2009年02月02日 02:55
ガイドブック修正(12)
ジャム・セッションで使っている定番曲集。
「スタンダード・ジャズ・ハンドブック」
この曲集は、
メロディーやコード進行を正しく直して使うこと。
「でも、どこを直せばいいの?」
と言う人のために解説書があります。
「スタンダード・ジャズ・ガイドブック」
¥1.800 中央アート出版社
とても良い本なのですが
<誤植>や<問題点>もありますので、
このブログで指摘して、修正しています。
参考にして下さい。
☆
♪262ページ
「Smoke Gets In Your Eyes」
今回は<音程>の勉強です。
音楽の基礎知識(楽典)の話ですね。
「ガイドブック」262ページ、下から10段目
〜 [A]から[B]への増5度への転調は 〜
上の文章がありますね。
ここでは形式[A]のキーは書いてありませんが
その文章から4段下の文章に
〜サビ[B]Key of D♭〜
と書いてありますから[A]は「F」のキーですね。
ウワサの「ハンドブック」(曲集)もキー「F」ですし、
「ガイドブック」解説文すぐ下で紹介している2曲も
キー「F」なので「F」から「D♭」への転調の話です。
問題を簡単にしますと「F」と「D♭」の音程です。
それでは、あなたへの問題です。
<音程クイズ(その1)>
★「F音」と、その上にある「D♭音」の音程名は?
「そんな問題、簡単ですよ」
「じゃあ、答えてみて」
「<増5度>でしょう」
「残念でした」
「え〜、ウッソ〜。だって解説に<増5度>って…」
「正解は<短6度>。(ファ)(♯ド)なら増5度です」
「でも(♭レ)も(♯ド)も鍵盤上では同じ音なので
どっちでもいいんじゃないですかあ、かあ、かあ〜」
(カラスじゃないんだろう、君は…!)
「ダメ。音楽の基礎知識なので正確に覚えましょう。
小〜中学校の音楽テストでは間違いになりますよ」
☆
それでは、同じ(262)ページの下から6段目。
〜減5度マイナーが〜
上の文章がありますね。
問題を簡単にしますと「D♭」と「G」の音程です。
それでは、あなたへの問題です。
<音程クイズ(その2)>
★「D♭音」と、その上にある「G音」の音程名は?
「先生!私をバカにして!答えが解説に書いて…」
「じゃあ、答えてみて」
「<減5度>でしょう」
「ブー!残念賞はゲンコツ1つです」
「え〜、だ、だ、だって<減5度>って解説に〜…」
「正解は<増4度>です」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<音程>は、
音楽の基礎知識(楽典)ですので、
あなたはしっかりと勉強して下さいね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、今回の話<大ドンデン返し>があります。
実は、今説明した解説書にある「Gm7」コード、
ここの小節(サビ[B]6小節目)では
<絶対に使えないコード>なのです。
「え、何で…?」
原曲メロディーとまったく合わないコードですから。
つまり「ハンドブック」(曲集)は、メロディー、コードとも
著者の都合がいいように書き換えられているのです。
この楽譜で歌の伴奏などをやったら合う訳ありません。
早速、原曲の楽譜(数日前に紹介)を調べて下さい。
☆
それでは、ここであなたへの課題(宿題)です。
<課題 1>
原曲を調べて「ハンドブック」(曲集)のメロディーを
すべて正しく書き直して下さい。
(問題の小節以外にも直す小節がありますよね)
<課題 2>
問題の小節([B]6小節目)では
絶対に「Gm7」が使えませんよね。
それでは、この小節、どんなコード進行にしたら
前後の小節と理論的に上手くつながるでしょうか?
