ジャズ理論

2019年01月20日

メロディーとベース音

前回からの続きで
「Softly,As In A Morning Sunrise」
(朝日の如くさわやかに)を例にして
話を進めよう。

キーは「Cm」だったね。

<メロディー>
1|ドーソー|
2|(ン)ファソファソーファー|
3|ドー♭ミー|
4|(ン)レ♭ミレ♭ミーレー|
5|ソードー|

<コード進行>
1|Cm|
2|Dm7(♭5) G7 |
3|Cm|
4|Dm7(♭5) G7 |
5|Cm|

今回は1小節目のメロディーと
コードを見てほしい。

メロディー|ドーソー|
コード|Cm|

これを右手メロディー、
左手ベースを弾く場合を考えてみよう。

テーマの時のベースは、
2分音符中心に弾くことが多い。
(2ビートだね)

その場合、ベース音を
|ドードー|とは弾かないで普通は
|ドーソー|のように第5音を弾く。

しかし、この小節のメロディーは
2分音符で|ドーソー|なので、
メロディーもベース音も
まったく同じになってしまう。

これでは面白くないので、
ベース音「ソ」を「♭ミ」にする。

|ドー ソー|メロディー
|ドー ♭ミー|ベース

右手メロディー、
左手ベースをピアノで弾いてみよう。

ベースを|ドーソー|と弾く場合と
どちらがいいか?体験するといい。

「♭ミ」にした場合、
次の小節(2)のベース音「レ」
に半音下降することも良い点だ。

(続く)


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2019年01月18日

ジャズの曲に応用する

<なぜ分析が必要なのか?>

理由の1つは、
曲の理解が深まること。
漠然と弾いたり聴いたりしているよりも
曲の仕組み、組み立て方が理解出来る。

もう1つの大きな理由は
仕組みがわかると他の曲にも応用出来る。

今回は、ジャズ曲への応用について話す。

     ☆

<ジャズ曲への応用例>

「朝日の如くさわやかに」を例にして、
最近学んだコード進行を応用してみよう。
キーは「Cm」だ。

<メロディー>
1|ドーソー|
2|(ン)ファソファソーファー|
3|ドー♭ミー|
4|(ン)レ♭ミレ♭ミーレー|
5|ソードー|

<コード進行>
1|Cm|
2|Dm7(♭5) G7 |
3|Cm|
4|Dm7(♭5) G7 |
5|Cm|

4小節目のメロディーと
コード進行を見てほしい。

まずメロディーは、
「レ」が中心で「♭ミ」は装飾音。

コード進行の1〜2拍目は
「Dm7(♭5)」なので
ベース音は「D音=レ」で、
メロディーの「レ」と重複する。

このような時こそ最近<分析>で
学んだことを応用する場面だ。

テーマのメロディーは変えられないので、
「Dm7(♭5)」の
「♭5」=A♭をベース音にする。

その結果、
「Dm7(♭5)(BassA♭)」
の1〜2拍目が「♭ラ」になって、
3〜4拍目「G7」の「ソ」に
ベースが半音下降する。

これでメロディー音とベース音が
重複しないことになる。

ルート(根音)=「レ」を弾いた場合と、
ベース音「♭ラ」を弾いた場合の違いを
ピアノで弾いて体験してほしい。

1〜5小節目までのメロディーと
コード(ベース音も含め)を弾くこと。
(曲の流れがあるので…)

どちらも間違いではないけれど、
あなたはどちらを採用するかな?

(続く)


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2019年01月16日

よく使う代理コード

前回の最後にある<ヒント>の補足です。

<ヒント>にあった
「A7」と「G7」の間にあるコード
を先に考えてから、その答えを全音上げて
「A7」の前に置けば正解になります。

これで「G7」まで半音下降のベース音に
なりましたよね。

|(?)A7|(?)|G7|(C)|

ただしベース音は同じでも
コードは2種類でしたね。

1つのコードは
ジャズでよく使われている代理コード、
もう1つの転回形は
ジャズ理論書には出て来ませんが、
応用範囲が広くてジャズで使えますよ。

(続く)


terusannoyume at 21:35|PermalinkComments(0)

