2014年03月06日 23:59

リズム訓練の大前提

メトロノームを裏拍で聞いて弾く、
という話はかなり前に話しました。

でもね、念のために確認しておくけれど、
その訓練は、普通に聞いて(表拍)
出来る人を対象にした話ですよ。

「そんなこと当たり前じゃないか」
と、あなたは思うでしょうが、
当たり前ではない実例があったので
ここで言っておくことにしました。

それから小節の頭が分かるように
必ず1拍目に「チーン」などと鳴るように
設定して下さいね。(表拍の場合です)

その合図がないと途中で1拍多くなっても、
または少なくなっても分かりませんからね。

そして、もうひとつ、
メトロノーム音を最初から最後まで
すべて聴くこと。

例えば、4拍子で電子メトロノームだったら、
「カッ、コ、コ、コ」の音を1拍1拍すべて
曲の最初から最後まで聴いて演奏する。

演奏中、アドリブのことなどを考えているので
メトロノーム音を聞いていないのですね。

だから
途中でリズムがずれていても気付かない。

以上すべて当たり前の話ですが、
特例があったので(念のために)
注意しておくことにしました。

以上のことが確実に出来る人が
裏拍に聞く訓練をして下さいね。

初心者または普通の人は表拍で十分ですよ。

裏拍よりも表拍で
演奏中ずっと聞いていられるか?
まずは、ここから始めて下さい。


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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