2009年11月

2009年11月30日

「カプースチン」楽譜発売!

カプースチンの楽譜「マンテカ」が、

ついに本日(09.11.30)発売!

カプースチン
ディジー・ガレスピーの
 “マンテカ”によるパラフレーズ
    作品129(2台ピアノ版)





早速「マンテカ」の分析も始めます。

terusannoyume at 00:48|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月29日

「上原ひろみ」楽譜分析

今日は「上原ひろみ」の楽譜を分析していた。

何日か前にブログで紹介したよね。

CD「プレイス・トゥ・ビー」の完全コピー楽譜。

全曲分析しようと思って続けているけれど、
これはいろいろと勉強になるね。

もう少し分析してからブログに書くつもりだ。

お楽しみに!





自分で分析する時は
易しくアレンジされた楽譜から先にやると
     わかりやすいよ。

terusannoyume at 23:47|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月28日

ビートルズお宝楽譜!

ビートルズ音楽理論分析をしようと思っている。

そのための<秘密兵器>を今日は紹介しよう。

これは<本当にスゴイ>んだよ。

「驚くなよ!」

ビートルズの楽譜(曲集)はいろいろあるけれど、
これは決定版なんだ。

ビートルズCDの演奏がバンド・スコアで全曲収録
されている。

曲数は数えてないけれど二百数十曲あるはずだ。

当然だけど分厚くて、
    何と「1136ページ」もある。

ハード・カヴァーで、ハード・ケース入り。

まるで百科事典のようだ。

いや本当にビートルズ作品完全スコア百科事典だ。

私はずっしりと重いこの曲集をパラパラめっくって

ぼんやりと眺めているだけで幸せな気分になる。

もう分析したような気分(錯覚)になってしまう。





気になる<お値段>だが、
    びっくりするぐらい「安い!」

アマゾンで、
 何と、たったの<¥6,666>なのだ。

これを<高い>と思った人は、以下の話を読もう。

「なぜ安いのか?」
 その理由を説明しよう。

実は、中身は日本のシンコー・ミュージックと同じ。
(だと思う?)

CD別に1冊ずつ以前から売られている。

1冊¥2,200〜2,500(それ以上も)なので
全部(14冊ぐらい)買うと数万円になるよね?

だから、これは大変にお得な<お宝楽譜>なんだ。

欠点は、私のようにカフェで分析したい人は、
 持ち歩くには<重過ぎる>ことぐらいかな。

輸入版だから一般のお店には置いていないぞ。

これは一家に一冊あってもいいと思うよ。

terusannoyume at 23:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「ビートルズ」分析研究 

2009年11月27日

「上原ひろみ」文庫本紹介

上原ひろみのことをもっとよく知りたい人のために
文庫本を紹介しよう。

上原ひろみ「サマーレインの彼方」(幻冬舎文庫)

2005年10月に刊行された単行本を文庫にして、
追記(08、09年のこと)を加えている。





ところで数日前に紹介した上原ひろみの楽譜とCD。

 内容が良くて、いろいろと勉強になりますよ。

ジャズ、作曲、アドリブ、ソロ・ピアノ技法など。

ぜひ学んで下さい。近い内に分析を始めますから…。

カプースチンは、じっくりと作ってある作品。
だから即興では無理。

しかし、
ひろみの作品はジャズなので即興演奏が中心。

両者から学んで、いいところを吸収して
自分の音楽に取り入れるといいんじゃないかな。

terusannoyume at 23:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月26日

絢香×上原ひろみ動画

絢香の「おかえり」を
   上原ひろみが伴奏している動画。

間奏のアドリブを聴いてほしい。

ジャズ・ピアニストだからこそ弾ける間奏だ。

ジャズ・ピアノが弾けると、
 どんなジャンルの音楽家とも共演出来る。

ジャズ・ピアノをマスターしようではないか。





間奏は、アドリブ(即興演奏)なので、
もう1度弾くと(当然だが)別の演奏になる。

同じ曲で絢香と共演した別の日の動画を観て
  アドリブの違いを聴き比べてみよう。





「ポップスの歌伴で、ここまで弾いていいの?」

 というぐらい、ひろみが乗りまくっていたね。

terusannoyume at 09:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月25日

「モード奏法」の具体例

あなたは上原ひろみの動画を観ただろうか?