2019年01月15日

さらに発展するコード

ちょうど1週間前(1月8日、9日)
に出した問題がありましたね。

「次のコード進行の(カッコ)内に
4種類ずつコードを入れて下さい」
という問題。

|(?)A7|(?)|G7|C|

実は、その時に説明したのは基本編で、
まだ続きがあります。

「走れ正直者」で私が実際に付けた
コード進行は、まだ説明していません。

今回の記事から読んでいる人は、
何を言っているのか分からないと思うので
以前の記事(12月31日)から読んで下さい。

      ☆

あの時(1月8日、9日)に
次の設定をしたコードがありましたね。

☆メロディーとベース音が
重複しないコード=仮に「B」

私は、この「B」を2種類用意しました。
メロディー音とベース音を重複させたく
なかったからです。

それで「B1」と「B2」を用意しました。

注意、この「B1」と「B2」は
コードネームではありません。
2種類のコードを分類する記号です。

あの時に説明した<組合せ例2>は、
以下のようになっていました。

メロディー音とベース音が重複しない例。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=B 7=B

これを発展させて、
「C1」6=B1 7=B1
「C2」6=B2 7=B2
このようにしました。

他の可能性として上例を逆にすると、

「C1」6=B2 7=B2
「C2」6=B1 7=B1

さらに交互に入れ替えて、
「C1」6=B1 7=B2
「C2」6=B2 7=B1

上例の逆も考えられますね。

「C1」6=B2 7=B1
「C2」6=B1 7=B2

私が実際に付けたコード進行は
少し凝っていて「C1」「C2」を
まったく同じベース音にして、
コードの種類だけを変えてあります。

「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)
(12月31日に投稿)をよく聴けば
ベース音はよくわかると思います。

「C1」6=B1 7=B1
「C2」6=B2 7=B2

「C1」の6〜8小節目と
「C2」の6〜8小節目は
まったく同じ半音下降のベース音ですが、
コード・ネームは「C1」と「C2」で
別のものになっています。

|(?)A7|(?)|G7|(C)|

どうなっているのか、わかりますか?

<ヒント>
「A7」と「G7」の間にあるコード
を例にして説明しましょう。

1つは、よく使われるコードの代理コード。
これを「B2」として使いました。

もう1つは1番よく出て来るコードの
1音を変えて転回形を使っています。
これを「B1」として使いました。

こうすることによって、
ベース音がまったく同じ半音下降でも
2種類のコードを使い分けられるのです。

(続く)


terusannoyume at 18:02|PermalinkComments(0)

2019年01月13日

自分のレベルを確認する

(カッコ)内に4種類ずつ
コードを入れて下さいという問題。

|(?)A7|(?)|G7|C|

数日前(1月8日、9日)に
出した問題ですが、
あなたは、すでにわかりましたよね。

この問題、私なら1秒で出て来ます。
自分が作った問題だからではありません。

常套句というか、あまりにも沢山の曲で
使われているコードの連結だからです。

ジャズ理論を理解している人なら
多分1分以内に出て来たでしょう。

これは決して才能の問題ではなく、
勉強、そして訓練の問題です。

ここでもう1度試してみましょう。

次の(カッコ)内にコードを1つ、
数秒内で入れて下さい。

ジャズ理論を学んだ人、
スタンダード曲を10曲以上
弾いたことがある人なら簡単ですね。

|C Am7|(?) G7|C|

どうですか?
1つならすぐ出て来たでしょう?

ジャズ理論書の最初の方に出て来る
基本のコード進行ですからね。
実際の曲でも沢山の例がありますよ。

このような学習の積み重ねで2つ、
3つ瞬時に出て来るようになります。
あくまでも訓練の問題です。

1つが数秒以内に出て来なかった人は、
ジャズ理論書を読み直して下さい。

スタンダード曲を
10曲以上弾いている人で、
すぐ出て来なかった人は、
曲を丸暗記で弾いている人ですね。

1曲ごとに
コード進行がどうなっているのか、
意識していませんね?

その曲のキーは何で、
各コードが何度から何度に行っている。

トニック、ドミナント、サブ・ドミナント、
ツー・ファイブ、コード・パターン、
代理コードなど、ジャズ理論を学んで
意識して弾くことが大切です。

このような作業が曲の理解につながり、
曲を沢山覚えられて、しかも忘れない
ということなどに関係してくるのです。

感覚一発、フィーリングだけで弾かないこと。

すべてを理解して弾けば、
自信を持って弾けるようになります。

勉強&練習を楽しんで続けて下さい。


terusannoyume at 04:36|PermalinkComments(0)

2019年01月11日

C(BassE)について

今回の話は「C(Bass E)」と
「Em7」の違いについてです。

先月(12月31日)から続いている
「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)。

私が付けたイントロと間奏のコード進行を
何回か前に書きましたね。

|C|C|Am7|Am7|
|FM7|C(BassE)|Dm7|G7|

ここに出て来る「C(BassE)」ですが、
「Em7」ではいけないのでしょうか?

|FM7|Em7|Dm7|G7|

コード進行だけ見たら、よくありますね。

しかし今回はダメです。
メロディーを見ていないからです。

私が作ったイントロと間奏のメロディーは
曲の最後のメロディー「レーードーーーー」
をモチーフにして作りました。

この6小節目も同じ「レーードーーーー」
なのです。
メロディーが「ド」で止まっているので
「Em7」に出来ません。

もしメロディーが
「レーードーーシー」という場合なら
「ド」が経過音になりますから
「Em7」になります。

では「レーードーーソー」では?

これは「ド」が独立しているので、
「C(BassE)」になります。

ではメロディーが「ソ」だけなら?

