曲の形式

2019年01月07日

曲の理解は形式から分析

ある曲を理解しようと思ったら、
形式から分析するといいですよ。

形式だけなら理論を知らない人でも
曲を聴けばすぐにわかりますからね。

ジャズやポップスの曲では、
8小節が1つの段落になります。
(もちろん例外もありますが…)

最近あなたに体験してもらっている
「走れ正直者」を例に説明しましょう。

最初に出て来るメロディーが
「A」になります。
次に出て来るメロディーが
「A」と同じなら「A2」。
別のメロディーなら
「A」じゃないので
「B」になります。

「走れ正直者」前半は
「A」(8)
「B」(8)ですね。

続いて
次のメロディーが
「B」と同じなら「B2」。
「A」が3回目なら「A3」。
「A」でも「B」でもないなら
「C」になりますので、
「走れ正直者」なら「C」でしたね。

さらに次も
「C」と同じメロディーなので、
最初の「C」が「C1」
2回目の「C」が「C2」になります。

「走れ正直者」の後半は
「C1」(8)
「C2」(10)ですね。

「走れ正直者」の全体は〜
「A」(8)
「B」(8)
「C1」(8)
「C2」(10)

ここで注意するのは
「C2」(10)です。

普通の場合(32小節の曲)なら
「C2」は8小節で
7小節目(全体の31小節目)に
トニックが来て曲が終ります。
そして最後の32小節目は、
「A」に戻る時は
ドミナントなどを入れたり、
そこで終る時はトニックのままです。

ところが「走れ正直者」の「C2」は
「9小節目(全体の33小節目)に
トニックが来て曲が終ります。
と同時に間奏がスタートするのです。

つまり「C2」の9〜10小節目は
曲の終わりであると同時に
間奏の始まりでもあるのです。

ジャズやポップスで
このアレンジ技法はよくあるので
覚えておいて下さい

ジャズのスタンダード曲を例にすると、
31小節目がトニックでテーマが終り、
そこからいきなり間奏が始まるのです。

〜「走れ正直者」に話を戻すと〜

「間奏」を8小節と考えると
「C2」は8小節になってしまい
以下のようになります。
「A」(8)
「B」(8)
「C1」(8)
「C2」(8)
「間奏」(8)
このように考えた方が
「C2」(10)+(間奏6)よりも
すべて8小節で覚えやすいですかね?

この間奏を加えた形式を1セットとして
曲を聴くと、すごく理解出来ると思います。

「A」(8)
「B」(8)
「C1」(8)
「C2」(8)
「間奏」(8)

なお、この間奏のコード進行は
前回学んだイントロと同じです。

|C|C|Am7|Am7|
|FM7|C(BassE)|Dm7|G7|

       ☆

今後、ジャズやポップスを聴く時、
または弾く時、常に形式を意識して
その曲の形式を分析(理解)する習慣を
身に付けて下さい。
これなら今日から早速実行に移せますね。
スマホで通勤電車の中でも
勉強が出来るのです。
知っている曲も、知らない曲も
関係なく勉強になるので
好き嫌いがなくなり今年は成長出来ますよ!

こんな楽しくて良いことはやるべきです。

では練習&勉強を楽しんで下さいね。


terusannoyume at 07:13|PermalinkComments(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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