2007年03月22日 23:58
ジャズ・バラードを弾こう!
今回は「ジャズ・バラード」を弾きましょう。
カプースチン「24のプレリュード 作品53」(全音版)
第5曲目(32ページ)です。
「何と、たった2ページしかありません」
しかも、作曲者本人の短い解説によると、
「何、これがソナタ形式!」
「う、う、うそでしょう」
という感じです。
分析してみると、
本当に「極度に圧縮されたソナタ形式」でした。
しかし、完全に「ジャズ・バラード」でもあります。
「難易度の表」でも1番易しいランクになっているので、
クラシックをやっていた人なら弾けると思います。
あなたは立派なジャズ・ピアニストになった気分に、
きっと、なれま「す」。(「せん」かな?)
☆
「全体の構成」と「コード進行」を楽譜に書き込んで、
ソナタ形式を理解しながら弾いて下さい。
♪「全体の構成」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
[ B ]第二主題(6〜7)
<展開部>
[ C ](8〜11)
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
[ B ]第二主題(15〜16)
<コーダ>
(17〜18)
♪「コード進行」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
|| E♭M7 / A♭M7 | A7 / DM7 | G7 / F♯7 |*Bm7 | *Em7 / E♭7 / A7 ||
*4小節目は、B7(4)でもいいような気もしたのですが、
ソナタ形式ならば主調に関係ある短調かな?
と思い Bm7 で解釈しました。(考え過ぎかも?)
*5小節目は、Em7 が8分音符、E♭7が1拍半、 あとの2拍分がA7です。
[ B ]第二主題(6〜7)
|| D7 / Am7(Bass D) | D7 / G7 ||
<展開部>
[ C ](8〜11)
|| C7 / F7 | B♭M7 / A♭M7 | D♭M7 / G7 |* Em7 / Fm7 / B♭7 ||
*11小節目は、Em7 が2拍、あとは1拍ずつです。
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
|| E♭M7 / A♭M7 | A7 / D7 | *GM7 / Em7 /A7 ||
*14小節目は、GM7が2拍、あとは1拍ずつです。
[ B ]第二主題(15〜16)
|| D7 / G7 | D7 / G7 ||
<コーダ>
(17〜18)
|| *F♯m7 / F7 / E7 / A7(4) / E♭M7 | D7 ||
*17小節目は、コードが5つもあります。
左手のベース音と照らし合わせて書き込んで下さい。
☆ ☆
各小節内で行われている
「細かいコードの動き」に関しては省略しています。
例えば<展開部>1小節目(全体の8小節目)|C7 /F7 |は、
正確に書くと、
| C7(4) / C7 / F7(4) / F7 |
*(4)も正しくは(sus4)
または、
| Gm7(Bass C) / C7 / Cm7(Bass F) / F7 |
以上のようになるのですが、
わかる人には当たり前のことですし、
初心者に対してはあまり複雑にしてもいけないと思い
省略しています。
このままでも問題ない範囲で書いていますので、
あとは自分で分析して下さい。
詳しい内容は、解説の時にしようと思っています。
今の段階は、コード進行を書き込んで楽譜を弾いたり、
眺めていて下さい。
それだけでも勉強になります。
「勉強の仕方」も近い内に話す予定です。
少しでも分析出来る人は、、
これだけのヒントを与えれば充分過ぎるはずです。
ぜひ、細かいことまで研究して下さい
では、ジャズ・バラードの雰囲気を楽しんで下さいね。
カプースチン「24のプレリュード 作品53」(全音版)
第5曲目(32ページ)です。
「何と、たった2ページしかありません」
しかも、作曲者本人の短い解説によると、
「何、これがソナタ形式!」
「う、う、うそでしょう」
という感じです。
分析してみると、
本当に「極度に圧縮されたソナタ形式」でした。
しかし、完全に「ジャズ・バラード」でもあります。
「難易度の表」でも1番易しいランクになっているので、
クラシックをやっていた人なら弾けると思います。
あなたは立派なジャズ・ピアニストになった気分に、
きっと、なれま「す」。(「せん」かな?)
☆
「全体の構成」と「コード進行」を楽譜に書き込んで、
ソナタ形式を理解しながら弾いて下さい。
♪「全体の構成」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
[ B ]第二主題(6〜7)
<展開部>
[ C ](8〜11)
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
[ B ]第二主題(15〜16)
<コーダ>
(17〜18)
♪「コード進行」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
|| E♭M7 / A♭M7 | A7 / DM7 | G7 / F♯7 |*Bm7 | *Em7 / E♭7 / A7 ||
*4小節目は、B7(4)でもいいような気もしたのですが、
ソナタ形式ならば主調に関係ある短調かな?
と思い Bm7 で解釈しました。(考え過ぎかも?)
*5小節目は、Em7 が8分音符、E♭7が1拍半、 あとの2拍分がA7です。
[ B ]第二主題(6〜7)
|| D7 / Am7(Bass D) | D7 / G7 ||
<展開部>
[ C ](8〜11)
|| C7 / F7 | B♭M7 / A♭M7 | D♭M7 / G7 |* Em7 / Fm7 / B♭7 ||
*11小節目は、Em7 が2拍、あとは1拍ずつです。
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
|| E♭M7 / A♭M7 | A7 / D7 | *GM7 / Em7 /A7 ||
*14小節目は、GM7が2拍、あとは1拍ずつです。
[ B ]第二主題(15〜16)
|| D7 / G7 | D7 / G7 ||
<コーダ>
(17〜18)
|| *F♯m7 / F7 / E7 / A7(4) / E♭M7 | D7 ||
*17小節目は、コードが5つもあります。
左手のベース音と照らし合わせて書き込んで下さい。
☆ ☆
各小節内で行われている
「細かいコードの動き」に関しては省略しています。
例えば<展開部>1小節目(全体の8小節目)|C7 /F7 |は、
正確に書くと、
| C7(4) / C7 / F7(4) / F7 |
*(4)も正しくは(sus4)
または、
| Gm7(Bass C) / C7 / Cm7(Bass F) / F7 |
以上のようになるのですが、
わかる人には当たり前のことですし、
初心者に対してはあまり複雑にしてもいけないと思い
省略しています。
このままでも問題ない範囲で書いていますので、
あとは自分で分析して下さい。
詳しい内容は、解説の時にしようと思っています。
今の段階は、コード進行を書き込んで楽譜を弾いたり、
眺めていて下さい。
それだけでも勉強になります。
「勉強の仕方」も近い内に話す予定です。
少しでも分析出来る人は、、
これだけのヒントを与えれば充分過ぎるはずです。
ぜひ、細かいことまで研究して下さい
では、ジャズ・バラードの雰囲気を楽しんで下さいね。
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