2009年08月28日

「プレリュード」Op.40-1(1)

「8つの演奏会用エチュード」Op.40
第1番 プレリュード(No.1 Prelude)

楽譜は、カプースチン
「8つの演奏会用エチュード」作品40

      または

カプースチン「ピアノアルバム 1」にも
「8つの〜」第1番と第8番が収録されている。

どちらも<プリズム版>だ。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

   【序奏部】 1〜12(12)

[ I ]
| B♭/A♭ | A♭m7 | B♭/A♭ | A♭m7 |

| Gm7 | A/G | Gm7 | F♯m7 B7(4) |

| Fm7 B♭7(4) | Fm7 B♭7(4) |

| E♭M7 A♭7(4) | D♭M7 G7(4) |

   【テーマ】 13〜40

[A1] 13〜20(8)
| CM7 B♭m7(13) | A♭M7 D♭M7 |

| CM7 B♭m7(13) | A♭7 D♭7(4) |

| Gm7 C7(4) C7 | Fm7 B♭7(4) A♭m7 |

| Gm7 F♯7 | BM7 EM7 |

[B] 21〜28(8)
| E♭M7 B♭7(4) | E♭M7 E♭/D♭7 |

| CM7 F♯m7 B7 | EM7 |

| Am7 B7(4) | Em7 A7 |

| Am7 D7(4) D7 | G7(4) D♭7 |

[A2] 29〜34(6)
| CM7 B♭m7(13) | A♭M7 D♭M7 |

| CM7 B♭m7(13) | A♭7 D♭7 |

| Gm7 C7(4) C7 | Am7 D7(4) D7 |

[ I ] 35〜40(6)序奏部のモチーフ

| G7(4) | G7(4) | G7(4) | C7(4) FM7 |


| E♭M7 A♭7(4) | D♭M7 G7(4) |

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この後(41〜)は、変奏部。
ジャズでいうならアドリブ・コーラスになる。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カプースチンから学ぶことは沢山ある。

例えば
「m7」コードの時に「6」は使えない。
   ということになっている。
  (日本に広まっている理論では)

しかし、実際には私も使うし、
カプースチンも「13」と考えているのか、
「B♭m7(13)」のようなコードを使っている。

今日は(もう時間がないので)ここで終わるが、
  この押さえ方をよく研究してほしい。

 我が国のジャズ理論書にはない使い方だ。

terusannoyume at 23:46│Comments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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