どちらも使えます。
前後の流れ、全体の雰囲気、バランス、
いろいろ試して良いと思う方を選びます。

     ☆

今回の例をすべてピアノで弾いて、
耳で聴いて確認して下さい。
文字だけ読んでも
微妙な感覚がわからないと思います。

では練習&勉強を楽しんで続けて下さい。


terusannoyume at 05:01|PermalinkComments(0)

2019年01月10日

各自の段階に応じて

前回の話は、ジャズやポップス、
その他あらゆるジャンルの曲で
応用出来るように記号で書きました。

あなたが弾きたい曲で応用して下さい。

前回の説明が長くなってしまったので、
面倒な人は読まなくていいですよ。

細かいコード付けをしたい人だけ、
時間のある時にじっくり読んで下さい。

あのような考え方、組合せ方は、
これから沢山の曲に応用出来ます。

ただしセッションに行っている人は、
みんなが弾いているコード進行で
演奏しなければいけないので、
コード進行を変えてはダメですね。
使い分けが出来ればいいのですが。

ソロ・ピアノで活動している人や、
レギュラー・バンドをやっている人、
変えたコード進行を使える環境なら
ぜひ挑戦してみて下さい。

同じメロディーに別のコード進行、
初心者は頭が混乱するので、まず
普通の進行で弾けることが先です。

こうやって考えていくと、
今回の話はごく一部の人が対象です。

しかし、将来の目標として、または
頭の訓練、ジャズ理論修得、各自の
条件に合った段階で挑戦することが
1番いいと思います。

練習&勉強を楽しく続けて下さい。


terusannoyume at 06:25|PermalinkComments(0)

2019年01月09日

コード付け体験講座

前回からの続きです。

「走れ正直者」(ピアノ・アレンジ)
のコード付けを体験してもらいます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「C2」
6|ミ、レ、♯ド、ミ|
7|レ〜|
8|(ン)ファ、ファ、ミ、レ|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<「C2」6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|

<問題3>
「C2」(6)のメロディー音、
1拍目に「ミ」がありますので、
ベース音が重複しないように
あなたが選んだコードから
ルート(根音=1度)が「E」
のコードを除外して下さい。
そうすると残ったコードはありますか?
1つ?あるいは全滅?
全滅の人は新たに1つ考えて下さい。
<条件>
メロディー「ミ、レ」に合うコードで
ルート(根音=1度)が「E」ではなく、
「A7」と理論的につながるコードです。
理論的に説明出来ることが条件です。
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<問題4>
「C2」(7)のメロディー音は
「レ」のみですが、
ベース音が重複しないように
あなたが選んだコードから
ルート(根音=1度)が「D」の
コードを除外して下さい。
残ったコードはありますか?
1つ?あるいは全滅?
全滅の人は新たに1つ考えて下さい。
<条件>
メロディー音「レ」に合うコードで
ルート(根音=1度)が「D」ではなく、
次の「G7」と理論的につながり、
前の「A7」ともつながるコードです。
理論的に説明出来ることが条件です。
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|

どちらの問題も
ジャズ理論を学んでいる人なら
簡単ですね。
というよりも最初の段階で
4つの中に選んでいましたよね。

これで最低2種類のコードが揃いました。
ここからコード付けの体験です。
あなたが選んだコードを以下のように
仮の設定にして説明します。

☆メロディーとベース音が
重複するコード=仮に「A」

☆メロディーとベース音が
重複しないコード=仮に「B」

注意、この「A」と「B」は
コードネームではありません。
2種類のコードを分類する記号です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<応用体験>
ここから2種類のコードを使って
コード付けを体験してもらいましょう。

この曲(走れ正直者)の
「C1」の6〜8小節と
「C2」の6〜8小節は
メロディーが同じです。
6|ミ、レ、♯ド、ミ|
7|レ〜|
8|(ン)ファ、ファ、ミ、レ|
<6〜8小節のコード進行>
|(?)A7|(?)|G7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<組合せ例1>
メロディー音とベース音が重複する例。
「C1」6=A 7=A
「C2」6=A 7=A
<組合せ例2>
メロディー音とベース音が重複しない例。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=B 7=B
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「C1」と「C2」で
同じメロディーが繰り返されるので
2種類のコードを混ぜても使えます。
この方が変化が付きます。
<組合せ例3>
「C1」6=A 7=A
「C2」6=B 7=B
普通は単純な方を先にして
複雑な方を後にします。
<組合せ例4>
例3の逆。後半を普通にしたい時、
これもありです。
「C1」6=B 7=B
「C2」6=A 7=A
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以下は、さらに細かい設定。
<組合せ例5>
「C1」6=A 7=B
「C2」6=B 7=A
<組合せ例6>
例5の逆です。
「C1」6=B 7=A
「C2」6=A 7=B
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上のように
いろいろな組合せを試して下さい。
コード付けは、このようにして
最終的にあなたが一番いいと思う
組合せを選びます。


terusannoyume at 05:35|PermalinkComments(0)

