2017年07月25日

新ジャズ理論のヒント

新ジャズ理論の勉強になる本。

といっても理論書ではなく
<ジャズの歴史本>
という設定になっているけれど、
ジャズ理論を学んだ人なら
ぜひ読んでほしい内容だ。

文章中心の本なので、
譜例が多い理論書ではないけれど、
理論的な内容が充実している。

従来のジャズ理論については
別の視点から書かれていたり、
新しいジャズ理論も少しだけ
説明があり、評論家の書いた
歴史書とは違い、演奏者にも
学ぶことがいろいろある本だ。

「VOICE OF BLUE」
舞台上で繰り広げられた
真実のジャズ史をたどる旅
単行本
(ソフトカバー)
2017/4/20
高内 春彦 (著)





<内容紹介> Amazonより

ジャズの面白さを再発見!
ニューヨークの演奏現場から明かす
リアルなジャズ史。

ニューヨークを拠点に活動し、
ジャコ・パストリアスや
スタンリー・タレンタインなどとの
共演で経験を重ね、
ウェイン・ショーターを迎えたCDを
米国キャピトル/ブルーノートの
マンハッタン・レーベルから
リリースしている実力派ギタリスト、
高内春彦(HARU)が
ミュージシャンの視点から
ジャズの歴史を語る書籍です。

ギル・エヴァンスに習った
モード・ジャズの実際、
ポール・モチアンが明かした
民族と音楽性の関係、
ジョー・ザヴィヌルが求めた
東アジアの音楽文化、
ジョージ・ベンソンが語った
人種差別の実態……などなど、
長年にわたって
NYのジャズ・シーンを肌で感じて
暮らしてきた著者だからこそ書ける
“リアル"なエピソードが盛りだくさん。

ジャズの素晴らしさ、
カッコ良さを改めて感じることのできる、
ジャズ・ファン必携の一冊です!

VOICE OF BLUE 舞台上で繰り広げられた真実のジャズ史をたどる旅

【CONTENTS】
第1章 デューク・エリントンの遺産
◆デューク・エリントン=ジャズの伝統
◆スミソニアン博物館のデューク・エリントン
◆エリントンの功績
◆ビリー・ストレイホーンとエリントン
◆「エリントン派」の作曲家たち
◆エリントン・チェンジ
◆オーケストラ・アレンジの特徴
◆スウィング時代の各バンドの特徴
◆モンクもオーネットもエリントン派
◆スウィング時代のピアノ・スタイル
◆メインストリームとストレートアヘッド

第2章 ビバップの時代
◆コンボ・スタイルの誕生
◆ビバップの語源
◆ビバップの方法論
◆同時多発したビバップ
◆ビバップはジャズの伝統を破壊したか?
◆自由なテンポによる音楽表現の広がり
◆マックス・ローチによるドラム・セットの開発
◆スタンダードとジャズ・チューン
◆ポスト・ビバップの楽器編成
◆作曲できるジャズマンの台頭
◆熱くならないジャズの誕生
◆クール⇔ファンキー!?
◆西海岸ジャズの流行
◆ポスト・ビバップにおけるピアノ・スタイルの変遷
◆究極のビバップ=「ジャイアント・ステップス」
◆「ジャイアント・ステップス」の成り立ち
◆コルトレーンの作曲法の秘密
◆コルトレーンによるソロのライン(アドリブ)の革命
◆シーツ・オブ・サウンドの実際

第3章 モードの真実
◆マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスの共同作業
◆ギル・エヴァンス
◆モードのコンセプトとは?
◆印象派とは?
◆ギル・エヴァンス先生のレッスン
◆マイルスとギルのモード
◆ジョン・コルトレーンのモード
◆マイルスとコルトレーンの比較(ドラマー編)
◆マイルスとコルトレーンの比較(ピアニスト編)
◆音階としての「モード」
◆モード・ジャズの構造的な特徴
◆メモリー帳
◆ポップスやロックへの影響
◆モード・ジャズからの理論的な革新
◆マイルスのジーンズ
◆新しさを外部に求める時代へ

