コード進行の勉強

2019年01月06日

小さな力でも、やがて…

メロディーとコード・ネームだけの1段譜。
同じ楽譜を見ても弾く人によって結果が変わる。

こんな話を数日前にしましたね。

今回は、
この話をあなたに<体験>してもらいます。

ここ数日あなたに弾いてもらった
「走れ正直者」を例にしますね。

この曲の原曲のイントロは〜

|C|C|A7|A7|
|Dm7|Dm7|G7|G7|
(原曲キーDからキーCに移調)

これを参考にして
私が付けたイントロのコード進行は

|C|C|Am7|Am7|
|FM7|C(BassE)|Dm7|G7|

今回の問題は、最初の4小節を
あなたはどの様に弾きますか?

特にベース音です。
4小節を
|ド|ド|ラ|ラ|と弾くでしょうか?

ヒントは、
5小節目に「FM7」がありますね。

ここまで言うと、すぐわかってしまいますね。

でもね、今回は<注意>が必要です。

右手の条件が加わります。

ピアノ・アレンジでは、
右手で「レーードーーーー」(1小節)を
4小節間、繰り返しています。

「レ」は装飾音ですので、
問題をわかりやすくするために
「ド」がずっと4小節間
鳴っていることにします。

この条件付きで、
最初の4小節のベース音をどう弾きますか?

|C|C|Am7|Am7|(FM7)

|ド|ド|ラ|ラ|(ファ)と弾くでしょうか?

答えは、
ピアノ・アレンジのイントロと
間奏(1回目)を聴くとわかります。
さりげなく弾いている音を聞き逃さないで下さいね。

       ☆
以上が
「同じ楽譜を見ても
弾く人によって結果が変わる」
という体験です。

「こんな些細なこと関係ないのでは?」
と思う人がいるかもしれませんが、
さらに別の解釈がどんどん加わっていくと、
トータルで全体の印象が変わって来るのです。

小さな力でも、
それが集まれば大きな力になります。
決して軽く見てはいけません。

別の言葉に言い換えれば、
毎日の小さな努力が積み重なれば、
やがて大きな結果になって現れます。

練習&勉強を続けて下さい。


terusannoyume at 06:15|PermalinkComments(0)

2019年01月04日

ジャズの精神とは?

「ある曲を弾きたいと思ったら、
コード進行の付け替えから始める」
という話、
あなたは充分に理解したと思います。

このブログの数日の記事
(12月31日、1月2〜3日)
を読んだ人は、自分の手でピアノを
弾いて体験した人もいるでしょう。

ピアノ初心者でも書いてあることを
よく読んで挑戦すれば弾けますので、
ぜひこの機会に体験してみて下さい。

原曲を知らなかった人は、YouTube で
検索すれば出て来ますので聴いて下さい。

原曲と今回のアレンジを聴き比べると
楽しさが<倍増する>と思います。

原曲はリズムを強調して、
歌は熱唱、歌詞は意味不明?と、
メチャクチャに楽しい感じですね。

それとは対照的に
アレンジした演奏は追悼ですし、しんみり。

この落差を「面白い」と思うか、
「トンでもない、原曲への冒涜!」と思うか。

普通の場合は、例えば
歌の曲をピアノで再現する時、
原曲になるべく忠実にアレンジしますよね。

でもね、
ジャズの精神は、その曲を素材にして、
自分なりの解釈、スタイルに重点を置きます。

どちらが良い、悪いではありませんよ。

どちらも「あり」です。
その人の好み、考え方の違いでしょうか。

私はずっとジャズをやってきたので、
どうしても「自分の〜」になってしまいます。

「あなたはどちらを目指していますか?」

       ☆

<修正文>
いや、
「ずっとジャズをやってきたから〜」
ではなく、
「他人と同じことはしたくない」という
<我がまま>な性格が前面に出ているのかも?


terusannoyume at 05:08|PermalinkComments(0)

2019年01月03日

あなたへの「お年玉」

今年のこのブログ、スタートは
「私の考えるジャズ・ピアノ」
というような内容から始めました。
(前回の話です)

今回もその続きで(お正月なので)、
あなたに<お年玉>を差し上げましょう。

       ☆

「ある曲を演奏したいと思ったら、
まずコード進行を付け替えること
から始める」という話は、今までに
このブログで何回も話したと思います

例えば、
私が今度この曲を弾こうと思った時、
まずコード進行を付け替えていきます。

あるいは生徒が
「この曲を弾きたい」と言った場合、
それがジャズのスタンダード曲でも、
またはポップス、歌謡曲、童謡でも
ジャンルに関係なく、すべての曲の
コード進行を必ず付け替えるのです。

それはエヴァンスやピーターソンが
演奏したバラードと原曲を比べれば
すぐに理解出来るのでは?

ジャズ理論を知らない人でも、
「原曲とは随分違うなあ」と
聴いただけでわかると思います。

両者が同じ曲を演奏していても、
必ず別のことをやっています。

他のジャズ・ピアニストが弾いている
同じ曲を調べても必ずどこか違います。
つまりジャズは独自の解釈で弾くのです。

注、この話はCDを出しているような
プロのジャズ・ピアニストの話なので、
ほとんどの人は将来(プロ・デビュー
する時?)の話として聞いて下さい。

逆に聴く立場からすると、
その違いを聴くことが
ジャズの楽しみの一つでもあるわけです。

私は昔、昔のそのまた昔、
テリー・ハーマン・トリオという名で
CDを多数出していました。
その時のほとんどの曲のコード進行は
自分独自のものを付けて演奏しています。

以上の理由で、
ジャズ・ピアニストはコード進行を
必ず変えることになっているのです。

自分の解釈、自分のスタイルで弾く
ということになります。

それでは今回の話はこれで終ります。
「バイバイ!」

「あ!テル先生、お年玉がないよ!」

「あ!すっかり忘れていた!ごめん」

普通ならここで
<次回に続く>となりますが、
今回はお正月の特別番組として、
「あなたへの愛のお年玉」編になります。

今回の話を、もっと具体的に説明します。

それでは、いよいよ
ここから
「あなたへの愛のお年玉」
新春特別番組スタートです!

       ☆

どのようにコード進行を付けているのか?
具体的に例の曲で説明しましょう。

☆「走れ正直者」
(ちびまる子ちゃんエンディングテーマ)

ソロ・ピアノでの演奏は、
すでに聴いてもらったと思いますが、
原曲のテーマ「A」(最初の8小節)の
コード進行は以下のようになっています。

(1〜8小節)
|C|C|G|G|
|Am|Am|Em|Em|
注、(原曲は「キーD」ですが、
説明をわかりやすくするために
「キーC」に移調しています)

原曲は
リズムを強調したポップスですから
これで充分なのです。
下手に複雑なコードを付けない方がいい。

しかし今回はピアノ1台で
バラードにするので
これでは間が持たないのです。

それでコード進行を付け替えます。

わかりやすいように、
4小節ずつに分けて説明しますね。

原曲の最初の1〜4小節目は、
|C|C|G|G|です。

これに対して私が付けたコード進行は、

|CM7 Dm7|Em7 E♭dim7|
|Dm7 Em7|FM7 G7 G♯dim7|

バラードで弾くので、1小節に2つずつ、
4小節目は3つ(2拍、1拍、1拍)です。

次の4小節(5〜8小節目)の原曲は、
|Am|Am|Em|Em|です。

これに対して私が付けたコード進行は、

|Am7 Am7(BassG)|
|F♯m7(♭5) Fm6|
|Em7|E♭dim7|

このようになりました。

あなたもぜひ弾いてみて下さい。

右手はメロディー、
左手でコードです。

メロディーは、とても簡単です。

最初の4小節は「ソ」の音を
8分音符で12個、
その後、4分音符で「ラ、シ、ソ」です。

次の4小節(5〜8)は、
同じモチーフで、
オクターブ上の「ド」の音を
8分音符で12個、
その後、4分音符で「レ、ミ、シ」です。

ピアノを弾ける人なら例のピアノ演奏を
1回聴けばすぐわかります。

「どうですか?」
「弾いてみると楽しくなってきませんか?」

(続く)


terusannoyume at 04:38|PermalinkComments(0)

