2010年06月29日 12:02
「'S Wonderful」分析2
今回から「'S Wonderful」のコード進行を学びます。
ガーシュインがソロピアノ用に付けた特別な進行。
とても(メチャクチャ)勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、この先を読まないで下さい。
まずは自分で分析しないと実力が付きませんからね。
答を先に知ってしまうと面白くありません。
では、分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 1〜8
|E♭|E♭|E dim7 |E dim7|
*|Fm7 |B♭7|
|E♭ D♭|C♭ B♭♭|
*<5〜6>を細かく書くと〜
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
(以下の解説を参照)
<解説>
<1〜2小節>
ここは、2小節「E♭」(トニック)ですね。
1小節3拍目から「Cm」に見えますが
これは「E♭」の「6」です。
左手の伴奏型は、そのまま他の曲でも
使えますの覚えておいて下さい。
2〜3拍目「5−6」のラインを覚えること。
<3〜4小節>
ここは、2小節「E dim7」ですね。
次(5小節)の「Fm7」に行くための
「C7」ルート省略型です。
4小節目、左手4拍目「C音」は
「Fm7」第5音の先取りですが、
その結果、
この時のコードは「C7(♭9)」になります。
「E dim7(Bass C)」ですから…。
<5〜6小節>
ここは、スゴイです。
|Fm7|B♭7|を発展させる時、
普通なら
13〜14小節のコード進行になります。
ところが…
5小節2拍目まで「Fm7」で
3拍目「Gm(7)」になり、
4拍目はベース「F音」になってますね。
この「F音」は「Fm7」のルートみたいですが
次(6小節)の「B♭7」第5音の先取りです。
6小節、1拍目「B♭7」になっていますよね。
と思ったら、2拍目から、
「左手」に「Am7(♭5)」ですが
これは「F7」のルート省略型ですね。
「B♭7」に行く「ファイブ・オブ・ファイブ」です。
(和声学では、ドッペル・ドミナント)
4拍目は「B♭7」。
ここは譜を見ないと
何を言っているのか、わかりませんよね。
簡単にまとめると
|Fm7|B♭7|の時に
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
このようなことをやっているのだけれど、
ベース音だけを見ると、ごく普通に
|Fm7|B♭7|のように見える?
面白いですね。
<7〜8小節>
ここも、スゴイです!
このコード進行、普通なら
30ページ、7〜8小節のようになります。
(キーは、違いますが…)
ところが、ところが…!
ここでは「B♭♭=A(異名同音)」に!
これは「裏トニック?」と言うべきもの。
「ドミナント」なら、わかりますよね?
「E♭7」の代理は、減5度上の「B♭♭7」。
異名同音で「A7」ですね。
ところが、これは「トニック?」。
上級理論ですから説明が長くなるので
ここでやめます。
でもね、この考えが、後年の
コルトレーン「ジャイアント・ステップス」や、
「マルチ・トニック・システム」に発展した?
いや、この時代から、すでにあったんだね。
「ビックリ!」
いや、当たり前か。
クラシックの方が理論は進んでいるからね。
(続く)
ガーシュインがソロピアノ用に付けた特別な進行。
とても(メチャクチャ)勉強になりますよ。
まだ分析していない人は、この先を読まないで下さい。
まずは自分で分析しないと実力が付きませんからね。
答を先に知ってしまうと面白くありません。
では、分析した人のみ先に進んで下さい。
「ガーシュウィン ソングブック」(全音版)
42〜43ページを開こう。
「'S Wonderful」分析(第1回)の<形式>は、
すでに書き込んでいますよね?
[A1] 1〜8
[A2] 9〜16
[B] 17〜24
[A3] 25〜32
では、始めます。
「A1」のコード進行を書き込んで下さい。
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
[A1] 1〜8
|E♭|E♭|E dim7 |E dim7|
*|Fm7 |B♭7|
|E♭ D♭|C♭ B♭♭|
*<5〜6>を細かく書くと〜
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
(以下の解説を参照)
<解説>
<1〜2小節>
ここは、2小節「E♭」(トニック)ですね。
1小節3拍目から「Cm」に見えますが
これは「E♭」の「6」です。
左手の伴奏型は、そのまま他の曲でも
使えますの覚えておいて下さい。
2〜3拍目「5−6」のラインを覚えること。
<3〜4小節>
ここは、2小節「E dim7」ですね。
次(5小節)の「Fm7」に行くための
「C7」ルート省略型です。
4小節目、左手4拍目「C音」は
「Fm7」第5音の先取りですが、
その結果、
この時のコードは「C7(♭9)」になります。
「E dim7(Bass C)」ですから…。
<5〜6小節>
ここは、スゴイです。
|Fm7|B♭7|を発展させる時、
普通なら
13〜14小節のコード進行になります。
ところが…
5小節2拍目まで「Fm7」で
3拍目「Gm(7)」になり、
4拍目はベース「F音」になってますね。
この「F音」は「Fm7」のルートみたいですが
次(6小節)の「B♭7」第5音の先取りです。
6小節、1拍目「B♭7」になっていますよね。
と思ったら、2拍目から、
「左手」に「Am7(♭5)」ですが
これは「F7」のルート省略型ですね。
「B♭7」に行く「ファイブ・オブ・ファイブ」です。
(和声学では、ドッペル・ドミナント)
4拍目は「B♭7」。
ここは譜を見ないと
何を言っているのか、わかりませんよね。
簡単にまとめると
|Fm7|B♭7|の時に
|Fm7 Gm7|Am7(♭5) B♭7|
このようなことをやっているのだけれど、
ベース音だけを見ると、ごく普通に
|Fm7|B♭7|のように見える?
面白いですね。
<7〜8小節>
ここも、スゴイです!
このコード進行、普通なら
30ページ、7〜8小節のようになります。
(キーは、違いますが…)
ところが、ところが…!
ここでは「B♭♭=A(異名同音)」に!
これは「裏トニック?」と言うべきもの。
「ドミナント」なら、わかりますよね?
「E♭7」の代理は、減5度上の「B♭♭7」。
異名同音で「A7」ですね。
ところが、これは「トニック?」。
上級理論ですから説明が長くなるので
ここでやめます。
でもね、この考えが、後年の
コルトレーン「ジャイアント・ステップス」や、
「マルチ・トニック・システム」に発展した?
いや、この時代から、すでにあったんだね。
「ビックリ!」
いや、当たり前か。
クラシックの方が理論は進んでいるからね。
(続く)