リズム・トレーニング

2009年02月14日

「モントゥーノ」教則本

「モントゥーノ」の強力な教則本を紹介しよう。

「モントゥーノ」って、わかるかな?

カッコいいラテン・ピアノだよね。

NHKジャズ・ピアノ講座(第8回目)で
ヒロコ先生が弾いていたのを覚えているかな?

リズムを強化したい人には、すごく効果がある。

とにかく裏拍の強化には絶大の効果。

だって「1ト、2ト、3ト、4ト、」の「ト」
のところを中心に徹底的に弾いていくパターン。

いろいろなパターンが、101も紹介されている。
(同じパターンを少しだけ変えたものも含む)

101の譜例の演奏もCD2枚に収められている。

「モントゥーノ」の本格的な教則本は、
国内版ではほとんどないと思う。

輸入版が翻訳(日本語)で読めるのもありがたい。

目次の大きな項目を紹介すると…

Part 1
クラーヴェについて

Part 2
アフロ・カリビアン・ピアノの黎明
(1840〜1950年代)

Part 3
ソンからサルサへ、ラテン・ジャズ&ソンゴ
(1960〜1980年代)

Part 4
その他のカリビアン・スタイル

Part 5
90年代、そしてそれ以降

  〜〜〜〜〜〜〜

これを見てわかると思うけれど
歴史的に初期のものから紹介していて、
各パートがさらに細かい項目に分かれている。

4小節の譜例も多いけれど、文章も多いので、
かなりの知識が学べて読み応え充分ですよ。

これで、あなたは
「モントゥーノ博士」になれるかも…?

ピアノを使った「リズム強化の秘伝書」だね。


          ☆

「アフロ・カリビアン・ピアノの探究 101モントゥーノ」





  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あなたに告白することがあります。

実は、私は、この教則本を約1年前に手に入れました。
そして、1人でこっそり練習して上手くなろうと思い、
みんなには隠して、紹介しませんでした。

「わ!怒った?ご、ご、ごめん!」

今、紹介したから、もういいでしょ、許して…!

「キャー、責めないで!」(急いで逃げる〜)

terusannoyume at 23:57|PermalinkComments(9)TrackBack(0)

2009年02月13日

拍子の感じ方(2)

前回(昨日)の話は、曲を(無意識に)
2拍子で感じている人への注意です。

4拍子を2拍子で弾く人が多いので、
気付いてもらうために書きました。

ただし、「それがいけない」
と言っているのではありません。

ジャズでは両方使い分けるのです。

       ☆

ジャズの演奏では、
テーマの時に、2ビート、
アドリブ・コーラスは、4ビート。

または、最初から最後まで4ビート。

あるいは、テーマのサビから4ビート。

このように4ビート、2ビートを使い分けます。

実際に練習してみて下さい。

<練習 1>
4ビートは、ベースが4分音符を刻んでいる
イメージで、足を4分音符で4つ踏みます。

<練習 2>
2ビートは、ベースが1拍目と3拍目を弾く
イメージで、足を1、3拍目に踏んで下さい。

<練習 3>
足は4分音符4つ踏んでテンポをキープし、
体は左右に2分音符で動くような感じに。

以上の練習を同じ曲で弾いてみましょう。

同じ曲でも何となく違いがわかりますか?

terusannoyume at 09:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年02月12日

勘違い!拍子の感じ方

あなたは4拍子の曲を弾く時に
<4拍子>を感じていますか?

「そんなの当り前じゃない」と、
あなたは思うかもしれません。

ところが、ほとんどの人は
<4拍子>を感じていない。

いや「感じているつもり」になっている。

多分、あなたも当てはまるのでは…?

ぜひ、自分で確認して下さい。

「どういうことなのか?」説明しましょう。

<4分の4拍子>と<2分の2拍子>の
違いがわかりますか?

<4分の4拍子>は、
1小節に4分音符を4つ感じる。

<2分の2拍子>は、
1小節に2分音符を2つ感じる。
(ほとんどの人は、こちらです)

       ☆

<その証拠 1>

歌手のコンサートで観客が右手を高く上げ、
曲に合わせて左右に腕を動かす光景を
思い浮かべて下さい。

|1〜、2〜|1〜、2〜|と感じています。
つまり
|右〜、左〜|右〜、左〜|ですよね。

もし4拍子で腕を動かすなら
|1,2,3,4|1,2,3,4|と感じて、

|右、左、右、左|右、左、右、左|のように
 みんなより<2倍の往復>をすることになり、

あなた1人だけ<目立って>しまいます。

そして周りから<白い目>で見られます。

1曲終る頃には、
あなただけへとへとに疲れているでしょう!

