3拍目裏コードに注意!
こんなことをやっているんですね。
<17小節>
ここは「ドミナント」。
<18小節>
ここは「?」です。
これだけでは第3音がありませんからね。
ヴォーカル譜(2段譜)などを調べる予定です。
(輸入版を持っている人は調べて下さい)
私の持っている1段譜の楽譜では
「B♭dim」になっていましたが…?
後日報告します。
<ジョージ・ガーシュイン分析研究会>
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第4回)は、
テーマ「B1」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
では
テーマ「B1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[B1] 11〜18
|A♭ A♭/G|Fm7 B♭7|
|E♭ A7(♭5)|D E♭|
|Cm Cm(M7)|Cm7 F7|
|B♭7|D♭dim(ここは不明?)|
<解説>
<11小節>
コードは「A♭」だけですが
3拍目ベースに「G」を使っていますね。
次の「Fm7」に行くための経過音です。
このような状況で必ず使う技法です。
<12小節>
「E♭」へ行くための「ツゥー・ファイブ」です。
<13小節>
13〜14小節は「E♭」が本来のコード。
しかし、この小節の4拍目で
「A7(♭5)」のようなコードにしていますね。
<14小節>
「E♭」の小節ですが、
半音下から「D→E♭」として遊んでいますね。
右手は、それぞれの「Mペンタ」です。
<15小節>
4拍目に「CmM7」があります。
ガーシュインは「♭1」と書くのですね。
現代では、いやコードネームでは(かな?)、
「M7」で書く場合の方が多いのでは?
<ガーシュイン>(楽典的?)
「1−♭1−♭7−6」(6→「F7」の「3」ですが)
<現代のジャズ理論では、これが一般的>
「1−7−♭7−6」
<16小節>
右手、2拍目コードと3拍目裏コードに注意!
こんなことをやっているんですね。
<17小節>
ここは「ドミナント」。
<18小節>
ここは「?」です。
これだけでは第3音がありませんからね。
ヴォーカル譜(2段譜)などを調べる予定です。
(輸入版を持っている人は調べて下さい)
私の持っている1段譜の楽譜では
「B♭dim」になっていましたが…?
後日報告します。
<ジョージ・ガーシュイン分析研究会>
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2010年06月16日 23:58
ガーシュウィン曲集の分析は
とても勉強になります。
例えば前回の話は
複雑に聞こえるフレーズを作るヒントになります。
リズム訓練にもなりますね。
この考え方を、どんどん発展させていくと
今後数年間は退屈しない程の課題が作れます。
ただ、それに気付くか、気付かないかの差です。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回の宝物に気付かなくてもいいです。
この曲集、まだまだ他にも宝物がありますから…。
ぜひ分析、研究してみて下さい。
とても勉強になります。
例えば前回の話は
複雑に聞こえるフレーズを作るヒントになります。
リズム訓練にもなりますね。
この考え方を、どんどん発展させていくと
今後数年間は退屈しない程の課題が作れます。
ただ、それに気付くか、気付かないかの差です。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回の宝物に気付かなくてもいいです。
この曲集、まだまだ他にも宝物がありますから…。
ぜひ分析、研究してみて下さい。
- ブログネタ:
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2010年06月15日 04:04
今回は、
楽しいリズム訓練の「おまけ」があるぞ。
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第3回)は、
テーマ「A1」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
ではテーマ「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 3〜10
|B♭7|B♭7|B♭7|B♭7|
|E♭7|E♭7|E♭7|E♭7|
<解説>
このコード進行だけ見ると
「なんて単純なんだ」と思うだろう。
しかし楽譜を見ると非常に複雑に見える。
その原因は〜
