2009年11月03日 23:49
「モード奏法」とは何?
本日「カプースチン分析研究会」に投稿した
記事をそのまま載せます。
この記事は今あなたが読んでいるブログの
過去記事ですが(800記事以上ある中で)
奥の方に埋もれているので再度投稿しました。
少し表現を変えたりしていますが、
基本的には過去記事と同じです。
扱っているテーマが「モード奏法」なので
興味がある人も多いと思って取り上げました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カプースチン「24のプレリュード」第6番
を弾いたり分析する前に、
私の別ブログの過去記事(07年03月19日)に書いた
課題を練習するとよく理解出来るようになります。
それは「モード奏法」の基本でもあります。
「モード奏法」って、どういうこと?
「教会旋法?」
「ドリアン」とは?
「レストランのメニューにあるのは?」
「それは、ドリア!」
☆
今回は「ドリアン遊び」をやりましょう。
「モード奏法」の基本が学べます。
(現代のモードは、もっと複雑です)
「カッコいいですよ、この課題は…」
あなたは自分の演奏に酔うかもね?
<B ドリアン>を例に説明します。
5線紙に書き出して下さい。
そうした方が、わかりやすいから。
まず、Bドリアンのスケール音は
「シ、ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ」です。
スケールの各音の上に、音階内の音だけを
3度音程で積み重ねて3和音を作ります。
これらのコードも、5線紙に書いて下さい。
以下のようになりますね。
Bm (シ、レ、ファ♯)
C#m (ド♯、ミ、ソ♯)
D (レ、ファ♯、ラ)
E (ミ、ソ♯、シ)
F#m (ファ♯、ラ、ド♯)
G#dim(ソ♯、シ、レ)*このコードは今回使いません。
A (ラ、ド♯、ミ)
これらのコードを組み合わせてコード進行を作ります。
以下の課題を練習して下さい。
<練習課題 1>
♪| Bm | C#m |
上の2小節を右手で弾いて繰り返します。
好きなようにリズムを付けたり、
転回型なども使い、変化させましょう。
左手は「B(シの音)」を低い音域で
単音またはオクターブで弾きます。
好きなようにリズムを付けて下さい。
わからなければ4分音符でもいいし、
オクターブを交互に8分音符を弾いてもいいです。
気を付けることは、
右手のコードが変わっても、
左手は「シの音」を弾き続けて下さい。
では、弾いてみましょう。
どうですか、いい感じでしょう?
<練習課題 2−1>
次は4小節のコードを繰り返します。
(以下のコード進行も、
右手で好きなリズムを付けて弾きます。
左手は、ずっと「シの音」だけを弾いて下さい)
♪| Bm | C#m | D | C#m |
<練習課題 2−2>
もう1つ練習しましょう。
上の例とは、4小節目だけが違います。
♪| Bm | C#m | D | E |
<練習課題 3>
次は8小節です。
♪| Bm | C#m | D | E | D | C#m | Bm | A |
<練習課題 4>
今度は2小節目に「E」のコードを使った例です。
以下の課題も左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。
<練習課題 4−1>
♪| Bm | E |
<練習課題 4−2>
♪| Bm | E | D | C#m |
<練習課題 5>
スタートを「D」のコードにした例です。
この課題も、左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。
いま練習しているのは「Bのドリアン」なのですから。
<練習課題 5−1>
♪| D | E |
<練習課題 5−2>
♪| D | E | F#m | E |
どうですか。楽しいでしょう。
あとは、自分でも考えて下さい。
☆
♪<カプースチン分析、研究、応用>
もっとカッコよく弾きたい人は、
カプースチン「24のプレリュード」
(プリズム版)
6曲目(44ページ)を見て下さい。
最初の1〜4小節目を分析、研究しましょう。
「右手のコードは何をやっているのか?」
上の練習課題を弾いた後のあなただったら、
手に取るように理解出来ますよね。
♪<応用課題をやってみよう!>
<応用課題 1>
カプースチンの曲(第6曲)
最初の1〜2小節の左手パターンを練習して、
これを繰り返して使いましょう。
右手は、先程まで練習した課題を参考にして、
あなたの好きなように弾いて下さい。
出来れば(第6番)1〜4小節目まで使うと
さらにカッコよくなります。
<応用課題 2>
右手メロディーも(第6番)1〜4小節を参考に、
自分のメロディーを作って下さい。
<応用課題 3>
左手ベース・パターンも1〜4小節目を参考に、
自分のベース・パターンを考えましょう。
<応用課題 4>
12キーのドリアンに移調して練習しましょう。
<応用課題 5>
あなたのアイデアを発展させて、
自分が弾きやすいドリアン(キー)で、
オリジナルを作って下さい。
☆ ☆
どうですか?気持ちいいでしょう!
