ジャズ・ピアノ上達法

2018年12月30日

いろいろな段階がある

最近いろいろと書いたけれど、
その記事が当てはまる人と、
当てはまらない人がいても
当然のことなんだ。

例えばね、
前回「次は分析の段階」と言ったけれど
ジャズ理論を知らなければ、
巨匠のアドリブを分析しようとしても
「何でこうなっているのか?」
まったく理解出来ないよね。

「あ、わかりました。じゃあ先に
ジャズ理論を学べばいいのですね」
と言う人がいても、
「いやいや君は
それ以前の楽典から学びなさい」
と先生が言うかもしれない。

あるいは逆に
「ジャズ理論と
近代のクラシック理論も学びなさい」
と言われる人もいると思う。
(現代のジャズを学びたい人には)

とにかく今、
その人がどの段階にいるのか?

それによって、
その人へのアドバイスが変わってくるのです。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月29日

上手くなるには分析

分析は必要ないの?という
前回からの続きです。

クラシック・ピアノ学習者は
分析などしなくても、
楽譜さえ読めれば曲を弾けます。

ピアノのレッスンでも、
分析なんて教わらなかったし、
必要ないと思う人がいても当然かも?

でもね、作曲家は理論を知っていて、
それに基いて作っています。

そうじゃないと、あんな長い曲を
美しくまとめることなど出来ません。

感覚一発で作ったら支離滅裂になります。

それで作曲家がどのように作ったのか、
理論的に分析することは
曲を深く理解することになるのですね。

       ☆

さて、ここからジャズ・ピアノの場合です。

ジャズは楽譜が読めるだけではダメです。

ジャズの曲を楽譜のとおり弾いても、
それは即興ではないので、
ジャズではありません。

フィーリング一発のアドリブをする人もいますが、
それは、ほとんどの場合メチャクチャです。

ジャズは、コードも複雑。
アドリブするにも、
いろいろな材料を学ばなければ弾けません。

つまりジャズ理論の勉強が必要なのです。

そしてね、そこまでやった人、
あるいは今、行き詰まっている人は
次に分析の段階になります。

「上手い人は、どうやっているのか?」

「ジャズ理論をどのように応用しているのか?」

それらを学ぶ段階になるのです。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月24日

究極のソロ・ピアノ構成

今回は、
教室のレッスンでも教えていない
究極のソロ・ピアノ構成について話そう。

教室で教えているソロ・ピアノの方法は
いろいろあるけれど、代表的なものは〜

左手ベース・ライン(2ビート、4ビート)
右手はテーマ、アドリブ、さらにコード。

ここまででも、かなり難しいので、
全員にやらせているわけではない。

今回の話は、ここまで出来る人で、
さらに上を目指したい人のために
書いておきます。

イントロ〜
テーマ〜
アドリブ(2コーラス)〜
ベース・ソロ(1コーラス)〜
ベースとの4小節掛け合い〜
テーマ〜
エンディング
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆「ベース・ソロ(1コーラス)」
というのは、
左手でアドリブ。
右手でコード。

☆「ベースとの4小節掛け合い」とは、
<4小節>
左手ベース・ライン(4ビート)
右手はアドリブ、さらにコードも。

<4小節>
左手でアドリブ。
右手でコード。

この4小節ずつを
1コーラス交互に弾いていく。

これはメチャクチャに難しいぞ!
でも、<やりがい>があるかも?

