2020年01月08日 10:28
「男の子女の子」ジャズ(その5)
今回は全員に関係ある大事な話なので
しっかり読んで勉強しよう。
ジャズのセッションでは
必ず「F」のブルースを演奏するよね。
「F」ブルースはセッションに行かない人でも
ジャズを学ぶすべての楽器の人の必修科目だ。
そこで質問。
例えば「Now's The Time」は
代表的な「F」のブルースだけれど、
楽譜を見ると5〜8小節目に
|B♭7|B dim7|F7 | D7 |〜
と書いてある。
この「F7」をピアノで右手コード、
左手でベース音を弾く時に
ベース音は何の音を弾く?
「そんなの簡単だよ」
「F7だから当然<ファ>だよね」
と思った人は<間違い!>。
では何の音を弾く?
その理由は?
ジャズ理論で何と言う?
つまり理論書のどの項目に書いてある?
ジャズ理論を理解している人なら
上記の質問は即座に答えられるよね。
わからない人は今回じっくり学ぼう。
ブルースは初心者から上級者まで
すべての楽器の人の必修定番曲だからね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それでは前回の続きです。
話は「キーB♭」のブルースに戻ります。
前回学んだのは5〜6小節目、
サブドミナントの領域。
「E♭7」2小節でもいいけれど、
6小節目に「E dim7」を入れて、
その理由を説明しました。
さて、ここからです。
次の小節(7小節目)は
トニックに戻りますので、
コードは「B♭」または
ブルースですので「B♭7」。
ここが問題のところです。
ここでベース音は「♭シ」ではなく、
「ファ」を弾きます。
「B♭7」の第5音です。
「なぜ?」
ここで「ファ」を弾かないで
「♭シ」を弾いてしまったら
前の小節「B dim7」の行き場所(解決先)が
なくなってしまうのです。
逆から言えば
「E♭7」(5小節目)と
「B♭7(Bass F)」(7小節目)のベース音、
「♭ミ」(5)と「ファ」(7)の全音の間に
「ミ」(6小節目)を入れて
半音階で経過的に連結するのです。
これを経過的な減7の和音、
パッシング・ディミニッシュというのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
理解出来ましたか?
これを「F」ブルースに置き換えてみましょう。
(1〜8小節)
|F7|B♭7|F7|F7|
|B♭7|B dim7|F7 | D7 |〜
5小節目から8小節目までの
ベース音の基本ラインが
「♭シ→♮シ(ナチュラル)→ド→レ」
のようになります。
市販の「Fブルース」の楽譜で
「F7(Bass C)」と
書いてない場合が多いので、
ここはしっかり覚えておいて下さいね。
(続く)
しっかり読んで勉強しよう。
ジャズのセッションでは
必ず「F」のブルースを演奏するよね。
「F」ブルースはセッションに行かない人でも
ジャズを学ぶすべての楽器の人の必修科目だ。
そこで質問。
例えば「Now's The Time」は
代表的な「F」のブルースだけれど、
楽譜を見ると5〜8小節目に
|B♭7|B dim7|F7 | D7 |〜
と書いてある。
この「F7」をピアノで右手コード、
左手でベース音を弾く時に
ベース音は何の音を弾く?
「そんなの簡単だよ」
「F7だから当然<ファ>だよね」
と思った人は<間違い!>。
では何の音を弾く?
その理由は?
ジャズ理論で何と言う?
つまり理論書のどの項目に書いてある?
ジャズ理論を理解している人なら
上記の質問は即座に答えられるよね。
わからない人は今回じっくり学ぼう。
ブルースは初心者から上級者まで
すべての楽器の人の必修定番曲だからね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それでは前回の続きです。
話は「キーB♭」のブルースに戻ります。
前回学んだのは5〜6小節目、
サブドミナントの領域。
「E♭7」2小節でもいいけれど、
6小節目に「E dim7」を入れて、
その理由を説明しました。
さて、ここからです。
次の小節(7小節目)は
トニックに戻りますので、
コードは「B♭」または
ブルースですので「B♭7」。
ここが問題のところです。
ここでベース音は「♭シ」ではなく、
「ファ」を弾きます。
「B♭7」の第5音です。
「なぜ?」
ここで「ファ」を弾かないで
「♭シ」を弾いてしまったら
前の小節「B dim7」の行き場所(解決先)が
なくなってしまうのです。
逆から言えば
「E♭7」(5小節目)と
「B♭7(Bass F)」(7小節目)のベース音、
「♭ミ」(5)と「ファ」(7)の全音の間に
「ミ」(6小節目)を入れて
半音階で経過的に連結するのです。
これを経過的な減7の和音、
パッシング・ディミニッシュというのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
理解出来ましたか?
これを「F」ブルースに置き換えてみましょう。
(1〜8小節)
|F7|B♭7|F7|F7|
|B♭7|B dim7|F7 | D7 |〜
5小節目から8小節目までの
ベース音の基本ラインが
「♭シ→♮シ(ナチュラル)→ド→レ」
のようになります。
市販の「Fブルース」の楽譜で
「F7(Bass C)」と
書いてない場合が多いので、
ここはしっかり覚えておいて下さいね。
(続く)