2020年10月04日 23:57
「ヒメノ」楽曲分析2
パスカル・ヒメノ楽曲分析(2)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード
前回の問題わかったかな?
次のコードのコード・ネームは?
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられたと思う。
答えは「F7」だよね。
「ラ(3)、♭レ(♭13)、
♭ミ(♭7)、♭ラ(♯9)」
このコードを右手で弾いて、
左手はベース音「F」を弾く。
これがジャズでは普通の使い方だよね。
ところがね、
「ヒメノ」は普通じゃないんだ。
「いいか、驚くなよ!」
と言ったって、
ジャズ理論を知らない人は
何を言っても驚かないよね?
だってね、
このコードが「F7」だとわからない人は
左手ベースに何の音を持って来ても
「ふ〜ん、そんなものか」と反応がないよね。
テル先生一人だけで
盛り上がっテルみたいだけれど、
ここで答えを発表しよう。
左手「G音」を持って来て、
なんと「G7」として使っているんだ。
「え!ウソでしょう?」
「ウソじゃない。以下を見よ!」
「GIMENO」
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目
普通ジャズコードで
オルタード系の「G7」なら
上記コード「F7」のすべての音を全音上げて、
以下のようになるはず。
「シ(3)、♭ミ(♭13)、
ファ(♭7)、♭シ(♯9)」
作曲者は、
この「G7」を知らないのだろうか?
と思ったが、勿論そんなことはない。
ちゃんと次の小節(36)で使っている。
(注)第3音「シ」を
「♭ド」で書いているけれど。
それでは、この不思議なコードは、
どう解釈したらいいのか?
謎は深まるばかりだ。
(続く)


ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)
☆不思議な(謎の)コードを
よい子は絶対に真似しないでね。
セッションなどで使ったら、
みんなから間違えたと思われる。
使うのならオリジナル曲で使う。
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード
前回の問題わかったかな?
次のコードのコード・ネームは?
下から「ラ、♭レ、♭ミ、♭ラ」
ジャズ・ピアノを学んでいる人なら
すぐに答えられたと思う。
答えは「F7」だよね。
「ラ(3)、♭レ(♭13)、
♭ミ(♭7)、♭ラ(♯9)」
このコードを右手で弾いて、
左手はベース音「F」を弾く。
これがジャズでは普通の使い方だよね。
ところがね、
「ヒメノ」は普通じゃないんだ。
「いいか、驚くなよ!」
と言ったって、
ジャズ理論を知らない人は
何を言っても驚かないよね?
だってね、
このコードが「F7」だとわからない人は
左手ベースに何の音を持って来ても
「ふ〜ん、そんなものか」と反応がないよね。
テル先生一人だけで
盛り上がっテルみたいだけれど、
ここで答えを発表しよう。
左手「G音」を持って来て、
なんと「G7」として使っているんだ。
「え!ウソでしょう?」
「ウソじゃない。以下を見よ!」
「GIMENO」
演奏会用リズム・エチュード第2集
3曲目
「Swing-i-Au(スウィング・イ・アウ)」
35小節目
普通ジャズコードで
オルタード系の「G7」なら
上記コード「F7」のすべての音を全音上げて、
以下のようになるはず。
「シ(3)、♭ミ(♭13)、
ファ(♭7)、♭シ(♯9)」
作曲者は、
この「G7」を知らないのだろうか?
と思ったが、勿論そんなことはない。
ちゃんと次の小節(36)で使っている。
(注)第3音「シ」を
「♭ド」で書いているけれど。
それでは、この不思議なコードは、
どう解釈したらいいのか?
謎は深まるばかりだ。
(続く)
ヒメノ:演奏会用リズム・エチュード 第2集 (全音ピアノライブラリー)
☆不思議な(謎の)コードを
よい子は絶対に真似しないでね。
セッションなどで使ったら、
みんなから間違えたと思われる。
使うのならオリジナル曲で使う。