自分がすごく上達したような気分(錯覚?)ですよね。
「これであなたもカプースチンになれる!(かも?)」
記事をそのまま載せます。
この記事は今あなたが読んでいるブログの
過去記事ですが(800記事以上ある中で)
奥の方に埋もれているので再度投稿しました。
少し表現を変えたりしていますが、
基本的には過去記事と同じです。
扱っているテーマが「モード奏法」なので
興味がある人も多いと思って取り上げました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カプースチン「24のプレリュード」第6番
を弾いたり分析する前に、
私の別ブログの過去記事(07年03月19日)に書いた
課題を練習するとよく理解出来るようになります。
それは「モード奏法」の基本でもあります。
「モード奏法」って、どういうこと?
「教会旋法?」
「ドリアン」とは?
「レストランのメニューにあるのは?」
「それは、ドリア!」
☆
今回は「ドリアン遊び」をやりましょう。
「モード奏法」の基本が学べます。
(現代のモードは、もっと複雑です)
「カッコいいですよ、この課題は…」
あなたは自分の演奏に酔うかもね?
<B ドリアン>を例に説明します。
5線紙に書き出して下さい。
そうした方が、わかりやすいから。
まず、Bドリアンのスケール音は
「シ、ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ」です。
スケールの各音の上に、音階内の音だけを
3度音程で積み重ねて3和音を作ります。
これらのコードも、5線紙に書いて下さい。
以下のようになりますね。
Bm (シ、レ、ファ♯)
C#m (ド♯、ミ、ソ♯)
D (レ、ファ♯、ラ)
E (ミ、ソ♯、シ)
F#m (ファ♯、ラ、ド♯)
G#dim(ソ♯、シ、レ)*このコードは今回使いません。
A (ラ、ド♯、ミ)
これらのコードを組み合わせてコード進行を作ります。
以下の課題を練習して下さい。
<練習課題 1>
♪| Bm | C#m |
上の2小節を右手で弾いて繰り返します。
好きなようにリズムを付けたり、
転回型なども使い、変化させましょう。
左手は「B(シの音)」を低い音域で
単音またはオクターブで弾きます。
好きなようにリズムを付けて下さい。
わからなければ4分音符でもいいし、
オクターブを交互に8分音符を弾いてもいいです。
気を付けることは、
右手のコードが変わっても、
左手は「シの音」を弾き続けて下さい。
では、弾いてみましょう。
どうですか、いい感じでしょう?
<練習課題 2−1>
次は4小節のコードを繰り返します。
(以下のコード進行も、
右手で好きなリズムを付けて弾きます。
左手は、ずっと「シの音」だけを弾いて下さい)
♪| Bm | C#m | D | C#m |
<練習課題 2−2>
もう1つ練習しましょう。
上の例とは、4小節目だけが違います。
♪| Bm | C#m | D | E |
<練習課題 3>
次は8小節です。
♪| Bm | C#m | D | E | D | C#m | Bm | A |
<練習課題 4>
今度は2小節目に「E」のコードを使った例です。
以下の課題も左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。
<練習課題 4−1>
♪| Bm | E |
<練習課題 4−2>
♪| Bm | E | D | C#m |
<練習課題 5>
スタートを「D」のコードにした例です。
この課題も、左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。
いま練習しているのは「Bのドリアン」なのですから。
<練習課題 5−1>
♪| D | E |
<練習課題 5−2>
♪| D | E | F#m | E |
どうですか。楽しいでしょう。
あとは、自分でも考えて下さい。
☆
♪<カプースチン分析、研究、応用>
もっとカッコよく弾きたい人は、
カプースチン「24のプレリュード」
(プリズム版)
6曲目(44ページ)を見て下さい。
最初の1〜4小節目を分析、研究しましょう。
「右手のコードは何をやっているのか?」
上の練習課題を弾いた後のあなただったら、
手に取るように理解出来ますよね。
♪<応用課題をやってみよう!>
<応用課題 1>
カプースチンの曲(第6曲)
最初の1〜2小節の左手パターンを練習して、
これを繰り返して使いましょう。
右手は、先程まで練習した課題を参考にして、
あなたの好きなように弾いて下さい。
出来れば(第6番)1〜4小節目まで使うと
さらにカッコよくなります。
<応用課題 2>
右手メロディーも(第6番)1〜4小節を参考に、
自分のメロディーを作って下さい。
<応用課題 3>
左手ベース・パターンも1〜4小節目を参考に、
自分のベース・パターンを考えましょう。
<応用課題 4>
12キーのドリアンに移調して練習しましょう。
<応用課題 5>
あなたのアイデアを発展させて、
自分が弾きやすいドリアン(キー)で、
オリジナルを作って下さい。
☆ ☆
どうですか?気持ちいいでしょう!
