2013年12月24日 18:51

自分では気が付かない?

前回の話に関係あることで、
大切なこと(具体例)を話そう。

みんながよく間違えること。

例えば「ドリアン」や「リディアン」
などのスケールを12キーで弾く時、
黒鍵の間に白鍵が2つあるところで
正解とは逆の鍵盤を弾いてしまう。

つまり、こういうことだ。

例えば、
D♭ミクソ・リディアンの時
「シ♭(B♭)」と「レ♭(D♭)」
の間の音(白鍵盤2つ=シとド)
どちらを弾く?という場合。

もう1つの課題。

「ミ♭」と「ソ♭」の間にある白鍵、
「ミ」と「ファ」は、どちらの音?

わかるかな?

こういう場合なんだよね、
間違える人が多いのは…。

間違った音を弾いた時、
「あ、違った」と気が付いて
すぐに弾き直すんだ。

それで、間違ったことは帳消しにして
自分は分かっているつもりなんだよね。

これは無意識にやっていることなので
本人は間違えた自覚がないと思う。

でもね、前回も言ったけれど
本当に分かっている人は絶対に間違えない。

弾く前にすべての音が見えているからね。

なんとなく分かっているつもりの人は
必ずどこかで間違える。(何ヵ所も)

今後気を付けて自分をチェックしてほしい。

ほとんどの人が無意識にやっているはずだ。

この段階がしっかり出来ていない人は
演奏の時(アドリブなどで)ミストーンを
多く弾いてしまうことになるからね。


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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