ビル・エヴァンス・コピー楽譜

2016年05月02日

エヴァンス・フレーズ応用

ビル・エヴァンスのコピー譜がある
「JAZZ LIFE」(2016年05月号)を
すでに手に入れたと思うけれど、
まだの人は急いで手に入れよう。

5月になったので、
近い内に6月号が出ると、
5月号は店頭からなくなってしまう。

私はエヴァンスのコピー集を
20冊以上持っているけれど、
この曲はどこにもなかった。

仮に同じ曲があったとしても、
今回は未発表音源からの楽譜。

アドリブは当然だけれど違う。

つまりこのコピー譜は、
世界で初めての貴重な楽譜になる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

手に入れた人は、
21ページを開いてみよう。

上から3段目、2小節目、
「G7」のフレーズ。

1拍目にある「G♯」と「A♯」を
「A♭」と「B♭」に書き換える。

異名同音だけれど「♭9」「♯9」
なので、このように書くんだね。

その証拠に、この小節内3拍目は
オクターブ上で「A♭」「B♭」
と書いてあるよね。

次は2拍目、3番目の音が
「レ」と「ド」が重なり、
同時に弾くようになっているけれど
「ド」を消して「レ」だけにする。

ここはエヴァンスが、
このように聞こえるように
弾いてしまったのかもしれないが、
「ド」は、いらない。
その詳しい理由は、
話が長くなるので省略する。

最後に4拍目の1つ目「ド♭」は
異名同音「シ」に直す。

理由は、コードが「G7」だから。

もし代理コードの「D♭7」なら
「ド♭」が正解になるけれどね。

これで修正は終って、問題を出そう。

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<問題>
この「G7」の小節で使われている
「スケール名」は?

ジャズ理論を学んだ人なら、
すぐにわかる問題だよね。
(このスケール名は日本だけで、
世界では通用しない名前なんだけど)

さて最後に楽しい<応用課題>だよ。

この「G7」の小節と
次の小節「CM7」の2小節を
12キーで書き出して練習しよう。

どんな曲でも、メジャー・キーなら
「坑掘廚ら「毅唯掘廚両節で使える。

いろいろな曲で試してみてね。

フレーズが速いので、最初は
ゆっくりなテンポの曲から始めるといい。

JAZZ LIFE 2016年 05 月号 [雑誌]


terusannoyume at 04:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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