2019年01月02日

ジャズ・ピアノ拡大解釈

あなたへの
「ビッグ・プレゼント!」として
去年最後の日(2018年12月31日)に
贈りました曲、聴いてくれましたか?
(たった2日前ですが…)

クラシック・ピアノだけを弾く人は、
この演奏を聴いて、
当然(全部)楽譜に書いてあることを
弾いている、と思ったかもしれません。

でも実際は違います。

メロディー(単旋律)と
コード・ネームだけの1段譜を見て
弾いているんです。

ジャズを学んでいる人なら当然ですね。

左手の伴奏が書いてある2段譜で
ジャズの曲をいくら弾いても
即興演奏が出来るようにはなりません。

ジャズは(基本的に)メロディーと
コード・ネームだけの1段譜で
テーマとアドリブを弾いていきます。

ですから同じ楽譜を見ていても
弾く人によってまったく違う演奏になります。

その人が
「どれだけいろいろなことを知っているか?」
によって結果が大きく異なるのです。

例えば、左手コードだけの話でも
「G7」というコード・ネームを見て
「ソ、シ、レ、ファ」しか知らない人と
「ファ、ラ、シ、ミ」
(♭7、9、3、13)
または
「ファ、♭ラ、シ、♭ミ」
(♭7、♭9、3、♭13)など、
その他、沢山のコードを知っている人、
この両者が弾いた場合、曲全体の雰囲気が
まるで別の曲に聞こえてきます。

さらに言うと、
いろいろ知っている人なら、
「この曲はあえてシンプルに弾こう」
「隠し味で9thぐらいにしておこう」
「かなり複雑に弾こうかな」などと、
その時々によってコントロール出来ます。

これが私の考えるジャズ・ピアノです。

ジャズの曲はもちろん弾きますが、
それだけでなく
どんなジャンルの曲でも区別なく、
自分なりのスタイルで
即興も加えて
好きなように(自由自在に)弾く。

これを読んでから
あの「ビッグ・プレゼント!」を
聴く(または聴き直す)と、
私の言っていることが、
よくわかるかもしれません。

「この曲はジャズではないし、
演奏もジャズには聞こえない」と
ジャズ好きの人は言うかもしれません。

でもね、私が付けたコード進行を
よ〜く聴いてみて下さい。

もし、これを4ビートで
スウィングして弾いたら…?

でもね、今回はそうしなかった。

なぜなら、この演奏は
西城秀樹さん、
さくらももこさん
に捧げる追悼演奏なので、
弾く本人は、
このスタイルを選択したのです。

ですから
ジャズ・ピアノには聞こえなくても
姿勢(精神)は
ジャズ・ピアノの応用編なのです。

☆「走れ正直者」
(ちびまる子ちゃんエンディングテーマ)

(続く)


terusannoyume at 01:41|PermalinkComments(0)

2018年12月31日

あなたへのプレゼント

今日は、2018年12月31日です。
今年最後の日になりましたね。

あなたは今年いいことありましたか?
ピアノがすごく上達したとか…?

私はマイペースでいろいろ勉強して、
ブログはずっとサボっていたのですが、
今月ちょこっと書いたら、
生徒が面白いと言うので調子に乗って
とうとう今日まで続けてしまいました。

毎晩12時近くに書き始めるので
いつも話は途中で時間切れです。
(申し訳ない!)
書くことも決まってなくて、
その時、思い付いたことを書いているので、
読む方は支離滅裂に感じたかもしれません?
(もう1回、申し訳ない!)

こんなものでよければ、
また来年も続けるかも?しれません。

      ☆

今年も有名な才能ある方たちが、
あちらの世界に帰りましたね。

西城秀樹さん、さくらももこさん、など。

ちびまる子ちゃんのエンディングテーマ
「走れ正直者」を
西城秀樹さんが歌っていたことを
あなたは知っていましたか?

あの1番有名な曲とは違いますよ。
 
原曲は調子のいいテンポの曲ですが、
ピアノだけで演奏出来るように
私がコード進行を付け替えて
バラード風にアレンジしました。

あなたへの今年最後の
「ビッグ・プレゼント!」として
この曲の演奏を贈りますので、
ぜひ聴いてみて下さい。

静かな所で、例えば
深夜、自分の部屋で
今年を振り返りながらヘッドホーンで
じっくり聴くといいかもしれませんよ。

なお、ピアノ演奏は
「この曲を弾きたい」
と言ってきた本人が弾いています。
(私はコード進行の付け替えを
提供しただけですが、そこも聴いてね)

それでは、
しばらくの間、お楽しみ下さい。

「走れ正直者」
(ちびまる子ちゃんエンディングテーマ)






terusannoyume at 03:03|PermalinkComments(2)

2018年12月29日

上手くなるには分析

分析は必要ないの?という
前回からの続きです。

クラシック・ピアノ学習者は
分析などしなくても、
楽譜さえ読めれば曲を弾けます。

ピアノのレッスンでも、
分析なんて教わらなかったし、
必要ないと思う人がいても当然かも?

でもね、作曲家は理論を知っていて、
それに基いて作っています。

そうじゃないと、あんな長い曲を
美しくまとめることなど出来ません。

感覚一発で作ったら支離滅裂になります。

それで作曲家がどのように作ったのか、
理論的に分析することは
曲を深く理解することになるのですね。

       ☆

さて、ここからジャズ・ピアノの場合です。

ジャズは楽譜が読めるだけではダメです。

ジャズの曲を楽譜のとおり弾いても、
それは即興ではないので、
ジャズではありません。

フィーリング一発のアドリブをする人もいますが、
それは、ほとんどの場合メチャクチャです。

ジャズは、コードも複雑。
アドリブするにも、
いろいろな材料を学ばなければ弾けません。

つまりジャズ理論の勉強が必要なのです。

そしてね、そこまでやった人、
あるいは今、行き詰まっている人は
次に分析の段階になります。

「上手い人は、どうやっているのか?」

「ジャズ理論をどのように応用しているのか?」

それらを学ぶ段階になるのです。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月28日

分析も必要だと思うけど

自分がこれから弾く曲や
いままで弾いた曲を分析して
隅々まで理解するといい。

という話をしたらね、
「頭でっかちの音楽になるから
必要ない」という人がいて、
びっくりしたことがある。

クラシックしかやっていない人だけど、
分析などやったことがない人だから
演奏中もずっと理論を考えて弾くと
思っているらしい?

