ジャズ理論

2019年03月07日

コード進行分析記号

前4回(2/28、3/1、3/2、3/4)で
コード進行のとても良い教材を紹介した。

まだ解説することが残っているので
さらに詳しく説明を続けよう。

きっと勉強になる話なので読んでね。

<各巻共通の特長>として、
次のような内容の項目を書いたよね。

☆コード・ネームだけでなく、
コード進行を分析する時に必要な
理論的分析記号もある。
ジャズ理論書に出て来る
矢印やカギカッコ。
ドミナント代理コードからは点線の矢印。
それから度数の記号。
ドミナントは「坑掘廚覆鼻

これぐらいのことを書いたけれど、
この説明には、さらに詳しい続きがある。

キーCで本来のドミナント「G7」は
「坑掘廚派修后
では、セカンダリー・ドミナントは?

例えばキーCで「A7」=「今掘廖
これは「坑/供廚判颪い討△襦
読み方は逆から読んで、
「次の小節の2度(Dm7またはD7)
に解決するドミナントです」と読む。

同じようにキーCで「B7」=「撮掘廖
これは「坑/掘廚判颪い討△襦
読み方は上例と同じで逆から読んで、
「次の小節の3度(Em7またはE7)
に解決するドミナントです」と読む。

それでは、これは「sub坑/后廖

「sub」というと「subdominant」の
略かと思ってしまいそうだけれど、
「substitute」の略で代理のこと。

読み方は同じで逆から読んで
「本来のドミナント(后瓧韮掘砲
解決するセカンダリー坑掘福瓧庁掘
の代理(sub)コードです」と読む。
キーCの場合「A♭7」の下に
この記号が書いてある。

こんな感じでこの秘伝書をめくれば、
その曲のコード進行、使用スケール、
各コードがどこにつながっているか、
一目瞭然でわかってしまう仕組みなんだ。
(不足なところもあるけれど、
それは理論書を学んで補えばいい)

コード進行を覚える時に、
意味もわからず丸暗記では
なかなか覚えられないけれど、
各コードがどこにつながっているか、
意味がわかると多数の曲を覚えられる。

上達のコツ(秘伝)の重要な一つなんだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

☆第1巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. I: Chord Changes w/full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Brackets

☆第2巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. II: Chord Changes with Full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis

☆第3巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. III: Chord Changes with Full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis


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2019年03月04日

ジャズ学習教材の別冊

3回(2/28,3/1,3/2)続けて紹介した
コード進行(百科事典)の説明を続けよう。
初めての人は1回目から先に読んで下さい。

今回紹介するのは第3巻の別冊。
(最初に結論を言ってしまうと、
ちょっと期待外れだったので、
前回までの記事では紹介しなかった)

別冊があるのは、なぜか第3巻のみ。
今後、第1〜2巻も出るのだろうか?

別冊は
<Reharmonized>編なんだけれど、
曲目は「ほぼ」同じ。
(「ほぼ」の意味は最後で説明)

通常の第3巻との違いは、
コード進行がさらに改良されている。

中級者以上が対象だけれど、
「期待外れ」について、この後で説明する。

☆第3巻の別冊<Reharmonized>

The Jazz Standards Progressions Book Reharmonized Vol. III:
Chord Changes with Full Harmonic Analysis,
Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis
(英語) ペーパーバック – 2018/12/17
mDecks Music (著)
469ページ





この下にあるのが通常の第3巻の表紙。
色も同じでとても似ているけれど、
上記は<REHARMONIZED>と書いてある。





「RE-HARMONIZEDって何?」
という人のために説明しよう。

そもそもこのシリーズは
作曲者が付けた原曲のコード進行を
ジャズのアドリブをしやすいように、
または覚えやすいように、理論的に
つながる進行に直してある曲集だ。

だから広い意味では、
それもRE-HARMONIZEDと言える。

でもね、
普通はRE-HARMONIZEDというと、
さらに自分なりの独自のコード進行
を付けることなんだね。

そこでこの別巻なんだけれど、
トニックが続くところで
「5−♯5−6」や
「7−6−♯5−6」にしたり、
「僑蹌掘櫚坑掘廚痢岫坑掘廚
代理にしたりする程度の内容なんだ。

「坑掘廚梁緲については
このブログで最近話したけれど
テーマの時はほとんど合わない。

それがわかる人ならいいけれど、
何も知らない人がこのまま弾いたら、
ちょっと気の毒だよね。

「アドリブの時に使いなさい」
ということで書いてあるのかな?

あまり余計なことは言いたくないけれど、
まったく役に立たないという訳ではない。

上記に書いたトニックのことなど、
知らなかった人には勉強になるだろうから。


通常の第1〜3巻は良いと思って
紹介したけれど、別巻については
もう少し研究して良い面があれば
また別の機会に報告しようと思う。

The Jazz Standards Progressions Book Reharmonized Vol. III: Chord Changes with Full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis

<内容紹介>〜アマゾンより〜

(Fake Book).
Perfect Binding Edition
This is Volume III - RE-HARMONIZED.
We took each song and created a re-harmonized version.
Play jazz standards from a different perspective!
This unprecedented, revolutionary collection of jazz standards progressions includes all harmonic progressions with full harmonic analysis, chords, chord-scales and arrows & brackets analysis.
Every Jazz Standard analysis was hand-made by well-versed jazz musicians. Every function, chord-scale, modulation and pivot-chord was carefully chosen to create the best possible harmonic interpretation of the progression.
All double-page songs are presented side-by-side, so no flipping through pages is necessary.
Available for Concert, Bb & Eb Instruments.
Volume III has 352 songs including
Ain’t Misbehaving * All The Way * Bye Bye Baby * Cheek to Cheek * Come Fly With Me * Days of Wine and Roses * From This Moment On * I Left My Heart in San Francisco * I’m Old Fashioned * Mona Lisa * Norwegian Wood * Skylark * So In Love * Unforgettable and hundreds more!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最初に曲目は「ほぼ」同じと言った意味。

☆1曲なくなっていたのは?