「I Got Rhythm」は、コード進行のある
    オーソドックスなジャズ。

矢野顕子とのピアノ・デュオは、
「モード奏法」で、コード進行がないジャズだ。

聴いていて、その「違い」がわかるだろうか?

もし、わからなくても心配しなくていい。

最初は、わからなくて当然だからだ。

これから勉強して、
どちらのスタイルも習得すればいい。

両方のスタイルを自分でも弾けるように、
   それを目標にしよう。

「とても今の自分には出来そうもない」
    と思うかもしれないが、
コツを教わると誰でも弾けるようになる。
  (超絶技巧は別の話だが…)

今は、オーソドックスなジャズとモード奏法の
「雰囲気の違い」が感じられればいいと思う。

これから学んでいこう。

terusannoyume at 23:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月24日

矢野顕子×上原ひろみ

この2人が2台のグランドピアノで演奏する。

スゴイ組み合わせで、大変に興味深い。

曲は「そこのアイロンに告ぐ」他。

アドリブをよく聴いてほしい。
 これが「モード奏法」で完全なジャズだね。






terusannoyume at 18:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月23日

「上原ひろみ」動画(1)

上原ひろみの演奏を鑑賞しよう。

超絶技巧が観られるぞ。

曲は、
ジョージ・ガーシュウィンの「I GOT RHYTHM」

ぜひ最後まで観て欲しい。

メチャクチャに弾いているように見えても
コード進行を思い浮かべて聴いていると、
ちゃんと弾いていることがわかる。

「A−A−B−A」形式の
   どこを弾いているのか?
      理解しながら聴こう。





この動画を観て、
「ひろみは、ピーターソンみたいなスタイルなんだな」
と思ったら、それは勘違いだ。

このようなスタイルも弾くし、現代的な「モード奏法」も、
そしてバラードも上手い。

何を弾かせても一級品ということだ。

2日前に紹介した楽譜とCDを手に入れて
  分析、研究しようではないか。
   (この曲は収録されていないが…)

今、私も分析していて、近い内にブログに書く予定だ。

terusannoyume at 20:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月22日

カプースチンの誕生日!

今日(11月22日)は、

   カプースチンの誕生日だ。

みんなでお祝いしようぜ。

具体的には…?

1.カプースチン作品を弾く。

2.カプースチンのCDを聴く。

3.カプースチンのCDや楽譜を買う。

4.美味しいモノを食べる。

5.ランチ、おやつ、夕食、夜食など、
  いつもより百円でも高いモノにする。

6.以前から欲しかったモノを買う。

7.誕生日に便乗して、自分に都合の良い
  好きなことを考えて実行する。

でも、自分が成長するための勉強もしようぜ。

みんなでお祝いしよう。

「カプースチン先生、おめでとう!」

terusannoyume at 08:13|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月21日

「上原ひろみ」楽譜発売!

上原ひろみ待望の楽譜が発売された。

CD第6作目「プレイス・トゥ・ビー」
の完全コピー楽譜。

CDは、初のピアノソロ・アルバムなので、
ピアノをじっくり聴きたい、
そして研究したい人には
十分に満足出来る内容のCDと楽譜だ。

私は、すでに(こっそりと)分析をしている。

曲はオリジナルで作曲の才能も素晴らしくて、
ピアノは、ご存じのように超絶技巧だ。

「こんな日本人がいたんだね」

もちろん今まで何となくは知っていたけれど、
今回、CDをじっくり聴いて、楽譜を分析して、
その才能に驚いてしまった。





超絶技巧の曲を初心者でも弾けるように、
易しくアレンジした楽譜も収録されている。

【収録曲】
◆やさしいソロ
・プレイス・トゥ・ビー
・サムウェア
・シシリアン・ブルー
・グリーン・ティー・ファーム

◆完全コピースコア
・BQE
・シュー・ア・ラ・クレーム
・シシリアン・ブルー
・サムウェア
・ケープコッド・チップス
・アイランド・アゾレス
・パッヘルベルのカノン
・ビバ!ベガス
(1)ショー・シティー、ショー・ガール
(2)デイタイム・イン・ラスベガス
(3)ザ・ギャンブラー
・プレイス・トゥ・ビー
・グリーン・ティー・ファーム
・トムとジェリー

CDに収録されている「ベルン、ベイビー、ベルン」
だけは、著作権の都合で楽譜にはなっていない。
そのかわりではないだろうが「トムとジェリー」
の楽譜が加えられている。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この後は、CD「プレイス・トゥ・ビー」だ。

超絶技巧あり、しっとりバラードあり、
 そして最後の13曲目は、何と!
ひろみ伴奏で矢野顕子が歌で参加している。

心が癒されるいい曲だ。






terusannoyume at 23:49|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 「上原ひろみ」分析研究 

2009年11月20日

(♯5)について(その2)

ごめんよ!ゴメンね!

