2015年02月01日 23:32
ブルクミュラー・ジャズ(3)
今回はジャズ理論(コード)の勉強です。
本格的なジャズ両手コードも出て来ますので、
じっくり読んで下さいね。
<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー秘伝!>
「ブルクミュラー25の練習曲」の15曲目
「バラード」(Ballade)を第9回まで分析し、
その後「ジャズ・アレンジ編」になりました。
今回は「ジャズ・アレンジ編」第3回目です。
前回までを読んでいない人は、
「バラード」分析の第1〜9回目までと、
ジャズ・アレンジ編の第2回目までを、
それぞれの第1回目から読んで下さいね。
途中から読むと理解しにくい所がある
かもしれません。続いている話なので…。
それでは
<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー>
(第3回目)をお楽しみ下さい。
☆
今回は「A」に戻る「移行部」
最後の4小節(53〜56)を
ジャズ・コードに変えてみましょう。
変奏1から変奏3までの3種類と
変奏4〜5を用意しましたので、
(組合せを全部試してから)
あなたの好きなものを選んで下さい。
では、始めましょう。
楽譜を見て下さい。(53〜56)
この4小節は「G7(♭9)」で、
ルートを省略すると「B dim7」でしたね。
変奏1〜3まで右手は変えません。
変えるのは左手の音のみです。
<変奏1>
(53〜55)の3小節は、
右手の短3度下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|ファ|レ|シ|(53〜55)
(56)は、
(55)と同じ音「シ」を弾きます。
<変奏2>
(53〜55)の3小節は、
右手の減5度(増4度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|レ|シ|♭ラ|(53〜55)
(56)は、
(55)「♭ラ」の半音下「ソ」を弾きます。
その結果、ここは原曲と同じになりますね。
<変奏3>
(53〜55)の3小節は、
右手の減7度(長6度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|シ|♭ラ|ファ|(53〜55)
(56)は、
(55)「ファ」の全音上の「ソ」を弾きます。
その結果、ここも原曲と同じになりますね。
ここまでは分かりましたか?
次からは最後の小節「56」だけの話です。
ここからは右手も左手も変えます。
<変奏4>
(56)
右手「ソ」と長3度下の「♭ミ」、
左手「ソ」と長3度上の「シ」、
以上の4つの音を同時に弾いて下さい。
「ソ」と「ソ」のオクターブの間を
下から「ソ、シ、♭ミ、ソ」になっていますね。
このコードを
変奏1〜3(53〜55)と組み合わせて
(56)で使えます。使わなくてもいいです。
<変奏5>
(56)
左手「ソ」をオクターブ下にして、
右手「ソ」はそのままにすると、
2つの「ソ」の間は2オクターブ離れます。
この状態で左手、下から「ソ、ファ」、
(「ファ」は短7度上です)そして、
この「ファ」の増4度上の「シ」から
右手で下から「シ、♭ミ、ソ」を弾く。
この結果、
1番下の「ソ」から1番上の「ソ」は
2オクターブで、下から
「ソ、ファ、シ、♭ミ、ソ」と
なっていれば正解です。
このコードは変奏3(53〜55)の時に
(56)で使って下さい。
(使わなくてもいい。あなたの自由です)
(つづく)
本格的なジャズ両手コードも出て来ますので、
じっくり読んで下さいね。
<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー秘伝!>
「ブルクミュラー25の練習曲」の15曲目
「バラード」(Ballade)を第9回まで分析し、
その後「ジャズ・アレンジ編」になりました。
今回は「ジャズ・アレンジ編」第3回目です。
前回までを読んでいない人は、
「バラード」分析の第1〜9回目までと、
ジャズ・アレンジ編の第2回目までを、
それぞれの第1回目から読んで下さいね。
途中から読むと理解しにくい所がある
かもしれません。続いている話なので…。
それでは
<ジャズ・ピアノで弾くブルクミュラー>
(第3回目)をお楽しみ下さい。
☆
今回は「A」に戻る「移行部」
最後の4小節(53〜56)を
ジャズ・コードに変えてみましょう。
変奏1から変奏3までの3種類と
変奏4〜5を用意しましたので、
(組合せを全部試してから)
あなたの好きなものを選んで下さい。
では、始めましょう。
楽譜を見て下さい。(53〜56)
この4小節は「G7(♭9)」で、
ルートを省略すると「B dim7」でしたね。
変奏1〜3まで右手は変えません。
変えるのは左手の音のみです。
<変奏1>
(53〜55)の3小節は、
右手の短3度下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|ファ|レ|シ|(53〜55)
(56)は、
(55)と同じ音「シ」を弾きます。
<変奏2>
(53〜55)の3小節は、
右手の減5度(増4度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|レ|シ|♭ラ|(53〜55)
(56)は、
(55)「♭ラ」の半音下「ソ」を弾きます。
その結果、ここは原曲と同じになりますね。
<変奏3>
(53〜55)の3小節は、
右手の減7度(長6度)下の音を
順番に1音ずつ弾いて行って下さい。
左手|シ|♭ラ|ファ|(53〜55)
(56)は、
(55)「ファ」の全音上の「ソ」を弾きます。
その結果、ここも原曲と同じになりますね。
ここまでは分かりましたか?
次からは最後の小節「56」だけの話です。
ここからは右手も左手も変えます。
<変奏4>
(56)
右手「ソ」と長3度下の「♭ミ」、
左手「ソ」と長3度上の「シ」、
以上の4つの音を同時に弾いて下さい。
「ソ」と「ソ」のオクターブの間を
下から「ソ、シ、♭ミ、ソ」になっていますね。
このコードを
変奏1〜3(53〜55)と組み合わせて
(56)で使えます。使わなくてもいいです。
<変奏5>
(56)
左手「ソ」をオクターブ下にして、
右手「ソ」はそのままにすると、
2つの「ソ」の間は2オクターブ離れます。
この状態で左手、下から「ソ、ファ」、
(「ファ」は短7度上です)そして、
この「ファ」の増4度上の「シ」から
右手で下から「シ、♭ミ、ソ」を弾く。
この結果、
1番下の「ソ」から1番上の「ソ」は
2オクターブで、下から
「ソ、ファ、シ、♭ミ、ソ」と
なっていれば正解です。
このコードは変奏3(53〜55)の時に
(56)で使って下さい。
(使わなくてもいい。あなたの自由です)
(つづく)