2018年12月27日

曲を効果的に覚える

「曲をなかなか覚えられない」
という人がよくいるけれど、
丸暗記しようとするから出来ないんだね。

理論を勉強して、曲を分析する。

その曲の隅々まで理解すると覚えられる。

何百曲でも覚えられるし、
忘れない。

音楽的な意味も分からずに、
丸暗記はダメだよね。

そのためにも理論を勉強しよう。

曲を構成するすべての要素を
理論的に覚えることが上達の秘訣だ。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(2)

2018年12月07日

和声学とジャズ理論

私が以前から毎日続けていることは、
クラシック系の和声の分析。

ジャズ&ポピュラーの理論書には
転回形の使い方は詳しく書いてない。

逆に和声学などクラシック系は、
転回形を上手く使っている。

両方の良い面を取り入れると
バランスが取れるのではないかと思う。


terusannoyume at 23:44|PermalinkComments(0)

2018年05月01日

楽しいことをしよう!

やっと暖かくなりましたね。

今日から5月です。

いろいろなことにチャレンジして、
成長していくには良い季節です。

あなたの勉強&練習も進んでいるでしょう。

私も最近は和声学の本を復習したりしています。

もう何十年も前にレッスンに通って学んだのですが、
その頃よりも今の方がさらに理解出来ます。

ジャズ理論との違い。

それぞれの良さがある。

両方学んで上手く使い分け出来たらいいなと思います。

あなたも自分の信じる道を楽しんで進んで下さい。


terusannoyume at 21:29|PermalinkComments(2)

2017年10月31日

究極のコード付け(その5)

たったひとつの音「ファ」だけを
繰り返すだけのメロディで、
一般的な曲(32小節)になるように
コード進行を付けられるのだろうか?

前回(昨日)は、
キーDmで
メロディーは「レ」を紹介したけれど、
今回は同じキーDmで
メロディーは「ファ」のみ1音だけ。

これで本当に曲になるのだろうか?

この意味わかるよね?

つまり「ファ」の音が合うコードだけで
曲(コード進行)を作っていく曲芸みたいなもの。

あ、まさに曲の芸だね。

まあ、とにかく聴いてみてね。

あわ歌を楽しく歌おう!
作品5 二短調 メロディ「ファ」






terusannoyume at 00:19|PermalinkComments(0)

2017年08月16日

Dm7の「♭13」とは?

Dm7(13)の話を
3日前にしたので、
それに関連して
(♭13)の話をしよう。

 「m7」コードで
(13)が使えるのは
スケールがドリアンの時。

(♭13)が使えるのは、
「m7」コードでスケールが
エオリアン、フリジアンの時と、
「m7(♭5)」コードで
ロクリアンの時にも使える。

「Dm7」を例にすると
左手「レ(ルート)」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、♭シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、♭シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、♭13」になる。

この押さえ方なら「Dm7(♭5)」の
コードでも使える。

第5音がないので、
「Dm7」でも「Dm7(♭5)」でも
どちらでも使えることになる。

さらに頭が混乱するかもしれないけれど
(♭13)と同じ音がテンションではなく、
コードトーン(♭6)として
使われる場合もあるよね。

「Dm」のコードが続く時に
「5−♯5−6−♭6−5」という
ラインを弾く時がある。

「クリシェ」と呼ばれている一種だね。

この時の「♭6=♭シ」は
テンション「♭13=♭シ」ではなく、
コードトーンだね。

       ☆

今回の話、
まったくわからなくていいですよ。

まだ書いていない注意もあるので
下手に使うと間違いになりますからね。

興味ある人はジャズ理論を
徹底的に勉強して使いこなして下さい。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月14日

分析すると良いことが

前回は、Dm7(13)の話だったので、
今回は関連してDm7(♭13)の話を
しようと思っていたけれど時間がない。

後日にする予定だ。

さて今日もコード付けの分析をしていた。

コピー(採譜)や曲を分析していると、
勉強になることは当然だけれど、
それ以外に、それがヒントになって、
別のアイデアが出て来ることも良いことだ。

自分では思い付かなかったことが
考えられるのは得した気分になれる。

勉強を続けよう!


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月13日

Dm7の「13」とは?

最近の記事は
上級ジャズ理論の話が
多くなっているけれど、
今回もほとんどの人には
関係のない上級理論の話だ。

だから読まなくてもけれど、
読んでしまったら、
理解出来なくてもいい。

何となく
「ジャズは奥が深いんだな」と
感じてくれるだけで充分だ。

いつか(10年後に)役に立つ
かもしれないので。

     ☆

「Dm13」のコード知っているかな?

