2009年11月15日 23:50

「モード奏法」とは?(8)

前回の話、わかったかな?

余計なお世話かもしれないけれど、
わからない人のために、もう少し説明しよう。

「ドリアン」や「フリジアン」と言われても
普通の人は、よくわからないよね。

でも「自然的短音階」なら何となくわかるよね。
(楽典に出てくるからね)

だから、
まず「自然的短音階」を12キーで練習する。

そして完全に覚える。

ここまでが第1段階。

次は「前回の表」を見てみよう。

3種マイナー系モードの「どこが違うのか」調べる。

「エオリアン」の第6音を半音上げると
「ドリアン」になり、

「エオリアン」の第2音を半音下げると
「フリジアン」になる訳だ。

だから、
「エオリアン」(自然的短音階)さえ
完全に覚えておけば
後の2つ(計3つ)のマイナー系モードは
覚えたことになる。

「ドリアン」

1,2,♭3,4,5,6,♭7,

「エオリアン」(自然的短音階)

1,2,♭3,4,5,♭6,♭7,

「フリジアン」

1,♭2,♭3,4,5,♭6,♭7,

ここまでよく読んで、
五線紙に音符を書いて学ぶといいよ。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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