2014年12月29日

無調音楽の構造を分析

無調音楽を作りたい、分析したい、
という人は、この本を手に入れておこう。
(最先端のジャズに応用出来るかも?)

調性音楽の分析法では理解出来ない
現代音楽を、どのように分析するのか?

従来とは違う方法を学ぶことも興味深い。

ピッチクラス・セット理論という方法なんだ。

無調音楽の構造:
ピッチクラス・セットの
基本的な概念とその考察
単行本 – 2011/12/22
アレン フォート (著)
森 あかね (翻訳)





内容(「BOOK」データベースより)

音高を整数に割り当て、
音楽への集合論の適用を
容易にすることにより、
無調音楽における
新たな音高の組み合わせを、
従来の和音という概念ではなく、
セット(集合)として認識し
分析することを可能にした
ピッチクラス・セット理論。

それは本書によって確立された。

無調音楽の構造: ピッチクラス・セットの基本的な概念とその考察

<著者について>

アレン フォート:1926年生。

アメリカの音楽理論家・音楽学者。
イェール大学名誉教授
(Yale University,
Battell Professor of Music Theory,
Emeritus)。
コロンビア大学卒業後、
1959年より2004年まで
イェール大学で教鞭をとる。

アメリカの音楽理論学会
(Society for Music Theory)の
創始者の一人である。

数多い著書、論文は
シェンカーの理論
(Shenkarian Analysis)から、
セット・セオリー(Set Theory)、
アメリカ・ポピュラー音楽
と広範囲にわたり、
現在においても
アメリカ音楽理論学会の
第1人者である。

本書
The Structure of Atonal Music
は彼の代表作。

<森 あかね>
桐朋学園大学(弦楽科)を卒業後、
アメリカに渡り、
イェール大学でアレン・フォート教授の
指導のもと博士号を取得。
現在はハートフォード大学
(The Hartt School, University of Hartford)
助教授。


terusannoyume at 23:59│Comments(0)TrackBack(0) 作曲法あれこれ 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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