ほとんど人は知らないと思う。

見たこともない人がほとんどだよね。

日本のジャズ理論書や曲集には
出て来ないから知らないよね。

日本の理論書では「Dm7」で
「シ」の音はアヴォイドノート
といってコードには
使えないことになっている。

「Dm6」コードなら「シ=6」
をコードトーンとして使っている。

しかし「Dm13」は「シ=13」
をテンションとして使う。

コードネームを正確に書くと
「Dm7(13)」ということになる。

「♭7=ド」と一緒に使うことが必要で
この音がなければ単なる「m6」になる。

具体的な押え方は、
左手「レ」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、13」になる。

「♭7」があるから「13」は
「6」ではなく「13」テンションに
なるんだね。

さて、このコード、いつでもどこでも
使える訳じゃない。

どういう時に使えるのか、
数日前に紹介した曲集などを調べて
研究するといい。

前後のコード進行、メロディーが
どうなっている時に使えるのか?

理論書には書いてないので
自分で分析して身に付けるんだ。

コードの使い方がレベルアップして
勉強が楽しくなってくると思う。


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2017年08月06日

「Nardis」謎の音(2)

ジャズの名曲
「Nardis」(ナルディス)には
従来のジャズ理論では
説明出来ない音が2ヵ所ある。

前回は、
その1つについて書いたけれど
今回は、
残りのもう1つを問題にしよう。

      ☆

前回、
最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっていると書いた。

|Em|FM7|B7|CM7|

今回は、この後の4小節。
(楽譜がある人は見てね)

|Am7|FM7|EM7|Em|

このコード進行、何か変では?

キーは「Em」だから
上記3小節目は「Em」になるはず。

もちろん転調してキーが「E」に
なることもある。

ところが「EM7」になった途端
すぐに本来のトニック「Em」に。

こんなことって他の曲にある?

もっと変(不思議)なのは、
3小節目のメロディーだ。

|♯ソ、ラ、♯ソ、ファ|

「Em」のはずなのに、
「♯ソ」が出て来たから
コードを「EM7」にした?

それにしても、もっと変なのは
「ファ」の音。

「EM7」だったら、
何で「ファ」が使えるの?

従来のジャズ理論では
「EM7」のスケールは、
「ION」と「LYD」だよね。

そこに「♭9」なんてある?

ここがこの曲の謎だよね。

「解釈は2つある」と
私は思っているんだ。

あなたも研究してみてね。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2017年07月23日

「銀座の恋の物語」分析1

ジャズ理論中級〜上級者は
ぜひ最後まで読んで下さい。

「え!何で?」と思うでしょうが、
「これはスゴイ曲だ!」と
目からウロコ状態になるでしょう。

従来のジャズ理論では説明不可能な
音の使い方が出て来るから驚きです。

では始めます。

デュエット曲の定番曲、
あなたは「銀恋」を知っていますよね。

形式は、 
A(8)+B(8)+C(12)=28小節

イントロは8小節で、最後の2小節は、
|ラ、ソ、ミ|シ、ミ、♯ファ、ミ|です。
最後の小節は
コード「Am」なので、
|9、5、6、5|ですよね。

「9th」と「6th」が出て来て
ジャズっぽいですね。

そして歌が始まります。
「A」の1〜2小節目、
|ファ、ミ、ド、ラ|(繰り返し)
歌詞は
|こ、こ、ろ、の|
|そ、こ、ま、で|です。

コードは「Am」ですから
第5音「ミ」の半音上「ファ」
(アプローチ・ノート)から
曲が始まるなんて珍しい例ですよね。

しかもイントロの最後で
「6=♯ファ」を聞かせておいて
曲の頭は「ファ(ナチュラル)」です。

     ☆

さて、ここからが本題です。
この曲のスゴイところは〜

「B」の1〜2小節目
|な、み、だ、が|
|お、も、わ、ず|のところです。

この2小節目(おもわず)は、
コード「Dm」で、
メロディーが
「ラ、♯ソ、ファ、ファ」なんです。

「ビックリしましたか?」

「いや、何だかわからない?」

解説しましょう。

この「♯ソ」の次に「ラ」があるなら
驚きません。

「ラ」に行くための半音下の
アプローチ・ノートですから
ごくごく普通です。

ところが、
この「♯ソ」は「ファ」に行っています。

普通「ラ」から「ファ」に行く経過音は
「ソ(ナチュラル)」に決まっています。

「ラ、ソ、ファ、ファ」になります。

スケールは「ドリアン」ですからね。

では「♯ソ」は、異名同音の「♭ラ」で
ブルーノート「♭5」なのでしょうか?

その可能性もあるかもしれませんが、
ここは「♯ソ」で良いと思います。

「B」の1小節目
|な、み、だ、が|のメロディーは
|ラ、ラ、ラ、♯ソ|で
「が=♯ソ」のすぐ後で
2小節目|お、も、わ、ず|の
「も=♯ソ」が出て来るのです。

前小節の「♯ソ」を次の小節で
もう1回繰り返して使ったのですね。

「♭5」ではない理由として
後半に別の形が出て来ますので
そこでもう1度説明しますね。

では、この「♯ソ」は何でしょう?

