2007年03月25日 06:11

あなたの音楽的向上を目指して

みなさん、こんにちは。
また京都のドリーム音楽院からの投稿です。
東京に帰ると10日後には、また京都。すぐ日にちが経ってしまいます。

わたしは新幹線の中でもカプースチンの分析を続けています。このブログで紹介してからずっと続いていますね。とにかく、おもしろくて楽しいのです。いろんなことが学べるからです。

みなさんは、カプースチンの勉強進んでいますか。まだ楽譜を買わないで抵抗している人は損です。無駄な抵抗はやめて早くみんなの仲間になりましょう。
本当に勉強になります。
あなたがやりたい音楽、ジャズ、クラシック、その他、ジャンルに関係なく役に立つと思います。
それから初心者、上級者も関係ありませんし、弾ける人、弾けない人も関係ありません。
それぞれのレベルで使えます。

例えば、あなたがまったく楽譜のとおりに弾けない人だとします。
しかし私が教えたコード進行を書き込んでおけば、Cというコードはドミソだと思っていたけど、ここに書いてあるコードはまるで違うことに気付きます。
その時、あなたは「テル先生はいい加減な先生
なんだから」と、あきれないで下さい。
まさにそこに書いてあるコードこそジャズの秘密のコードなのです。

それがわかると、そのコードを12キーで練習し、いろいろな曲で使えます。
あなたの今までの音楽がものすごくレベルアップしていくのです。

こんな良いことないでしょう。
自分のためになることなのに抵抗しているなんて、損ですよ。信じられません。
でも、今はきっと反抗期なのですね。
それも、いいでしょう。
でもね、「勉強の仕方」「この曲集の使い方」「応用の仕方」など徐々に話していく予定です。
納得のいった段階で仲間になりましょう。