演奏中は今までどおり
演奏に集中すればいいんだよ。

練習や準備の段階で、
感覚的だけの理解より、
それプラス
理論的な理解も出来たら
理解の幅が広がるよね。

両方出来た方がいいと思うのだけど、
いろいろな考えの人がいるから
決して押し付けないけれどね。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(1)

2018年12月27日

曲を効果的に覚える

「曲をなかなか覚えられない」
という人がよくいるけれど、
丸暗記しようとするから出来ないんだね。

理論を勉強して、曲を分析する。

その曲の隅々まで理解すると覚えられる。

何百曲でも覚えられるし、
忘れない。

音楽的な意味も分からずに、
丸暗記はダメだよね。

そのためにも理論を勉強しよう。

曲を構成するすべての要素を
理論的に覚えることが上達の秘訣だ。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(2)

2018年12月26日

コード進行を覚えるには

今回は次の段階に進もう。

ある曲を弾こうと思ったら
まず左手のコード(テンション入り)と
右手アドリブの材料(スケールなど)を
確認するところまで話したよね。

しかし、これだけでは曲を弾けない。

次は、コード進行を覚えること。

市販楽譜のコード進行は、
どこかおかしいところがあるので、
教室では必ず正しい進行に直してから
弾く練習を始める。

コード進行は理論的に連結されていて、
感覚だけで適当に付けられたものではない。

別の言い方をすると、
適当に付けられた進行では覚え難いけれど、
理論的にキレイに連結されていると覚えやすい。

曲を何百曲も覚えるには、
理論的に覚えること。

これもコードと同じで、
感覚だけで丸暗記では10曲覚えるのも大変。

(続く)

terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2018年12月08日

ジャズ・ピアノ・レッスン

私の教室のレッスン内容を
かなり前に書いたことがある。

個人レッスンなので、
生徒の希望、目的に合わせて
内容が違ってくる。

ジャズ・ピアノ教室なので
スタンダード曲のアドリブを弾ける
ようにする。
あるいは、すでに弾ける人は、
アドリブの内容をもっと高度にする。

さらに市販の楽譜のコード進行を
正しく直してから弾くのは当然で、
生徒によっては同じ曲でも、
もっと複雑な進行で弾く場合もある。

曲もジャズだけに限らずに、
日本のポップス、歌謡曲、童謡などを
ジャズのコード進行に付替えて、
あくまでもジャズのスタイルで弾く。

ライブ活動をしている生徒、
ジャズ専門ではないお店で弾く生徒など、
お客さんがジャズを知らない場合は
日本の曲を弾くと評判がいい。

ジャズの知らない曲よりも
日本の知っている曲の方が興味を示す。

しかも普通のスタイルではなく、
ジャズにアレンジしているのが
新鮮なようだ。

こんなことばかりやっている生徒もいるし、
あくまでも
ジャズだけをやっている生徒もいて、
さらに
もっとトンでもないことをやっている
レッスンもあって、先生も楽しんでいる。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2018年12月07日

和声学とジャズ理論

私が以前から毎日続けていることは、
クラシック系の和声の分析。

ジャズ&ポピュラーの理論書には
転回形の使い方は詳しく書いてない。

逆に和声学などクラシック系は、
転回形を上手く使っている。

両方の良い面を取り入れると
バランスが取れるのではないかと思う。


terusannoyume at 23:44|PermalinkComments(0)

2018年10月01日

コード理論を学ぼう!

コード進行のことを
詳しく学びたい人は
この理論書を手に入れるといい。

従来の国内理論書には
書いていなかった内容まで含んでいる。

理論に詳しいと思う人も
頭の整理にもいいと思う。

416ページもある本なので
かなりの内容でしばらく退屈しないと思う。

「コード理論大全」
単行本(ソフトカバー)
2018/4/20
清水 響 (著)

<内容紹介> Amazonより

和声の基礎から最新の理論まで網羅した
新時代の定番理論書がついに登場!

基礎から応用まで網羅した、
全ジャンルの音楽家必携の
標準コード理論書が登場しました。

音程や転回、コードシンボルの書き方
といった基本事項から、
現代の和声に欠かせない
マルチトニックシステムや
ハイブリッドコードまで、
コード理論のすべてを掲載。

単に用例を紹介するだけではなく、
すべての項目について、
“なぜその理論が導き出されるのか"
が解説されています。

指導用テキストとしての使用だけでなく、
独学の使用でも理解を深められるよう
練習問題も充実。

本書を書棚に常備しておけば、
ある時は頭でイメージしている音を
実現するための手助けとなり、
ある時は新たな音楽的想像力をかきたてる
良き伴侶となるでしょう。





<本の内容>
第一編 音楽理論の基礎
第二編 長調の和声
第三編 短調の和声
第四編 テンションを含む和音
第五編 セカンダリードミナント
第六編 モーダルインターチェンジ
第七編 ドミナントコードの応用と発展
第八編 ディミニッシュトコード
第九編 転調
第十編 コードスケール
第十一編 その他の和声技法
第十二編 コンパウンドコード

※「さらに詳しい内容は、
以下の目次を見てみよう」(テル)

コード理論大全

内容(「BOOK」データベースより)

音程、三和音、コードシンボルの書き方
などの基礎から、
現代の和声に欠かせない
コンパウンドコードや
マルチトニックシステムまで、
コード理論のすべてを網羅!

全ジャンルの音楽家必携の理論書がついに完成!

<目次>
■第一編 音楽理論の基礎
I.音程
音程の仕組み
音程の転回

II.音階と調号
長音階と短音階
調号の決定と五度圏

III.調性内三和声
三和音の種類
三和音のコードシンボル
三和音の転回

IV.調性内四和音
四和音の種類
異なる調での調性内四和音

V.楽曲分析の基礎
和声分析
ローマ数字による記述
異なる調での和声分析
記号の記述法と読み方

VI.その他の頻出和音
その他の三和音
その他の四和音

■第二編 長調の和声
I.長音階構成音
調性音楽の感じられ方
各音の特色

II.長調での調性内和音の機能
メジャースケールの特性音
トニックファンクション
ドミナントファンクション
サブドミナントファンクション

III.終止
終止法
正格終止
変格終止
半終止
偽終止

IV.アナライズの例
コードアナライズ
機能別分類と終止法

V.和音の置換
四和音、三和音による置換
和音の機能を保ったままの置換
和音の機能を変えた置換

■第三編 短調の和声
I.自然短音階
長調、短調の関係
各音の特色
自然短音階で得られる調性内和声

II.和声的短音階
七度の矯正
和声的短音階の調性内和音

III.旋律的短音階
六度の矯正
旋律的短音階の調性内和音

IV.短調の曲例
短調の楽曲分析例一
短調和声の楽曲分析例二

■第四編 テンションを含む和音
I.非和音構成音
テンションの基礎
使用可能なテンション
その他調性内和音での使用可能テンション

II.ドミナントコードでの例外
オルタードテンションの使用
同音程テンションの組み合わせ制限

III.テンションと旋律の関係
旋律における非和声音の使用
その他和音における旋律

IV.短調におけるテンション
短音階でのアヴェイラブルテンション
和声的短音階上でのアヴェイラブルテンション
旋律的短音階上でのアヴェイラブルテンション

■第五編 セカンダリードミナント
I.セカンダリードミナントの基礎
トニックコード以外へのドミナントコードの解決
トニック以外へのドミナントモーション
セカンダリードミナントのテンション
ナチュラルマイナーでのセカンダリードミナント

II.セカンダリードミナントの発展
ハーモニックマイナースケールでのセカンダリードミナント
メロディックマイナースケールでのセカンダリードミナント

III.セカンダリードミナントと二度マイナーセブン
リレイティッドI-7
リレイティッドII-7のデュアルファンクション
リレイティッドII-7のアヴェイラブルテンション

IV.エクステンデッドドミナント
ドミナントの連続
エクステンデッドドミナントのアヴェイラブルテンション
フレーズの途中からのドミナントの連続

V.エクステンデッドドミナントとリレイティッドII-7
リレイティッドII-7の挿入
ツーファイブの連続
連続するツーファイブのアヴェイラブルテンション

■第六編 モーダルインターチェンジ
I.モード
チャーチモード
メロディックマイナーの派生モード

II.モーダルインターチェンジの基礎
コードの借用
モーダルインターチェンジコードのアヴェイラブルテンション
代表的なモーダルインターチェンジコード

III.セカンダリードミナントとモーダルインターチェンジの使用例
コードアナライズ
アヴェイラブルテンション
旋律について

■第七編 ドミナントコードの応用と発展
I.サブスティチュートドミナントの基礎
トライトーンの解決
ドミナントの置換

II.トニック以外に解決するsubV7
subV7/II、subV7/IV、subV7/V
subV7/III、subV7/VI
subV7/VII

III.マイナーキーでのsubV7
subV7、subV7/II、subV7/IV、subV7/V
subV7/♭III、subV7/♭VI、subV7/♭VII