「今晩(こっそり)ここに来るんだぞ!」

と命令しておいたのに、

今日は時間がなくて
(連休なので新幹線が混んでいた)

記事を書けなかったんだ。

この後、夜中に書いて
(ちょっと昼寝も?して)
早朝までには必ず投稿するからさあ。

「許しておくれよね!」

本当にゴメンよ!

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

夜中に書きましたよ。

「カプースチン分析〜」ブログは、
  今からコンビニに行き、
   「あんパン」を買って来て、
ゆっくり食べて、休憩してから…。

では、このブログの記事は投稿します。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昨日の続き「マイナーコードの♯5」について。

マイナーコードの(♯5)は、
次のような時に使われることが多い。

Am−Am(♯5)−Am6−Am(♯5)

「ラ、ド」を同時に弾きながら、
第5音だけが半音ずつ上がって下がって来る。

「ミー、ファー、♯ファー、ファー(ナチュラル)」

これを繰り返す場合が多い。

これって聴いたことあるよね?

007のボンドが登場する時に…。

「え、例が古過ぎてわからない?」

オードリー・ヘプバーンの主演映画
「シャレード」最初の4小節なら?

「え、それも古い?」

まあいいや。
そんなことは、今日はいいんだ。

この「Am(♯5)」を音符で書く時は、
「ラ、ド、ファ」で書くといいよって
  前回言ったよね。

これは「F」(ファ、ラ、ド)の第1転回型
「ラ、ド、ファ」と同じだよね、とも言った。

ここからが今日の大事な話なんだけれど、

「F」と同じだからと言っても、
  次の例はダメだよ。

Am−F−Am6−F

Am−F−F♯m7(♭5)−F

市販の楽譜によく出て来るんだけれど、

これがダメな理由は、
ベースが「ファ」を弾いてしまうよね。

ベースは「ラ」を弾いて、
別のパートが第5音の上下行。

では、
「F(BassA)」と書けばいいのか
   と言うと、
間違いじゃないけれど、やめた方がいい。

Am−F(Bass A)−Am6−F(Bass A)

これでは
「Am」が、ずっと続いているんですよ、
というイメージが伝わらないよね。

この進行は、
「Am」が続く時に使うんだよね。

だからコードネームは
 最初に書いた例が1番いいと思う。

Am−Am(♯5)−Am6−Am(♯5)

コード進行は、このように書いておいて、
  実際の音(音符)を書く時は
「♯5=♭6」と考え直して
「ファ=♭6」を書くといい。

          ☆

前回と今回の説明をじっくり読んでくれると、
言いたいことが伝わると思うんだけどな。

この進行は応用範囲が広いから
12キーで練習しておこう。

きっと役に立つ時がくるよ。

この話、まだ続くかもしれない?

terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月19日

(♯5)について考えよう

今日の話は、(♯5)について。

「C(♯5)」の時、♯5の音は何?

「ド、ミ、♯ソ」だから「♯5」は「♯ソ」の音だよね。

では「Cm(♯5)」の時、♯5の音は何?

「テル先生、あたしをバカにするのね!」
「(♯ソ)に決まっ(テル!)じゃないのよ」

と、誰でも思うよね。

確かに理論的には正解なんだけれど、
楽譜に書く時はちょっと違うんだよね。

「Cm(♯5)」の時、

「ド、♭ミ、♯ソ」では何か変じゃない?