まず左手コードの中にある以下のライン。
1−♯1−2−♯2−3−♭3−2−♭2
そして右手の「3拍半フレーズ」が重要。
この曲のモチーフは
ファ、♭ラ、ソ、ファ、♭シ、♭シー
最初の音から5番目まで8分音符で
最後(6番目)の音のみ4分音符だ。
つまり合計3拍半(8分音符7つ分)。
これを4拍子の中で切れ目なく4回繰り返す。
ということは〜、
2回目からのフレーズは以下の所から始まる。
1小節、4拍目裏から「ファ」が始まり、
2小節、4拍目表から「ファ、♭ラ」が、
3小節、3拍目裏から「ファ、♭ラ、ソ」が
それぞれスタートする訳だよね。
「わかるかな?」
楽譜をよ〜く見て研究してね。
この説明ではわからない人のために
とてもわかりやすい課題を書いておくね。
<応用課題>
4拍子を感じて以下の歌詞を歌いなさい。
「きー」のみ4分音符、他はすべて8分音符。
|あんパン好きーあ|んパン好きーあん|
|パン好きーあんパ|ン好きー * *|
(* *=4分休符が2つ)
これで4小節が複雑に聞こえる訳だね。
<命令>
この課題を(一晩中)繰り返し歌って
複雑なフレーズのリズムをマスターせよ。
「じゃあ、また明日、ここで会おうぜ!」
(続く)
<ジョージ・ガーシュイン分析研究会>
楽しいリズム訓練の「おまけ」があるぞ。
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第3回)は、
テーマ「A1」のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
ではテーマ「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 3〜10
|B♭7|B♭7|B♭7|B♭7|
|E♭7|E♭7|E♭7|E♭7|
<解説>
このコード進行だけ見ると
「なんて単純なんだ」と思うだろう。
しかし楽譜を見ると非常に複雑に見える。
その原因は〜
まず左手コードの中にある以下のライン。
1−♯1−2−♯2−3−♭3−2−♭2
そして右手の「3拍半フレーズ」が重要。
この曲のモチーフは
ファ、♭ラ、ソ、ファ、♭シ、♭シー
最初の音から5番目まで8分音符で
最後(6番目)の音のみ4分音符だ。
つまり合計3拍半(8分音符7つ分)。
これを4拍子の中で切れ目なく4回繰り返す。
ということは〜、
2回目からのフレーズは以下の所から始まる。
1小節、4拍目裏から「ファ」が始まり、
2小節、4拍目表から「ファ、♭ラ」が、
3小節、3拍目裏から「ファ、♭ラ、ソ」が
それぞれスタートする訳だよね。
「わかるかな?」
楽譜をよ〜く見て研究してね。
この説明ではわからない人のために
とてもわかりやすい課題を書いておくね。
<応用課題>
4拍子を感じて以下の歌詞を歌いなさい。
「きー」のみ4分音符、他はすべて8分音符。
|あんパン好きーあ|んパン好きーあん|
|パン好きーあんパ|ン好きー * *|
(* *=4分休符が2つ)
これで4小節が複雑に聞こえる訳だね。
<命令>
この課題を(一晩中)繰り返し歌って
複雑なフレーズのリズムをマスターせよ。
「じゃあ、また明日、ここで会おうぜ!」
(続く)
<ジョージ・ガーシュイン分析研究会>
- ブログネタ:
- 本物の音楽家になるために に参加中!
2010年06月14日 03:57
ジョージ・ガーシュウィン分析研究会
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第2回)は、
<イントロ>のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
この後、イントロのコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[イントロ] 1〜2小節
|E♭ A7 B♭7 B7 C7|
|C♯7 D7 E♭7 (A7)|
<解説>
現代のジャズ・ピアニストが使っている
ルートを省略したコードの押さえ方は、
この時代からすでにあったんだね。
<1小節>
2拍目「A7」から半音で上がって行くコード。
右手、上から2声目に注目してほしい。
「A7」のみ「♭13」で、
「B♭7」から後のコードは、すべて「13」だ。
「B♭7」からは全声部が半音で上がっていく。
だから「A7」も「13=♯ファ」にして、
横の流れを「♯ファ→ソ」にしてもいいのでは?
そうした方が全部「統一」出来るのに…。
でも、ガーシュウィンは、そうしなかった。
「なぜ?」
その理由を考えてみよう。
曲の始まりだから、
「E♭」のキーに合う(本来のスケール)音、
自然な横の流れとして「ファ→ソ」を選んだ?
