2009年02月24日 15:02

リズム・トレーニング応用

数日前に投稿した記事、
ショパン「前奏曲」第4番(Em)を
小節を2倍にして弾きましょう、という課題。

そして
昨日まで2日連続で書いたリズム訓練。

これらの課題は、関連しています。

今回は、応用編の話です。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ショパン「前奏曲」第4番(Em)の楽譜を
用意して、1小節目を見て下さい。

左手がコードを8分音符で弾きますよね。

これを小節を2倍にして、4分音符にする。

2小節で「Em」が4分音符8つになります。

この4分音符のコード「Em」を、
昨日練習したベースのリズムで弾いて下さい。

付点4分音符1つと8分音符1つを交互に…。

|ターータターータ|ターータターータ|

|(あいし)て(わたし)を|(やさし)く(あいし)て|

カッコ内が付点4分音符、残りは8分音符でしたね。

このように1小節を2倍の2小節にして、
この後を同じ雰囲気で弾いて行って下さい。

右手は、メロディーです。

そして足(左右どちらか)は4分音符を踏み、
 体全体で8分音符のリズムに乗って下さい。

  ♪〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 

そして、最後の小節の1小節前で止まります。

|B(SUS 4) B | ですね。

一呼吸置いてから(最後の小節「Em」を弾かずに)
ジョビンの曲(キーEmに移調)を弾き始めます。
(ショパンの曲と同じテンポ、同じ雰囲気で…)

そうすると、聞いている人は、
「ショパンの曲の展開部に入ったのだな、と思います。
(あなたはジョビンの曲を弾いているだけなのですが)

ジョビンの曲を知っている人は思わず「ニヤッ」と…。

この後の展開は、その時に書いた記事を参考にして、
自分なりの展開方法を各自で考えて下さい。
 (いろいろな組合せが考えられます)

私は、最近この遊びが大変気に入って、こればかり、
いや、これと「モントゥーノ」を楽しんでいます。

すごく面白くて勉強になりますので、
あなたも「ショパンとジョビン」楽しんで下さい。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<応用編>

あなたが弾ける曲なら何の曲でもいいです。
今回の弾き方で弾いて楽しんで下さい。

右手=メロディー

左手=コード

足(左右どちらか)=4分音符を踏む。

体全体で8分音符のリズムに乗る。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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