2020年10月14日

「ヒメノ」楽曲分析11

今回は普通のジャズ理論書には書いてない、
スケールの特殊な使用法ですので、
上級者対象の話です。
それから初級〜上級に関係なく
セッションなどでは
<絶対に使用しないで下さい>
他のメンバーの音とまったく合いませんので、
自分だけ間違えていると思われてしまいます。

それでは危険な(要注意の)使用法の内緒の話!
決して読んではいけないヒメノ(秘めの)理論?

「スタートです!」

パスカル・ヒメノ楽曲分析(11)
☆「GIMENO」(ヒメノ)
演奏会用リズム・エチュード第1集
6曲目「Final」(フィナーレ)

この曲のイントロ(1〜8小節目)の
コード進行は以下のようになっていた。

|C|A7|Dm7|G7|
|C|A7|Dm7|G7|

前回は7小節目「Dm7」について、
「なぜこの押さえ方が使えるの?」
 という話を課題にしましたが、
あなたは答えを見付けたでしょうか?

右手コード、
下から「ファ、♭シ、♭ミ」が
なぜキーCの時の「Dm7」で
使えるのか?

「♭シの音は何?」
「♭ミの音は何?」
「使うスケールは何?」

上記が前回の課題でしたね。

通常のジャズ理論では、
キーCで「Dm7」のスケールは
ドリアンなので「♭シ」「♭ミ」はない。

しかし上記の2音を実際に使っているので、
ドリアンの2度と6度の音を書き変えてみる。

「レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、ド」

さて、このスケール名は?

これは普通のジャズ理論書に出て来るよね。
すぐにわかったでしょう?

「フリジアン」(PHRYGIAN)だよね。

これで課題の答えは以下のようになる。

「スケール名はフリジアン」
「♭シの音は<♭13>」
「♭ミの音は<♭9>」
<注>「♭ミ」は一般的なジャズ理論では
「アボイド・ノート」となっているけれど、
上手く使える方法がわかった人のみ使える。

さて、ここまでが課題の答えだ。

しかし、ここからさらに詳しい解説が始まる。

普通は「沓蹌掘廚了に使うスケールを
なぜ「僑蹌掘廚濃箸┐襪里?

こんなことは理論書には書いてないよね。

しかし、ある条件が揃うと、
「なるほど、これもありかな?」
と思ってしまい大変勉強になった。

「その条件とは…?」

(続く)


terusannoyume at 17:52│Comments(0) コード進行の勉強 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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