鍵盤で弾くとわかるけれど、
これって「ド、♭ミ、♭ラ」で考えると
「A♭」(♭ラ、ド、♭ミ)の第1転回型と同じだよね。

「Cm」のキーは「♭」が3つで、
「♭シ、♭ミ、♭ラ」のところに「♭」が付いている。

だから「♯ソ」よりも「♭ラ」の方が自然だ。

つまりマイナーの時の(♯5)は、
理論的には「♯ソ」なんだけれど、
書く時は「♭6=♭ラ」の方が自然なんだね。

納得がいかない人は、もっとわかりやすい例、
「Am」と「Em」で考えてみよう。

「Am(♯5)」=ラ、ド、♯ミ

「Em(♯5)」=ミ、ソ、♯シ

「♯ミ」は、実音「ファ」だよね。

「♯シ」は、実音「ド」でしょう?

だから、

「Am(♯5)」=ラ、ド、ファ=「Am(♭6)」

「Em(♯5)」=ミ、ソ、ド=「Em(♭6)」

これで全員、納得したでしょう!?

でもね、ここでわかった気になると、
勘違いする人が半分以上いると思う。

市販の楽譜などでも「おかしい」ものが沢山ある。

とても大事な(秘密の)話なんだ。

だから、この続きは、また明日しようと思う。

明日の夜、家族には内緒で
    (コッソリ)ここに来るんだぞ!

「わかったな!」

terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年11月18日

分析で音楽能力が向上

今日は、分析の意味について話しますね。

今日の「カプースチン分析〜」ブログにも
書きましたが、ジャズでもクラシックでも
分析を学ぶことは、とても大切です。

何もわからないで丸暗記で弾くのと、
内容がわかって弾くのでは、
曲の理解度が違ってきます。

コード進行は、作曲家が勝手に
 気分で付けているのではなく、
一つ一つの進行に理論的意味があります。

すべてのコードが、なぜそこにあるのか?

あなたは、前後関係を説明出来ますか?

今はわからない人も、
将来はわかるようにしましょう。

そうすると曲の理解が深まり
   分析が楽しくなってきますよ。

学校の勉強でもわかってくると面白い。

そういう経験は誰にでもありますよね。

暗譜も今までより楽に出来るので、

引き続き分析の勉強を続けましょう。

また明日も分析を続けますので、
予習、復習をしておいて下さい。

terusannoyume at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月17日

4年目のスタートです!

このブログ、

今日から4年目のスタートです。

これからも、よろしくお願いしますね。

今日の「カプースチン分析〜」のブログは

「24のプレリュード」(作品53)
 プリズム版の6曲目(44ページ)です。
 (このブログからの再投稿ですけれど)

最近書いていた「モード奏法」の基本を
 使っている曲ですので、学んで下さい。

たった今、投稿してからここに来ました。

「わあ!もう時間がない!」

  <0時前、寸前!>

きゃ〜、ぎりぎり投稿します。

また明日、ここで会おうぜ!

terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「日記」読まないでね! 

2009年11月16日

桃栗3年ブログも3年!

今日は、このブログ記念日。

ブログを書き始めたのが、

06,11,17。

そして今日は、

09,11,16ですので、

ちょうど3年が経過。
(明日からは4年目のスタート)

記事数も今日で「880記事」です。

くだらないことも沢山書きましたが、
役に立つことも結構あると思います。

最近ここに来た人は、
何日か通って、じっくり読んでみて下さい。

とても1日では読めない量だと思いますので…。

何か勉強になると思いますよ。

<石の上にも三年>と言いますけれど、
   続けていて良かったことは…?

いろいろな人に、直接、または間接的に
出会えたことですね。

数日前にも書きましたが、
読んでくれる人がいなかったら
すぐにやめていますよね。

みなさんがいたから続けられたと思います。

これからも「よろしく!」

そして、「ありがとう!」

terusannoyume at 23:53|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 「日記」読まないでね! 

2009年11月15日

「モード奏法」とは?(8)

前回の話、わかったかな?