答えは「♯4=♯11」で、
スケールは「ドリアン♯4」ですね。

スケールの構成音は
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

海外のジャズ理論書には
以前から出ていたスケールですが、
(日本のジャズ理論書は遅れていて)
最近の教則本で少しずつ
日本語でも見かけるようになりました。

従来のジャズ理論を学んだ人なら
「HmP5↓」を知っていますよね。
「完全5度下のハーモニック・マイナー」。

このような言い方で「ドリアン♯4」を
説明すると「HmP4↓」になります。
「完全4度下のハーモニック・マイナー」。

つまり「Dm7」のルート「D音」から
完全4度下「A音」の和声的短音階。

逆に言えば「Am」の和声的短音階を
「レ」から弾けば「Dドリアン♯4」
になります。

「Am」の和声的短音階
「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、♯ソ」

「Dドリアン♯4」
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

「わかりますか?」

次に、この曲の後半で、
別の形で使われている所を見て下さい。

「C」の5〜6小節目
|わ、か、い、|
|ふ、たー、り、が|のところです。

この2小節のコードは「Dm」で
6小節目のメロディーは
|ラ、ラ、♯ソ、ラ、♯ソ|です。

次の7小節目はコード「Am」で
8分休符が入ってからメロディー「ミ」。

つまり6小節目、最後の「♯ソ」は
完全に独立して使われていますよね。

ということは「♯11=♯4」です。

もし異名同音「♭ラ」
(ブルーノート)なら
次に「ミ」へ行くのは(休符が入っても)
何か変?ブルースっぽくありません。

「いかがでしたか?」

この曲の「すごさ」がわかりましたか?

でもね、不思議です。

この曲が発表されたのは
1961年(昭和36年)で
映画の公開は1962年3月。

現在でも「ドリアン♯4」なんて
知らない人がほとんどなのに、
約57年も前に作曲者は
知っていたのでしょうか?

多分、別の理由で使ったのでしょうね。
例えば、
Amの和声的短音階を意識して作った。
または、
民族音楽的な音階を使っている?

      ☆

さて、この曲、
これで話が終りではありません。

何と!この後にもっともっとスゴイ、
「もう信じられな〜い」
「絶対にありえない!」
驚きの音使いが出て来るのです。

「ジャズ理論上級者は絶対に読んでね」

お楽しみに!


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0)

2017年07月22日

とても楽しいと思うよ?

今回は、とても楽しい(変な?)記事を
書く予定だったけれど時間がなくなってしまった。

あなたが「え!何で?」と思うタイトルなんだ。

でも、きっと勉強になる。

意外なところに大発見があった。

そんな内容なんだけれど、お楽しみに!


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2017年07月20日

効果的な曲の覚え方(10)

曲を覚えられない理由として、
「記憶力」は関係ないと説明した。

別の理由で「私は頭が悪くて…」
というのもよくあるけれど、
日常生活が出来るなら関係ない。

とにかく何回も説明したように
丸暗記は時間のムダ。

クラシックのソナタなど長い曲を
丸暗記するのは大変だと思う。

理論を勉強して分析した方が、
効率よく曲を覚えられる。

しかし「勉強はしたくない」
という人は仕方ない。

今までどおり丸暗記でいくことになる。

クラシックの場合は、
ほとんどの人が丸暗記なので、
それでも通用してしまう(ように思える)。

その結果、応用力、即興、作曲などが
苦手になる場合がほとんど。

ということは、
ジャズはそれではダメだよね。

だってね、丸暗記じゃ
アドリブ(即興演奏)ではないから。

ジャズの曲を伴奏付きの楽譜で
そのまま弾いても
それは本当のジャズじゃないでしょう。

本当の即興演奏じゃないということだね。

「それでもいい」という人は、
もちろん「それでいい」のだけれど、
「ちゃんとしたジャズをやりたい」
という人は、
地道にジャズ理論を学んでいこう。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年07月19日

効果的な曲の覚え方(9)

前回の最後で「コード進行は
デタラメに並んでいるのではなく、
法則に基いて連結されている」
という説明をした。

もう少し具体的に説明すると
以下のような場合、
5つのコードを丸暗記するのではなく、
「トニックに向かって4度進行している」
と理解する。

|Em7 A7|Dm7 G7|C|

そうすると「Em7」以下は、
(覚えなくても)
自動的に出て来ることになる。

大きくグループ化して理解する。


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2017年07月18日

効果的な曲の覚え方(8)