通常の第3巻にある曲で
「リハモ編」では
なくなっている曲が1曲だけあった。

第3巻の350ページにある
「soft lights and sweet music」
<IRVING BERLIN>作曲が
「リハモ編」にはない?

ページの脱落かと思ったけれど
ページ番号はつながっているので
何らかの理由でカットされたらしい?

なお1段譜(メロディーとコード)
の楽譜は「THE REAL BOOK」第3巻
361ページにあった。
この曲のみ「リハモ」がなくても
特別に困ることはないと思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以下は前回までに紹介した第1〜3巻。

☆第1巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. I: Chord Changes w/full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Brackets

☆第2巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. II: Chord Changes with Full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis

☆第3巻
The Jazz Standards Progressions Book Vol. III: Chord Changes with Full Harmonic Analysis, Chord-Scales and Arrows & Bracket Analysis


terusannoyume at 14:30|PermalinkComments(0)

2019年02月23日

「♯9」は「♭3」で書く

前回「♯9」のことを少し書いたけれど、
楽譜に書く時は「♭3」で書く。

例えば「C7」の「9」は「レ」なので
「♯9」は「♯レ」と書きそうだけれど、
実際は「♭ミ」=「♭3=♭10」で書く。

以前学んだ「♭9」を含んだコード。

「ド、ミ、♭シ、♭レ、♭ラ」
(1、3、♭7、♭9、♭13)

このコードを「♯9」にすると〜

「ド、ミ、♭シ、♭ミ、♭ラ」
(1、3、♭7、♯9、♭13)

このように数字は「♯9」だけれど
実際の音は「♭ミ」で書くことになっている。
「♭シ、♭ミ、♭ラ」が完全4度になって
きれいだよね。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2019年02月18日

何事も基本が大切だね

前回からの続きです。

ジャズ理論を学ぶ以前に、
楽典を理解しているだろうか?

例えば、音程。
「音程なんて知ってるよ」
と思っている人でも、
わかっていない場合が多い。

「3度」や「6度」を数えられても、
それが「短3度」なのか「長3度」なのか?
「ド」の音を基準にしてだけでなく、
すべての音から答えられるだろうか?

例えば、
「♭ミ」から「長6度」上の音は?
「♭ミ」から「短6度」上の音は?

2つ目の問題(短6度上)を
「シ」と答えたら間違いだ。
正解は「C♭=♭ド」になる。
鍵盤上では同じ音でも
「シ」は「増5度」になる。

このように落とし穴はいっぱいあって
多分100点を取れる人は少ないと思う。

音程を知らないと
コード進行を正しく書けなかったり
ジャズ・コードを音符で書く時に、
実に変な書き方をする。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2019年02月17日

ジャズ理論を学ぶ前に

ジャズ理論を学ぶ前に、
楽典を理解しているか、
確認した方がいい。

音程、調性、コードの基礎知識など。

例えば音程も「C音」を基準にして
わかっている気になっていないか?

例えば「F♯音」から長6度上の音は?
短3度は?など、即座に答えられるか?

何の音からでも、すべての音程を答えられるか?

増4度と減5度の違いがわかるか?

ジャズ理論以前の楽典でも
知らないことが沢山あると思う。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2019年02月13日

重要なスケール新解釈

最近の記事で
「HmP5↓」
(完全5度下の和声的短音階)を例にして
説明していたけれど、練習の順番としては、
「ミクソ・リディアン」を先にした方がいい。

Cのミクソ・リディアン
「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ」

これに対して「CのHmP5↓」は
「ド、♭レ、ミ、ファ、ソ、♭ラ、♭シ」
だったよね。

でもね、この「HmP5↓」という名前は、
日本の理論書だけで輸入版の理論書では
「ミクソ・リディアン♭9、♭13」と
なっているものもある。

ミクソ・リディアンを12キーで弾ける人なら
このように考えた方が理解しやすいと思う。

復習してみよう。

スケール音を1つ置きに見ていくと
コード・トーンだったね。
そして各コード・トーンの間にある音が
経過音だった。(カッコ内の音)

Cのミクソ・リディアン
「ド(レ)ミ(ファ)ソ(ラ)♭シ」

Cのミクソ・リディアン♭9、♭13
「ド(♭レ)ミ(ファ)ソ(♭ラ)♭シ」

両者を比べるとコード・トーンは
まったく同じ「ド、ミ、ソ、♭シ」で
コードとしては使えない「ファ」も共通。

両者の違いは<残りの2つの音>で、
「(2=9)と(6=13)」に対して
「(♭2=♭9)と(♭6=♭13)」
ということになる。

つまりね、ミクソ・リディアンを先に
12キーでしっかり覚えておけば、
9と13を半音下に変えるだけで
「ミクソ・リディアン♭9、♭13」になる。

この2つのスケールはとても重要で
メジャー・キーのドミナント(坑掘砲任
「ミクソ・リディアン」を中心に使う。

マイナー・キーのドミナント(坑掘砲任
「ミクソ・リディアン♭9、♭13」を中心に使う。
(両者とも他のスケールも使えるけれど、
中心になるのがこの2つなので重要なんだ)