余計なお世話かもしれないけれど、
わからない人のために、もう少し説明しよう。

「ドリアン」や「フリジアン」と言われても
普通の人は、よくわからないよね。

でも「自然的短音階」なら何となくわかるよね。
(楽典に出てくるからね)

だから、
まず「自然的短音階」を12キーで練習する。

そして完全に覚える。

ここまでが第1段階。

次は「前回の表」を見てみよう。

3種マイナー系モードの「どこが違うのか」調べる。

「エオリアン」の第6音を半音上げると
「ドリアン」になり、

「エオリアン」の第2音を半音下げると
「フリジアン」になる訳だ。

だから、
「エオリアン」(自然的短音階)さえ
完全に覚えておけば
後の2つ(計3つ)のマイナー系モードは
覚えたことになる。

「ドリアン」

1,2,♭3,4,5,6,♭7,

「エオリアン」(自然的短音階)

1,2,♭3,4,5,♭6,♭7,

「フリジアン」

1,♭2,♭3,4,5,♭6,♭7,

ここまでよく読んで、
五線紙に音符を書いて学ぶといいよ。

terusannoyume at 23:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月14日

「モード奏法」とは?(7)

7つの教会旋法で「マイナー系」は3種類ある。

「ドリアン」
 「エオリアン」
  「フリジアン」

もう1つ「ロクリアン」もあるけれど、
これは「1」と「♭5」が減5度なので特殊になる。

この3種、
「どこが違うのか」を知っておくと覚えやすい。

「ドリアン」

1,2,♭3,4,5,6,♭7,

「エオリアン」(自然的短音階)

1,2,♭3,4,5,♭6,♭7,

「フリジアン」

1,♭2,♭3,4,5,♭6,♭7,

ここまで
「♭」が1つずつ増えているのがわかるかな?

ついでに、
もう1つ「♭」が増えると「ロクリアン」になる。

1,♭2,♭3,4,♭5,♭6,♭7

それぞれをよく比べて
違いがわかると簡単に覚えられる。

何事も「コツ」があるんだね。

<研究課題>
12キーに書き出して研究しよう。

そして弾いてみよう。

即興演奏してみよう。

terusannoyume at 23:48|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月13日

「モード奏法」とは?(6)

昨日は「エオリアン」の課題を出したけれど、

他の教会旋法でもモード奏法は出来る。

決して「ドリアン」「エオリアン」だけではない。

「フリジアン」「ロクリアン」でも出来るし、

「アイオニアン」「リディアン」「ミクソリディアン」

も可能。

ここまでが教会旋法だけれど、

さらに「チロリアン」「コリアン」
「アンアン」「こしあん」など何でも出来る?
  (この4つは、全部冗談!ごめんな!)

いろいろ試してみるといいよ。

ちなみに「モード」とは「旋法」のこと。

教会旋法=チャーチ・モードなんだね。

だから「モード奏法」とは

「旋法」を主に使った奏法なんだけれど

それ以外の音階を中心に使った演奏も

「モード奏法」と言ってもいいと思う。

とにかくいろいろな音階で実験を続けよう。

terusannoyume at 23:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月12日

「モード奏法」とは?(5)

モード(旋法)は
 「ドリアン」から始めるといい。

と、以前説明したけれど練習しているかな?

練習した人は、
  今回は「エオリアン」を練習しよう。

「エオリアン」なんて言うと
「難しそうだ」と思うかもね。

でも、簡単なんだ。

「自然的短音階」のことだからね。

「ドリアン」「フリジアン」のように
   教会旋法で言うと
「エオリアン」と言うだけのことなんだ。

「D エオリアン」=D 自然的短音階

「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、ド」だよね。

<課題1>
左手コード|Dm|Gm|を繰り返して
右手「D エオリアン」で即興演奏をしよう。

<課題2>
12キーでも練習するんだぞ!

      ☆

「D ドリアン」との違いも学ぼう。

<課題3>
左手コード|Dm|G|を繰り返して
右手は「D ドリアン」でアドリブしようぜ。

「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」だよね。

「エオリアン」との違いは第6音。

「シ」、「♭シ」の違いだけだ。

「ドリアン」は、
すでに12キーで弾けると思うけれど

弾けない人は、この機会に始めよう。

こうやって気楽に遊んでいるうちに、
  即興演奏の感じがわかってくるし、
    自然に覚えていく。

スケールは、
ジャズコードを作る時にも関係してくるから、
いろいろな意味でマスターしておいた方がいい。

ジャズ・アドリブや、カプースチンの分析でも

ジャズ理論的知識が必要だから

普段から課題をしっかり練習しておこう。

terusannoyume at 23:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 愛と感謝の即興演奏法 

2009年11月11日

今月の楽しい企画は?

今日は、09.11.11日だ。

「1」が4つも並んでいるなんて縁起がいい?