この理由は、想像だから信じなくていい。
でもね、ガーシュウィンがこの音にした、
わざわざ「♭13=ファ」を選んだ感覚を
よく味わって弾こうではないか。
<2小節>
3拍目「E♭7」までは前小節「B♭7」から
全声部が半音で上がって来ている。
ところが4拍目だけは
1番上のメロディー音のみが半音上がって
コード全体が上がっている訳ではない。
しかも「E♭7」で「ミ=E音」は
「♭9=F♭♭=♭♭ファ」ではなく、
テーマ「A1」最初のメロディー音「ファ」に
半音下から持って行く音として使っている。
それならコードごと「A7」にして、
「A7→B♭7」と解釈すればいい。
「E♭7」と「A7」は裏表(代理)関係。
下3声はそのまま同じ音でも
頭の中で切り替えればいいだけだ。
そもそも、このイントロは
半音下から上行することが主要な要素だ。
だから最後も半音上がってテーマに入る。
このように解釈したので
4拍目はカッコして「(A7)」と書いた。
(続く)
この後も、自分で分析してみよう。
勉強になって実力がアップするぞ。
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第2回)は、
<イントロ>のコード進行を書き込みましょう。
<形式>は、すでに書き込みましたね?
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
この後、イントロのコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[イントロ] 1〜2小節
|E♭ A7 B♭7 B7 C7|
|C♯7 D7 E♭7 (A7)|
<解説>
現代のジャズ・ピアニストが使っている
ルートを省略したコードの押さえ方は、
この時代からすでにあったんだね。
<1小節>
2拍目「A7」から半音で上がって行くコード。
右手、上から2声目に注目してほしい。
「A7」のみ「♭13」で、
「B♭7」から後のコードは、すべて「13」だ。
「B♭7」からは全声部が半音で上がっていく。
だから「A7」も「13=♯ファ」にして、
横の流れを「♯ファ→ソ」にしてもいいのでは?
そうした方が全部「統一」出来るのに…。
でも、ガーシュウィンは、そうしなかった。
「なぜ?」
その理由を考えてみよう。
曲の始まりだから、
「E♭」のキーに合う(本来のスケール)音、
自然な横の流れとして「ファ→ソ」を選んだ?
この理由は、想像だから信じなくていい。
でもね、ガーシュウィンがこの音にした、
わざわざ「♭13=ファ」を選んだ感覚を
よく味わって弾こうではないか。
<2小節>
3拍目「E♭7」までは前小節「B♭7」から
全声部が半音で上がって来ている。
ところが4拍目だけは
1番上のメロディー音のみが半音上がって
コード全体が上がっている訳ではない。
しかも「E♭7」で「ミ=E音」は
「♭9=F♭♭=♭♭ファ」ではなく、
テーマ「A1」最初のメロディー音「ファ」に
半音下から持って行く音として使っている。
それならコードごと「A7」にして、
「A7→B♭7」と解釈すればいい。
「E♭7」と「A7」は裏表(代理)関係。
下3声はそのまま同じ音でも
頭の中で切り替えればいいだけだ。
そもそも、このイントロは
半音下から上行することが主要な要素だ。
だから最後も半音上がってテーマに入る。
このように解釈したので
4拍目はカッコして「(A7)」と書いた。
(続く)
この後も、自分で分析してみよう。
勉強になって実力がアップするぞ。
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2010年06月13日 09:39
ジョージ・ガーシュウィン分析研究会
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第1回)は、
形式を書き込みましょう。
<形式>
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
この後、コード進行を分析して書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
(続く)
「Fascinating Rhythm」(魅惑のリズム)
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
28〜29ページ
「Fascinating Rhythm」分析(第1回)は、
形式を書き込みましょう。
<形式>
[イントロ] 1〜2小節
[A1] 3〜10
[B1] 11〜18
[A2] 19〜26
[B2] 27〜34
この後、コード進行を分析して書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
(続く)
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2010年06月12日 23:59
あなたは最近、何を学んでいますか?