「そ、そ、<それ>なんですよ!」

つまり、
2分音符で大きく感じた方が「楽」なんです。

       ☆

<その証拠 2>

お酒の席(宴会)を思い出して下さい。
酔いが回り誰か(おじさま)が歌を歌います。

その時に、みんなで手拍子を取りますよね。

|♪つきが〜|でたでた〜|
|1〜、2〜|1〜、2〜|という感じですね。

4拍子の曲でも|1,2,3,4|の
1拍目、3拍目に手を合わせて、
2分の2拍子で大きくリズムに乗っている。

あなた1人だけ|1,2,3,4|と張り切って
みんなの2倍も手を叩いたら、

「お前、もう酔っ払ってるの?」と、
 周りの酔っ払い全員に思われます。

あなたは、1曲終る頃にはクタクタに疲れて、
本当に酔いが回ってぶっ倒れてしまうでしょう。

「そ、そ、<それ>なんです!」

つまり、
2分音符で大きく感じた方が「楽」なんですよ。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上の大変に学術的な理由?により、
私たちは<2分の2拍子>を
無意識に感じて生きて来ました。

ほとんどの人は
「なるべく{楽}に生きたい」
と無意識に選択してしまうのですね。

そして、それが習慣になっているので、
気付かずに行動してしまいます。

つまり、ピアノを弾く時に、2分音符を
1拍のつもりで(無意識に)感じているのです。

さて、あなたも確認してみて下さい。

ジャズの4ビートの曲を弾いている時に、
あなたは1小節に4回、足を踏んでいますか?

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2007年04月07日

強力なリズム感を手に入れる方法(3)

今回は、ジャズ特有のリズム感、
「4ビートのノリ」をマスターする練習方法です。

「4ビートのノリ」は、すぐ身に付く訳ではありませんが、
練習を繰り返すことによってマスター出来ます。
難しいですが、練習を続ければ何とかなります。

では、早速始めましょう。

メトロノームを4拍子に設定して、
1小節に4つ音が鳴るようにします。
速さは、ミディアム・テンポ。
ウッドベースが4ビートを弾いているイメージで。

「1,2,3,4」で
「ピ、カ、カ、カ」と1小節分が続けて鳴っていますね。

「4ビートのノリは3連で」と言われていますので
1拍を3連符で感じて下さい。

「1チト、2イト、3ント、4イト」
「わたし、すきよ、リズム、すきよ」

しばらく3連符を感じながら
好きな曲を弾いて、3連符に慣れて下さい。

8分音符のフレーズは「タタ、タタ」と均等に弾かないで、
「タータ、タータ」と3連符の前2つの音がつながり、
跳ねて弾きます。

3連符のまん中の音を休符にするとおかしいので注意して下さい。
「タンタ、タンタ」では変です。
「タータ、タータ」という感じで。

では、しばらく曲を弾いて下さい。

ここまでは、一般的な使い方です。
この後が、強力な使い方。
あなたは、もう想像出来ますよね?

          ☆

メトロノームの音を
「1チト」の「ト」で聴くようにします。

「*」←このマークがメトロノームの音と思って下さい。

「1チト、2イト、3ント、4イト」
 の「ト」=「*」で音が鳴るように聴きます。

「1チ*、2イ*、3ン*、4イ*」

 別の例で言うと、
「わたし、すきよ、リズム、すきよ」を
 次のように「*」で音を聴いて下さい。
「わた*、すき*、リズ*、すき*」

これは強力な練習方法です。
プロも、みんな、家でこっそりと、
もくもくとやっています(?)

これが、ジャズ特有の裏拍で聴く練習です。
ぜひ、マスターして下さい。

♪次は、3連符の「まん中」で聴く練習もやりましょう。

これも強力ですよ。

「1チト」の「チ」で聴く。

「1*ト、2*ト、3*ト、4*ト」
「わ*し、す*よ、リ*ム、す*よ」

     ☆       ☆

メトロノーム音を裏拍で聞く方法は奥が深く、
まだまだいろいろな方法があります。
あなたも自分で考えてみて下さい。

terusannoyume at 19:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2007年03月17日

強力なリズム感を手に入れる方法(2)

