楽曲分析

2016年06月04日

分析が大切なんだね

前回は
分析に関係した話をしましたが、
今回も続きです。

作曲家がどのように
曲を組み立てているのか、
理解することはとても大切です。

それが分かった上で
心豊かに演奏することが理想ですね。

何も知らないより知っていた方がいい。

ところがクラシック・ピアノの先生方は
分析がとても苦手です。

「分析は大切だけれど苦手だ」
と認めればいいのですが、
認めたくないからなのか、
「分析なんか必要ない」
という先生もいるようです。

でも、それではいけない、
と気が付いている先生たちは
研究会を作って参加したり、
分析の講座を受けに行っているようです。

ピアノ講師が多くいる音楽教室などでも、
先生たちのために教材研究や分析講座など、
定期的、または不定期にやっていますよね。

やはり<分析が必要だ>ということを一部の
熱心な先生たちは分かっているからですね。

私の生徒にはクラシック・ピアノの先生が多く、
そんな話をよく聞いているのです。

私も、
講師としていろいろな教室や研究会に
呼ばれた事があるので状況がよく分かります。

個人でピアノ教室を開いている先生や、
音楽教室に所属していても講座がない先生は
個人的にアナリーゼ(分析)の本を手に入れて
勉強しましょう。

生徒を指導するには、
いろいろな方面から曲を理解しておいた方がいい。

生徒に分析的なことを教えなくても、
指導者として自分だけは分かっていた方がいい。

もちろん分析が必要な生徒、
理解出来る生徒には、
そのレベルに応じて少しずつ教えてもいい。

臨機応変な対応が出来るように、
指導者は分析を学んでおきましょう。

それが自分自身の音楽的向上につながります。


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2013年08月30日

ポップスのコード進行

今日はレッスンの合い間に
AKB48の曲を分析していた。

分析するとわかるけれど、
よくあるコード進行が数種類あって
その組合せで曲が出来ていること。

しかしメロディーと歌詞が違うので
別の曲に聞こえる。

メロディーも中心になる音が
似ている場合もある。
(これは一般的に他の曲でも)

だから歌の場合は、
歌詞の内容がが重要になってくる。

あなたも好きなアーティストの作品を
分析するといろいろなことがわかって
勉強になるよ。


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2011年09月30日

「神様のカルテ」楽曲分析(2)

「神様のカルテ」(作曲・辻井伸行)を分析研究しよう。

楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。

ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」





今回は、<イントロ(前奏)>について考えてみたい。

普通、セッションなどで<イントロ>を弾く場合、
4小節、または8小節だ。

ところが、この曲集の楽譜(6ページ)を見ると
何と!9小節+2拍になっている。

これは、作曲者自身がこのように作った訳ではない。

本人は8小節の感覚で弾いていると思う。

なぜか?その根拠、理由を説明しよう。

テーマ「A1」と、
<イントロ>のコード進行を比べてほしい。

特に「A1」の8小節目(7ページ上段4小節目)。

この小節のコード「Bm7onE E7」を
<イントロ>8小節目で弾いている。

つまり「A1」8小節のコード進行を基にして
<イントロ>を作った。(少し簡略化してあるが)

だから<イントロ>のコード進行は、8小節。

そして、8小節目を自由に
<フリー・テンポ>でゆったりと弾いた。

その結果を
<イン・テンポ>で記譜すると、この楽譜になった。

ということで、この<イントロ>を
あなたが弾く時は、8小節のつもりで弾こう。

<イントロ>8小節目は、一定のテンポがなくなり、
自由な感じで弾くこと。

「A1」から<イン・テンポ>だ。

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2011年09月21日

「神様のカルテ」楽曲分析(1)

「神様のカルテ」(作曲・辻井伸行)を分析研究しよう。

楽譜は、
CDマッチング自作集の第1曲目(6〜12ページ)。

前ページの解説を読んでみよう。
この曲は、即興演奏で作られたことがわかるね。

楽曲分析は
「形式」を理解することから始まるんだ。

ジャズでもクラシックでも
曲を弾く前に「形式」を理解することが大切。

それでは始めよう。

ピアノソロ 辻井伸行「神様のカルテ ~辻井伸行自作集~」





第1小節目の上に
<イントロ>または<前奏>と書き込む。

<イントロ>

次に、テーマのメロディーは3段目、最後の小節、
8分音符3つの音から始まる。(弱起)

この楽譜は、
(A)から(N)までリハーサル記号が書かれているけれど
それらに(カッコ)を付けて、その上に形式を書き込んでいく。

4段目にある(A)を(カッコ)で囲み、その上に「A1」と書く。

私はパソコンの都合で「←これ→」だけれど、
あなたは「四角(□)」で囲ってほしい。
(この楽譜、「A」から「N」のように)

さらに、
この小節のどこかに<1コーラス目>と書き込む。

それでは以下を参考にして、形式を書き込んでいこう。

<1コーラス目>

(A)=「A1」
(B)=「A2」
(C)=「B」
(D)=「A3」
(E)=「A4」

これで8ページの最後まで来たね。

9ページからは、<2コーラス目>になる。

<2コーラス目>

(F)=「A1」
(G)=「A2」
(H)=「B」
(I)=「A3」

10ページ、
下から2段目、3小節目から<3コーラス目>だね。

<3コーラス目>

(J)=「A1」
(K)=「A2」
(L)=「B」
(M)=「A3」
(N)=「A4」

以上で「形式」の書き込みは終了。
次回から詳しく分析研究していこう。

         ☆

以下は、CDです。
1曲目「神様のカルテ」で楽譜の演奏が聴けます。

神様のカルテ 〜辻井伸行 自作集





terusannoyume at 02:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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