2009年06月28日 00:00

ポップスにジャズコード

ジャズ・ピアノはコードの使い方が大切。

いくらジャズの曲を弾いていても、
コードが普通ならジャズらしく聞こえない。

逆に、曲はポップスでも、歌謡曲でも
ジャズのコードを使えばジャズに聞こえる。

ジャズ・コードとは、
   ジャズの響きがするコードのこと。

具体的には、テンションを使ったコード。

ジャズの独習が難しいのは、ここが問題。

「G7」だけでも押え方が沢山ある。

「9」だけでも「9」「♭9」「♯9」と
3種類あるのを使い分けなくてはいけない。

そうなると、かなり勉強しないと出来ない。

逆に、ちゃんとマスターすれば
   ポップスを弾いてもジャズになる。

「<隠し味>程度に使おうかな」とか
「かなりジャズらしく」などと使い分ける。

そこまで自由に扱えるようになると楽しい。

ジャズの大切な要素は、アドリブやリズム
などがあるけれど、コードの勉強も重要だ。

独習で行き詰る人がいても当然なこと。

使い分けるのは、かなり難しいと思う。

決して
才能がない訳じゃないから安心していい。

自分1人では簡単にわかることではない。

詳しい人に教わるのが1番近道で確実だね。

         ☆

最近話題の辻井伸行さんは天才かもしれない。

でもね、小学校入学の時から12年間教わった
川上昌裕先生の献身的な指導がなかったら…?

 多分、今とは別の結果になっていたと思う。

2冊の本を読むと、それがよく理解出来るよ。

このことについては
  後日じっくり書いてみたいと思っている。

とにかく徹底的な献身ぶりに頭が下がるんだ。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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