強力な「リズム・トレーニング法」の続きです。
すべての人を対象にしたリズム訓練、
効果的なメトロノーム使用法についての話です。

今回はテーマは「3拍子」。
実は、この課題が次のステップへの橋渡しになります。

まず、準備段階。

3拍子の1拍目だけが鳴るように設定して下さい。
あなたが練習したいテンポの「3分の1」にすればいい訳です。
音が鳴るのは「1,2,3」の「1」だけです。
「ピ、ア、ノ」の「ピ」だけ鳴り、
「ア、ノ」の2拍分はあなたがリズムを感じて下さい。
練習してみましょう。

例えば
「1,2,3」の「1」を左手で、「2,3」は右手で
自分の頭を叩き、リズムをしっかりと頭に叩き込みましょう。
「1」でメトロノーム音と左手が叩く音が同時に鳴り、
「2,3」は右手であなたの「ほっぺた」を叩くピンタ音が響き渡ります。

ピアノに応用するには
左手は「ド」の音を低音で1拍目に、
右手は「ド、ミ、ソ」のコードを「2,3」で2回弾きます。
「ドン、チャ、チャ」ですね。

ここまでは普通です。わかりますよね。
誰でも今までやって来たことです。

             ☆

では、ここからが本番です。
<練習課題1>
「1.2.3」の2拍目にメトロノームを聴くようにします。
「ド、チャ、ソ」
左手は低音で「ド、ミ、ソ」の「ド」を1拍目、「ソ」を3拍目
右手は「チャ」(2拍目)でコードを弾きます。
メトロノーム音とコードが2拍目で同時に鳴ります。

<練習課題2>
次の課題へ進みます。
「1,2,3」の3拍目にメトロノーム音を聴くようにします。
「ド、ソ、チャ」です。
左手は低音で「ド、ミ、ソ」の「ド」を1拍目、「ソ」を2拍目
右手は「チャ」(3拍目)でコードを弾きます。
メトロノーム音とコードが3拍目で同時に鳴ります。

以上の課題をいろいろな速さで練習します。
実際の曲やコード進行で伴奏なども弾きましょう。

この課題が次のステップに行く重要な意味を持っています。
しっかり練習して下さい。

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2007年03月05日

「強力なリズム感を」の補足

メトロノームの音を裏拍で聞く練習出来ていますか?

今回は、前回言わなかったことを補足します。
いきなりピアノを弾きながらやるよりも、
まずはメトロノーム音を裏で聞く練習をした方がいいと思います。
すでに出来た人も、ぜひ練習してみて下さい。

メトロノームの音を聞くと、
どうしても最初は表拍に聞こえてしまいます。
慣れると裏拍で聞けるようになりますが、
その前段階として、次の課題をやってみて下さい。

まず、裏拍への入り方。

<4拍子を2分の2拍子にして電子音を1小節に2つ鳴らす場合>

普通に聞くと、1拍目と3拍目に聞こえてしまいます。
そこで次のようにしてみましょう。
1,(2),3,(4)と拍子を数えながら
(1と3で鳴っている状態、カッコ内の2と4は無音)、
次の小節で「4」(無音)の時に「1」と数え始めます。
1,(2),3,(4),1,(2),3,「(1),2,(3),4」
これで電子音が2拍目と4拍目に聞こえますよね。(カッコは無音)
しばらくこの状態で聞いていて下さい。
(2拍目、4拍目で電子音が鳴っている状態)

<4拍子で1小節に4つ電子音を鳴らす場合>

「ピッピッピッピッ」と音が鳴っていると、最初は表に聞こえます。
「1ト2ト3ト4ト」と聞いていて(数字のところで音が鳴っている)
次の小節で「4ト」の「ト」(無音)で「1」と数え始めます。
1ト2ト3ト4ト、1ト2ト3ト4「1ト2ト3ト4ト」
これで電子音が「ト」のところで全部鳴っていますよね。
しばらくリズムに乗って裏拍で聞いていて下さい。

<3番目のやり方>

上の2つの方法が出来るようになると、
メトロノームの音と音の間、ちょうど中間のところを
「1」と数えて、どこからでもすぐに入れるようになります。

さらに慣れると、始めから裏拍で聞こえて来ます。

いろいろな速さでも練習しましょう。
テンポが速いほど難しいと思いますが、
2分の2拍子はゆっくり過ぎると意外と難しいかもしれません。

             ☆

しばらく聞いていても裏拍を保てる(表拍にならない)ようになったら、
次のことをやってみて下さい。

(1)好きな歌を歌う。
裏拍を聞きながら、最後まで歌えましたか?
出来なければ、もう少し続けましょう。
簡単な曲、童謡などでもいいですよ。

(2)手拍子(または「ひざ」「おなか」など)で
即興的にいろいろなリズムを叩いて下さい。
(今日、悪いことをした人は「ホホ」にピンタも)
それでも途中で表拍になりませんか?
これが出来ないとピアノを弾くどころではありません。

