2013年07月05日 00:23

シューマン・ピアノ曲研究(下巻)

前回紹介した
シューマンの全ピアノ曲の研究書。

今回は、下巻を紹介しよう。

シューマン
全ピアノ作品の研究
下 [楽譜]←Amazonの間違いで[単行本]です。
西原 稔 (著)





上巻と下巻を合わせると
かなりのページ数になる。

でも、シューマンのピアノ曲に
興味がある人、研究したい人は
とてもよい解説書だと思う。

シューマン 全ピアノ作品の研究 下

<内容紹介> Amazonより

上下巻合わせて、
全ピアノ作品50曲を解説。

上巻につづき、
第2部
「1830年代までのピアノ作品」
(《幻想小曲集》作品12から)と
第3部
「1845年以降のピアノ作品」を
収録する完結編。

著名ピアニストからも反響が大きかった
『レッスンの友』誌の連載に
加筆・訂正をしてまとめた。

ピアノ演奏者、指導者必携!

シューマンの作品の成立プロセスは
非常に輻輳しており、
作品解釈も容易ではない。

ただの作品解説ではなく、
シューマンの創作過程を丹念にたどり、
作品相互の引用や文学からの影響、
そこに込められた
シューマンの心情にせまる
唯一無二の書。

ドイツを中心に近年急速に進んだ
研究成果を採り入れ、
まったく新しいシューマン像を
はじめて日本に紹介する。

シューマン、クララほか、
シューマンが影響を受けた
ベートーヴェンやシューベルトなどの
譜例約290点を掲載し、
作品相互の関連を見事に解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

掲載譜例約300点。
作品の主題/別稿/版による相違/
ベルクによる『トロイメライ』分析など。

<目次>

第2部
1830年代までのピアノ作品(上巻より続く)
(幻想小曲集 作品12
交響的練習曲 作品13
ピアノ・ソナタ第3番 作品14
子供の情景 作品15
クライスレリアーナ―ピアノのための
幻想曲集 作品16 ほか)

第3部
1845年以降のピアノ作品
(1845年以降のピアノ作品
アンダンテと変奏曲 作品46
カノン形式によるペタルフリューゲルのための
6つの練習曲 作品56
ペタルフリューゲルのためのスケッチ集 作品58
BACHの名前による6つのフーガ 作品60 ほか)


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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