コード・ネーム奏法

2019年01月06日

小さな力でも、やがて…

メロディーとコード・ネームだけの1段譜。
同じ楽譜を見ても弾く人によって結果が変わる。

こんな話を数日前にしましたね。

今回は、
この話をあなたに<体験>してもらいます。

ここ数日あなたに弾いてもらった
「走れ正直者」を例にしますね。

この曲の原曲のイントロは〜

|C|C|A7|A7|
|Dm7|Dm7|G7|G7|
(原曲キーDからキーCに移調)

これを参考にして
私が付けたイントロのコード進行は

|C|C|Am7|Am7|
|FM7|C(BassE)|Dm7|G7|

今回の問題は、最初の4小節を
あなたはどの様に弾きますか?

特にベース音です。
4小節を
|ド|ド|ラ|ラ|と弾くでしょうか?

ヒントは、
5小節目に「FM7」がありますね。

ここまで言うと、すぐわかってしまいますね。

でもね、今回は<注意>が必要です。

右手の条件が加わります。

ピアノ・アレンジでは、
右手で「レーードーーーー」(1小節)を
4小節間、繰り返しています。

「レ」は装飾音ですので、
問題をわかりやすくするために
「ド」がずっと4小節間
鳴っていることにします。

この条件付きで、
最初の4小節のベース音をどう弾きますか?

|C|C|Am7|Am7|(FM7)

|ド|ド|ラ|ラ|(ファ)と弾くでしょうか?

答えは、
ピアノ・アレンジのイントロと
間奏(1回目)を聴くとわかります。
さりげなく弾いている音を聞き逃さないで下さいね。

       ☆
以上が
「同じ楽譜を見ても
弾く人によって結果が変わる」
という体験です。

「こんな些細なこと関係ないのでは?」
と思う人がいるかもしれませんが、
さらに別の解釈がどんどん加わっていくと、
トータルで全体の印象が変わって来るのです。

小さな力でも、
それが集まれば大きな力になります。
決して軽く見てはいけません。

別の言葉に言い換えれば、
毎日の小さな努力が積み重なれば、
やがて大きな結果になって現れます。

練習&勉強を続けて下さい。


terusannoyume at 06:15|PermalinkComments(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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