2024年11月

2024年11月27日 04:06

久し振りの前回記事で「最近は特殊なスケールを研究している」と書いた。
「ドリアン♭9」とか「リディアン♯5」(LYD-AUGと同じ)など、
いろいろな特殊スケールが多数ある。
ところが国内のジャズ理論書にはほとんど出てこない。
海外のジャズ理論書にはスケールの紹介はあるけれど、
コードについてはごく一部の例のみで、
詳しく書いてあるものはほとんどないと思う。
結局「自分で研究してね」ということになる。
それで仕方なく自分で研究を始めることにした。

ところで「これらのスケールがどこから出て来るのか?」
という基本的な話をしよう。
すでにジャズ理論を学んだ人は、長音階の各音からスケールを弾くと
「ドリアン」や「ミクソリディアン」が出て来ることを知っている。
それとまったく同じように
「ハーモニックマイナー」や「メロディックマイナー」スケールの
各音からスケールを始めるといろいろなスケールが出て来る。

例えばCmのメロディック・マイナー・スケール〜

〜ド、レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド〜

このスケールの第2音からスケールを弾くと、

〜レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ〜になり、
これが「ドリアン♭9」になる。

とても面白いのであなたも各音からスケールを書き出してみよう。
あなたがすでに知っているスケールも出て来るはずだ。

以上のような話を毎回1つのスケールを取り上げ、
ブログで近い内に解説していく予定になっている。

「お楽しみに!」


2024年11月25日 05:58

久し振りに登場しました!
皆さん元気ですか?
このブログ1月1日から更新していなかったのですね。
サボってしまい申し訳ありませんでした。
テル先生の近況報告をしますね。

最近の研究課題は新しいスケールです。
ドリアン♭9、
ドリアン ♯4,
リディアン ♯5
ミクソ・リディアン♭13,
など、まだまだ沢山あります。
スケールの名前からどんなスケールか、
ジャズ理論を知っている人ならすぐわかりますよね。
ところがね、コードはどうするの?
となると研究しなくてはいけない。
1つのスケールからいくつものコードを作る。
これがすごく面白いのです。
まったく新しい世界でワクワクします。

この他にも研究課題があるのですが、
近い内に報告しますね。


プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴60年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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