前回までに
「コード」(縦の積み重ね)
の話をしたけれど、
今回は「コード進行」(横の流れ)
の話をしよう。

いままでに何回か同じ話をしたけれど、
コード進行を覚えるのに<記憶力>は
まったく関係ない。

「記憶力がないから覚えられない」
という人がよくいるけれど、
その考えは間違っている。

何千曲も覚える人は、
意味も分からずに丸暗記しているのではない。

コード進行は
デタラメに並んでいるのではなく、
法則に基いて連結されている。

従って法則を学べばいい。

そういう意味で
理論を学ぶことは絶対に必要なんだね。


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2017年07月17日

効果的な曲の覚え方(7)

今回は
「コード」(縦の積み重ね)の続き。

前回はクラシックの場合だったので
今回はジャズの場合。

ジャズのコードは
コードトーンとテンションを
組み合わせて出来ている。

まず基本コードを覚えることは
大前提。

<左手コード>
コードトーンとテンションを
組み合わせて片手で押さえられる
コード。

例えば「G7」
「ファ、ラ、シ、ミ」
(♭7、9、3、13)

同じコードネームでもいくつもある。

<両手で弾くコード>は
大きく分けると2種類ある。

<ルートを入れた両手コード>
と、
<ルートを省略したコード>
の2種類だ。

丸暗記で弾いている人は、
曲の途中どこかで必ず間違える。

しっかり覚えるには、
どこにコードトーンが来ているか?
どれがテンションなのか?
を意識すること。

もちろん具体的に
コードトーンなら何度の音なのか、
テンションなら「9」「♭9」「♯9」
または
その他のテンションか?
しっかり分析して覚えること。

いつも言っているように丸暗記では
曲をなかなか覚えられないし、
他の曲にも応用出来ないからだ。


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2017年07月16日

効果的な曲の覚え方(6)

曲を効果的に覚えるには、
曲のすべての要素を分析すること。

形式、旋律、和音、進行など。

今回は「和音」つまり「コード」。

縦の積み重ね。

クラシックの場合は
基本形だけでなく
転回形を上手く使っている。

ベース音に
何度の音(1、3、5、7)
が来ているか注意すること。

メロディーも見て、
両者の関係を頭に入れる。

メロディー音と重複しないように
転回形を使う場合が多いからだ。

       ☆

ジャズの場合は、
コードトーンとテンションを
理解すること。


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2017年07月15日

効果的な曲の覚え方(5)

曲を効果的に覚えるには、
その曲の隅々まで理解すること。

自分が作った曲のように
なぜこうなっているのか、
分析して理論的に理解する。

このような話をすると、
頭ばかり使っていては
良い音楽は出来ない
と言う人がいて驚いてしまった。

このようなやり方を
体験したことがない(出来ない)から
想像で言ったのだろうけれど、
良い音楽演奏するために分析する
ということが理解出来ないらしい。

演奏中にも頭だけを使うように
思っているらしいけれど、
演奏中はそんな細かいことまで
考えていない。

あくまでも効率よく曲を理解するため、
そして
覚えるために必要なことなんだよね。


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2017年07月14日

効果的な曲の覚え方(4)

ジャズのアドリブ・フレーズを
分析する時に気を付けること。

      ☆

コピー譜に書いてあるコードを
信じないこと。

同じ曲でも演奏者によって
コード進行が違うのでよく調べること。

テーマとアドリブ・コーラスでは
コード進行を変えている場合もある。

1コーラス目とその後のコーラスでは、
コード進行を一部分変えることがある。

分析している小節のフレーズが
次の小節(別コード)に
はみ出すことがある。

逆に、前の小節から(弱起のように)
次の小節のフレーズを始めている
例もある。

以上のように、
分析は出来ると思っている人でも、
実際にやってもらうと、
かなり勘違いしていることが多いです。

指摘されると「あ、なるほどね」と
なるのですが、自分では気が付きません。

何十回も注意されると、
少しずつ分かってきます。

何事も経験ですね。

とにかく分析は難しいですが、
何をやっているのか分からないと
応用して使うことが出来ませんから
丸暗記ではダメなのですね。

意味、内容を理解すると、
覚えるのが楽になります。


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2017年07月01日

上達するには理論も大切

今日は、7月1日です。

今年も半分終ってしまい、
今日から後半がスタート!

いつも言っているけれど、
月日の経過が速いよね。

とにかく1日1日を
大事に生きていくしかないですね。

ジャズピアノ上達には
練習だけでなく理論の勉強も大切。

最近のブログ記事を読んでも
そのことが分かると思います。

内容は理解出来ない人でも
理論を知らないと
限られた範囲でしか
学ぶことが出来ないということが、
分かるのではないかな?


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2017年06月27日

「BE MY LOVE」(8)

話が前から続いていますので、
第1回目から読んで下さい。

<応用問題>

A1の2小節目コード「G」
メロディー
|ラ、ソ、♯ ファ、ソ|の
「ラ」と「♯ ファ」に、
今までの話を応用出来ないだろうか?

