2013年01月16日 23:45
「スパイス・アイランド」形式
「カプースチン・リターンズ!」研究分析
「Spice Island」Op.117
「スパイス・アイランド」
「ピアノアルバム 2」(プリズム版)
116〜123ページを見て下さい。
この曲は「ソナタ形式」なのですが、
「完全な形ではない」と
作曲者本人が解説に書いています。
その意味は、展開部がどこなのか?
はっきりしていないからでしょうか?
分析してみますと、
提示部の第2主題が転調している内に
再現部になってしまいます。
第2主題(20〜)が短3度上のキーで
28小節目から現れます。
この部分(28〜)を展開部と考えれば
以下のようになりましたが、
さらに分析を続けることが必要です。
仮の分析結果にしておきますので、
皆さんも自分で考えてみて下さい。
「Spice Island」 Op.117
「スパイス・アイランド」
<序奏>
1〜4(4)
<提示部>
第1主題
「A」5〜19(15)
第2主題
「B1」20〜27(8)
<展開部>?
「B2」28〜35(8)
「B3」36〜46(11)
<序奏>
47〜48(2)
<再現部>
第1主題
「A」49〜62(14)
第2主題
「B4」63〜76(14)
<コーダ>
77〜80(4)
<分析のヒント>
<再現部>を(63)からにした理由。
第2主題が右手に現れるのは
(67)からですが、
(63)から左手に第2主題の断片、
半音上行モチーフ(1〜2拍目)あり。
それと作曲者自身が(63)に複縦線、
「a tempo」や「mf」を書いている。
(63〜66)は、
第2主題への序奏的な扱いでしょうか?
<展開部>について
「B2」(28)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」が短3度上がって
「E」から始まる。
「B3」(36)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」と異名同音である
「D♭」のコードから始まります。
ついでに「B4」(63)ですが、
ここは<提示部>第1主題(5)と
同じコード「F♯m7」から
始まります。(67)も。
「Spice Island」Op.117
「スパイス・アイランド」
「ピアノアルバム 2」(プリズム版)
116〜123ページを見て下さい。
この曲は「ソナタ形式」なのですが、
「完全な形ではない」と
作曲者本人が解説に書いています。
その意味は、展開部がどこなのか?
はっきりしていないからでしょうか?
分析してみますと、
提示部の第2主題が転調している内に
再現部になってしまいます。
第2主題(20〜)が短3度上のキーで
28小節目から現れます。
この部分(28〜)を展開部と考えれば
以下のようになりましたが、
さらに分析を続けることが必要です。
仮の分析結果にしておきますので、
皆さんも自分で考えてみて下さい。
「Spice Island」 Op.117
「スパイス・アイランド」
<序奏>
1〜4(4)
<提示部>
第1主題
「A」5〜19(15)
第2主題
「B1」20〜27(8)
<展開部>?
「B2」28〜35(8)
「B3」36〜46(11)
<序奏>
47〜48(2)
<再現部>
第1主題
「A」49〜62(14)
第2主題
「B4」63〜76(14)
<コーダ>
77〜80(4)
<分析のヒント>
<再現部>を(63)からにした理由。
第2主題が右手に現れるのは
(67)からですが、
(63)から左手に第2主題の断片、
半音上行モチーフ(1〜2拍目)あり。
それと作曲者自身が(63)に複縦線、
「a tempo」や「mf」を書いている。
(63〜66)は、
第2主題への序奏的な扱いでしょうか?
<展開部>について
「B2」(28)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」が短3度上がって
「E」から始まる。
「B3」(36)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」と異名同音である
「D♭」のコードから始まります。
ついでに「B4」(63)ですが、
ここは<提示部>第1主題(5)と
同じコード「F♯m7」から
始まります。(67)も。