2016年05月24日

エヴァンス・ソロ楽譜

ビル・エヴァンスのコピー譜を
30冊以上持っていることは、
以前このブログで話したよね。

約50年ぐらいの間に集めたものだ。

ところが、
そんな私でも買っていなかった楽譜
を最近発見してビックリした。

去年の11月ぐらいに出たらしい。

頻繁に出版されるものではないので
油断していて気が付かなかったのだ。

その楽譜(コピー譜)は、これだ!

Bill Evans - Alone
(Artist Transcriptions Piano)
(英語) ペーパーバック – 2015/11
Bill Evans (作曲)
Aaron Prado (寄稿)





この表紙を見ればビル・エヴァンスに
少しでも興味ある人ならすぐ分かると
思うけれど、CD「Alone」の収録曲を
集めたコピー譜なんだ。

これは、とてもありがたくて、
貴重なコピー譜だ。

その理由は?

ほとんどのコピー譜は、
トリオ演奏のものだ。

ということは、左手の伴奏は
コードを少し弾いているだけ。

トリオの時は、それで充分だけれど、
一人で弾く時はさみしいよね。

ところが今回のコピー譜は、
CDの演奏がソロ・ピアノなので、
一人で弾いても(聞かせる時も)
ちゃんと独奏用になっている。

エヴァンスがソロ・ピアノの時に
左手をどのように弾いているのか?

それを研究するにも、
とても良い教材になる。

もちろん右手フレーズ、
両手コード、イントロ、エンディング、
その他、いろいろ勉強になるのは当然。

Bill Evans - Alone (Artist Transcriptions Piano)

<内容紹介> Amazonより

(Artist Transcriptions).
Complete piano transcriptions to
Evans' 1968 solo release featuring:

* Here's That Rainy Day
* Midnight Mood
* Never Let Me Go
* On a Clear Day (You Can See Forever)
* A Time for Love.

注意、このコピー譜は輸入版なので
(アマゾンに在庫がない時は)、
注文してから数週間、その時によって
かなり待たされることもあります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コピー譜のCDも紹介しておこう。
このCDに、すべての曲が入っている。

アローン






terusannoyume at 18:18│Comments(3)TrackBack(0) 「ビル・エヴァンス」研究 | 効果的なアドリブ上達法

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この記事へのコメント

1. Posted by リトル・ルル   2017年03月16日 05:44
はじめまして。
エヴァンスの楽譜で検索して来ました。
30冊以上ってすごいですね。

ところで「トリオ64」の「リトル・ルル」の楽譜の載っている本ってご存知でしょうか。

この曲が好きで弾いてみたくって、色々探したのですが、全然見つからなかったので、もし知っていれば(あるいはお持ちの30冊にも無いことでも)、教えて頂ければとても嬉しいです。
2. Posted by テルさん   2017年03月18日 00:57
「リトル・ルル」の楽譜(コピー譜)は私の記憶では見たことないですね。
早速エヴァンスのコピー譜30冊を調べましたが、ありませんでした。
他の所にもエヴァンスのコピー譜がまだありますので、近い内に調べておきますが、多分ないと思います。ジャズピアノが弾ける人なら原曲(単旋律とコード)の楽譜があればいいかな?と思って調べたら、これも「リアルブック」などにないのです。これから他の曲集も調べてみようと思っています。
もし見付けたらブログの本文で報告しますね。
3. Posted by リトル・ルル   2017年03月18日 07:17
テルさん
さっそく調べて下さってありがとうございます。
あくまで趣味で自分の楽しみで弾くので、地道に耳コピしてみようと思います。

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プロフィール
坂元輝(さかもと・てる)
「渡辺貞夫リハーサル・オーケストラ」で、プロ入り(21歳)。
22歳、自己のピアノ・トリオでもライヴ・ハウスで活動開始。
23歳、「ブルー・アランフェス」テリー・ハーマン・トリオ(日本コロムビア)
以後19枚のアルバム発売(現在廃盤)。
28歳、ジャズ・ピアノ教則本「レッツ・プレイ・ジャズ・ピアノ/VOL.1」
以後14冊(音楽之友社)現在絶版。
ネットで高値で取引されている?
(うそ!きっと安いよ)
他に、2冊(中央アート出版社)。
音楽指導歴40年。
プロから趣味の人まで対象に東京、京都にて指導を続けている。
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