2017年06月25日

「BE MY LOVE」(7)

話が前から続いていますので、
第1回目から読んで下さい。

      ☆

さて前回の問題の解答です。

[A1]5〜7小節目
    (キーG)

5.|Em7|
6.|Em7|
7.|C ♯ m7(♭5)〜省略|

「6小節目は、このままでいいのか?」
という問題でしたね。

<解答>

ベース音「E音」から短3度下に
「C ♯ 音」がありますので、
この間に「D音」を入れると
ベースラインがスムーズに流れます。

5.|Em7|
6.|Em7(Bass D)|
7.|C ♯ m7(♭5)〜省略|

「Em7」コードの「♭7」の音(D)を
経過音として使います。
6小節目1拍目からでもいいですし、
3〜4拍目でもいいです。
その時の条件(テンポ、メロディーなど)
により多少の調整をします。
メロディーに「レ= D音」が長くあったら、
別の方法を考えます。

     ☆

楽譜に書いてなくても「このように弾く」
という例は、他にも沢山あります。

その人がどれだけ勉強して
いろいろなことを知っているかによって、
同じ楽譜を見ても結果はまるで違ってきます。

ですから理論、その他の勉強は必要なのですね。


terusannoyume at 23:45│Comments(0)TrackBack(0) コード進行の勉強 

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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