2021年08月17日 12:53

チック・コリア資料

チック・コリア・ファンなら
すでに手に入れたと思うけれど、
ジャズ批評「チック・コリア特集」
2021年07月号を今回紹介しよう。

チック・コリアのCDを集めようと思った時、
ディスク・ガイドがあると便利だ。

初期から後期までの作品を分析・研究する時にも
貴重な資料になるので手に入れておこう。

ジャズ批評「チック・コリア特集」
2021年07月号
雑誌 – 2021/6/24





本書のディスクガイドでは
リーダー作、サイドマンとしての参加作品など
166枚が紹介されている。

私は初リーダー作
「Tones For Joan's Bones」(1966年)から
リアルタイムで体験しているけれど、
「Now He Sings, Now He Sobs」(1968年)が
発表された時は本当に衝撃的だった。

それまでのジャズ・ピアノとは明らかに違う。
収録曲「Matrix」がブルースであることを
当時はまったく気付いていなかった。

この曲が「Fのブルース」であることを、
いつ、どのようにして知ったのかは覚えていない。
しかし、それを知ってから耳コピして分析、
さらにその後コピー譜を手に入れて、
1音1音分析して研究した思い出がある。

今でも生徒に分析を教える教材にすることもあるが、
2021年の今聴いても新鮮さを失っていないことは、
驚くべきことかもしれない。


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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カプースチン・ピアノ曲集