さて今回の話が理解出来たら、
ここから経過音、両手コード、片手のコードなど
最近学んだやり方で両方のスケールを練習しよう。

それぞれ12キーで少し大変と思うかもしれない。

でもね、自分が上手くなるために必要なことだし、
義務教育で仕方なしにやるわけでもないよね。

好きでやっていることなんだから、
楽しんで勉強&練習をしてほしい。

<勉強のヒント>
ルート入り両手コードの例

Cのミクソ・リディアン
「ド、ミ、♭シ、レ、ラ」
(1、3、♭7、9、13)

Cのミクソ・リディアン♭9、♭13
「ド、ミ、♭シ、♭レ、♭ラ」
(1、3、♭7、♭9、♭13)

両者とも第5音を省略。

12キーで練習しよう!


terusannoyume at 23:40|PermalinkComments(0)

2019年02月11日

音階をしっかり覚える

最近ずっと続いていたスケールの話は
そのままミクソ・リディアンにも応用出来る。

ところが他のスケールは注意すること。

6が13として使えなかったり、
逆に4が11として使えたり、
♭2が♭9として使えないスケールもある。

スケールによって
使えるテンションが違ってくるし、
使えない音も変わってくるということだね。

このへんのことは
ジャズ理論書をじっくり読んで研究すること。

いろいろなスケールをコード・トーン、
経過音、テンション、使えない音などを
しっかり理解して、ピアノで音を出して
覚えること。

地道な作業だけれど理論を理解して
練習した方が効率的に進歩すると思う。

何もわからず練習しても上達しないよね。

曲と並行して練習&勉強を楽しんで続けよう。


terusannoyume at 04:40|PermalinkComments(0)

2019年02月08日

応用して使えるように

最近話が続いていた
「C HmP5↓」の話を
Cの「ミクソ・リディアン」
に置き換えて書き出して
練習しよう。

「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ」


terusannoyume at 20:58|PermalinkComments(0)

2019年01月28日

スケールの練習方法

アドリブの時に使う各種スケール。

例えば、ドリアン、ミクソ・リディアン、
オルタード、HmP5↓、その他など。

すべてのスケールを
12キーで弾けるようにすること。

独習ではなかなかやらないと思うので、
教室では宿題にしてやらせているけれど、
その時は必ず2オクターブの往復で
弾かせる。

それには意味があって、
1オクターブでは間違えないけれど
2オクターブ目で間違う場合が多い。

距離が長いと頭が混乱するからか?

それと下降型で間違える場合も多い。

スケールというと下から覚えている。

上から下に向かって覚えていないので
やはり頭が混乱するのかな?


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0)

2019年01月27日

わかっているつもり?

あまりにも当たり前の基本は、
わかっている気になっている。

例えば「ドリアンは?」というと
「知ってますよ。
レから始まるスケールでしょう」

「じゃあ、G♯ドリアンを弾いてみて」
「B♭ドリアンは?C♯ドリアンは?」

<知っている>ということは、
すべて(12)のドリアンを
1音も間違えないで
即座に弾けることでしょう。

でもDドリアンを知っているだけなのに
自分はすべてのドリアンを弾けると
思い込んでいる。(勘違いだよね)

このような例が他にも沢山ある。

本当に基本的なことを
わかっているのだろうか?

もう1度確認した方がいいかもしれない。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2019年01月25日

代理コードは難しい

代理コードはいつでもどこでも使える
というわけではない。

前回は、こんな話だったけれど、
もう少し話を続けよう。

ジャズ理論書には、
このコードには、こんな代理が使えます
と書いてあるだけで、どんな時に使えて、
どんな時には使えない、などは書いてない。

もっというと、そこで代理コードを
使った方がいい場合、
絶対に使えない場合、
どちらでもいい場合などがあるけれど、
こんなことまで説明している理論書は
見たことがない。

それで理論書を読んだ人は、
いつでもどこでも使えると
勘違いしても仕方がないかもしれない。

メロディー1音1音をよく見ること。

ピアノで弾いて耳で確認すること。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2019年01月23日

コード進行の付け替え

「Softly,As In A Morning Sunrise」
(朝日の如くさわやかに)を例にして
コード付けの話を進めていこう。

前回の話は1小節目3〜4拍目で
「Cm(BassE♭)」と「E♭7」
どちらも使えるという話だった。

今回は5小節目のメロディー
「ソードー」の「ド」(3〜4拍目)
に「Cm(BassE♭)」を使おう。

1小節目3〜4拍目は「E♭7」にして、
5小節目3〜4拍目に「Cm(BassE♭)」
を配置すれば両方のコードを活かせて、
同時に変化に富んだコード付けになる。

以下に1〜7小節までのコード進行を
まとめたので確認しよう。

メロディーを知っている人は
このコード進行と共に弾こう。
テンポはゆっくりでいい。

1|Cm E♭7|
2|Dm7(♭5) D♭7 |
3|Cm Am7(♭5)|
4|Dm7(♭5)(BassA♭) G7 |
5|Cm Cm(BassE♭)|
6|Dm7(♭5) G7 |
7|Cm|