IV.サブスティチュートドミナントのツーファイブ
サブスティチュートドミナントとリレイティッドII-7
連続するルートの半音進行
ツーファイブの進行パターン

V.サブスティチュートドミナントと付随するII-7のテンション
サブスティチュートドミナントのテンション
ルートが半音進行の場合のマイナーセブンスのテンション
サブスティチュートドミナントのリレイティッドII-7のテンション

VI.エクステンデッドサブスティチュートドミナント
サブスティチュートドミナントの連続
エクステンデッドサブスティチュートドミナントとリレイティッドII-7
リレイティッドII-7に解決する進行

VII.ドミナント機能を持たないドミナントセブンスコード
偽終止とモーダルインターチェンジ
ドミナントモーションの省略
半音上への進行
ラインクリシェへの発展

■第八編 ディミニッシュトコード
I.ディミニッシュトセブンスコードの基礎
ディミニッシュトセブンスコードを含む進行
ディミニッシュトセブンスコードの上行アプローチ
ディミニッシュトセブンスコードの下行アプローチ
ディミニッシュトセブンスコードのオグジュアリーアプローチ
転回形コードへの進行

II.ディミニッシュトセブンスコードのテンション
四種類のテンションノート
各ディミニッシュトセブンスコードのテンション
オクタトニックスケール

III.ブルース進行によるディミニッシュトコードの使用例
モーダルインターチェンジによるブルース進行のアナライズ
ディミニッシュトセブンスコードを使用したジャズブルースの例

■第九編 転調
I.転調の基礎
転調のアナライズ
一時的なトーナリティの変化

II.いろいろな転調の方法
ダイレクトモジュレーション
平行パターンのダイレクトモジュレーション
ピボットコードモジュレーション
ピボットコードのアヴェイラブルテンション

III.ドミナントコードを用いた転調
プライマリードミナントからの転調
セカンダリードミナントを用いた転調
サブスティチュートドミナントを用いた転調
♭VII7を用いた転調のアプローチ
トランジショナルモジュレーション

■第十編 コードスケール
I.メジャーキーにおけるコードスケール
メジャーダイアトニックコードスケール
ミクソリディアンの変形スケール
その他のドミナントセブンスのコードスケール
V7sus4のコードスケール

II.マイナーキーにおけるコードスケール
ナチュラルマイナーのダイアトニックコードスケール
ハーモニックマイナーのダイアトニックコードスケール
メロディックマイナーのダイアトニックコードスケール
マイナーキーのドミナントコードスケール

III.セカンダリードミナントのコードスケール
セカンダリードミナントのコードスケールの導出
各セカンダリードミナントコードのコードスケール

IV.モーダルインターチェンジコードのコードスケール
メジャーセブンスコードのコードスケール
マイナーコードのコードスケール
ドミナント機能を持たないドミナントセブンスコードのコードスケール

V.その他のコードスケール
サブスティチュートドミナントセブンスコードのコードスケール
ディミニッシュトセブンスコードのコードスケール
二種類のミクソリディアン派生モード

VI.モーダルハーモニー
モーダルミュージックの基礎
ドリアンモード
フリジアンモード
リディアンモード
ミクソリディアンモード
コードスケールのモーダルアプローチ

■第十一編 その他の和声技法
I.ペダルポイント
トニックペダル
ドミナントペダル
サブドミナントペダル
インテリアペダル
ソプラノペダル

II.コンスタントストラクチャーによるコード進行
同一コードタイプの連続
コンスタントストラクチャー上のルートモーション
コンスタントストラクチャー上のメロディとコードスケール
コンスタントストラクチャーのコードアナライズ

III.マルチトニックシステム
短期間での調性の変遷
五種類のマルチトニックシステム

IV.コンティギュアスモーション
ドミナントコードの連続
コンティギュアスモーションとツーファイブ

■第十二編 コンパウンドコード
I.コンパウンドコードの基礎
コンパウンドコードの種類
ハイブリッドコードの特徴
ハイブリッドコードの置換

II.ハイブリッドコードの導出
メジャーキーでのハイブリッドコードの導出
その他ダイアトニックコードスケール上のハイブリッドコード
非ダイアトニックコードスケールのハイブリッドコード

III.ポリコード
ポリコードの意義と必要性
ポリコードの条件
ポリコードの導出

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまで読んでどうだったかな?
知らないことも沢山あるよね。
416ページもある本なので
じっくり勉強しよう。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(1)

2018年05月01日

楽しいことをしよう!

やっと暖かくなりましたね。

今日から5月です。

いろいろなことにチャレンジして、
成長していくには良い季節です。

あなたの勉強&練習も進んでいるでしょう。

私も最近は和声学の本を復習したりしています。

もう何十年も前にレッスンに通って学んだのですが、
その頃よりも今の方がさらに理解出来ます。

ジャズ理論との違い。

それぞれの良さがある。

両方学んで上手く使い分け出来たらいいなと思います。

あなたも自分の信じる道を楽しんで進んで下さい。


terusannoyume at 21:29|PermalinkComments(2)

2017年11月01日

究極のコード付け(その6)

今回は「ラ」の音を
繰り返すだけのメロディーで、
コード進行を付けてみた。

前回までの2曲は、どうだったかな?

ちゃんと曲に聞こえたでしょう?

作品4は、キーDmで
メロディー「レ」のみ。

作品5は、キーDmで
メロディー「ファ」のみ。

そして今回の作品6は、
キーDmでメロディー「ラ」のみ。

マイナーキーの1度、3度、5度、
それぞれの音のみで挑戦してみた。

マイナーキーはメジャーキーよりも
コード進行が少ないので多少難しい。

本当に曲芸みたいだよね。

まあ、聴いてみてよ。

あわ歌を楽しく歌おう!
作品6 二短調 メロディ「ラ」






terusannoyume at 00:31|PermalinkComments(0)

2017年10月31日

究極のコード付け(その5)

たったひとつの音「ファ」だけを
繰り返すだけのメロディで、
一般的な曲(32小節)になるように
コード進行を付けられるのだろうか?

前回(昨日)は、
キーDmで
メロディーは「レ」を紹介したけれど、
今回は同じキーDmで
メロディーは「ファ」のみ1音だけ。

これで本当に曲になるのだろうか?

この意味わかるよね?

つまり「ファ」の音が合うコードだけで
曲(コード進行)を作っていく曲芸みたいなもの。

あ、まさに曲の芸だね。

まあ、とにかく聴いてみてね。

あわ歌を楽しく歌おう!
作品5 二短調 メロディ「ファ」






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2017年10月30日

究極のコード付け(その4)

たったひとつの音「レ」だけを
繰り返すだけのメロディーで、
一般的な曲(32小節)になるように
コード進行を付けられるのだろうか?

今年の6月頃に作品1〜3を紹介してね。

覚えているかな?

その時は、
キーCの第3音「ミ」、
キーCの第1音「ド」、
キーCの第5音「ソ」
それぞれメロディーは1音のみの曲だった。

今回はマイナーキーに挑戦してみた。

作品4は、
キーDmでメロディーは「レ」のみ1音。

これで曲になるのだろうか?

自分では、とても気に入っているのだけど、
どうかな?

聴いてみてね。

あわ歌を楽しく歌おう! 作品4 二短調 メロディ「レ」






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2017年08月16日

Dm7の「♭13」とは?