自分がすごく上達したような気分(錯覚?)ですよね。
「これであなたもカプースチンになれる!(かも?)」
- ブログネタ:
- 本物の音楽家になるために に参加中!
トラックバックURL
コメント一覧
1. Posted by ヒロ 2010年11月07日 19:30
テル先生こんばんわ
今この課題見つけてやっていますが
ドリアンはアイオニアンのひとう隣で
Bドリアン=Aアイオニアンで間違いないですか?
ダイアトニックはアイオニアン
?△7 ?m7 ?m7 ・・・
ですが
ドリアンは
?m7 ?m7 ?△7 ?7
で間違いないですか?
モ―ド勉強中です
お忙しいところいきなりすみませんm( )m
今この課題見つけてやっていますが
ドリアンはアイオニアンのひとう隣で
Bドリアン=Aアイオニアンで間違いないですか?
ダイアトニックはアイオニアン
?△7 ?m7 ?m7 ・・・
ですが
ドリアンは
?m7 ?m7 ?△7 ?7
で間違いないですか?
モ―ド勉強中です
お忙しいところいきなりすみませんm( )m
2. Posted by テル先生 2010年11月08日 06:50
> ドリアンはアイオニアンのひとつ隣で
Bドリアン=Aアイオニアンで間違いないですか?
☆それは「Bドリアンが、どこから出て来たか」
という時の考え方ですね。
Bドリアンは、
あくまでも「B」を規準に考えて下さい。
以下の文章は不明です。
> ダイアトニックはアイオニアン
> ?△7 ?m7 ?m7 ・・・
> ですが
> ドリアンは
> ?m7 ?m7 ?△7 ?7
> で間違いないですか?
☆コードネーム(最初のアルファベット)を
小文字で書くと、
(この様に)文字化けする時がありますので
大文字で書いてみて下さい。
Bドリアン=Aアイオニアンで間違いないですか?
☆それは「Bドリアンが、どこから出て来たか」
という時の考え方ですね。
Bドリアンは、
あくまでも「B」を規準に考えて下さい。
以下の文章は不明です。
> ダイアトニックはアイオニアン
> ?△7 ?m7 ?m7 ・・・
> ですが
> ドリアンは
> ?m7 ?m7 ?△7 ?7
> で間違いないですか?
☆コードネーム(最初のアルファベット)を
小文字で書くと、
(この様に)文字化けする時がありますので
大文字で書いてみて下さい。
3. Posted by ヒロ 2010年11月08日 11:48
文字化けと説明不足でスミマセン
アイオニアンは
1△7 2m7 3m7 4△7・・・
と並んでますが
ドリアンは上の場合、Bmをトニック=1と置いて
1m7 2m7 3△7 4ドミナントセブンス 5m7 6m7♭5(フラット5) 7△7
という風にダイアトニックを一般化していいのでしょうか
(3度と7度の前には♭フラットがいるかもしれません)
勉強中なので的外れな質問だったらスミマセン
よろしくお願いします
アイオニアンは
1△7 2m7 3m7 4△7・・・
と並んでますが
ドリアンは上の場合、Bmをトニック=1と置いて
1m7 2m7 3△7 4ドミナントセブンス 5m7 6m7♭5(フラット5) 7△7
という風にダイアトニックを一般化していいのでしょうか
(3度と7度の前には♭フラットがいるかもしれません)
勉強中なので的外れな質問だったらスミマセン
よろしくお願いします
4. Posted by テル先生 2010年11月10日 04:05
それで正解です。
自分でも気が付いているように
「3」と「7」の前には「♭」(フラット)ですね。
実は、和声の記号で解答したのですが
こちらからのコメントでも文字化けしてしまいました。
以前は大丈夫だったのですが、
ライブドアのシステムが変わったのが原因のようで、
仕方なく普通の数字で返答しました。
> 勉強中なので的外れな質問だったらスミマセン。
☆みんなも沢山の勘違いをしています。
気にしないで質問して下さい。
自分でも気が付いているように
「3」と「7」の前には「♭」(フラット)ですね。
実は、和声の記号で解答したのですが
こちらからのコメントでも文字化けしてしまいました。
以前は大丈夫だったのですが、
ライブドアのシステムが変わったのが原因のようで、
仕方なく普通の数字で返答しました。
> 勉強中なので的外れな質問だったらスミマセン。
☆みんなも沢山の勘違いをしています。
気にしないで質問して下さい。
5. Posted by ヒロ 2010年11月10日 13:04
ありがとうございました
またよろしくお願いしますm( )m
またよろしくお願いしますm( )m