上記のコード進行と
下記の市販楽譜のコード進行を
比較しながらコード付けを分析研究しよう。

1|Cm|
2|Dm7(♭5) G7 |
3|Cm|
4|Dm7(♭5) G7 |
5|Cm|
6|Dm7(♭5) G7 |
7|Cm|

(続く)


terusannoyume at 23:27|PermalinkComments(0)

2019年01月20日

メロディーとベース音

前回からの続きで
「Softly,As In A Morning Sunrise」
(朝日の如くさわやかに)を例にして
話を進めよう。

キーは「Cm」だったね。

<メロディー>
1|ドーソー|
2|(ン)ファソファソーファー|
3|ドー♭ミー|
4|(ン)レ♭ミレ♭ミーレー|
5|ソードー|

<コード進行>
1|Cm|
2|Dm7(♭5) G7 |
3|Cm|
4|Dm7(♭5) G7 |
5|Cm|

今回は1小節目のメロディーと
コードを見てほしい。

メロディー|ドーソー|
コード|Cm|

これを右手メロディー、
左手ベースを弾く場合を考えてみよう。

テーマの時のベースは、
2分音符中心に弾くことが多い。
(2ビートだね)

その場合、ベース音を
|ドードー|とは弾かないで普通は
|ドーソー|のように第5音を弾く。

しかし、この小節のメロディーは
2分音符で|ドーソー|なので、
メロディーもベース音も
まったく同じになってしまう。

これでは面白くないので、
ベース音「ソ」を「♭ミ」にする。

|ドー ソー|メロディー
|ドー ♭ミー|ベース

右手メロディー、
左手ベースをピアノで弾いてみよう。

ベースを|ドーソー|と弾く場合と
どちらがいいか?体験するといい。

「♭ミ」にした場合、
次の小節(2)のベース音「レ」
に半音下降することも良い点だ。

(続く)


terusannoyume at 23:54|PermalinkComments(0)

2019年01月18日

ジャズの曲に応用する

<なぜ分析が必要なのか?>

理由の1つは、
曲の理解が深まること。
漠然と弾いたり聴いたりしているよりも
曲の仕組み、組み立て方が理解出来る。

もう1つの大きな理由は
仕組みがわかると他の曲にも応用出来る。

今回は、ジャズ曲への応用について話す。

     ☆

<ジャズ曲への応用例>

「朝日の如くさわやかに」を例にして、
最近学んだコード進行を応用してみよう。
キーは「Cm」だ。

<メロディー>
1|ドーソー|
2|(ン)ファソファソーファー|
3|ドー♭ミー|
4|(ン)レ♭ミレ♭ミーレー|
5|ソードー|

<コード進行>
1|Cm|
2|Dm7(♭5) G7 |
3|Cm|
4|Dm7(♭5) G7 |
5|Cm|

4小節目のメロディーと
コード進行を見てほしい。

まずメロディーは、
「レ」が中心で「♭ミ」は装飾音。

コード進行の1〜2拍目は
「Dm7(♭5)」なので
ベース音は「D音=レ」で、
メロディーの「レ」と重複する。

このような時こそ最近<分析>で
学んだことを応用する場面だ。

テーマのメロディーは変えられないので、
「Dm7(♭5)」の
「♭5」=A♭をベース音にする。

その結果、
「Dm7(♭5)(BassA♭)」
の1〜2拍目が「♭ラ」になって、
3〜4拍目「G7」の「ソ」に
ベースが半音下降する。

これでメロディー音とベース音が
重複しないことになる。

ルート(根音)=「レ」を弾いた場合と、
ベース音「♭ラ」を弾いた場合の違いを
ピアノで弾いて体験してほしい。

1〜5小節目までのメロディーと
コード(ベース音も含め)を弾くこと。
(曲の流れがあるので…)

どちらも間違いではないけれど、
あなたはどちらを採用するかな?

(続く)


terusannoyume at 23:53|PermalinkComments(0)

2019年01月16日

よく使う代理コード

前回の最後にある<ヒント>の補足です。

<ヒント>にあった
「A7」と「G7」の間にあるコード
を先に考えてから、その答えを全音上げて
「A7」の前に置けば正解になります。

これで「G7」まで半音下降のベース音に
なりましたよね。

|(?)A7|(?)|G7|(C)|

ただしベース音は同じでも
コードは2種類でしたね。

1つのコードは
ジャズでよく使われている代理コード、
もう1つの転回形は
ジャズ理論書には出て来ませんが、
応用範囲が広くてジャズで使えますよ。

(続く)


terusannoyume at 21:35|PermalinkComments(0)

2019年01月15日

さらに発展するコード

ちょうど1週間前(1月8日、9日)
に出した問題がありましたね。

「次のコード進行の(カッコ)内に
4種類ずつコードを入れて下さい」
という問題。

|(?)A7|(?)|G7|C|

実は、その時に説明したのは基本編で、
まだ続きがあります。

「走れ正直者」で私が実際に付けた
コード進行は、まだ説明していません。

今回の記事から読んでいる人は、
何を言っているのか分からないと思うので
以前の記事(12月31日)から読んで下さい。

      ☆

あの時(1月8日、9日)に
次の設定をしたコードがありましたね。

☆メロディーとベース音が
重複しないコード=仮に「B」

私は、この「B」を2種類用意しました。
メロディー音とベース音を重複させたく
なかったからです。

それで「B1」と「B2」を用意しました。

注意、この「B1」と「B2」は
コードネームではありません。
2種類のコードを分類する記号です。

あの時に説明した<組合せ例2>は、
以下のようになっていました。

メロディー音とベース音が重複しない例。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=B 7=B

これを発展させて、
「C1」6=B1 7=B1
「C2」6=B2 7=B2
このようにしました。

他の可能性として上例を逆にすると、

「C1」6=B2 7=B2
「C2」6=B1 7=B1

さらに交互に入れ替えて、
「C1」6=B1 7=B2
「C2」6=B2 7=B1

上例の逆も考えられますね。

「C1」6=B2 7=B1
「C2」6=B1 7=B2

私が実際に付けたコード進行は
少し凝っていて「C1」「C2」を
まったく同じベース音にして、
コードの種類だけを変えてあります。

「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)
(12月31日に投稿)をよく聴けば
ベース音はよくわかると思います。