自信がある人は挑戦してみてね。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月22日

ソロ・ピアノで自由に

前回の整理をしよう。

右手でジャズのコード
(テンション含む)を弾き、
左手は、アドリブの材料
(スケール、コード・トーン、他)を弾く。

普通の練習とは逆になるけれど、
右手でも左手でも、
コードやスケールを練習しておくと、
ソロ・ピアノの時、
自由に演奏出来るようになる。

普通は左手でコードを弾く場合が多いので、
左手があまり動かなくなる。

それを防ぐためにも、
左手でもアドリブしてみよう。

ベース・ソロのようになるわけだね。

この練習は左手の訓練であると同時に
頭の訓練でもある。

いろいろな意味で良い訓練だと思うよ。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2018年12月19日

ジャズ・ピアノ上達法

「ジャズ・ピアノは、
左右の手で別々のことを弾くから難しい」
と言う人が今までに沢山いた。

左手はジャズの複雑なコード、
右手はアドリブ(即興演奏)。

丸暗記ではダメだ。
即興でなくちゃいけない。
しかも左右別々のことを弾くなんて
絶対に無理、ムリ、むり〜〜〜。

まあ、こんな心境なのかな?

これで思い出すのが、
こんな話があるよね。

「ドラムの人って両手両足4本が
バラバラに動いてスゴイですね」

こう思っている人が多くいるよね。

でもね、これは大間違い。

私も趣味でドラムをやるけれど、
両手両足を関連付けて覚えるので、
決してバラバラにやっているわけじゃない。

それと同じで、
ジャズ・ピアノも決してバラバラではない。

左手はコードで、右手はアドリブ。

別々に思えるけれど、
頭の中でコードネームは一致している。

例えば、
今「G7」だからコードはこれで、
アドリブの材料はこれとこれで〜など。

頭の中では一致していて、
決してバラバラではないんだよね。

(続く)


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月17日

理解して弾くことだね

50年以上ジャズ・ピアノを教えていると、
みんながよくやる間違いが見えてくる。

1人や2人ではなく
多くの人たちが間違うことは
共通していて、
いろいろなパターンがある。

前回の話の続きで言えば、
コード進行やコードの押さえ方を
(理論的に)理解して弾いているのではなく
(意味もわからずに)丸暗記で弾いている。

そうすると
応用が利かない、
急な変化に対応出来ない、
というようなことになる。

確かにジャズのコードは難しい。
「G7」は「ソ、シ、レ、ファ」ではなく、
「コード・トーン」と「テンション」
(9、♭9、♯9、13、♭13など)
を組み合わせているので、
ついつい丸暗記になってしまう。

いや少しは理解しているつもりでも
やはり指の形で覚えてしまっている。

「それではダメなんだよ」と、
何回も(いや何十回、数年で何百回)も
注意はしているけれど…。

     ☆

「気長にがんばろう!」


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(2)

2015年07月03日

コードを理解して弾く

生徒がよくやる間違いの話です。

ジャズ・コードの押さえ方を間違える。

トンでもないコード、他の小節のコード、
他の曲のコードなどを弾いてしまう。

これは前回話した「小節を見失う」とは、
まったく別の話で小節は分かっている。

それでも間違える原因は、
コードを手だけ(丸暗記)で覚えていて、
意味が分かっていない。

ちょっと説明が分かりにくいかもしれない。

こういうことなんだ。

ジャズ・コードは難しい。

「C」といっても「ド、ミ、ソ」ではないし、
「G7」も「ソ、シ、レ、ファ」ではない。

コード・トーンとテンションを組み合わせた
コードなので構成音をしっかり理解して
弾かなければ(覚えなければ)いけない。

ところが意味も分からず弾いていると、
どこか似ている別のコードを弾いてしまう。

例えば、親指が同じ音だけれど、
別の曲でさんざん弾いた他のコードなどを
無意識に弾いてしまう。

この小節のコードネームはこれで、
構成音はこれこれと理解していれば、
絶対に間違う訳がないコードを弾いて、
しかも指摘するまで気が付かないことも。

まだ勉強中だから仕方ない?
ということもあるけれど、
いつまでもこれではダメだね。

少しでも自覚症状のある人は、
ちょっとずつでいいから構成音を理解しよう。

「ね、お願いしますよ」
(テル先生も急に低姿勢になる)

例えば、
このコードは下から「♭7、9、3、13」とか、
「3、♭13、♭7、♯9」だよね、なんて感じで。

「お願いしましたよ、じゃあ、またね!」


terusannoyume at 23:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集