今月は、楽しいことがいくつかある。

昨日書いたけれど、

カプースチンの楽譜が月末に発売されること。

そして、カプースチンと言えば

今月22日は(確か?)お誕生日だ。

だから、また分析をどんどんやろうと思っている。

<お誕生日企画>を考えなくちゃ!

それと今日から1週間後、17日(火曜日)は、

このブログの記念日で、4年目のスタート日。

つまり3年間も続けて来たんだね。

それは、みなさんの「おかげ」だけれどね。

読んでくれる人がいなかったら、こんなに続かないよ。

だから、ありがとう。

そんな訳で「また、どんどん書くぞ!」

      と思っているんだ。

terusannoyume at 23:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月10日

カプースチン新譜発売!

カプースチンの楽譜が久し振りに発売されるよ。

しかも今回は、2台のピアノのための作品だ。

実はね、

2日前に紹介した「松本あすか」第2弾CD第5曲目

「“マンテカ”2台のピアノのためのパラフレーズ」

     が、カプースチン作品なんだ。

しかも正式なCDでは、世界初の貴重な演奏なんだ。

「世界で、まだ誰もCDは発売していない」
  ということだから、
   カプースチン・ファンは手に入れるしかない。

2台のピアノなので友達と演奏してもいいし、

あすかCDのように

一人二役(多重録音)で楽しんでもいい。

そんな楽しみ方もあるんだね。

今のうちからCDを聴いて感じをつかんでおこう。

カプースチンの楽譜は
今月(11月)の終わり頃に発売らしい。

原曲は、ジャズの曲なんだよ。

カプースチン
ディジー・ガレスピーの“マンテカ”によるパラフレーズ
作品129 2台ピアノ版
(2台用なので2冊セットになっているようだ)

楽譜の予約は、ここ ↓

カプースチン ディジー・ガレスピーの“マンテカ”によるパラフレーズ 作品129

これは楽しみだよね。

発売されたら、また分析するからね。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ランキングの応援よろしくね。

右上カレンダー下のバナー2ヵ所です。

terusannoyume at 17:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月09日

「展覧会の絵」レゲエで?

「松本あすか」を知らない人も知っている人も、

 カッコイイ「展覧会の絵」を鑑賞しよう。

普通のクラシックじゃないぞ。(レゲエ?)





このカッコイイ「展覧会の絵」を弾きたい人は、
   以前紹介した楽譜に収録されている。

松本あすか アーティストスコアブック
PIANO ESPRESSIVO (楽譜)
松本 あすか (著, 編集, 監修)





「展覧会の絵」が収録されているCD(第1作目)もある。
  以前「エリーゼのために」の時に紹介したよね。

松本あすか CD(第1作目)
PIANO ESPRESSIVO





昨日紹介したのは続編(第2弾)だ。

これもカッコイイぞ!

それにしても楽しそうに弾いてるね。

terusannoyume at 23:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月08日

「松本あすか」第2弾発売

「待ってました!」

「松本あすか」<CD第2弾>が発売された。

以前このブログで紹介したよね。

カッコイイ「エリーゼのために」動画を観たでしょう。

まだ観ていない人は
  09.10.6日と18日の記事を観てね。

第1弾の「CD」と「楽譜」も紹介したよね。

あれから大ファンになった人も多いと思う。

今回は、待望のCD第2弾!

クラシックの名曲を
どんなアレンジで聴かせてくれるのだろう?
      (オリジナルも含まれている)

楽しみだ!

「ピアノ・エスプレッシーヴォII」
     松本あすか

1. 30番エチュード第1番-ao-
2. ワルトシュタイン-Blanco-
3. アイネ・クライネ・ナハトムジーク-Hi-King-
4. 水上の音楽-Greeting-
5. “マンテカ”2台のピアノのためのパラフレーズ
6. FOUL?
7. パノラマウント
8. さくら燈籠
9. さくら回廊
10. 魔王-Hero and Smile-
11. エオリアン・ハープ-Mistral-
12. 伝説より2番 波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
13. トロイメライ





terusannoyume at 18:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 愛と感謝の即興演奏法 

2009年11月07日

ダイアトニック・コード

コード進行を学ぶ時、曲を分析する時など

ダイアトニック・コードを知らなければならない。

そんな話を以前したと思う。

しかし、その時には言わなかった

ダイアトニック・コードの機能を、今回は学ぼう。

各コードは、

トニック(T)