私はブログに書いていたように
ガーシュウィン曲集を分析していました。
ブログに書いた曲だけでなく曲集の全曲です。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
この曲集は今でも演奏されている曲と、
今ではあまり知られていない曲が収録されています。
まず今でも有名な曲、
よく演奏される曲からブログに書こうかなと思います。
でも逆に
今は忘れられている曲を紹介するのもいいかな?
そんなことを考えながら
ラヴェルの曲集を分析したり、
カプースチンを分析したりして
支離滅裂な日々を過ごしていました。
今日は「ガーシュウィン分析」を書けませんでしたが
なるべく時間を作って書き始めようと思っています。
私はブログに書いていたように
ガーシュウィン曲集を分析していました。
ブログに書いた曲だけでなく曲集の全曲です。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
この曲集は今でも演奏されている曲と、
今ではあまり知られていない曲が収録されています。
まず今でも有名な曲、
よく演奏される曲からブログに書こうかなと思います。
でも逆に
今は忘れられている曲を紹介するのもいいかな?
そんなことを考えながら
ラヴェルの曲集を分析したり、
カプースチンを分析したりして
支離滅裂な日々を過ごしていました。
今日は「ガーシュウィン分析」を書けませんでしたが
なるべく時間を作って書き始めようと思っています。
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2010年06月11日 23:59
私は特別にガーシュウィンが好きという訳ではなかった。
今までジャズのスタンダード曲を演奏していたら、
ガーシュウィンの作品も含まれていたという程度だ。
しかし今回この曲集を分析してみたら
学ぶことが沢山あったので、しばらく続けようと思う。
作曲者ガーシュウィン本人の選曲、編曲の楽譜は
大変に貴重で、パーカー(ビバップ)以前の時代でも
すでに今日のジャズ・ピアニストが使うコードも
使っていることがわかる。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
クラシックの人にも、ジャズピアノ学習者にも
楽しくジャズが学べる曲集だ。
もちろん私も学ぶことがまだまだあるので、
引き続き分析を続けようと思っている。
今までジャズのスタンダード曲を演奏していたら、
ガーシュウィンの作品も含まれていたという程度だ。
しかし今回この曲集を分析してみたら
学ぶことが沢山あったので、しばらく続けようと思う。
作曲者ガーシュウィン本人の選曲、編曲の楽譜は
大変に貴重で、パーカー(ビバップ)以前の時代でも
すでに今日のジャズ・ピアニストが使うコードも
使っていることがわかる。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
クラシックの人にも、ジャズピアノ学習者にも
楽しくジャズが学べる曲集だ。
もちろん私も学ぶことがまだまだあるので、
引き続き分析を続けようと思っている。
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2010年06月10日 23:58
「The Man I Love」分析<第12回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、ガーシュウィン分析の応用編です。
前回で分析が終わりましたが、
このアレンジはテーマだけですよね。
そこで、アドリブが出来る人は、
アドリブ・コーラスを演奏しましょう。
その場合、この楽譜を最後まで弾くと
曲が終わってしまいます。
そこで32小節目は譜面通りに弾かずに
|E♭ B♭7| にして、
1小節目「E♭」に戻ってアドリブ・コーラス。
その後の展開は、ジャズを演奏する人なら
わかりますよね。
構成を考えて、またテーマに戻って下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、ガーシュウィン分析の応用編です。
前回で分析が終わりましたが、
このアレンジはテーマだけですよね。
そこで、アドリブが出来る人は、
アドリブ・コーラスを演奏しましょう。
その場合、この楽譜を最後まで弾くと
曲が終わってしまいます。
そこで32小節目は譜面通りに弾かずに
|E♭ B♭7| にして、
1小節目「E♭」に戻ってアドリブ・コーラス。
その後の展開は、ジャズを演奏する人なら
わかりますよね。
構成を考えて、またテーマに戻って下さい。
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2010年06月09日 23:58
