2009年01月29日 23:58

「勘違い」は誰でもある

私も、あなたも
「勘違い」していることは沢山ある。

「勘違い」は、本人は気が付かない。

自分では正しいと信じているので、
他人に指摘されるまではわからないものだ。

いや、他人に指摘されても、
まだわからない場合も多い。

私の大きな「勘違い」経験は、

「ピアノは大人になってからでは弾けない」

という説を高校生になるまで信じていたこと。

つまり
「ピアノは子供の時からやっていないとダメ」

「大人になってからは遅すぎる」という説だ。

私は、中学3年生(高校受験)の時に、
「将来はジャズ・ミュージシャンになろう」
と決心した。

しかし
「自分は、もうピアノは弾けない」
と思っていたので打楽器科で受験した。

「ピアノは今からではもう無理だけど、
ジャズ・ドラムなら何とかなるのでは?」
と思って東京音大付属高校打楽器科へ。

(この話は、以前ブログに書いたので
途中省略しますが、結果はピアノを弾けた)。

自分は間違った説を信じていた。

よく考えたら中学生の時に、
あるジャズ・ピアニストから
「ジャズなら今からでも弾けるよ」
と言われていた。

しかし、私は信じなかった。
もう無理なのに慰めで言ってくれていると
解釈してしまったのだった。

「誤解」「勘違い」「間違った説の信じ込み」

あなたも沢山「勘違い」しているはずだ。

自分を限定しないこと。

自分がやってみたかったことで、
自分には無理と思うことをやってみたらいい。

この話は、
あなたの人生すべての面に当てはまる。

どんなことでもいい。

「自分には無理だよね」と思った時、
この話を思い出して、
「本当に無理なんだろうか?」と
再検討してみるといい。

意外な方法が見付かるかもしれないよ。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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