2007年03月12日 06:12

カプースチン分析の続き

今日もカプースチンのCDを聴いていました。
本当にすごいです。もう何回も言いましたね。
でもね、ピアノ曲の歴史が変わった時を今体験しているのですから興奮してしまいますよ。
ジャズピアノとクラシックピアノの境界線がなくなったのですから。
いや、見事に融合したのですから。

この曲集(楽譜)はジャズピアノの新たな最高の教科書です。
だってね、ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソンなどのジャズピアニストが使っているコードの押さえ方がそのまま出て来るのですからね。
それに、エヴァンス以降の新しいジャズのスタイル、例えばチック・コリアのような音楽がきっちり書かれているのですよ。

私は40年以上、ジャズの教則本や理論書を輸入版も含めて沢山集めて来ましたが、こんなすごいものは初めてです。
私がこんなに長い間探し求めていたものに、やっと出会えたのです。
何とも皮肉なものですね。
クラシック曲集のコーナーに最高のジャズ教材が置いてあるのですから。

ほとんどの人は、まだ気がついていません。
これが最高のジャズピアノ教材であることをです。
いや、誰も知る訳ありません。
どこをどのように使えば効果的なジャズピアノの教材になるのかは、
私が今考えていることだからです。

まだ研究中ですので、もう少し待っていて下さい。本当に奥が深いです。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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カプースチン・ピアノ曲集