2009年07月17日 23:53

コード進行付けの奥義

今日は、コード進行の勉強をしよう。

「イントロ虎の巻」
<第1章> Up Tempo の続き

★16ページ上(−3)

ここは誤植ではなく、応用編の話をしよう。

3小節目

3〜4拍目に「E♭7」を入れるといい。

 (3)
 |Am7 E♭7| Dm7 |

コード進行を付ける時に考えることは、
メロディと前後のコードをよく見ること。

このメロディは「♭シ」が中心。

「Am7」のままでは少し不協和になる。

 そこで「E♭7」を入れる。

「A7」の裏コード(代理)だよね。

これでピッタリのコード進行になる。

でもね、この状況だと、
 もう1つ「C♯dim」も使える。

「E♭7」だと小節の変わり目が、

メロディとベースが平行するけれど、

「C♯dim」だと反行する。

コード付けとは、
 このようにメロディと前後のコード、
  そしてベースの流れまで考えて付ける。

今回の楽譜を見て、
 すぐに2つのコードが頭に浮かべば
  大したもんだ。

これがコード進行付けの奥義だね。

この2小節のフレーズを弾きながら
上で説明した2つのコードを交互に弾いて
よく聞き比べて研究しよう。

どちらも正解で、あとは各自の好みなんだ。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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