2009年06月07日 23:59

いろんな音階を覚える

ジャズの勉強をすると、
いろいろな音階が出て来るよね。

これらの音階が
「なぜ必要なのか」という話をしよう。

まず最初に、逆説的な話だけれど、
音階を知らなくてもアドリブは出来る。

コード・トーンに装飾的な音を加えると
        良いフレーズを作れる。

しかし、それは、ほんの一つの方法だ。

アドリブ(即興演奏)には、
 いろいろな方法があり、
  それらを組み合わせると
   変化に富んだアドリブが出来る。

スケールを学ぶ理由の一つは、
     アドリブの時の材料になる。

それから、
左手コード、両手コードに使う音の選択、
つまり、テンションを選ぶ基準にもなる。

さらに
フレーズの装飾的な音を選ぶ時にも役立つ。

つまりね、詳しい話は省略するけれど、
 
    今回伝えたいことは、

「音階を覚えると役に立つことが沢山ある」

 ということだ。

具体的な使い方がわからない人にとっては、

「スケールなんか覚えて、何になるんだ」

     と思うかもしれないけれどね。

まったく必要のないものなら、
  理論書に書いてないのではないかな。

  必要だから書いてある。

知っていると役立つことがあるから、
または、便利なことがあるから書いてある。

具体的な応用方法まで書いてないから、
 今はわからないかもしれないけれど、
  いつかきっと役立つ日が来るはずだ。

だから地道に
   各種のスケールを練習しておこう。

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集