2020年10月05日 23:52
「ヒメノ」楽曲分析3
パスカル・ヒメノ楽曲分析(3)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
前回の不思議な(謎の)コード!
あなたは理解出来ただろうか?
<右手>
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
<左手>ベース「G音」
これは本当に「G7」なのだろうか?
ジャズのコードでも普通は「G7」なら
「3(シ)、♭7(ファ)」があるはず。
どちらか1つぐらい省略したにしても、
両方共ないなんて?
しかも右手コードの
1番下が「ラ=9」で
1番上が「♭ラ=♭9」だ。
そんなことは普通では有り得ない。
「9」が変化したものが「♭9」なので、
両者が同時に存在することはないからだ。
これは本当に「G7」なのだろうか?
左手のベース音をよく見ると、
「G音」以外に「D♭音」もある。
この「D♭音」は本来の「G7」
(36小節目)なら「♭5」で
代理コード「D♭7」のルート
でもあるからよくあることだ。
同曲の43小節目を見てほしい。
右手コードは
オクターブ上になっているけれど
左手ベースはここでも同じだよね。
つまり左手は基本的に「G7」だ。
さらに面白いのは59小節目の左手だ。
「ソ、レ」と「♭レ、♭ラ」がある。
これは「G7」の「1,5」と
上記で説明した代理コード「D♭7」
の「1,5」だよね。
だから左手は完全に「G7」を意識して
弾いている。(右手は勿論謎のコード)
もっと決定的なのは51小節目を見てね。
左手で「G(♯5)」(ソ、シ、♭ミ)を
分散和音で3オクターブも弾いている。
「♭ミ」で書いてあるので「G(♭6)」
または「G(♭13)」でもいいけれど、
完全に「G」のコードを弾いているよね。
右手は当然<謎のコード>だよ。
これは本当に「G7」なのだろうか?
「あなたはどう思いますか?」
(続く)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
前回の不思議な(謎の)コード!
あなたは理解出来ただろうか?
<右手>
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
<左手>ベース「G音」
これは本当に「G7」なのだろうか?
ジャズのコードでも普通は「G7」なら
「3(シ)、♭7(ファ)」があるはず。
どちらか1つぐらい省略したにしても、
両方共ないなんて?
しかも右手コードの
1番下が「ラ=9」で
1番上が「♭ラ=♭9」だ。
そんなことは普通では有り得ない。
「9」が変化したものが「♭9」なので、
両者が同時に存在することはないからだ。
これは本当に「G7」なのだろうか?
左手のベース音をよく見ると、
「G音」以外に「D♭音」もある。
この「D♭音」は本来の「G7」
(36小節目)なら「♭5」で
代理コード「D♭7」のルート
でもあるからよくあることだ。
同曲の43小節目を見てほしい。
右手コードは
オクターブ上になっているけれど
左手ベースはここでも同じだよね。
つまり左手は基本的に「G7」だ。
さらに面白いのは59小節目の左手だ。
「ソ、レ」と「♭レ、♭ラ」がある。
これは「G7」の「1,5」と
上記で説明した代理コード「D♭7」
の「1,5」だよね。
だから左手は完全に「G7」を意識して
弾いている。(右手は勿論謎のコード)
もっと決定的なのは51小節目を見てね。
左手で「G(♯5)」(ソ、シ、♭ミ)を
分散和音で3オクターブも弾いている。
「♭ミ」で書いてあるので「G(♭6)」
または「G(♭13)」でもいいけれど、
完全に「G」のコードを弾いているよね。
右手は当然<謎のコード>だよ。
これは本当に「G7」なのだろうか?
「あなたはどう思いますか?」
(続く)