「The Man I Love」分析<第11回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、19ページ「A3」です。
<形式>
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
この形式の最後「A3」ですね。
「A3」25〜33小節のコード進行。
|E♭|E♭m7|
|Gm7(♭5)/D♭|C7|
|Fm7(♭5)|B♭7|
|E♭ A♭|E♭|E♭|
25〜30小節は
「A1」 1〜6小節と同じです。
31小節は、
「A2」 15小節と同じ。
32〜33小節が
「コーダ」(エンディング)です。
今回とても勉強になるのは、32小節目。
コードは「E♭」です。
左右の手を使ったパターンは、
いろいろな時に使えますので、
分析して、12のキーに移調して覚えましょう。
エンディングのコードを弾いた後などで
いつでも使えます。
速いテンポの曲で使うなら8分音符、
または16分音符に変えてもいいですね。
理論書などに書いていない具体例は、
このように実際の曲を分析して取り入れましょう。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、19ページ「A3」です。
<形式>
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
この形式の最後「A3」ですね。
「A3」25〜33小節のコード進行。
|E♭|E♭m7|
|Gm7(♭5)/D♭|C7|
|Fm7(♭5)|B♭7|
|E♭ A♭|E♭|E♭|
25〜30小節は
「A1」 1〜6小節と同じです。
31小節は、
「A2」 15小節と同じ。
32〜33小節が
「コーダ」(エンディング)です。
今回とても勉強になるのは、32小節目。
コードは「E♭」です。
左右の手を使ったパターンは、
いろいろな時に使えますので、
分析して、12のキーに移調して覚えましょう。
エンディングのコードを弾いた後などで
いつでも使えます。
速いテンポの曲で使うなら8分音符、
または16分音符に変えてもいいですね。
理論書などに書いていない具体例は、
このように実際の曲を分析して取り入れましょう。
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2010年06月08日 23:41
「The Man I Love」分析<第10回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
18ページ「B」の続きです。
「B」17〜24小節までのコード進行。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」5〜8小節(全体では21〜24小節)です。
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
<解説>
<21〜22小節>
この2小節は「B」1〜2小節(全体17〜18)
と同じです。
<23小節>
1〜2拍目の右手は19小節と同じですが、
左手は違いますので注意して下さい。
3〜4拍目は左右の手、両方とも違います。
4拍目、
メロディー「♭ラ」は「♭13」ですので
内声に「♭9」を使っていますよね。
ジャズ理論では当たり前の規則ですが、
ガーシュウィンの時代でも常識だったんだ!
<24小節>
3拍目。
「B♭7」では「♭9」が使われていますね。
理論的には「♭9=♭ド」ですが、
ここでは「シ」(ナチュラル)で書かれています。
これは、右手の他の音との関係ですね。
こう書くと「G / B♭7」になるので
わかりやすいからでしょう。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
18ページ「B」の続きです。
「B」17〜24小節までのコード進行。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」5〜8小節(全体では21〜24小節)です。
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
<解説>
<21〜22小節>
この2小節は「B」1〜2小節(全体17〜18)
と同じです。
<23小節>
1〜2拍目の右手は19小節と同じですが、
左手は違いますので注意して下さい。
3〜4拍目は左右の手、両方とも違います。
4拍目、
メロディー「♭ラ」は「♭13」ですので
内声に「♭9」を使っていますよね。
ジャズ理論では当たり前の規則ですが、
ガーシュウィンの時代でも常識だったんだ!