「C1」6=B1 7=B1
「C2」6=B2 7=B2

「C1」の6〜8小節目と
「C2」の6〜8小節目は
まったく同じ半音下降のベース音ですが、
コード・ネームは「C1」と「C2」で
別のものになっています。

|(?)A7|(?)|G7|(C)|

どうなっているのか、わかりますか?

<ヒント>
「A7」と「G7」の間にあるコード
を例にして説明しましょう。

1つは、よく使われるコードの代理コード。
これを「B2」として使いました。

もう1つは1番よく出て来るコードの
1音を変えて転回形を使っています。
これを「B1」として使いました。

こうすることによって、
ベース音がまったく同じ半音下降でも
2種類のコードを使い分けられるのです。

(続く)


terusannoyume at 18:02|PermalinkComments(0)

2019年01月13日

自分のレベルを確認する

(カッコ)内に4種類ずつ
コードを入れて下さいという問題。

|(?)A7|(?)|G7|C|

数日前(1月8日、9日)に
出した問題ですが、
あなたは、すでにわかりましたよね。

この問題、私なら1秒で出て来ます。
自分が作った問題だからではありません。

常套句というか、あまりにも沢山の曲で
使われているコードの連結だからです。

ジャズ理論を理解している人なら
多分1分以内に出て来たでしょう。

これは決して才能の問題ではなく、
勉強、そして訓練の問題です。

ここでもう1度試してみましょう。

次の(カッコ)内にコードを1つ、
数秒内で入れて下さい。

ジャズ理論を学んだ人、
スタンダード曲を10曲以上
弾いたことがある人なら簡単ですね。

|C Am7|(?) G7|C|

どうですか?
1つならすぐ出て来たでしょう?

ジャズ理論書の最初の方に出て来る
基本のコード進行ですからね。
実際の曲でも沢山の例がありますよ。

このような学習の積み重ねで2つ、
3つ瞬時に出て来るようになります。
あくまでも訓練の問題です。

1つが数秒以内に出て来なかった人は、
ジャズ理論書を読み直して下さい。

スタンダード曲を
10曲以上弾いている人で、
すぐ出て来なかった人は、
曲を丸暗記で弾いている人ですね。

1曲ごとに
コード進行がどうなっているのか、
意識していませんね?

その曲のキーは何で、
各コードが何度から何度に行っている。

トニック、ドミナント、サブ・ドミナント、
ツー・ファイブ、コード・パターン、
代理コードなど、ジャズ理論を学んで
意識して弾くことが大切です。

このような作業が曲の理解につながり、
曲を沢山覚えられて、しかも忘れない
ということなどに関係してくるのです。

感覚一発、フィーリングだけで弾かないこと。

すべてを理解して弾けば、
自信を持って弾けるようになります。

勉強&練習を楽しんで続けて下さい。


terusannoyume at 04:36|PermalinkComments(0)

2019年01月11日

C(BassE)について

今回の話は「C(Bass E)」と
「Em7」の違いについてです。

先月(12月31日)から続いている
「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)。

私が付けたイントロと間奏のコード進行を
何回か前に書きましたね。

|C|C|Am7|Am7|
|FM7|C(BassE)|Dm7|G7|

ここに出て来る「C(BassE)」ですが、
「Em7」ではいけないのでしょうか?

|FM7|Em7|Dm7|G7|

コード進行だけ見たら、よくありますね。

しかし今回はダメです。
メロディーを見ていないからです。

私が作ったイントロと間奏のメロディーは
曲の最後のメロディー「レーードーーーー」
をモチーフにして作りました。

この6小節目も同じ「レーードーーーー」
なのです。
メロディーが「ド」で止まっているので
「Em7」に出来ません。

もしメロディーが
「レーードーーシー」という場合なら
「ド」が経過音になりますから
「Em7」になります。

では「レーードーーソー」では?

これは「ド」が独立しているので、
「C(BassE)」になります。

ではメロディーが「ソ」だけなら?

どちらも使えます。
前後の流れ、全体の雰囲気、バランス、
いろいろ試して良いと思う方を選びます。

     ☆

今回の例をすべてピアノで弾いて、
耳で聴いて確認して下さい。
文字だけ読んでも
微妙な感覚がわからないと思います。

では練習&勉強を楽しんで続けて下さい。


terusannoyume at 05:01|PermalinkComments(0)

2019年01月10日

各自の段階に応じて

前回の話は、ジャズやポップス、
その他あらゆるジャンルの曲で
応用出来るように記号で書きました。

あなたが弾きたい曲で応用して下さい。

前回の説明が長くなってしまったので、
面倒な人は読まなくていいですよ。

細かいコード付けをしたい人だけ、
時間のある時にじっくり読んで下さい。

あのような考え方、組合せ方は、
これから沢山の曲に応用出来ます。

ただしセッションに行っている人は、
みんなが弾いているコード進行で
演奏しなければいけないので、
コード進行を変えてはダメですね。
使い分けが出来ればいいのですが。