Dm7(13)の話を
3日前にしたので、
それに関連して
(♭13)の話をしよう。

 「m7」コードで
(13)が使えるのは
スケールがドリアンの時。

(♭13)が使えるのは、
「m7」コードでスケールが
エオリアン、フリジアンの時と、
「m7(♭5)」コードで
ロクリアンの時にも使える。

「Dm7」を例にすると
左手「レ(ルート)」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、♭シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、♭シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、♭13」になる。

この押さえ方なら「Dm7(♭5)」の
コードでも使える。

第5音がないので、
「Dm7」でも「Dm7(♭5)」でも
どちらでも使えることになる。

さらに頭が混乱するかもしれないけれど
(♭13)と同じ音がテンションではなく、
コードトーン(♭6)として
使われる場合もあるよね。

「Dm」のコードが続く時に
「5−♯5−6−♭6−5」という
ラインを弾く時がある。

「クリシェ」と呼ばれている一種だね。

この時の「♭6=♭シ」は
テンション「♭13=♭シ」ではなく、
コードトーンだね。

       ☆

今回の話、
まったくわからなくていいですよ。

まだ書いていない注意もあるので
下手に使うと間違いになりますからね。

興味ある人はジャズ理論を
徹底的に勉強して使いこなして下さい。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月14日

分析すると良いことが

前回は、Dm7(13)の話だったので、
今回は関連してDm7(♭13)の話を
しようと思っていたけれど時間がない。

後日にする予定だ。

さて今日もコード付けの分析をしていた。

コピー(採譜)や曲を分析していると、
勉強になることは当然だけれど、
それ以外に、それがヒントになって、
別のアイデアが出て来ることも良いことだ。

自分では思い付かなかったことが
考えられるのは得した気分になれる。

勉強を続けよう!


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月13日

Dm7の「13」とは?

最近の記事は
上級ジャズ理論の話が
多くなっているけれど、
今回もほとんどの人には
関係のない上級理論の話だ。

だから読まなくてもけれど、
読んでしまったら、
理解出来なくてもいい。

何となく
「ジャズは奥が深いんだな」と
感じてくれるだけで充分だ。

いつか(10年後に)役に立つ
かもしれないので。

     ☆

「Dm13」のコード知っているかな?

ほとんど人は知らないと思う。

見たこともない人がほとんどだよね。

日本のジャズ理論書や曲集には
出て来ないから知らないよね。

日本の理論書では「Dm7」で
「シ」の音はアヴォイドノート
といってコードには
使えないことになっている。

「Dm6」コードなら「シ=6」
をコードトーンとして使っている。

しかし「Dm13」は「シ=13」
をテンションとして使う。

コードネームを正確に書くと
「Dm7(13)」ということになる。

「♭7=ド」と一緒に使うことが必要で
この音がなければ単なる「m6」になる。

具体的な押え方は、
左手「レ」を弾き、
その短7度上の「ド」から右手で
「ド、ファ、シ」と弾く。

下から「レ、ド、ファ、シ」になって
数字は「1、♭7、♭3、13」になる。

「♭7」があるから「13」は
「6」ではなく「13」テンションに
なるんだね。

さて、このコード、いつでもどこでも
使える訳じゃない。

どういう時に使えるのか、
数日前に紹介した曲集などを調べて
研究するといい。

前後のコード進行、メロディーが
どうなっている時に使えるのか?

理論書には書いてないので
自分で分析して身に付けるんだ。

コードの使い方がレベルアップして
勉強が楽しくなってくると思う。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月12日

エンディングが増えた

今日もコード進行の勉強をしていた。

2日前に紹介した曲集には、
偽終止の変型がいくつも出て来るので、
それをノートに書き出したり、
ヒントにして自分なりの応用例を
いくつか考えていたら楽しくなってきた。

これらの進行を12キーで練習すれば
エンディングが増えることになる。

自分の音楽の幅が広がると同時に
レッスンの課題にも使えそうだ。

学ぶことは楽しいよね。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月11日

自分の可能性を高める

今日はコード付けの勉強をしていた。

今までにいろいろなジャンルの曲を
アレンジ(コード付け)してきた。

そうすると自分の癖というか、
好みの進行が限られてきてしまう。

そこで前回紹介した曲集を弾くと、
自分ではやったことがない進行が
出てくるので、すごく勉強になる。

「へえー、こんな方法があるのか」
と、参考になる所が多数あるので、
書き出してまとめようと思っている。

自分の枠を広げられそうで楽しい。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2017年08月10日

コード進行を極めたい人へ

同じ曲でもジャズ・ピアニスト
それぞれのコード進行がある。

自分なりの解釈でコード付けを
して、人前(CDなど)で演奏する。

ジャズは自分なりのアレンジで弾く
ということだね。

そのレベルまで行きたい人に
良い教材(お手本)を紹介しよう。

あなたも知っている
「ザ・リアルブック」シリーズには
通常の曲集とは別のものが
いろいろあって、今回の曲集は
その内の一つで特殊なものだ。

何が違うかというと、
コード進行が従来の曲集とは違う。

ジャズ・ピアニストが
自分なりのコード進行を付ける、
そのような感じでコードが書いてある。

メロディーとコードネームだけで、
押さえ方までは書いていないので
ある程度ジャズ理論をわかっている
人が手に入れると宝物になる。

The Real Book:
Enhanced Chords Edition (英語)
Plastic Comb – 2016/12
David Hazeltine (クリエイター)





The Real Book: Enhanced Chords Edition

以下の曲名は、ほんの一部です。

通常の「ザ・リアルブック」や
他の曲集にもある有名曲ばかりですが
コード進行が別のものになっています。

All the Things You Are
Alone Together
Body and Soul
Days of Wine and Roses
Falling in Love with Love
Georgia on My Mind
Have You Met Miss Jones?
If I Should Lose You
In a Sentimental Mood
Just Friends
Moonlight in Vermont
My Funny Valentine
My One and Only Love
My Romance
The Nearness of You
On Green Dolphin Street
Satin Doll
The Shadow of Your Smile
Speak Low
Star Eyes
Stella by Starlight
Summertime
Tangerine
There Is No Greater Love
There Will Never Be Another You
The Very Thought of You
What a Wonderful World
When I Fall in Love
When Sunny Gets Blue
Yesterdays

and more!

コード進行がある程度わかっていて、
さらに極めたい人向きですが、
内容を100%信じないで下さい。

「ちょっと変かな?」
というところもあります。

それを判断出来る人なら大丈夫です。

大部分は参考になると思いますので
ぜひ手に入れて
コード付けをマスターして下さい。

「なるほどね」と思うところ、
参考になる、勉強になるところも
多数あると思います。


terusannoyume at 00:34|PermalinkComments(0)

2017年08月08日

間違えは共通している

ジャズ・ピアノを50年も教えていると
生徒の多くが間違うところは
共通していることに気が付く。

「ある曲のこの小節が注意」と、
いろいろな曲で決まっている。

間違えやすい条件があるようだ。

時間がある時に書いてみようと
思っている。


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年08月06日

「Nardis」謎の音(2)

ジャズの名曲
「Nardis」(ナルディス)には
従来のジャズ理論では
説明出来ない音が2ヵ所ある。

前回は、
その1つについて書いたけれど
今回は、
残りのもう1つを問題にしよう。

      ☆

前回、
最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっていると書いた。

|Em|FM7|B7|CM7|

今回は、この後の4小節。
(楽譜がある人は見てね)

|Am7|FM7|EM7|Em|

このコード進行、何か変では?

キーは「Em」だから
上記3小節目は「Em」になるはず。

もちろん転調してキーが「E」に
なることもある。

ところが「EM7」になった途端
すぐに本来のトニック「Em」に。

こんなことって他の曲にある?

もっと変(不思議)なのは、
3小節目のメロディーだ。

|♯ソ、ラ、♯ソ、ファ|

「Em」のはずなのに、
「♯ソ」が出て来たから
コードを「EM7」にした?