<24小節>
3拍目。
「B♭7」では「♭9」が使われていますね。
理論的には「♭9=♭ド」ですが、
ここでは「シ」(ナチュラル)で書かれています。
これは、右手の他の音との関係ですね。
こう書くと「G / B♭7」になるので
わかりやすいからでしょう。
(続く)
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2010年06月07日 23:29
「The Man I Love」分析<第9回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
18ページ「B」の続きです。
「B」17〜24小節までのコード進行。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」3〜4小節目(全体では19〜20小節)です。
|Cm Cm/E♭|G7|
<解説>
<19小節>
4拍目のコードは「Cm6」ですね。
「B」は、キーが「Cm」に転調していますので
トニックですから「6」。
<20小節>
この小節は、特に勉強になりますので、
弾くだけでなく、しっかり分析研究して下さい
コードが「G7」で、メロディーは全音符です。
このような時によく使う技法の実例です。
いろいろな場面で応用出来ますので、
12のコードに移調して覚えるといいですよ。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
18ページ「B」の続きです。
「B」17〜24小節までのコード進行。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」3〜4小節目(全体では19〜20小節)です。
|Cm Cm/E♭|G7|
<解説>
<19小節>
4拍目のコードは「Cm6」ですね。
「B」は、キーが「Cm」に転調していますので
トニックですから「6」。
<20小節>
この小節は、特に勉強になりますので、
弾くだけでなく、しっかり分析研究して下さい
コードが「G7」で、メロディーは全音符です。
このような時によく使う技法の実例です。
いろいろな場面で応用出来ますので、
12のコードに移調して覚えるといいですよ。
(続く)
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2010年06月06日 23:57
「The Man I Love」分析<第8回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、18ページ「B」の続きです。
以下の「形式」は、すでに書き込んでいますね。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
「B」17〜24小節までのコード進行も
書き込んでいますよね。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」2小節目(全体では18小節目)です。
|D7/C G7/C|
<解説>
2つ目のコードを「G7」と書きましたが
「B dim7」と書いた人も正解です。
ここは実際に「B dim7」を使っていますよね。
これは「G7(♭9)」のルート省略なのです。
「G7(♭9)=ソ、シ、レ、ファ、♭ラ」から
ルートを省略すると、
「シ、レ、ファ、♭ラ=B dim7」ですよね。
ですから「B dim7/C」と書いて、
「ここは<ドミナント>=G7なんだな」
と理解していればいいのです。
トニック上のドミナントですけれど…。
その前の「D7」は「ファイブ・オブ・ファイブ」
(ドッペル・ドミナント)ですよね。
これもトニック上ですけれど…。
このように、コード進行は理論的に覚えると、
沢山の曲が覚えられますよ。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、18ページ「B」の続きです。
以下の「形式」は、すでに書き込んでいますね。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
「B」17〜24小節までのコード進行も
書き込んでいますよね。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
今回は
「B」2小節目(全体では18小節目)です。
|D7/C G7/C|
<解説>
2つ目のコードを「G7」と書きましたが
「B dim7」と書いた人も正解です。
ここは実際に「B dim7」を使っていますよね。
これは「G7(♭9)」のルート省略なのです。
「G7(♭9)=ソ、シ、レ、ファ、♭ラ」から
ルートを省略すると、
「シ、レ、ファ、♭ラ=B dim7」ですよね。
ですから「B dim7/C」と書いて、
「ここは<ドミナント>=G7なんだな」
と理解していればいいのです。
トニック上のドミナントですけれど…。
その前の「D7」は「ファイブ・オブ・ファイブ」
(ドッペル・ドミナント)ですよね。
これもトニック上ですけれど…。
このように、コード進行は理論的に覚えると、
沢山の曲が覚えられますよ。
(続く)
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2010年06月05日 19:13
「The Man I Love」分析<第7回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、18ページの「B」からです。
以下の「形式」は、すでに書き込んでいますね。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
では、「B」17〜24小節までの
コード進行を書き込んで下さい。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
<解説>
ここでスゴク勉強になるのは最初の小節。
<17小節目>「Cm」のメロディー、
「♭ミ、ファ、ソ、♯ファ、ソー、♭ミー」
の各音に対して、1音1音コードが付いている。
コードネームは「Cm」なんだけれど、
右手はほとんど別のコードを弾いているよね。
こんなこと自分では気が付かないでしょう?
