「ビートルズ」分析研究

2009年12月15日

音楽理論の基本「楽典」

ジャズ理論を学ぶ前に
「楽典」を知らなければいけない。

音階、音程、調、和音などだ。

初心者だけでなく中級〜上級者でも、
楽典をしっかりと学んでいない人が多い。

上級者など、
楽典は、すでに知っていると思っている。

でもね、たまに読み返してみるといい。

勘違いしていたこともあると思うよ。

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2009年12月10日

「ラヴ・ミー・ドゥ」分析(2)

ビートルズ作品で音楽理論を学ぼう。

前回に続いて、
今回も「ラヴ・ミー・ドゥ」を取り上げる。

この曲のイントロを覚えているだろうか?

いきなり「ハーモニカ」のメロディーで始まる。

|ファー、ミー、|レソ(ん)ソ (ん)ソソソ|〜

これが最初の2小節だ。

キーは「G」で、コード進行は|G|C|だ。

「キーG」のスケール第7音は「♯ファ」だけど
何と「ファ(ナチュラル)」=♭7から始まるのだ。

これが「ブルーノート」だ。

「ブルーノート」と言っても「青い帳面」じゃないぞ。

「ジャズの秘伝が書いてあるノートのこと」だと
 本気で思っていた人が本当にいたのだ。

このイントロの始まりの音「ファ」は、
Gメジャースケールの第7音が半音下がった音だ。

これが「ブルーノート」という音の使い方。

他にもメジャースケールの「3」「5」を
「♭3」「♭5」にした音もブルーノートだ。

実は、この曲にすべて出て来るんだよ。

どこにあるか、わかるかな?

ちょっと分かりにくいところに…。

分析して調べてみようぜ。

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2009年12月09日

「ラヴ・ミー・ドゥ」(1)

 「LOVE ME DO」(ラヴ・ミー・ドゥ)

ビートルズ作品で音楽の基礎理論を学ぼう。

今回は「ラヴ・ミー・ドゥ」を取り上げる。

単純な曲だけど、よく見てみると面白い。

「へぇー、そうだったのか?」

ということもある。

さて、この曲は「キーG」だけれど〜

と言われたら

次のことが瞬間的に頭に浮かぶかな?

「調号は?」(♯または♭がいくつか?)
   ト音記号のどこに付く?

「G メジャースケールは?」(長音階)
  音階の下から音名で言えるかな?

「主要3和音は?」(コードネームで答える)

トニック(T)=?
サブドミナント(S)=?
ドミナント(D)=?

ざっと、このようなことが、すぐわかるよね?

これぐらいは、わかって当たり前だけど、

わからない人は「楽典」から学ぶことだ。

誰でも最初は何も知らない。

わかっていると思っている人でも、
質問してみると勘違いしている人も多い。

わかっているつもりになっているんだね。

以上のことは、
12のキーで、すぐわかるようにしよう。

これは最低限の知っておくべき基礎理論だ。

宿題にしておくので各自、予習、復習を…。

       (続く)

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2009年12月08日

ビートルズ楽譜紹介(2)

ビートルズを分析しようと思ってお宝楽譜を買った。

その話は、以前ブログに書いた。(09.11.28)

それは、ビートルズCD全曲完全コピー・スコアで、
 1136ページの百科事典みたいな分厚い曲集。

これは本当にスゴイ!満足!充実!

眺めているだけでも楽しい。

欠点は「持ち歩けないことだ」と、その時に書いた。

そこで今回紹介する曲集は、
私が持ち歩き用に使っている曲集だ。

家では「百科事典スコア?」
カフェでは「100」だ。

「ビートルズ100」 295ページ A5版





大きさはA5版なので、持ち歩きにはちょうどいい。

題名でわかるようにビートルズの代表的ヒット曲が
    ちょうど100曲収録されている。

スコアではなく単旋律にコード・ネームと
 歌詞が書いてある一般的な1段譜。

ピアノで弾く時や、カフェで分析の時などに使う。

自分の勉強に使う教材は、使い分けるといいよね。

         ☆

それにしても、あの完全コピー・スコアだけど、
輸入版だから、いつ「なくなるか」わからない。

これを知った時点で手に入れた方がいいと思い
 私は即決したけれど、やはり正解だった。

天下のビートルズだからクラシックと同じで、
  永遠の宝物を手に入れた気分だ。

これで、じっくり分析、勉強させてもらおう。

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2009年11月28日

ビートルズお宝楽譜!