ソロ・ピアノで活動している人や、
レギュラー・バンドをやっている人、
変えたコード進行を使える環境なら
ぜひ挑戦してみて下さい。

同じメロディーに別のコード進行、
初心者は頭が混乱するので、まず
普通の進行で弾けることが先です。

こうやって考えていくと、
今回の話はごく一部の人が対象です。

しかし、将来の目標として、または
頭の訓練、ジャズ理論修得、各自の
条件に合った段階で挑戦することが
1番いいと思います。

練習&勉強を楽しく続けて下さい。


terusannoyume at 06:25|PermalinkComments(0)

2019年01月09日

コード付け体験講座

前回からの続きです。

「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)
のコード付けを体験してもらいます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「C2」
6|ミ、レ、♯ド、ミ|
7|レ〜|
8|(ン)ファ、ファ、ミ、レ|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<「C2」6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|

<問題3>
「C2」(6)のメロディー音、
1拍目に「ミ」がありますので、
ベース音が重複しないように
あなたが選んだコードから
ルート(根音=1度)が「E」
のコードを除外して下さい。
そうすると残ったコードはありますか?
1つ?あるいは全滅?
全滅の人は新たに1つ考えて下さい。
<条件>
メロディー「ミ、レ」に合うコードで
ルート(根音=1度)が「E」ではなく、
「A7」と理論的につながるコードです。
理論的に説明出来ることが条件です。
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<問題4>
「C2」(7)のメロディー音は
「レ」のみですが、
ベース音が重複しないように
あなたが選んだコードから
ルート(根音=1度)が「D」の
コードを除外して下さい。
残ったコードはありますか?
1つ?あるいは全滅?
全滅の人は新たに1つ考えて下さい。
<条件>
メロディー音「レ」に合うコードで
ルート(根音=1度)が「D」ではなく、
次の「G7」と理論的につながり、
前の「A7」ともつながるコードです。
理論的に説明出来ることが条件です。
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|

どちらの問題も
ジャズ理論を学んでいる人なら
簡単ですね。
というよりも最初の段階で
4つの中に選んでいましたよね。

これで最低2種類のコードが揃いました。
ここからコード付けの体験です。
あなたが選んだコードを以下のように
仮の設定にして説明します。

☆メロディーとベース音が
重複するコード=仮に「A」

☆メロディーとベース音が
重複しないコード=仮に「B」

注意、この「A」と「B」は
コードネームではありません。
2種類のコードを分類する記号です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<応用体験>
ここから2種類のコードを使って
コード付けを体験してもらいましょう。

この曲(走れ正直者)の
「C1」の6〜8小節と
「C2」の6〜8小節は
メロディーが同じです。
6|ミ、レ、♯ド、ミ|
7|レ〜|
8|(ン)ファ、ファ、ミ、レ|
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<組合せ例1>
メロディー音とベース音が重複する例。
「C1」6=A 7=A
「C2」6=A 7=A
<組合せ例2>
メロディー音とベース音が重複しない例。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=B 7=B
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「C1」と「C2」で
同じメロディーが繰り返されるので
2種類のコードを混ぜても使えます。
この方が変化が付きます。
<組合せ例3>
「C1」6=A 7=A
「C2」6=B 7=B
普通は単純な方を先にして
複雑な方を後にします。
<組合せ例4>
例3の逆。後半を普通にしたい時、
これもありです。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=A 7=A
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以下は、さらに細かい設定。
<組合せ例5>
「C1」6=A 7=B
「C2」6=B 7=A
<組合せ例6>
例5の逆です。
「C1」6=B 7=A
「C2」6=A 7=B
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上のように
いろいろな組合せを試して下さい。
コード付けは、このようにして
最終的にあなたが一番いいと思う
組合せを選びます。


terusannoyume at 05:35|PermalinkComments(0)

2018年12月27日

曲を効果的に覚える

「曲をなかなか覚えられない」
という人がよくいるけれど、
丸暗記しようとするから出来ないんだね。

理論を勉強して、曲を分析する。

その曲の隅々まで理解すると覚えられる。

何百曲でも覚えられるし、
忘れない。

音楽的な意味も分からずに、
丸暗記はダメだよね。

そのためにも理論を勉強しよう。

曲を構成するすべての要素を
理論的に覚えることが上達の秘訣だ。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(2)

2018年12月07日

和声学とジャズ理論

私が以前から毎日続けていることは、
クラシック系の和声の分析。

ジャズ&ポピュラーの理論書には
転回形の使い方は詳しく書いてない。

逆に和声学などクラシック系は、
転回形を上手く使っている。

両方の良い面を取り入れると
バランスが取れるのではないかと思う。


terusannoyume at 23:44|PermalinkComments(0)

2018年05月01日

楽しいことをしよう!

やっと暖かくなりましたね。

今日から5月です。

いろいろなことにチャレンジして、
成長していくには良い季節です。

あなたの勉強&練習も進んでいるでしょう。

私も最近は和声学の本を復習したりしています。

もう何十年も前にレッスンに通って学んだのですが、
その頃よりも今の方がさらに理解出来ます。

ジャズ理論との違い。

それぞれの良さがある。

両方学んで上手く使い分け出来たらいいなと思います。

あなたも自分の信じる道を楽しんで進んで下さい。


terusannoyume at 21:29|PermalinkComments(2)

2017年10月31日

究極のコード付け(その5)

たったひとつの音「ファ」だけを
繰り返すだけのメロディで、
一般的な曲(32小節)になるように
コード進行を付けられるのだろうか?