サブドミナント(S)

ドミナント(D)

に分類出来る。

CM7=(T)

Dm7=(S)

Em7=(T)

FM7=(S)

G7=(D)

Am7=(T)

Bm7(♭5)=(D)

しっかり覚えて、12キーでも練習しておこう。

曲を分析、理解する時に役立つはずだ。

terusannoyume at 23:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月06日

「モード奏法」とは?(4)

モード奏法を練習する時は

「Dドリアン」から始めるといい。

「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド」

全部「白鍵」を弾いていればいいからね。

コードも全部「白鍵」のものを使う。

Dm Em F G Am C など。

例えば
左手で|Dm|Em|を永遠に繰り返して
右手は「白鍵」だけをメチャクチャに弾いてみる。

これだけでもかっこいいぞ。

楽しくて1日中やってられる。

遊びだけれど「モード奏法」の基本がわかる。

これなら誰でも出来るよね。

早速やってみよう!

terusannoyume at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月05日

「モード奏法」とは?(3)

「モード奏法の基本、わかったかな?」

「Bm7(ドリアン)でアドリブしなさい」

と言うと、

正直にBm7だけしか弾かない人がいるけれど、

 モード奏法って、そうじゃないんだよね。

カプースチンの1〜4小節目をよく見てね。

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第6番 ロ短調 アニマート
KAPUSTIN 「24 Preludes op.53」(No.6/ B minor)

ここは「Bm7」4小節なのだけれど、

いろいろなコードを使っているよね。

でも、全部「Bドリアン」の中でやっているんだ。

これをよく研究するといいよ。

terusannoyume at 23:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月04日

「モード奏法」とは?(2)

前回「モード奏法」の基本練習を書いたけれど
これを発展させると本格的になってくる。

ヒントは書いてある。

まずは基本をしっかり練習しよう。

そしてよく読んで自分なりに発展させてみよう。

応用力があれば出来ると思う。

でも、まずは12キーで課題を弾くことだね。

terusannoyume at 23:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 効果的なアドリブ上達法 

2009年11月03日

「モード奏法」とは何?

本日「カプースチン分析研究会」に投稿した
    記事をそのまま載せます。

この記事は今あなたが読んでいるブログの
 過去記事ですが(800記事以上ある中で)
奥の方に埋もれているので再度投稿しました。

少し表現を変えたりしていますが、
   基本的には過去記事と同じです。

扱っているテーマが「モード奏法」なので
興味がある人も多いと思って取り上げました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カプースチン「24のプレリュード」第6番
     を弾いたり分析する前に、
私の別ブログの過去記事(07年03月19日)に書いた
 課題を練習するとよく理解出来るようになります。

それは「モード奏法」の基本でもあります。

「モード奏法」って、どういうこと?

「教会旋法?」

「ドリアン」とは?

「レストランのメニューにあるのは?」

「それは、ドリア!」

        ☆

今回は「ドリアン遊び」をやりましょう。

「モード奏法」の基本が学べます。
(現代のモードは、もっと複雑です)

「カッコいいですよ、この課題は…」

あなたは自分の演奏に酔うかもね?

<B ドリアン>を例に説明します。

5線紙に書き出して下さい。
そうした方が、わかりやすいから。

まず、Bドリアンのスケール音は

「シ、ド♯、レ、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ」です。

スケールの各音の上に、音階内の音だけを
  3度音程で積み重ねて3和音を作ります。

これらのコードも、5線紙に書いて下さい。
以下のようになりますね。

Bm  (シ、レ、ファ♯)
C#m (ド♯、ミ、ソ♯)
D   (レ、ファ♯、ラ)
E   (ミ、ソ♯、シ)
F#m (ファ♯、ラ、ド♯)
G#dim(ソ♯、シ、レ)*このコードは今回使いません。
A   (ラ、ド♯、ミ)

これらのコードを組み合わせてコード進行を作ります。

以下の課題を練習して下さい。

<練習課題 1>
 ♪| Bm | C#m |

上の2小節を右手で弾いて繰り返します。
好きなようにリズムを付けたり、
転回型なども使い、変化させましょう。

左手は「B(シの音)」を低い音域で
単音またはオクターブで弾きます。

好きなようにリズムを付けて下さい。
わからなければ4分音符でもいいし、
オクターブを交互に8分音符を弾いてもいいです。

気を付けることは、
右手のコードが変わっても、
左手は「シの音」を弾き続けて下さい。

では、弾いてみましょう。

どうですか、いい感じでしょう?