それにしても、もっと変なのは
「ファ」の音。

「EM7」だったら、
何で「ファ」が使えるの?

従来のジャズ理論では
「EM7」のスケールは、
「ION」と「LYD」だよね。

そこに「♭9」なんてある?

ここがこの曲の謎だよね。

「解釈は2つある」と
私は思っているんだ。

あなたも研究してみてね。


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)

2017年08月04日

「Nardis」謎の音(1)

「Nardis」(ナルディス)は
ジャズの名曲だから知っているよね?

マイルスの作曲、演奏、それから
エヴァンスの演奏でも有名だね。

この曲はカッコいいから
演奏した人も多いと思う。

でもね、この曲、普通の理論では
絶対に説明出来ない音が2ヵ所ある。

今回は、その1つを問題にしよう。

      ☆

この曲の最初の4小節のコード進行は、
以下のようになっているね。

|Em|FM7|B7|CM7|

2小節目「FM7」のメロディー
知っているかな?

楽譜がある人は見てみてね。

|♯レ、ミ、ミ(8度上)、♯レ、ド|

まず、最初の「♯レ」は、
「ミ=M7」に行く半音下からの
アプローチ・ノートと思えば、
(珍しいけれど)一応は説明が付くね。

ところが残りの3音をよく見てみよう。

まず、オクターヴ上の「ミ」から
「♯レ」に半音で降りて、さらに
その「♯レ」は増2度下の「ド」
に行っているよね?

この「♯レ」、
従来のジャズ理論では
絶対に説明出来ないよね?

コードは「FM7」だよ。

経過音ではなく、
完全に独立して使っているよね。

理論を知っている人なら
わかると思うけれど、
「FM7」のスケールは?

「ION」または「LYD」だよね。

その中に「♯レ」なんてないでしょ?

それで説明が付かないから、
楽譜によっては(苦しまぎれに)
ここだけカッコして(EM7)にしている。

でもね、これ上級のジャズ理論で、
説明が付くんだよ。
(いや新ジャズ理論かな?)

それが、あの「銀恋」なんだよ。

「銀恋」の謎の音が解決すれば、
その応用でこれがわかるんだ。

いや、実はね、逆なんだ。

「NARDIS」のこの音が
わかったから、その応用で
「銀恋」の謎が解けた。

まあ、どちらが先でもいいよね。

前に紹介した本を読めば
謎は解けると思うよ。

興味ある人は、じっくり研究しよう!


terusannoyume at 23:59|PermalinkComments(0)

2017年07月27日

「銀座の恋の物語」映画

「銀座の恋の物語」(映画)DVD
が解説とセットで本日発売されました。

ジャズ理論上級「銀恋」分析をしたばかり、
ちょうどよいタイミングでの発売ですね。

この曲を歌う人は
映画も観ておいた方がいいですよ。

曲の解釈が深まりますから。

曲は知っていましたが、
映画の内容まで知らなかった私も、
今回DVDを観て楽しかったです。

ジェリー藤尾が夜の店で弾く
ピアニスト役で出て来るのです。
(知らなかったよ)

この石原裕次郎シリーズは
隔週発売で93号まで出ます。
すごいですね。
今回は、まだ2号ですので、
始まったばかりです。
(売られているのは書店です)

石原裕次郎シアター
DVDコレクション 2号
[分冊百科] 雑誌 – 2017/7/27





<内容紹介> Amazonより

石原裕次郎、没後30年企画
昭和の大スター・石原裕次郎の名作を
DVDとマガジンで!!

昭和の大スターとして、
今なお根強い人気を誇る
石原裕次郎の映画出演作品の中から、
日活・石原プロモーション製作の93作品を
コンプリートした待望のDVD付きマガジン。

DVDでは、
デビュー作「太陽の季節」をはじめ、
「狂った果実」「嵐を呼ぶ男」
「黒部の太陽」など、
裕次郎の魅力全開の主要作品の中から
毎号1作品を収録。

マガジンでは、豪華キャスト解説、
本編のコマ割り画像64カットを
使ったSTORY紹介、
製作時の秘話満載の裕次郎とわたし、
裕次郎の素顔に迫る
撮影の現場からを掲載します。

裕次郎の時代では、
公開当時の映画興行状況などについても
触れていきます。
貴重な初公開写真も掲載!

石原裕次郎シアター DVDコレクション 2号 [分冊百科]

――刊行予定(全93号)――

2号以降の通常価格 → 1,657円(税抜)
★印は特別定価 → 1,843円(税抜)
※特別定価号にはポストカード2枚付

【1号】 嵐を呼ぶ男
【2号】 銀座の恋の物語
【3号】 陽のあたる坂道
【4号】 夜霧よ今夜も有難う
【5号】 狂った果実
【6号】 あいつと私
【7号】 風速40米
【8号】 赤いハンカチ
【9号】 乳母車
【10号】憎いあンちくしょう
【11号】零戦黒雲一家
【12号】黒い海峡
【13号】鷲と鷹
【14号】紅の翼
【15号】太平洋ひとりぼっち
【16号】太陽の季節
【17号】錆びたナイフ
【18号】アラブの嵐
【19号】二人の世界
【20号】★黒部の太陽
【21号】★栄光への5000キロ
【22号】★富士山頂
【23号】★ある兵士の賭け
【24号】★甦える大地
【25号】若い人
【26号】城取り
【27号】男の世界
【28号】スパルタ教育 くたばれ親父
【29号】夜のバラを消せ
【30号】勝利者
【31号】あじさいの歌
【32号】泣かせるぜ
【33号】天下を取る
【34号】君は恋人
【35号】花と竜
【36号】世界を賭ける恋
【37号】忘れるものか
【38号】嵐の勇者たち
【39号】闘牛に賭ける男
【40号】遊俠三国志 鉄火の花道
【41号】夜霧のブルース
【42号】俺は待ってるぜ
【43号】街から街へつむじ風
【44号】栄光への挑戦
【45号】幕末太陽傳
【46号】昭和のいのち
【47号】堂堂たる人生
【48号】夜の牙
【49号】男なら夢をみろ
【50号】青春大統領
【51号】雲に向かって起つ
【52号】夕陽の丘
【53号】人間魚雷出撃す
【54号】赤い波止場
【55号】嵐の中を突っ走れ
【56号】男が命を賭ける時
【57号】戦争と人間 第一部
【58号】天と地を駈ける男
【59号】「小さき闘い」より 敗れざるもの
【60号】黄金の野郎ども
【61号】太陽への脱出
【62号】殺人者を消せ
【63号】青春とはなんだ
【64号】明日は明日の風が吹く
【65号】青年の樹
【66号】赤い谷間の決闘
【67号】若い川の流れ
【68号】やくざ先生
【69号】今日のいのち
【70号】鉄火場の風
【71号】月蝕
【72号】山と谷と雲
【73号】今日に生きる
【74号】清水の暴れん坊
【75号】青年の椅子
【76号】白銀城の対決
【77号】あした晴れるか
【78号】素晴しき男性
【79号】何か面白いことないか
【80号】男が爆発する
【81号】喧嘩太郎
【82号】男と男の生きる街
【83号】金門島にかける橋
【84号】鉄火場破り
【85号】逃亡列車
【86号】夜霧の慕情
【87号】帰らざる波止場
【88号】嵐来たり去る
【89号】波止場の鷹
【90号】海の野郎ども
【91号】地底の歌
【92号】お転婆三人姉妹 踊る太陽
【93号】ジャズ娘誕生


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2017年07月25日

新ジャズ理論のヒント

新ジャズ理論の勉強になる本。

といっても理論書ではなく
<ジャズの歴史本>
という設定になっているけれど、
ジャズ理論を学んだ人なら
ぜひ読んでほしい内容だ。

文章中心の本なので、
譜例が多い理論書ではないけれど、
理論的な内容が充実している。

従来のジャズ理論については
別の視点から書かれていたり、
新しいジャズ理論も少しだけ
説明があり、評論家の書いた
歴史書とは違い、演奏者にも
学ぶことがいろいろある本だ。

