Nardis(ナルディス)分析
2017年08月06日
「Nardis」謎の音(2)
ジャズの名曲
「Nardis」(ナルディス)には
従来のジャズ理論では
説明出来ない音が2ヵ所ある。
前回は、
その1つについて書いたけれど
今回は、
残りのもう1つを問題にしよう。
☆
前回、
最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっていると書いた。
|Em|FM7|B7|CM7|
今回は、この後の4小節。
(楽譜がある人は見てね)
|Am7|FM7|EM7|Em|
このコード進行、何か変では?
キーは「Em」だから
上記3小節目は「Em」になるはず。
もちろん転調してキーが「E」に
なることもある。
ところが「EM7」になった途端
すぐに本来のトニック「Em」に。
こんなことって他の曲にある?
もっと変(不思議)なのは、
3小節目のメロディーだ。
|♯ソ、ラ、♯ソ、ファ|
「Em」のはずなのに、
「♯ソ」が出て来たから
コードを「EM7」にした?
それにしても、もっと変なのは
「ファ」の音。
「EM7」だったら、
何で「ファ」が使えるの?
従来のジャズ理論では
「EM7」のスケールは、
「ION」と「LYD」だよね。
そこに「♭9」なんてある?
ここがこの曲の謎だよね。
「解釈は2つある」と
私は思っているんだ。
あなたも研究してみてね。
「Nardis」(ナルディス)には
従来のジャズ理論では
説明出来ない音が2ヵ所ある。
前回は、
その1つについて書いたけれど
今回は、
残りのもう1つを問題にしよう。
☆
前回、
最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっていると書いた。
|Em|FM7|B7|CM7|
今回は、この後の4小節。
(楽譜がある人は見てね)
|Am7|FM7|EM7|Em|
このコード進行、何か変では?
キーは「Em」だから
上記3小節目は「Em」になるはず。
もちろん転調してキーが「E」に
なることもある。
ところが「EM7」になった途端
すぐに本来のトニック「Em」に。
こんなことって他の曲にある?
もっと変(不思議)なのは、
3小節目のメロディーだ。
|♯ソ、ラ、♯ソ、ファ|
「Em」のはずなのに、
「♯ソ」が出て来たから
コードを「EM7」にした?
それにしても、もっと変なのは
「ファ」の音。
「EM7」だったら、
何で「ファ」が使えるの?
従来のジャズ理論では
「EM7」のスケールは、
「ION」と「LYD」だよね。
そこに「♭9」なんてある?
ここがこの曲の謎だよね。
「解釈は2つある」と
私は思っているんだ。
あなたも研究してみてね。
terusannoyume at 23:58|Permalink│Comments(0)│
2017年08月04日
「Nardis」謎の音(1)
「Nardis」(ナルディス)は
ジャズの名曲だから知っているよね?
マイルスの作曲、演奏、それから
エヴァンスの演奏でも有名だね。
この曲はカッコいいから
演奏した人も多いと思う。
でもね、この曲、普通の理論では
絶対に説明出来ない音が2ヵ所ある。
今回は、その1つを問題にしよう。
☆
この曲の最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっているね。
|Em|FM7|B7|CM7|
2小節目「FM7」のメロディー
知っているかな?
楽譜がある人は見てみてね。
|♯レ、ミ、ミ(8度上)、♯レ、ド|
まず、最初の「♯レ」は、
「ミ=M7」に行く半音下からの
アプローチ・ノートと思えば、
(珍しいけれど)一応は説明が付くね。
ところが残りの3音をよく見てみよう。
まず、オクターヴ上の「ミ」から
「♯レ」に半音で降りて、さらに
その「♯レ」は増2度下の「ド」
に行っているよね?
この「♯レ」、
従来のジャズ理論では
絶対に説明出来ないよね?
コードは「FM7」だよ。
経過音ではなく、
完全に独立して使っているよね。
理論を知っている人なら
わかると思うけれど、
「FM7」のスケールは?
「ION」または「LYD」だよね。
その中に「♯レ」なんてないでしょ?
それで説明が付かないから、
楽譜によっては(苦しまぎれに)
ここだけカッコして(EM7)にしている。
でもね、これ上級のジャズ理論で、
説明が付くんだよ。
(いや新ジャズ理論かな?)
それが、あの「銀恋」なんだよ。
「銀恋」の謎の音が解決すれば、
その応用でこれがわかるんだ。
いや、実はね、逆なんだ。
「NARDIS」のこの音が
わかったから、その応用で
「銀恋」の謎が解けた。
まあ、どちらが先でもいいよね。
前に紹介した本を読めば
謎は解けると思うよ。
興味ある人は、じっくり研究しよう!
ジャズの名曲だから知っているよね?
マイルスの作曲、演奏、それから
エヴァンスの演奏でも有名だね。
この曲はカッコいいから
演奏した人も多いと思う。
でもね、この曲、普通の理論では
絶対に説明出来ない音が2ヵ所ある。
今回は、その1つを問題にしよう。
☆
この曲の最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっているね。
|Em|FM7|B7|CM7|
2小節目「FM7」のメロディー
知っているかな?
楽譜がある人は見てみてね。
|♯レ、ミ、ミ(8度上)、♯レ、ド|
まず、最初の「♯レ」は、
「ミ=M7」に行く半音下からの
アプローチ・ノートと思えば、
(珍しいけれど)一応は説明が付くね。
ところが残りの3音をよく見てみよう。
まず、オクターヴ上の「ミ」から
「♯レ」に半音で降りて、さらに
その「♯レ」は増2度下の「ド」
に行っているよね?
この「♯レ」、
従来のジャズ理論では
絶対に説明出来ないよね?
コードは「FM7」だよ。
経過音ではなく、
完全に独立して使っているよね。
理論を知っている人なら
わかると思うけれど、
「FM7」のスケールは?
「ION」または「LYD」だよね。
その中に「♯レ」なんてないでしょ?
それで説明が付かないから、
楽譜によっては(苦しまぎれに)
ここだけカッコして(EM7)にしている。
でもね、これ上級のジャズ理論で、
説明が付くんだよ。
(いや新ジャズ理論かな?)
それが、あの「銀恋」なんだよ。
「銀恋」の謎の音が解決すれば、
その応用でこれがわかるんだ。
いや、実はね、逆なんだ。
「NARDIS」のこの音が
わかったから、その応用で
「銀恋」の謎が解けた。
まあ、どちらが先でもいいよね。
前に紹介した本を読めば
謎は解けると思うよ。
興味ある人は、じっくり研究しよう!
terusannoyume at 23:59|Permalink│Comments(0)│