<練習課題 2−1>
次は4小節のコードを繰り返します。
(以下のコード進行も、
 右手で好きなリズムを付けて弾きます。
左手は、ずっと「シの音」だけを弾いて下さい)

 ♪| Bm | C#m | D | C#m |

<練習課題 2−2>
もう1つ練習しましょう。
上の例とは、4小節目だけが違います。

 ♪| Bm | C#m | D | E |

<練習課題 3>
次は8小節です。

 ♪| Bm | C#m | D | E | D | C#m | Bm | A |

<練習課題 4>
今度は2小節目に「E」のコードを使った例です。
以下の課題も左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。

<練習課題 4−1>
  ♪| Bm | E |

<練習課題 4−2>
 ♪| Bm | E | D | C#m |

<練習課題 5>
スタートを「D」のコードにした例です。
この課題も、左手は「シの音」だけ弾き続けて下さい。
いま練習しているのは「Bのドリアン」なのですから。

<練習課題 5−1>
  ♪| D | E |

<練習課題 5−2>
 ♪| D | E | F#m | E |

どうですか。楽しいでしょう。
あとは、自分でも考えて下さい。

            ☆

♪<カプースチン分析、研究、応用>

もっとカッコよく弾きたい人は、

カプースチン「24のプレリュード」
        (プリズム版)
6曲目(44ページ)を見て下さい。

最初の1〜4小節目を分析、研究しましょう。

「右手のコードは何をやっているのか?」

上の練習課題を弾いた後のあなただったら、
手に取るように理解出来ますよね。

♪<応用課題をやってみよう!>

<応用課題 1>
カプースチンの曲(第6曲)
最初の1〜2小節の左手パターンを練習して、
これを繰り返して使いましょう。

右手は、先程まで練習した課題を参考にして、
あなたの好きなように弾いて下さい。

出来れば(第6番)1〜4小節目まで使うと
さらにカッコよくなります。

<応用課題 2>
右手メロディーも(第6番)1〜4小節を参考に、
自分のメロディーを作って下さい。

<応用課題 3>
左手ベース・パターンも1〜4小節目を参考に、
自分のベース・パターンを考えましょう。

<応用課題 4>
12キーのドリアンに移調して練習しましょう。

<応用課題 5>
あなたのアイデアを発展させて、
 自分が弾きやすいドリアン(キー)で、
  オリジナルを作って下さい。

       ☆         ☆

どうですか?気持ちいいでしょう!
自分がすごく上達したような気分(錯覚?)ですよね。

「これであなたもカプースチンになれる!(かも?)」

terusannoyume at 23:49|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 愛と感謝の即興演奏法 

2009年11月02日

効果的なジャズ学習法

ジャズ・コードの具体的な押さえ方を学ぶには

カプースチンの楽譜を見るとお手本が書いてある。

買って来たままの楽譜にはコードネームがないけれど、

私のブログでコードを書いているので、それを書き写す。

そしてコードネームと実際の押さえ方をじっくり検討する。

例えば

「G7」と書いてあるところで

「ファ、ラ、シ、ミ」とあれば

「そうなのか!♭7,9,3,13なんだな」と理解する。

そして、それを12キーで練習するといい。

曲にも応用して使ってみよう。

こうやって、どんどん学んでいこう。

学ぶことが沢山発見出来るはずだ。

terusannoyume at 23:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 

2009年11月01日

そろそろ何かを始める

本日は、09年11月1日。

昨日も言ったように
 何かをスタートさせるには良い日だ。

「1」が3つも並ぶからね。

カプースチンを分析するブログでは
「24のプレリュード」第6番を再投稿。

このブログで過去に書いた記事を見直し、
向こうのブログに再投稿するんだけれど、
見直すのも結構時間が掛かるものなんだ。

それで、今あなたが読んでいるブログも
 何か新しく始めようとしたけれど、
  時間が足りなくて間に合わなかった。

でも、そろそろ何かを始めるつもりだ。

今日もビートルズの本を少し読んでいた。

terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 「カプースチン」分析研究 
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集