A1の5〜6小節目コード「Em7」
メロディー
|(休み)、シ、ラ、ソ|
|♯ ファ、ミ、♯ レ、ミ|の
「ラ」、「♯ ファ」、「♯ レ」にも
今までの話を応用出来ないだろうか?


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2017年06月25日

「BE MY LOVE」(7)

話が前から続いていますので、
第1回目から読んで下さい。

      ☆

さて前回の問題の解答です。

[A1]5〜7小節目
    (キーG)

5.|Em7|
6.|Em7|
7.|C ♯ m7(♭5)〜省略|

「6小節目は、このままでいいのか?」
という問題でしたね。

<解答>

ベース音「E音」から短3度下に
「C ♯ 音」がありますので、
この間に「D音」を入れると
ベースラインがスムーズに流れます。

5.|Em7|
6.|Em7(Bass D)|
7.|C ♯ m7(♭5)〜省略|

「Em7」コードの「♭7」の音(D)を
経過音として使います。
6小節目1拍目からでもいいですし、
3〜4拍目でもいいです。
その時の条件(テンポ、メロディーなど)
により多少の調整をします。
メロディーに「レ= D音」が長くあったら、
別の方法を考えます。

     ☆

楽譜に書いてなくても「このように弾く」
という例は、他にも沢山あります。

その人がどれだけ勉強して
いろいろなことを知っているかによって、
同じ楽譜を見ても結果はまるで違ってきます。

ですから理論、その他の勉強は必要なのですね。


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2016年06月05日

ジャズ理論を知らないと

分析のことを2回続けて書きましたが、
今回も関連した話をしましょう。

私の教室はアドリブ出来ない人を
弾けるようにするレッスンをしています。

ところが別の目的で来ている人もいる。

ここから分析の話が始まりましたよね。

今回は、その中でも特殊な例です。

カプースチンの曲だけを
徹底的に分析している人もいるんです。

カプースチンはジャズ理論を知らないと
分析出来ません。

例えば、
「ファ、ラ、ド、ミ」のコード・ネームは?

ジャズ理論を知らないと
「FM7」と思いますね。

でも、これは「Dm7」です。

ベースに「G音」があったら「G7sus4」です。

では「ファ、ラ、シ、ミ」は?

「FM7(♭5)」?
「FM7(♯4)」?

いえ違います。

ベース「D音」なら「Dm6」
ベース「G音」なら「G7」
ベース「D♭音」なら「D♭7」

ね!なかなか難しいでしょう?

でもジャズ・ピアノを学んでいる人なら
理解出来ますよね。

ビル・エヴァンスなどが使っているコード
とまったく同じですからね。

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2015年01月23日

ブルクミュラー分析(6)

「ブルクミュラー25の練習曲」から
「バラード」(Ballade)分析、第6回目です。

今回は、
いきなり「♭9」が出て来ますので、
ジャズ理論の勉強になります。

第1〜5回目を読んでいない人は、
第1回目から読んで下さいね。

       ☆

前回まで「B」の
前半(31〜38)と後半(39〜46)の
メロディーを分析しましたので、
今回は、その後「A」に戻るための「移行部」
(47〜56)の10小節を分析します。

<移行部>(47〜56)

|G7(♭9)|〜|C | 〜|(47〜50)

この後の6小節(51〜56)は、
(ジャズ理論なら)すべて「G7(♭9)」です。

これでは、よく分からない場合は、
10小節を以下のように書いて下さい。

|Bdim7 G7|〜|C|〜|(47〜50)
|Bdim7 G7|〜|(51〜52)
|Bdim7 | 〜|〜|G7 |(53〜56)

これなら分かりますか?

では説明しましょう。

「G7(♭9)」は、構成音を下から書くと、
「ソ、シ、レ、ファ、♭ラ」です。

下の4音だけなら「ソ、シ、レ、ファ」で
「G7」ですね。

今度は上の4音(ルート=ソを省略)なら
「シ、レ、ファ、♭ラ」で「Bdim7」です。

つまり「G7」も「Bdim7」も同じコード。

「G7」の「3、5、♭7、♭9」が
「シ、レ、ファ、♭ラ」で「Bdim7」です。
機能は、どちらも「ドミナント」です。

ここで47小節目を見て下さい。

1小節、8分音符3つの内、
2つ分が「Bdim7」で、
残り1つが「G7」ですから
以下のように書いても正解です。

|Bdim7 G7|

これはコードを細かく見た場合です。

でも、この小節内の音を総合して考えれば
「G7(♭9)」ですので、これも正解です。

どちらか自分が分かりやすい方を書いて下さい。

47〜48、51〜52小節は同じですね。

そして、
53〜55の3小節も同じように
「Bdim7」と思ってもいいですし、
56も含めて(53〜56)を
「G7(♭9)」と書いてもいいです。

       ☆

この曲、
他にもカッコいいところがありましたけれど、
ここもジャズっぽくてカッコいいですよね。

(つづく)


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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集