ここを、じっくり分析、研究してほしいんだ。
ジャズ理論を学ぶと
こんなことが簡単に出来るようになる。
じっくり味わって弾いてみよう。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回は、18ページの「B」からです。
以下の「形式」は、すでに書き込んでいますね。
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜33
では、「B」17〜24小節までの
コード進行を書き込んで下さい。
[B]
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm Cm/E♭|G7|
|Cm Cm7|D7/C G7/C|
|Cm C7/G|Fm7 B♭7|
<解説>
ここでスゴク勉強になるのは最初の小節。
<17小節目>「Cm」のメロディー、
「♭ミ、ファ、ソ、♯ファ、ソー、♭ミー」
の各音に対して、1音1音コードが付いている。
コードネームは「Cm」なんだけれど、
右手はほとんど別のコードを弾いているよね。
こんなこと自分では気が付かないでしょう?
ここを、じっくり分析、研究してほしいんだ。
ジャズ理論を学ぶと
こんなことが簡単に出来るようになる。
じっくり味わって弾いてみよう。
(続く)
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2010年06月04日 21:40
「The Man I Love」分析<第6回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回から18ページ「A2」に進みます。
コード進行を書き込んで下さい。
[A2] 9〜16小節
|E♭|E♭m7|
|B♭m/D♭|C7|
|Fm7(♭5)|B♭7|
|E♭ A♭|E♭ A♭7 G7|
<解説>
<11小節目>
コード音の中に「G音(ソ)」がないので
分析としては「B♭m/D♭」にしました。
(「A1」3小節目は4拍目に「G音」がある)
現代のジャズなら「Gm7(♭5)」ですので、
あなたがこの曲を覚える時は「Gm7(♭5)」
または「Gm7(♭5)/D♭」で覚えて下さい。
<15小節目>
「A♭」は「6」がある。
<16小節目>
ベース・ラインに注目。
こうするとキレイなラインになるね。
同じような状況の時に応用出来るので、
覚えておこう。
〜〜〜 ☆ 〜〜〜
「A1」(1〜8)と「A2」(9〜16)の違いは?
9〜13小節までの各小節の4拍目に注目。
この「脇役=おかず」が「A1」とは別のもの。
さらによく見ると、「おかず」の開始音が
各小節で半音ずつ下がっている。
|(9)♭シ|(10)♭♭シ|(11)♭ラ|
|(12) ソ|(13) ♭ソ|
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
今回から18ページ「A2」に進みます。
コード進行を書き込んで下さい。
[A2] 9〜16小節
|E♭|E♭m7|
|B♭m/D♭|C7|
|Fm7(♭5)|B♭7|
|E♭ A♭|E♭ A♭7 G7|
<解説>
<11小節目>
コード音の中に「G音(ソ)」がないので
分析としては「B♭m/D♭」にしました。
(「A1」3小節目は4拍目に「G音」がある)
現代のジャズなら「Gm7(♭5)」ですので、
あなたがこの曲を覚える時は「Gm7(♭5)」
または「Gm7(♭5)/D♭」で覚えて下さい。
<15小節目>
「A♭」は「6」がある。
<16小節目>
ベース・ラインに注目。
こうするとキレイなラインになるね。
同じような状況の時に応用出来るので、
覚えておこう。
〜〜〜 ☆ 〜〜〜
「A1」(1〜8)と「A2」(9〜16)の違いは?
9〜13小節までの各小節の4拍目に注目。
この「脇役=おかず」が「A1」とは別のもの。
さらによく見ると、「おかず」の開始音が
各小節で半音ずつ下がっている。
|(9)♭シ|(10)♭♭シ|(11)♭ラ|
|(12) ソ|(13) ♭ソ|
(続く)
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2010年06月03日 17:53
「The Man I Love」分析<第5回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、7〜8小節目。
|E♭ G7|A♭ B♭7|
<7小節目>
「E♭」は、トニック。
「G7」から次の「A♭」は、偽終止。
<8小節目>
「A♭」は、サブドミナント。
「B♭7」は、ドミナント。
今回の2小節も大変勉強になりますね。
コードネームとメロディーだけの楽譜では、
コードを2分音符や4分音符で弾くだけでしょう。
ところが「7小節目」の2、4拍目の裏拍で
学ぶべき技法が使われています。
まず、左右の手で弾く半音が「反行」している。
さらに右手は、半音「上行」モチーフを
4拍目裏でも「同型反復」している。
左手も同じように「同型反復」している。
ここでは半音「下行」モチーフですけれど…。
最初から書いてあるので
何となく弾いて終わりそうですが、
こんなことを自分で考えられるでしょうか?
