2010年06月03日 17:53
「The Man I Love」分析5
「The Man I Love」分析<第5回目>
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、7〜8小節目。
|E♭ G7|A♭ B♭7|
<7小節目>
「E♭」は、トニック。
「G7」から次の「A♭」は、偽終止。
<8小節目>
「A♭」は、サブドミナント。
「B♭7」は、ドミナント。
今回の2小節も大変勉強になりますね。
コードネームとメロディーだけの楽譜では、
コードを2分音符や4分音符で弾くだけでしょう。
ところが「7小節目」の2、4拍目の裏拍で
学ぶべき技法が使われています。
まず、左右の手で弾く半音が「反行」している。
さらに右手は、半音「上行」モチーフを
4拍目裏でも「同型反復」している。
左手も同じように「同型反復」している。
ここでは半音「下行」モチーフですけれど…。
最初から書いてあるので
何となく弾いて終わりそうですが、
こんなことを自分で考えられるでしょうか?
この「おかず」がある場合と、ない場合を弾いて
比べてみて下さい。
本当に「ちょっとしたこと」なのですが
やはり「名脇役」という感じでしょう。
そして最後の「B♭7」は、
2分音符で弾いてもいいのですが、
このように弾くとピアノ曲という感じになりますね。
以上で1〜8小節を説明しましたが、
ピアノ技術的にはみんなが弾けるレベルでも
編曲の仕方で学ぶべき所は沢山あるでしょう。
このようなことを分析して
あなたの音楽、ジャズピアノに応用して下さい。
(続く)
ガーシュウィン ソングブック 解説付 (zen-on piano library)
17ページを開いて下さい。
今回は、7〜8小節目。
|E♭ G7|A♭ B♭7|
<7小節目>
「E♭」は、トニック。
「G7」から次の「A♭」は、偽終止。
<8小節目>
「A♭」は、サブドミナント。
「B♭7」は、ドミナント。
今回の2小節も大変勉強になりますね。
コードネームとメロディーだけの楽譜では、
コードを2分音符や4分音符で弾くだけでしょう。
ところが「7小節目」の2、4拍目の裏拍で
学ぶべき技法が使われています。
まず、左右の手で弾く半音が「反行」している。
さらに右手は、半音「上行」モチーフを
4拍目裏でも「同型反復」している。
左手も同じように「同型反復」している。
ここでは半音「下行」モチーフですけれど…。
最初から書いてあるので
何となく弾いて終わりそうですが、
こんなことを自分で考えられるでしょうか?
この「おかず」がある場合と、ない場合を弾いて
比べてみて下さい。
本当に「ちょっとしたこと」なのですが
やはり「名脇役」という感じでしょう。
そして最後の「B♭7」は、
2分音符で弾いてもいいのですが、
このように弾くとピアノ曲という感じになりますね。
以上で1〜8小節を説明しましたが、
ピアノ技術的にはみんなが弾けるレベルでも
編曲の仕方で学ぶべき所は沢山あるでしょう。
このようなことを分析して
あなたの音楽、ジャズピアノに応用して下さい。
(続く)
- ブログネタ:
- 本物の音楽家になるために に参加中!