(3)歌いながらリズムも叩く。
これは(1)と(2)を組み合わせた応用練習。

(4)歌いながら部屋を片付ける。
これも応用です。
(1)か(2)と、「何か」を組み合わせて下さい。
カード型の電子メトロノームを聞きながら
鼻歌と共に「犬の散歩」をする。
コーヒーを飲みながらスプーンでカップを。
(うるさいし、ひびが入るからやめてね)
スプーンで頭を。(痛いからやめてね)

これ以外にも自分で独創的な方法を考えてみましょう。
とにかく練習は工夫して楽しくやりましょうね。

それから、すでにピアノで弾けた人は、
「ハノン」の他の課題や、得意な曲、即興演奏などを
テンポをいろいろ変えて練習して下さい。
(多分、1曲を最後まで無事に弾けないと思うけれど?)

今回の補足課題も裏の世界に慣れるためにやるといいですよ。
みんなで裏街道を歩いて行きましょう!(怪しいブログみたい)

terusannoyume at 03:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2007年03月03日

強力なリズム感を手に入れる方法(1)

強力な「リズム・トレーニング法」の話です。
ジャズ、クラシック、ポップス、ロック、フュージョンなど
ジャンルは関係ありません。
ピアノ、管、弦、打楽器など、すべての人が対象です。
これを練習すれば、あなたのリズム感は確実にレベルアップします。
しかし、そう簡単には出来ません。
難しいからこそ、出来るようになった時の喜びと効果が大きいのです。

あなたは、メトロノームを持っていますか。
持っていない人は、ぜひ買いましょう。
カード型の電子メトロノームでいいです。
メトロノームの使い方は奥が深いですよ。
普通に合わせて弾けばいい訳ではありません。
それは小学生レベルです。
プロの使い方を教えましょう。

         ☆

<第一段階>
4拍子で1小節に8分音符が8つあると思って下さい。
わかりやすい例で、「ハノンの1番」を使います。
「ド、ミ、ファ、ソ、ラ、ソ、ファ、ミ」が、8分音符で1小節だとします。

「さあ、メトロノームに合わせて練習しましょう」
4拍子ですから1小節に4分音符が4つ鳴るように設定。
テンポは、あなたが余裕で弾ける速さでいいです。
1小節に「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と、4つ音が鳴っていますね。

それでは、上の例、「ハノン1番」を、8分音符で弾いて下さい。
ただし、メトロノームを表拍で聞かないで、裏拍で聞くようにします。
普通の場合は「ド*ファ*ラ*ファ*」(音名のところ)で
メトロノームの音が鳴っています。
それを「*ミ*ソ*ソ*ミ」のように、
「ミ、ソ」を弾いている時に電子音が聞こえるように弾くのです。

別の例で説明します。

「ハノンはたのしい」の「*ノ*は*の*い」
*の印は、あなた自身が「1,2,3,4」と
リズムを感じているところ。(足を踏むなど)
「文字」のところは、電子音が鳴っているところです。

「わたしはしあわせ」の「*た*は*あ*せ」
わかりますね?
あなたが拍子を感じている表拍では、電子音は鳴っていません。
電子音は、裏拍(文字部分)で鳴っているのです。
ピアノ(ハノン)は当然、あなたが感じている1拍目から弾き始めています。

さらに、別の例で説明します。

「1、ト、2、ト、3、ト、4、ト」

数字部分は、あなたが感じている表拍。
ピアノも1で「ドの音」を弾き始めています。
カタカナの「ト」で電子音が鳴っています。

もう、わかりましたよね?
出来た人は、テンポを速くしていきましょう。
ハノンを練習したら、あなたの得意な曲を練習して下さい。
もちろん、メトロノーム音は裏拍で聞いて。

8ビートでアドリブ出来る人は、挑戦して下さい。
すぐに電子音が表拍になってしまいますよ。

自分のリズム感が
「いかにいい加減なものであったか」思い知らされます。

      ☆        ☆

以上の課題が難し過ぎる人は、以下の方法から始めて下さい。

「4分の4拍子」を「2分の2拍子」だと思って
あなたが練習したいテンポの半分に設定します。
1小節に2つ音(2分音符)が鳴りますね。
普通は、1拍目と3拍目に電子音を聞きます。
「ドミファソ」の「ド」、「ラソファミ」の「ラ」で鳴ります。
それを、2拍目と4拍目に聞いて練習しましょう。
「ドミファソ」の「ファ」、「ラソファミ」の「ファ」で鳴るように聞きます。