「VOICE OF BLUE」
舞台上で繰り広げられた
真実のジャズ史をたどる旅
単行本
(ソフトカバー)
2017/4/20
高内 春彦 (著)





<内容紹介> Amazonより

ジャズの面白さを再発見!
ニューヨークの演奏現場から明かす
リアルなジャズ史。

ニューヨークを拠点に活動し、
ジャコ・パストリアスや
スタンリー・タレンタインなどとの
共演で経験を重ね、
ウェイン・ショーターを迎えたCDを
米国キャピトル/ブルーノートの
マンハッタン・レーベルから
リリースしている実力派ギタリスト、
高内春彦(HARU)が
ミュージシャンの視点から
ジャズの歴史を語る書籍です。

ギル・エヴァンスに習った
モード・ジャズの実際、
ポール・モチアンが明かした
民族と音楽性の関係、
ジョー・ザヴィヌルが求めた
東アジアの音楽文化、
ジョージ・ベンソンが語った
人種差別の実態……などなど、
長年にわたって
NYのジャズ・シーンを肌で感じて
暮らしてきた著者だからこそ書ける
“リアル"なエピソードが盛りだくさん。

ジャズの素晴らしさ、
カッコ良さを改めて感じることのできる、
ジャズ・ファン必携の一冊です!

VOICE OF BLUE 舞台上で繰り広げられた真実のジャズ史をたどる旅

【CONTENTS】
第1章 デューク・エリントンの遺産
◆デューク・エリントン=ジャズの伝統
◆スミソニアン博物館のデューク・エリントン
◆エリントンの功績
◆ビリー・ストレイホーンとエリントン
◆「エリントン派」の作曲家たち
◆エリントン・チェンジ
◆オーケストラ・アレンジの特徴
◆スウィング時代の各バンドの特徴
◆モンクもオーネットもエリントン派
◆スウィング時代のピアノ・スタイル
◆メインストリームとストレートアヘッド

第2章 ビバップの時代
◆コンボ・スタイルの誕生
◆ビバップの語源
◆ビバップの方法論
◆同時多発したビバップ
◆ビバップはジャズの伝統を破壊したか?
◆自由なテンポによる音楽表現の広がり
◆マックス・ローチによるドラム・セットの開発
◆スタンダードとジャズ・チューン
◆ポスト・ビバップの楽器編成
◆作曲できるジャズマンの台頭
◆熱くならないジャズの誕生
◆クール⇔ファンキー!?
◆西海岸ジャズの流行
◆ポスト・ビバップにおけるピアノ・スタイルの変遷
◆究極のビバップ=「ジャイアント・ステップス」
◆「ジャイアント・ステップス」の成り立ち
◆コルトレーンの作曲法の秘密
◆コルトレーンによるソロのライン(アドリブ)の革命
◆シーツ・オブ・サウンドの実際

第3章 モードの真実
◆マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスの共同作業
◆ギル・エヴァンス
◆モードのコンセプトとは?
◆印象派とは?
◆ギル・エヴァンス先生のレッスン
◆マイルスとギルのモード
◆ジョン・コルトレーンのモード
◆マイルスとコルトレーンの比較(ドラマー編)
◆マイルスとコルトレーンの比較(ピアニスト編)
◆音階としての「モード」
◆モード・ジャズの構造的な特徴
◆メモリー帳
◆ポップスやロックへの影響
◆モード・ジャズからの理論的な革新
◆マイルスのジーンズ
◆新しさを外部に求める時代へ

第4章 エスニシティとジャズ
◆民族、文化の融合でジャズは生まれた
◆ブルース、ゴスペル、スウィング
◆アフロ・キューバン
◆ストレート8thとボサ・ノヴァ
◆アフリカン・アメリカン・ミュージック
◆ソウルフード/ヨーロッパとジャズ、その輸出と逆輸入
◆ユダヤ系ミュージシャンとアラブ系ミュージシャン
◆民族楽器の導入
◆サルサ
◆さらに新しいエスニシティ、回帰?
◆新たな黒人カルチャー
◆母国語と音楽

第5章 ロックとジャズ
◆ジャズから生まれたロック
◆アメリカン・ポップスの源流はスウィング
◆ストレート8thの追求と発展
◆ジャズ・ロックの楽器の変化
◆ジャズ・ロックと現代のジャム・バンド
◆コンテンポラリー・ジャズ・シーンの多様化とその始まり
◆シンセと編集による新しい音
◆ジャズ・フュージョン/ファンクの時代のストレートアヘッド
◆クロスオーヴァーからフュージョンな時代
◆1980年代フュージョンの楽器的変化
◆フュージョンのバンド編成とレコーディング事情
◆現代ジャズへの着地点

第6章 米国ジャズ界の現状
◆メニューが出揃った現在のジャズ・シーン
◆What's New About Drummers
◆Revenge Of The Acoustic Players
◆Jazz Guitar Players Today
◆ジャズ・シーンに対する日本の貢献
◆Keyboardists
◆Piano Players
◆Saxophone Players
◆Roy and Doc(tp)
◆アメリカ内でのジャズ文化の違い
◆外国人で溢れるNY
◆Jazz City
◆最後に僕のこと

<出版社からのコメント>

名ギタリストHARUさんが、
先達の証言、
ミュージシャン仲間の口伝、
自身の研究から集めた、
そうだったんだ!
とびっくりするような
トピックが満載の書籍です。

一例を挙げると、
モード・ジャズに関する解説。

よくあるジャズ評論には、
“モードとは、コードではなく
モード・スケール(旋法)に
基づいたジャズである"
……などと書かれています。

「So What?」や
「Milestone」(マイルス)や
「Impressions」(コルトレーン)は
そう言われればそうかもしれないけど、
モード時代の代表作とされる
ハービー・ハンコックの
「Dolphin Dance」や
ウェイン・ショーターの
「Nefertiti」、
「Footprints」なんかは
ちゃんとコード進行があるみたいだし、
モードじゃないジャズとどう違うの……?

“モード"に関する言説に
何か釈然としない思いを
持っていた人は多いはず。

この本では、
モードの立役者である
ギル・エヴァンスから
HARUさんが直接教わった、
モードのはじまりと発展が
しっかり書かれています。

そして、
“現在となっては
モード・ジャズの曲と
そうでない曲を区別するのに
意味はありません"
という衝撃の一言も!

その他にも、スウィングから
最新ジャズ・シーンに至るまで、
この本でしか読めない
ジャズの新しい魅力を大量収録。

著者独特の、
“スウィングする"文体も、
ぜひお楽しみください!
(出版部/橋本)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここから再びテル先生のコメント。

前回の記事「銀恋2」読んだかな?
実は、
この本に解答のヒントが書いてある。
興味ある人は、ぜひ読んでみてね。

そのことについて書いてある本は
なかなかないので貴重な本だと思う。


terusannoyume at 19:11|PermalinkComments(1)

2017年07月24日

「銀座の恋の物語」分析2

ジャズ理論<上級者のみ>
ぜひ最後まで読んで下さい。

「絶対にありえない!」
<驚きの音使い>が出て来ます。

従来のジャズ理論では説明不可能。

あなたは「銀恋」に対して
見る目が変わります。

「これはスゴイ曲だ!」と…。

では第2回目を始めます。

     ☆

「銀恋」の形式は、 
「A」(8)+「B」(8)+「C」(12)
合計28小節でしたね。

今回は「C」7〜8小節目。

|は、じ、め、て|あ、(あ)、たー|

この8小節目に注目して下さい。

|あ、(あ)、たー|3音のメロディー。

実際の音は|ミ、♯レ、シー|
コードは「E7」です。

「え!信じられない」と思いますよね?