この「おかず」がある場合と、ない場合を弾いて
比べてみて下さい。
本当に「ちょっとしたこと」なのですが
やはり「名脇役」という感じでしょう。
そして最後の「B♭7」は、
2分音符で弾いてもいいのですが、
このように弾くとピアノ曲という感じになりますね。
以上で1〜8小節を説明しましたが、
ピアノ技術的にはみんなが弾けるレベルでも
編曲の仕方で学ぶべき所は沢山あるでしょう。
このようなことを分析して
あなたの音楽、ジャズピアノに応用して下さい。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、7〜8小節目。
|E♭ G7|A♭ B♭7|
<7小節目>
「E♭」は、トニック。
「G7」から次の「A♭」は、偽終止。
<8小節目>
「A♭」は、サブドミナント。
「B♭7」は、ドミナント。
今回の2小節も大変勉強になりますね。
コードネームとメロディーだけの楽譜では、
コードを2分音符や4分音符で弾くだけでしょう。
ところが「7小節目」の2、4拍目の裏拍で
学ぶべき技法が使われています。
まず、左右の手で弾く半音が「反行」している。
さらに右手は、半音「上行」モチーフを
4拍目裏でも「同型反復」している。
左手も同じように「同型反復」している。
ここでは半音「下行」モチーフですけれど…。
最初から書いてあるので
何となく弾いて終わりそうですが、
こんなことを自分で考えられるでしょうか?
この「おかず」がある場合と、ない場合を弾いて
比べてみて下さい。
本当に「ちょっとしたこと」なのですが
やはり「名脇役」という感じでしょう。
そして最後の「B♭7」は、
2分音符で弾いてもいいのですが、
このように弾くとピアノ曲という感じになりますね。
以上で1〜8小節を説明しましたが、
ピアノ技術的にはみんなが弾けるレベルでも
編曲の仕方で学ぶべき所は沢山あるでしょう。
このようなことを分析して
あなたの音楽、ジャズピアノに応用して下さい。
(続く)
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2010年06月02日 09:52
「The Man I Love」分析<第4回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、5〜6小節目。
|Fm7(♭5)|B♭7|
<5小節目>
「Fm7(♭5)」のメロディーは、
1小節目、3小節目と同じモチーフですね。
両手でメロディーとコードを弾く方法を
じっくり研究して下さい。
いろいろな場面で応用出来る技法です。
<6小節目>
ここは、とても勉強になりますね。
コードネームは「B♭7」一つだけです。
ところがところが
「*、ソ、♭ラ、ソ、♭シ−、♭ラー」の
メロディー1音1音にコードが付いています。
こんなこと、自分では考えないでしょう?
最初から書いてあるので、
何となく弾いて終わってしまいそうですが、
このようなところを研究分析して下さいね。
弾く時はじっくり味わって弾きましょう。
4拍目コードは、
さりげなく「♭9」を使っていますね。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、5〜6小節目。
|Fm7(♭5)|B♭7|
<5小節目>
「Fm7(♭5)」のメロディーは、
1小節目、3小節目と同じモチーフですね。
両手でメロディーとコードを弾く方法を
じっくり研究して下さい。
いろいろな場面で応用出来る技法です。
<6小節目>
ここは、とても勉強になりますね。
コードネームは「B♭7」一つだけです。
ところがところが
「*、ソ、♭ラ、ソ、♭シ−、♭ラー」の
メロディー1音1音にコードが付いています。
こんなこと、自分では考えないでしょう?
最初から書いてあるので、
何となく弾いて終わってしまいそうですが、
このようなところを研究分析して下さいね。
弾く時はじっくり味わって弾きましょう。
4拍目コードは、
さりげなく「♭9」を使っていますね。
(続く)
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