2018年12月17日

理解して弾くことだね

50年以上ジャズ・ピアノを教えていると、
みんながよくやる間違いが見えてくる。

1人や2人ではなく
多くの人たちが間違うことは
共通していて、
いろいろなパターンがある。

前回の話の続きで言えば、
コード進行やコードの押さえ方を
(理論的に)理解して弾いているのではなく
(意味もわからずに)丸暗記で弾いている。

そうすると
応用が利かない、
急な変化に対応出来ない、
というようなことになる。

確かにジャズのコードは難しい。
「G7」は「ソ、シ、レ、ファ」ではなく、
「コード・トーン」と「テンション」
(9、♭9、♯9、13、♭13など)
を組み合わせているので、
ついつい丸暗記になってしまう。

いや少しは理解しているつもりでも
やはり指の形で覚えてしまっている。

「それではダメなんだよ」と、
何回も(いや何十回、数年で何百回)も
注意はしているけれど…。

     ☆

「気長にがんばろう!」


terusannoyume at 23:59│Comments(2) 効果的なアドリブ上達法 

この記事へのコメント

1. Posted by 百番弟子   2018年12月18日 10:42
理解して弾く.....これこそがテル先生の教えの核心だと、私は思っています。でも、「暗記して弾く」ことに慣れてしまったクラシック上がりの人間にとって、これが簡単にはできない。コードネームを見て、3度、7度、テンション、スケールノートを瞬時に、かつ同時に思い浮かべ、しかもそれを右手と左手に振り分けて音楽的に出力することなど、凡人には「神業」か「コンピューターのなせる業」にしか思えないのです。私はここで行き詰ってしまっているのです。
2. Posted by テルさん   2018年12月20日 00:11
何!行き詰まっているの?
まあ、そう言わずに地道にがんばろう!

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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