「わからない」という人に説明しましょう。

「E7」のコードトーンは、
「ミ、♯ソ、シ、レ」です。

第7音は「レ(ナチュラル)」ですが、
メロディーは「♯レ」になっています。

「E7」で「♯レ」を使う場合、
普通なら「♯レ、ミ」のように
「ミ」に解決する音として使います。

上下の音から
「ファ、♯レ、ミ」
「♯ファ、♯レ、ミ」

半音の経過音として
「レ、♯レ、ミ」
または半音で下降する
「ミ、♯レ、レ(ナチュラル)」
(この場合は下降型ですが
「♭ミ」ではなく「♯レ」で書きます)

問題の旋律は、上の例にはなく、
「♯レ」が完全に独立して
長3度下の「シ」に行っています。

しかもコードは「EM7」ではなく
キー「Am」のドミナント「E7」です。

ここで従来のジャズ理論を復習しましょう。

ジャズ・コード「E7」を組み立てる時、
使っていい音は12音の内、11音ですね。

コード・トーンとテンションです。

1、3、5、♭7、(sus4なら4)、
9、♭9、♯9、♯11、13、♭13
以上の11音ですね。
「♭5」「♯5」はテンションの中に
異名同音があります。
使い方は違いますが今回の話とは
関係ないので省略します。

今回のポイントは、
「E7」では「♯レ=M7」以外の
11音が使えるが、
ただ一つ使ってはいけない「♯レ」を
堂々と歌のメロディーに使っている!

「こんなことが許されるのでしょうか?」

「当然、許されません」(普通のレベルでは)

しかし、
ごく一部の上級者なら許されるのです。

「なぜ?」
「根拠は?」
「どんな理由で」
「その上級ジャズ理論とは?」

ここから先は、
ほとんどの人は読んではいけません。

なぜか?

メチャクチャと紙一重だからです。

11音を充分に使いこなすまで、
10年、20年、人によっては一生。
それで充分にジャズを楽しめます。

今回あなたに知ってほしいのは、
「この曲はスゴイ曲だったのだ」
ということです。

(続く)


terusannoyume at 23:38|PermalinkComments(0)

2017年07月23日

「銀座の恋の物語」分析1

ジャズ理論中級〜上級者は
ぜひ最後まで読んで下さい。

「え!何で?」と思うでしょうが、
「これはスゴイ曲だ!」と
目からウロコ状態になるでしょう。

従来のジャズ理論では説明不可能な
音の使い方が出て来るから驚きです。

では始めます。

デュエット曲の定番曲、
あなたは「銀恋」を知っていますよね。

形式は、 
A(8)+B(8)+C(12)=28小節

イントロは8小節で、最後の2小節は、
|ラ、ソ、ミ|シ、ミ、♯ファ、ミ|です。
最後の小節は
コード「Am」なので、
|9、5、6、5|ですよね。

「9th」と「6th」が出て来て
ジャズっぽいですね。

そして歌が始まります。
「A」の1〜2小節目、
|ファ、ミ、ド、ラ|(繰り返し)
歌詞は
|こ、こ、ろ、の|
|そ、こ、ま、で|です。

コードは「Am」ですから
第5音「ミ」の半音上「ファ」
(アプローチ・ノート)から
曲が始まるなんて珍しい例ですよね。

しかもイントロの最後で
「6=♯ファ」を聞かせておいて
曲の頭は「ファ(ナチュラル)」です。

     ☆

さて、ここからが本題です。
この曲のスゴイところは〜

「B」の1〜2小節目
|な、み、だ、が|
|お、も、わ、ず|のところです。

この2小節目(おもわず)は、
コード「Dm」で、
メロディーが
「ラ、♯ソ、ファ、ファ」なんです。

「ビックリしましたか?」

「いや、何だかわからない?」

解説しましょう。

この「♯ソ」の次に「ラ」があるなら
驚きません。

「ラ」に行くための半音下の
アプローチ・ノートですから
ごくごく普通です。

ところが、
この「♯ソ」は「ファ」に行っています。

普通「ラ」から「ファ」に行く経過音は
「ソ(ナチュラル)」に決まっています。

「ラ、ソ、ファ、ファ」になります。

スケールは「ドリアン」ですからね。

では「♯ソ」は、異名同音の「♭ラ」で
ブルーノート「♭5」なのでしょうか?

その可能性もあるかもしれませんが、
ここは「♯ソ」で良いと思います。

「B」の1小節目
|な、み、だ、が|のメロディーは
|ラ、ラ、ラ、♯ソ|で
「が=♯ソ」のすぐ後で
2小節目|お、も、わ、ず|の
「も=♯ソ」が出て来るのです。

前小節の「♯ソ」を次の小節で
もう1回繰り返して使ったのですね。

「♭5」ではない理由として
後半に別の形が出て来ますので
そこでもう1度説明しますね。

では、この「♯ソ」は何でしょう?

答えは「♯4=♯11」で、
スケールは「ドリアン♯4」ですね。

スケールの構成音は
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

海外のジャズ理論書には
以前から出ていたスケールですが、
(日本のジャズ理論書は遅れていて)
最近の教則本で少しずつ
日本語でも見かけるようになりました。

従来のジャズ理論を学んだ人なら
「HmP5↓」を知っていますよね。
「完全5度下のハーモニック・マイナー」。

このような言い方で「ドリアン♯4」を
説明すると「HmP4↓」になります。
「完全4度下のハーモニック・マイナー」。

つまり「Dm7」のルート「D音」から
完全4度下「A音」の和声的短音階。

逆に言えば「Am」の和声的短音階を
「レ」から弾けば「Dドリアン♯4」
になります。

「Am」の和声的短音階
「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、♯ソ」

「Dドリアン♯4」
「レ、ミ、ファ、♯ソ、ラ、シ、ド」

「わかりますか?」

次に、この曲の後半で、
別の形で使われている所を見て下さい。

「C」の5〜6小節目
|わ、か、い、|
|ふ、たー、り、が|のところです。

この2小節のコードは「Dm」で
6小節目のメロディーは
|ラ、ラ、♯ソ、ラ、♯ソ|です。

次の7小節目はコード「Am」で
8分休符が入ってからメロディー「ミ」。

つまり6小節目、最後の「♯ソ」は
完全に独立して使われていますよね。

ということは「♯11=♯4」です。

もし異名同音「♭ラ」
(ブルーノート)なら
次に「ミ」へ行くのは(休符が入っても)
何か変?ブルースっぽくありません。

「いかがでしたか?」

この曲の「すごさ」がわかりましたか?

でもね、不思議です。

この曲が発表されたのは
1961年(昭和36年)で
映画の公開は1962年3月。

現在でも「ドリアン♯4」なんて
知らない人がほとんどなのに、
約57年も前に作曲者は
知っていたのでしょうか?

多分、別の理由で使ったのでしょうね。
例えば、
Amの和声的短音階を意識して作った。
または、
民族音楽的な音階を使っている?

      ☆

さて、この曲、
これで話が終りではありません。

何と!この後にもっともっとスゴイ、
「もう信じられな〜い」
「絶対にありえない!」
驚きの音使いが出て来るのです。

「ジャズ理論上級者は絶対に読んでね」

お楽しみに!


terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(0)

2017年07月22日

とても楽しいと思うよ?

今回は、とても楽しい(変な?)記事を
書く予定だったけれど時間がなくなってしまった。

あなたが「え!何で?」と思うタイトルなんだ。

でも、きっと勉強になる。

意外なところに大発見があった。

そんな内容なんだけれど、お楽しみに!


terusannoyume at 23:58|PermalinkComments(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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