お互いに顔も名前も知らない仲間たちが全国で同じ目標、自分の音楽を向上させることを目指す。そんなことも、あっていいのではと思います。

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コメント一覧

1. Posted by SOFOUR   2007年03月25日 11:20
いつもためになるブログ、有難うございます。
テル先生にカプースチンを紹介されて何日が経ったでしょう。
気になって気になって、図書館でCDを4枚借りて、これは凄いと虜になり、ずっと聞いています。昨日ついに全音のOP.53の楽譜を買ってしまいました。ブログの解説を参照しながらむむーと唸っています。歩みは亀のようですが、これからもよろしく教導ください!
2. Posted by テルさん   2007年03月26日 03:25
仲間がまた1人増えて嬉しいです。
私の言ったとおり本当にスゴイでしょう?無駄な抵抗をやめて良かったですね。楽譜も買って良かったです。ここには本当にジャズの秘密が沢山明かされています。わからないことばかりでしょうが、今の段階は教わったコードを書き込んで眺めているだけでもいいです。自分が出来る範囲で学んで下さい。少しずつ解説していきます。
それから C D は図書館にもあるのですね。東京に帰ってからの投稿でみんなにも教えてあげようと思います。全員がこのコメント見ないでしょうから。
3. Posted by Masato   2007年03月26日 10:54
変則ブルースの件で質問です。変則ブルースのエントリーにコメントが書き込めなかったので、こちらに書き込みさせていただきます。5小節目のEm7(IIIm7)は、どういう解釈をしたら良いのでしょうか?ブルーノートと何か関係があるのでしょうか?
4. Posted by SOFOUR   2007年03月26日 23:57
無駄な抵抗はハナからしていませんでした。ただ、お金がふんだんに無いので、カプースチン先生とレコード会社には申し訳ないのですが、中古でまず入手しようとして全く見つからず、やむなく図書館で検索したら何とか出てきて、予約も待てずにちょっと遠い図書館でも自転車で走っていって借りました。お金ができたら買い直そうと思います。楽譜はもうどうしようもないので買いました。しかし、買って良かったと思います。テル先生のおっしゃるように、できる範囲で少しずつついていこうと思います。
よろしくお願いします。
あと、1月とか2月のブログも遡って読んでみるととてもためになりましたので、随分昔にしまいこんでいたハノン教本も引っぱり出して、これから練習していこうと思っています。
このブログに出会えて本当に良かったです。これからもよろしく御願いします!
5. Posted by テルさん   2007年03月27日 03:08
Masatoさん、いつも良い質問をして来ますね。これは明解な答えがあります。自分でも考えて下さい。その方が勉強になりますからね。
そして答えをこのコメントに書き込んで下さい。新しい記事のところでもいいです。その後で私が本文で答えることにしましょう。
あまりにも的外れな答えの場合は、恥かしいでしょうから、すぐに削除してあげますよ。安心して自分の考えを書き込んで下さい。
6. Posted by テルさん   2007年03月27日 03:27
SOFOURさんが抵抗していないのは、わかっていますよ。だってあの記事を私が投稿した時、すでに図書館で借りて聴いていたのですからね。
それに、みんなに対しても、あれは冗談ですからね。投稿中にあのように書いたら面白いと思って書いてしまったのです。アドリブみたいに思いついたことを書いて楽しんでいます。
過去の記事も読んでくれたのですね。役に立ちそうなところはどんどん取り入れて練習して下さい。
7. Posted by Masato   2007年03月27日 21:30
Em7の解釈を自分なりに考えてみました。普通のブルース進行では、Em7のところはサブドミナントのGb7。Gb7の裏コードで、C7。Cをトニックと解釈すると、その代理コードはEm7。という解釈を考えてみましたが、C7 の場合7thのBbを考慮するとEm7(b5)となってしまい、ネックになります。でも、サブドミナントGb7を、Gb7(4)と解釈すると、Bになり、Em7の5度と合致します。右手のフレーズもBナチュラルになっていることを考えるとGb7(4)と解釈が成り立つ?的外れかだったらすいません。
8. Posted by テルさん   2007年03月28日 02:35
Masatoさん、さらに考えて下さい。この回答は正解に行き着くための過程ですから削除しないことにしましょう。まず確かなことは、本人も理解しているように「T」「D」ではないこと。しかし、まともな「S」では無理です。ジャズには、もう1つ「S」系の機能があります。そこから出て来るいくつかのコード、さらにもう一ひねりしてあって、その中のコードと密接に関係しているコードです。また、ここにコメントして下さい。
(ひょっとして今回の答えでも補足すれば正解?私も検討しておきますね)
9. Posted by Masato   2007年03月28日 10:50
おはようございます。こういうパターンも考えてみました。
bIIIm7の場所をサブドミナントマイナーと捉える。サブドミナントマイナーの代理コードであるbVI7。これから派生したbVI7sus4, 9。この構成音からルートをオミットして派生して出来たのがIIIbm7。こじつけですね。
10. Posted by テルさん   2007年03月28日 12:04
大正解ですよ!キーCの場合、A♭7をツー・ファイヴにするとE♭m7が出て来るのです。これは決して「Sm」の代理ではありませんが、非常に関係がありますよね。楽譜のキーD♭で説明します。
A7(4)で考えてもいいです。コードトーン(ADEG)のEをベース、残った音はADG、テーマで使われている右手コードです。さらにMasatoさんのように9thを加えたコードトーン(ADEGB)からEBを左手、右手ADGで弾けば何と楽譜どおりです。使用スケールはEドリアンですね。説明が長くなりますので、前回と今回の回答、近い内に本文で取り上げます。それにしても、あなたは自分で考えられる力を持っているのですよ。今後もまず自分で考えましょう。
11. Posted by Masato   2007年03月29日 13:08
お忙しい中、アドバイスありがとうございます。今の私の解釈としては、key Dbで、サブドミナントGb7の代わりにサブドミナントマイナー代理のA7、これをA7(4)として、II-V分割によってEm7、です。それと11,12小節のDm7は、ドミナント代理、という解釈で
よろしいでしょうか?
今回の課題?で、だいぶ勉強になりました。今後ともよろしくご指導願います。
12. Posted by テルさん   2007年04月01日 17:36
Masatoさん、返事が遅くなりました。
 ご覧のようにカテゴリー分類の方に専念していました。おかげ様であと少しです。
 前回のまとめも、ほとんど下書きが出来ましたので、今日中(夜中も含め)に投稿出来ると思います。お楽しみに。
 それから、Dm7 の問題、自分ではどう考えますか?D7 ではないですよ。
 また、ここに理由を書いて下さい。
13. Posted by Masato   2007年04月02日 14:05