「スタンダード・ジャズ・ハンドブック」
この曲集は、
メロディーやコード進行を正しく直して使うこと。
「でも、どこを直せばいいの?」
と言う人のために解説書があります。
「スタンダード・ジャズ・ガイドブック」
¥1.800 中央アート出版社
とても良い本なのですが
<誤植>や<問題点>もありますので、
このブログで指摘して、修正しています。
参考にして下さい。
☆
♪262ページ
「Smoke Gets In Your Eyes」
今回は<音程>の勉強です。
音楽の基礎知識(楽典)の話ですね。
「ガイドブック」262ページ、下から10段目
〜 [A]から[B]への増5度への転調は 〜
上の文章がありますね。
ここでは形式[A]のキーは書いてありませんが
その文章から4段下の文章に
〜サビ[B]Key of D♭〜
と書いてありますから[A]は「F」のキーですね。
ウワサの「ハンドブック」(曲集)もキー「F」ですし、
「ガイドブック」解説文すぐ下で紹介している2曲も
キー「F」なので「F」から「D♭」への転調の話です。
問題を簡単にしますと「F」と「D♭」の音程です。
それでは、あなたへの問題です。
<音程クイズ(その1)>
★「F音」と、その上にある「D♭音」の音程名は?
「そんな問題、簡単ですよ」
「じゃあ、答えてみて」
「<増5度>でしょう」
「残念でした」
「え〜、ウッソ〜。だって解説に<増5度>って…」
「正解は<短6度>。(ファ)(♯ド)なら増5度です」
「でも(♭レ)も(♯ド)も鍵盤上では同じ音なので
どっちでもいいんじゃないですかあ、かあ、かあ〜」
(カラスじゃないんだろう、君は…!)
「ダメ。音楽の基礎知識なので正確に覚えましょう。
小〜中学校の音楽テストでは間違いになりますよ」
☆
それでは、同じ(262)ページの下から6段目。
〜減5度マイナーが〜
上の文章がありますね。
問題を簡単にしますと「D♭」と「G」の音程です。
それでは、あなたへの問題です。
<音程クイズ(その2)>
★「D♭音」と、その上にある「G音」の音程名は?
「先生!私をバカにして!答えが解説に書いて…」
「じゃあ、答えてみて」
「<減5度>でしょう」
「ブー!残念賞はゲンコツ1つです」
「え〜、だ、だ、だって<減5度>って解説に〜…」
「正解は<増4度>です」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<音程>は、
音楽の基礎知識(楽典)ですので、
あなたはしっかりと勉強して下さいね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、今回の話<大ドンデン返し>があります。
実は、今説明した解説書にある「Gm7」コード、
ここの小節(サビ[B]6小節目)では
<絶対に使えないコード>なのです。
「え、何で…?」
原曲メロディーとまったく合わないコードですから。
つまり「ハンドブック」(曲集)は、メロディー、コードとも
著者の都合がいいように書き換えられているのです。
この楽譜で歌の伴奏などをやったら合う訳ありません。
早速、原曲の楽譜(数日前に紹介)を調べて下さい。
☆
それでは、ここであなたへの課題(宿題)です。
<課題 1>
原曲を調べて「ハンドブック」(曲集)のメロディーを
すべて正しく書き直して下さい。
(問題の小節以外にも直す小節がありますよね)
<課題 2>
問題の小節([B]6小節目)では
絶対に「Gm7」が使えませんよね。
それでは、この小節、どんなコード進行にしたら
前後の小節と理論的に上手くつながるでしょうか?
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コメント一覧
1. Posted by nana 2009年02月03日 11:53

音程の問題は、確かに受験時に上記ガイドブックのように答えたら×になってしまいますよね。
ガイド文章中に曖昧さをも受け入れる許容さがジャズにあるようなニュアンスも感じられましたが、もしかしたら厳密に思われているクラシックより、実はジャズの方がこの音程や他の楽典知識においては超重要なのでは?と感じるようになった今日この頃です。
こんなことを考えるキッカケを作ってくれたこのガイドブックに感謝です(^▽^)
2. Posted by テルさん 2009年02月04日 00:58
nanaさんへ
いつもコメントありがとう。
楽しんで勉強を続けて下さい。
毎日の練習も楽しんでいるようですが…。
いつもコメントありがとう。
楽しんで勉強を続けて下さい。
毎日の練習も楽しんでいるようですが…。
3. Posted by nana 2009年02月04日 01:23
ハーイ
これからも楽しんで勉強や練習が出来るように工夫したいでーすo(^-^)o
