2017年07月14日 23:59

効果的な曲の覚え方(4)

ジャズのアドリブ・フレーズを
分析する時に気を付けること。

      ☆

コピー譜に書いてあるコードを
信じないこと。

同じ曲でも演奏者によって
コード進行が違うのでよく調べること。

テーマとアドリブ・コーラスでは
コード進行を変えている場合もある。

1コーラス目とその後のコーラスでは、
コード進行を一部分変えることがある。

分析している小節のフレーズが
次の小節(別コード)に
はみ出すことがある。

逆に、前の小節から(弱起のように)
次の小節のフレーズを始めている
例もある。

以上のように、
分析は出来ると思っている人でも、
実際にやってもらうと、
かなり勘違いしていることが多いです。

指摘されると「あ、なるほどね」と
なるのですが、自分では気が付きません。

何十回も注意されると、
少しずつ分かってきます。

何事も経験ですね。

とにかく分析は難しいですが、
何をやっているのか分からないと
応用して使うことが出来ませんから
丸暗記ではダメなのですね。

意味、内容を理解すると、
覚えるのが楽になります。


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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