テルさん、こんにちは。カテゴリー分けお疲れさまです。Dm7の件ですが、ドミナント代理D7から導こうとしたら行き詰まってしまいました。それで、大変乱暴なアプローチを考えてみました。Key Cで考えた場合、この部分はブルースの頭に行く前のドミナント部分ということで、G7。これにクロマチックアプローチでG♭7。これをII-V分割で、D♭m7が出てくる。というのはどうでしょうか?
14. Posted by テルさん   2007年04月02日 15:25
Masatoさん、最終的な答えは間違っていないのですが「その理由」を考え直して下さい。
 まず、自分が信じ切っている大前提、11〜12小節目(特に11)は本当に機能は[D]なのか?(最もシンプルなブルースで考えた時)
 それを検討し直してから、理由を考え直してみたら?
15. Posted by Masato   2007年04月02日 21:15
11~12は、Tonic。Key7で、C7の裏コードのG♭7。これをII-V分割で、D♭m7。これでどうでしょうか。ブルース進行の場合、手癖でどんどんII-Vとか4度進行をいれてしまう癖がついているので、なにがシンプルか混乱してしまいました。
16. Posted by テルさん   2007年04月03日 01:09
この問題も前回と同じで難しいです。
 実は答えをここに書き始めたのですが、とても書き切れません。
 なるべく短い文章で簡潔に答えられるように頭を整理しておきます。
 ただ、今言えることは、すべてのコードを元のキーの[T][D][S]で説明するには無理があるということ。つまり、別のキーに転調して、そのキー(またはコード)と、元のキー(またはコード)が、どのような関係にあるか?そこまで考えることも必要になってくるのでは?
 ヒントになりますか?
17. Posted by Masato   2007年04月03日 09:52
おはようございます。この部分は、Bに転調。曲のKeyCに対して、半音下から解決する関係。そして、この部分のコードは、B7(Tonic)。このコードの前に、ドミナント代理のF♯7を置く。そしてF♯7を、II-V分割して、C♯m7が導きだされる。という解釈はいかがでしょう?
18. Posted by テルさん   2007年04月04日 03:35
役者は揃っているけれど、配役に無理がありますね。監督!ミスキャストです。
 主役は「このシーンを演じられるのは、あいつしかいないでしょう!」という人。それは誰?
19. Posted by Masato   2007年04月04日 09:50
おはようございます。たびたびすいません。そもそもBに転調というのは、当たっていますでしょうか?おSれにKeyBで、F♯7は”ドミナント代理”ではなくて、”ドミナント”ですね。
20. Posted by テルさん   2007年04月06日 19:49
それを言ってしまうと、もう答えになってしまいます。つまり、キーCで説明するとD♭mに転調。それをm7にしてドリアン。その親(大元)はC♭(つまりB)というように、出て来ているコードはいいのですが、説明の順番が違った。
今、説明出来るのはここまでです。前回言ったように、とてもこのスペースでは答えられませんが、これで今回の質問の最終的な回答になっていると思います。
21. Posted by Masato   2007年04月09日 23:29
こんばんは。D♭mに転調して、m7にしてドリアン。その親はC♭というのはよくわかるのですが。C♭の前にドミナント代理G♭7。それをII-V分割してD♭m7が導きだされる。ということなのでしょうか?D♭mに転調して、遠回りして結局D♭m7となるのがちょっと混乱してしまいます。Keyとコードは別ということなのでしょうけど。
22. Posted by テルさん   2007年04月10日 06:30
G♭7は関係ありません。Bのキーも関係ありません。いろいろな角度から説明すると、こういうふうにも考えられるという段階の話です。そちらからの答えの中でBが出て来たので、そこまで言うなら順序が違うと前回言ったのです。
もっと単純にD♭m7に行ったと考えて下さい。これも回りくどく言ったのは、転調のTにm7が使えるんだ、とみんなに勘違いされると困るので、そんな言い方になってしまうのです。
23. Posted by Masato   2007年04月10日 09:38
おはようございます。コードが先にあってメロディーが導きだされたのか、メロディーが先にあってハーモナイズされたのか。という順番はあると思いますが、この部分のメロディー部分は、Bのドリアン。そこからD♭m7が導きだされる、というのが一番私に取ってシンプルに理解出来ます。どうしてもコード進行という部分ばかりに目が行くと混乱してしまいます。
24. Posted by テルさん   2007年04月12日 04:58
前半の文章、少し変ですよ。作曲は基本的にはメロディとコードを同時に作っています。もちろん、細かい部分は後で修正することはありますけれど。いや、みなさんに誤解されるかもしれませんね。ある部分は、どちらかが先ということもあるでしょうが、基本的には同時です。同時に出来ない人たちは、どちらかが先なのですね。それでも最終的に曲が出来れば問題ありませんけれど。
25. Posted by Masato   2007年04月12日 08:52
おはようございます。ポピュラー音楽、特に歌ものなどの分野では、メロディー先、コード進行先という作曲は結構頻繁に行われていると思います。この曲は、コード先、とかメロディー先、ということは一般的に言われているように思います。楽器を使わずに鼻歌でメロディーを考えたりする場合、なかなかコードまで同時というのは普通の人には難しいです。もちろん、コードは頭の中で鳴っているときもありますが。それから最初は仮の基本的なコードで作曲してから、後で複雑にリハーモナイズする時もありますよね。きっとテルさんの意味する作曲は、凡人レベルではなく、もっと別の高いレベルでの話なのでしょうね。ちなみに、Steely Danというグループは複雑でユニークなコード進行をで有名ですが、おそらくコード先で曲を作っていると思います。
26. Posted by テルさん   2007年04月13日 06:30
当然ですよね。よくわかっています。ただ話の対象がカプースチンの曲でしたので、コメントの返事に「作曲家は」と書いたのですが、ポップスの作曲家は同時ではない人もいるので「基本的には」に変えたのです。モーツァルトはスコアに直接すべてのパートを書き込んだと言われていますからね。作曲方法の話は以前から取り上げようと思っていたので、いつか必ずブログに書きますね。
27. Posted by Masato   2007年04月13日 13:15
おっしゃる通り、このようなタイプの曲は同時に作られていると考えるのが普通ですね。ただカプースチンの曲が、あまりにJAZZなので、ついついメロディーに合わせてリハーモナイズしたりする光景が頭に浮かんでしまいました。私は、もともとポップス系なので、同時でない場合が多いです。楽器を使わずにメロディー先の場合でも頭ではコードは鳴っていますが、後からピアノでコードを確認して、あれこれいじっています。テルさん直伝の作曲法、期待しています。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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カプースチン・ピアノ曲集