前回(昨日)は、
キーDmで
メロディーは「レ」を紹介したけれど、
今回は同じキーDmで
メロディーは「ファ」のみ1音だけ。

これで本当に曲になるのだろうか?

この意味わかるよね?

つまり「ファ」の音が合うコードだけで
曲(コード進行)を作っていく曲芸みたいなもの。

あ、まさに曲の芸だね。

まあ、とにかく聴いてみてね。

あわ歌を楽しく歌おう!
作品5 二短調 メロディ「ファ」






terusannoyume at 00:19|PermalinkComments(0)

2017年08月16日

Dm7の「♭13」とは?

Dm7(13)の話を
3日前にしたので、
それに関連して
(♭13)の話をしよう。

 「m7」コードで
(13)が使えるのは
スケールがドリアンの時。

(♭13)が使えるのは、
「m7」コードでスケールが
エオリアン、フリジアンの時と、
「m7(♭5)」コードで
ロクリアンの時にも使える。

「Dm7」を例にすると
左手「レ(ルート)」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、♭シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、♭シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、♭13」になる。

この押さえ方なら「Dm7(♭5)」の
コードでも使える。

第5音がないので、
「Dm7」でも「Dm7(♭5)」でも
どちらでも使えることになる。

さらに頭が混乱するかもしれないけれど
(♭13)と同じ音がテンションではなく、
コードトーン(♭6)として
使われる場合もあるよね。

「Dm」のコードが続く時に
「5−♯5−6−♭6−5」という
ラインを弾く時がある。

「クリシェ」と呼ばれている一種だね。

この時の「♭6=♭シ」は
テンション「♭13=♭シ」ではなく、
コードトーンだね。

       ☆

今回の話、
まったくわからなくていいですよ。

まだ書いていない注意もあるので
下手に使うと間違いになりますからね。

興味ある人はジャズ理論を
徹底的に勉強して使いこなして下さい。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月14日

分析すると良いことが

前回は、Dm7(13)の話だったので、
今回は関連してDm7(♭13)の話を
しようと思っていたけれど時間がない。

後日にする予定だ。

さて今日もコード付けの分析をしていた。

コピー(採譜)や曲を分析していると、
勉強になることは当然だけれど、
それ以外に、それがヒントになって、
別のアイデアが出て来ることも良いことだ。

自分では思い付かなかったことが
考えられるのは得した気分になれる。

勉強を続けよう!


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月13日

Dm7の「13」とは?

最近の記事は
上級ジャズ理論の話が
多くなっているけれど、
今回もほとんどの人には
関係のない上級理論の話だ。

だから読まなくてもけれど、
読んでしまったら、
理解出来なくてもいい。

何となく
「ジャズは奥が深いんだな」と
感じてくれるだけで充分だ。

いつか(10年後に)役に立つ
かもしれないので。

     ☆

「Dm13」のコード知っているかな?

ほとんど人は知らないと思う。

見たこともない人がほとんどだよね。

日本のジャズ理論書や曲集には
出て来ないから知らないよね。

日本の理論書では「Dm7」で
「シ」の音はアヴォイドノート
といってコードには
使えないことになっている。

「Dm6」コードなら「シ=6」
をコードトーンとして使っている。

しかし「Dm13」は「シ=13」
をテンションとして使う。

コードネームを正確に書くと
「Dm7(13)」ということになる。

「♭7=ド」と一緒に使うことが必要で
この音がなければ単なる「m6」になる。

具体的な押え方は、
左手「レ」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、13」になる。

「♭7」があるから「13」は
「6」ではなく「13」テンションに
なるんだね。

さて、このコード、いつでもどこでも
使える訳じゃない。

どういう時に使えるのか、
数日前に紹介した曲集などを調べて
研究するといい。

前後のコード進行、メロディーが
どうなっている時に使えるのか?

理論書には書いてないので
自分で分析して身に付けるんだ。

コードの使い方がレベルアップして
勉強が楽しくなってくると思う。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月06日

「Nardis」謎の音(2)

ジャズの名曲
「Nardis」(ナルディス)には
従来のジャズ理論では
説明出来ない音が2ヵ所ある。

前回は、
その1つについて書いたけれど
今回は、
残りのもう1つを問題にしよう。

      ☆

前回、
最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっていると書いた。

|Em|FM7|B7|CM7|

今回は、この後の4小節。
(楽譜がある人は見てね)

|Am7|FM7|EM7|Em|

このコード進行、何か変では?

キーは「Em」だから
上記3小節目は「Em」になるはず。

もちろん転調してキーが「E」に
なることもある。

ところが「EM7」になった途端
すぐに本来のトニック「Em」に。

こんなことって他の曲にある?

もっと変(不思議)なのは、
3小節目のメロディーだ。

|♯ソ、ラ、♯ソ、ファ|

「Em」のはずなのに、
「♯ソ」が出て来たから
コードを「EM7」にした?

それにしても、もっと変なのは
「ファ」の音。

「EM7」だったら、
何で「ファ」が使えるの?

従来のジャズ理論では
「EM7」のスケールは、
「ION」と「LYD」だよね。

そこに「♭9」なんてある?