第4章 エスニシティとジャズ
◆民族、文化の融合でジャズは生まれた
◆ブルース、ゴスペル、スウィング
◆アフロ・キューバン
◆ストレート8thとボサ・ノヴァ
◆アフリカン・アメリカン・ミュージック
◆ソウルフード/ヨーロッパとジャズ、その輸出と逆輸入
◆ユダヤ系ミュージシャンとアラブ系ミュージシャン
◆民族楽器の導入
◆サルサ
◆さらに新しいエスニシティ、回帰?
◆新たな黒人カルチャー
◆母国語と音楽

第5章 ロックとジャズ
◆ジャズから生まれたロック
◆アメリカン・ポップスの源流はスウィング
◆ストレート8thの追求と発展
◆ジャズ・ロックの楽器の変化
◆ジャズ・ロックと現代のジャム・バンド
◆コンテンポラリー・ジャズ・シーンの多様化とその始まり
◆シンセと編集による新しい音
◆ジャズ・フュージョン/ファンクの時代のストレートアヘッド
◆クロスオーヴァーからフュージョンな時代
◆1980年代フュージョンの楽器的変化
◆フュージョンのバンド編成とレコーディング事情
◆現代ジャズへの着地点

第6章 米国ジャズ界の現状
◆メニューが出揃った現在のジャズ・シーン
◆What's New About Drummers
◆Revenge Of The Acoustic Players
◆Jazz Guitar Players Today
◆ジャズ・シーンに対する日本の貢献
◆Keyboardists
◆Piano Players
◆Saxophone Players
◆Roy and Doc(tp)
◆アメリカ内でのジャズ文化の違い
◆外国人で溢れるNY
◆Jazz City
◆最後に僕のこと

<出版社からのコメント>

名ギタリストHARUさんが、
先達の証言、
ミュージシャン仲間の口伝、
自身の研究から集めた、
そうだったんだ!
とびっくりするような
トピックが満載の書籍です。

一例を挙げると、
モード・ジャズに関する解説。

よくあるジャズ評論には、
“モードとは、コードではなく
モード・スケール(旋法)に
基づいたジャズである"
……などと書かれています。

「So What?」や
「Milestone」(マイルス)や
「Impressions」(コルトレーン)は
そう言われればそうかもしれないけど、
モード時代の代表作とされる
ハービー・ハンコックの
「Dolphin Dance」や
ウェイン・ショーターの
「Nefertiti」、
「Footprints」なんかは
ちゃんとコード進行があるみたいだし、
モードじゃないジャズとどう違うの……?

“モード"に関する言説に
何か釈然としない思いを
持っていた人は多いはず。

この本では、
モードの立役者である
ギル・エヴァンスから
HARUさんが直接教わった、
モードのはじまりと発展が
しっかり書かれています。

そして、
“現在となっては
モード・ジャズの曲と
そうでない曲を区別するのに
意味はありません"
という衝撃の一言も!

その他にも、スウィングから
最新ジャズ・シーンに至るまで、
この本でしか読めない
ジャズの新しい魅力を大量収録。

著者独特の、
“スウィングする"文体も、
ぜひお楽しみください!
(出版部/橋本)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここから再びテル先生のコメント。

前回の記事「銀恋2」読んだかな?
実は、
この本に解答のヒントが書いてある。
興味ある人は、ぜひ読んでみてね。

そのことについて書いてある本は
なかなかないので貴重な本だと思う。


terusannoyume at 19:11│Comments(1)コード進行の勉強 | 効果的なアドリブ上達法

この記事へのコメント

1. Posted by 元生徒   2017年07月28日 07:14
5 連日の更新ありがとうございます
毎日楽しみです

早速 アマゾンに注文しました

演奏の参考にします

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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