     ☆     ☆     ☆

このブログのコメントには、プロの人も書き込んでくれています。
最近書き込みのあったアドバイスを活かして詳しく説明しました。
コメントは、長い文章が書けませんしね。

☆<第二段階><第三段階>は、さらに難しくなります。
奥が深いですよ。

terusannoyume at 21:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2007年01月20日

カッコいい!「リズム強化法」

ジャズ・ドラマーを夢見て、私は
東京音大の付属高校、打楽器科へ入学。

本当は、作曲科に入りたかったのですが、
ピアノの試験があるのであきらめました。
 中学3年(高校受験)の時点で、
私はピアノが弾けなかったのです。
(当時、打楽器科はピアノ試験がなかった)

このブログで、
<ピアノを弾けない人たち>に、
   あるいは、
<即興が出来ない人たち>に
「今からでも絶対に弾けるよ」
と、言い続けているのは、
この様な自分自身の体験から
 自信を持って言えるのです。

       ☆

打楽器科に入った私は、毎日毎日5〜6時間
木の板にゴムを貼った練習台を叩き続けました。
普通のスティックの2倍ぐらいの太さのもので
来る日も来る日も狂う日も狂っても、ひたすら
私は「パラディドル」を叩き続けたのです。

「パラディドル」は打楽器奏者の基本練習で、
右手(R)、左手(L)あらゆる組み合わせで練習します。
ほんの1例ですが、紹介しましょう。

(1)RLRLLRLR
(2)RLRRLRLL
(3)RLLRLRRL
(4)RRLRLLRL

あなたも両手で膝を叩いて下さい。
「強力なリズム強化法」です。

(1)を、止まらないで繰り返します。

  始めは、4分音符で結構です。
   次は、8分音符で繰り返します。
      目標は、16分音符です。

(2)〜(4)も、やりましょう。

「出来ましたか?」

今度は、左右を逆にして練習します。

(1)LRLRRLRL
(2)LRLLRLRR
(3)LRRLRLLR
(4)LLRLRRLR

    ☆    ☆

実は、この練習、ピアノにも応用出来るのです。
あなたが好きなコードでいいのですが、
カッコいいジャズのコードを教えますから、
このコードでやってみて下さい。

右手は、中央のドから長3度上のミ。
    ミから減5度上のシのフラット。
さらに、その音から完全4度上のミのフラット。

左手は、中央のドから1オクターブ下のド。
    そのドから完全5度上のソ。

「コードを文章で書くのって、大変ですね」

  楽譜で見ると、こんな感じです。

右手E♭(ミのフラット)
  B♭(シのフラット)
  E (このミは、ナチュラルです) 

左手G(ソ)
  C(ド)

さあ、このコードで「パラディドル」を練習しましょう。
カッコ良くて、しびれますよ。

     ☆

さらに発展させたい人は
右手から始まる(1)〜(4)と
左手から始まる(1)〜(4)を
自由に組み合わせて、2〜4小節のパターンを沢山作りましょう。

例えば

(1)RLRLLRLR LRLRRLRL
            LRLLRLRR
            LRRLRLLR
            LLRLRRLR
あるいは、
 
RLRLLRLR RLRRLRLL RLLRLRRL RRLRLLRL

  ☆    ☆    ☆

プロになろうと思ったら、ある時期は徹底的に
練習する。または勉強することが必要ですね。
何の分野でも共通です。
何か資格を取る時、受験勉強も同じですよね。
ここで大切なのは「集中力」です。

趣味の場合は、のんびり少しずつでもいいでしょう。
しかし、他の人より上手くなりたかったら集中力が大切。

それから、もう1つ大切なこと!
「継続力」です。毎日毎日続けること。
好きなことをやるのですから、楽しくて楽しくて
決して苦痛ではありません。

もちろん、スランプはあります。
伸び悩むことはあっても、苦痛ではないでしょう?
もし苦痛でしたら、あなたが今やっていることは
本当に好きなことなのでしょうか?
よく考えて検討、自問自答して下さい。

偉そうなことを言っている私ですが、
ドラマーを目指して2年目あたりから
「自分は本当にジャズ・ドラマーになりたいのかな?」
と、自問自答の日々が続きました。

そして、ついに
人生の大きな転機を迎えるのです。

terusannoyume at 08:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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カプースチン・ピアノ曲集