ビートルズ音楽理論分析をしようと思っている。

そのための<秘密兵器>を今日は紹介しよう。

これは<本当にスゴイ>んだよ。

「驚くなよ!」

ビートルズの楽譜(曲集)はいろいろあるけれど、
これは決定版なんだ。

ビートルズCDの演奏がバンド・スコアで全曲収録
されている。

曲数は数えてないけれど二百数十曲あるはずだ。

当然だけど分厚くて、
    何と「1136ページ」もある。

ハード・カヴァーで、ハード・ケース入り。

まるで百科事典のようだ。

いや本当にビートルズ作品完全スコア百科事典だ。

私はずっしりと重いこの曲集をパラパラめっくって

ぼんやりと眺めているだけで幸せな気分になる。

もう分析したような気分(錯覚)になってしまう。





気になる<お値段>だが、
    びっくりするぐらい「安い!」

アマゾンで、
 何と、たったの<¥6,666>なのだ。

これを<高い>と思った人は、以下の話を読もう。

「なぜ安いのか?」
 その理由を説明しよう。

実は、中身は日本のシンコー・ミュージックと同じ。
(だと思う?)

CD別に1冊ずつ以前から売られている。

1冊¥2,200〜2,500(それ以上も)なので
全部(14冊ぐらい)買うと数万円になるよね?

だから、これは大変にお得な<お宝楽譜>なんだ。

欠点は、私のようにカフェで分析したい人は、
 持ち歩くには<重過ぎる>ことぐらいかな。

輸入版だから一般のお店には置いていないぞ。

これは一家に一冊あってもいいと思うよ。

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2009年10月28日

ザ・ビートルズ・ボックス

「ビートルズを、もう1度勉強しよう」

  と思った切っ掛けは

   <ザ・ビートルズ・ボックス>セット。

全14作品213曲(217テイク)
      CD16枚+1DVD

09.9.9発売された話題の最新リマスターCD。

DISC1〜4までは初のステレオCD化だそうだ。

ザ・ビートルズ・ボックス
[Box set] [CD+DVD] [Original recording remastered]
       税込価格 ¥35,800

アマゾンでは、¥29,369 
(私はお店で買ってしまった!)





ネット上の感想でも
  「高額なので迷ったが買って良かった」
      という声が多い。

私も同じだ。

天下のビートルズを良い音で聴けるのだから…。

本当に良いモノにお金を出すのは得なことだと思う。

心の充実感があるからね。

これから勉強するぞ。

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2009年10月27日

「ビートルズ」楽曲研究

ビートルズに関する本は沢山あるけれど、

音楽理論的に分析してあるものは少ない。

レコーディングのエピソードやメンバーの言葉、
CDの解説などをまとめた本がほとんどだ。

それも舞台裏が知れて面白く、ためになる。

ファンには、ありがたい本だと思う。

ただ、もう少し音楽のことが知りたい人もいるだろう。

以下に紹介する本は、音楽的な解説が書いてある。

「ビートルズサウンズ大研究」
       チャック近藤・著

著者は、ビートルズ・コピーバンドをやっていた人なので
全213曲について、コード進行、サウンド、コーラスなど
かなり詳しく解説してくれている。

ビートルズの音楽を学びたい人には、お薦めの1冊だ。





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2009年10月26日

ビートルズで音楽理論

最近ずっと考えていたことがある。

それは「ビートルズで音楽理論」を学ぶという案。

音楽理論の基本的なことを
  ビートルズの曲を例にして説明する。

そんなブログがあったら楽しいかも?と思ったんだ。

カプースチンを分析するのは私自身のためなので
  初心者には難しいところがあるかもしれない。

しかしビートルズ作品ならジャズのコードに比べると
そんなに難しくはない。(基本はしっかり学べる)

音楽理論の初歩から中級、
そしてジャズへの橋渡しになるような気がしている。

というのは、私自身がそんな経験をしているからだ。

私が中学生の時に、ビートルズがデビューした。

当時、ほとんどの若者は、ビートルズの影響を受けた。

私もエレキギターで、ビートルズの曲を練習した。

現役ミュージシャンでビートルズの影響を受けた人は
沢山いると思う。

私も原点に帰って、

 もう1度ビートルズを学ぼうかなと思ったんだよね。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
Archives
カプースチン・ピアノ曲集