ここがこの曲の謎だよね。

「解釈は2つある」と
私は思っているんだ。

あなたも研究してみてね。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2017年07月23日

「銀座の恋の物語」分析1

ジャズ理論中級〜上級者は
ぜひ最後まで読んで下さい。

「え!何で?」と思うでしょうが、
「これはスゴイ曲だ!」と
目からウロコ状態になるでしょう。

従来のジャズ理論では説明不可能な
音の使い方が出て来るから驚きです。

では始めます。

デュエット曲の定番曲、
あなたは「銀恋」を知っていますよね。

形式は、 
A(8)+B(8)+C(12)=28小節

イントロは8小節で、最後の2小節は、
|ラ、ソ、ミ|シ、ミ、♯ファ、ミ|です。
最後の小節は
コード「Am」なので、
|9、5、6、5|ですよね。

「9th」と「6th」が出て来て
ジャズっぽいですね。

そして歌が始まります。
「A」の1〜2小節目、
|ファ、ミ、ド、ラ|(繰り返し)
歌詞は
|こ、こ、ろ、の|
|そ、こ、ま、で|です。

コードは「Am」ですから
第5音「ミ」の半音上「ファ」
(アプローチ・ノート)から
曲が始まるなんて珍しい例ですよね。

しかもイントロの最後で
「6=♯ファ」を聞かせておいて
曲の頭は「ファ(ナチュラル)」です。

     ☆

さて、ここからが本題です。
この曲のスゴイところは〜

「B」の1〜2小節目
|な、み、だ、が|
|お、も、わ、ず|のところです。

この2小節目(おもわず)は、
コード「Dm」で、
メロディーが
「ラ、♯ソ、ファ、ファ」なんです。

「ビックリしましたか?」

「いや、何だかわからない?」

解説しましょう。

この「♯ソ」の次に「ラ」があるなら
驚きません。

「ラ」に行くための半音下の
アプローチ・ノートですから
ごくごく普通です。

ところが、
この「♯ソ」は「ファ」に行っています。

普通「ラ」から「ファ」に行く経過音は
「ソ(ナチュラル)」に決まっています。

「ラ、ソ、ファ、ファ」になります。

スケールは「ドリアン」ですからね。

では「♯ソ」は、異名同音の「♭ラ」で
ブルーノート「♭5」なのでしょうか?

その可能性もあるかもしれませんが、
ここは「♯ソ」で良いと思います。

「B」の1小節目
|な、み、だ、が|のメロディーは
|ラ、ラ、ラ、♯ソ|で
「が=♯ソ」のすぐ後で
2小節目|お、も、わ、ず|の
「も=♯ソ」が出て来るのです。

前小節の「♯ソ」を次の小節で
もう1回繰り返して使ったのですね。

「♭5」ではない理由として
後半に別の形が出て来ますので
そこでもう1度説明しますね。

では、この「♯ソ」は何でしょう?

答えは「♯4=♯11」で、
スケールは「ドリアン♯4」ですね。

スケールの構成音は
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

海外のジャズ理論書には
以前から出ていたスケールですが、
(日本のジャズ理論書は遅れていて)
最近の教則本で少しずつ
日本語でも見かけるようになりました。

従来のジャズ理論を学んだ人なら
「HmP5↓」を知っていますよね。
「完全5度下のハーモニック・マイナー」。

このような言い方で「ドリアン♯4」を
説明すると「HmP4↓」になります。
「完全4度下のハーモニック・マイナー」。

つまり「Dm7」のルート「D音」から
完全4度下「A音」の和声的短音階。

逆に言えば「Am」の和声的短音階を
「レ」から弾けば「Dドリアン♯4」
になります。

「Am」の和声的短音階
「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、♯ソ」

「Dドリアン♯4」
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

「わかりますか?」

次に、この曲の後半で、
別の形で使われている所を見て下さい。

「C」の5〜6小節目
|わ、か、い、|
|ふ、たー、り、が|のところです。

この2小節のコードは「Dm」で
6小節目のメロディーは
|ラ、ラ、♯ソ、ラ、♯ソ|です。

次の7小節目はコード「Am」で
8分休符が入ってからメロディー「ミ」。

つまり6小節目、最後の「♯ソ」は
完全に独立して使われていますよね。

ということは「♯11=♯4」です。

もし異名同音「♭ラ」
(ブルーノート)なら
次に「ミ」へ行くのは(休符が入っても)
何か変?ブルースっぽくありません。

「いかがでしたか?」

この曲の「すごさ」がわかりましたか?

でもね、不思議です。

この曲が発表されたのは
1961年(昭和36年)で
映画の公開は1962年3月。

現在でも「ドリアン♯4」なんて
知らない人がほとんどなのに、
約57年も前に作曲者は
知っていたのでしょうか?

多分、別の理由で使ったのでしょうね。
例えば、
Amの和声的短音階を意識して作った。
または、
民族音楽的な音階を使っている?

      ☆

さて、この曲、
これで話が終りではありません。

何と!この後にもっともっとスゴイ、
「もう信じられな〜い」
「絶対にありえない!」
驚きの音使いが出て来るのです。

「ジャズ理論上級者は絶対に読んでね」

お楽しみに!


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0)

2017年07月22日

とても楽しいと思うよ?

今回は、とても楽しい(変な?)記事を
書く予定だったけれど時間がなくなってしまった。

あなたが「え!何で?」と思うタイトルなんだ。

でも、きっと勉強になる。

意外なところに大発見があった。

そんな内容なんだけれど、お楽しみに!


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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